ジムニーシエラの特徴
「ジムニーシエラ」はスズキのSUV車です。コンパクトサイズの本格的なクロスカントリー4WDであり、クラスを超えた抜群の悪路走破性を持つことからオフロード好きから圧倒的な支持を受けています。
現行型は2018年に登場ですが、現在も注文が殺到し続けており、納車には1年以上かかるとされているほどの大人気です。そんな「ジムニーシエラ」ですが、なぜそれほどまでに人気なのでしょうか。人気の理由を紐解くためにその特徴をあらためてチェックしてみましょう。
ジムニーシエラとは
「ジムニーシエラ」は軽自動車の「ジムニー」の兄弟車で、フレームやボディシェル、パートタイム4WDなどのメカニズムの多くを共用しています。そのため、全長3,550mm×全幅1,645mm×全高1,730mmととてもコンパクトなサイズとなっています。
基本は頑丈なラダーフレームにFRベースのパートタイム4WDメカニズムを組み合せた本格的なクロスカントリー4WD車で、カテゴリーとしてはSUVになりますが、街乗りでの快適性はあまり重要視されていません。いわゆるクロスオーバーSUVとは一線を画す圧倒的な悪路走破性を実現しています。
軽自動車の「ジムニー」との最大の違いはエンジンです。「ジムニー」は軽自動車なので排気量660㏄の、小さなエンジンを搭載していますが、「ジムニーシエラ」は普通車なので、1.5Lの直列4気筒DOHC16バルブのK15B型ガソリンエンジンが搭載されています。
エンジンの最高出力は75kW (102PS)で最大トルクは130N・m (13.3kg・m)と、軽自動車の「ジムニー」よりも圧倒的にパワフルとなっています。そのため、高速道路などでも余裕のある走行が可能です。
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POINT1
車内の快適性
ボディタイプとしてはハードトップの3ドアのワゴンボディのみです。5ドアモデルの登場が予定されていますが、現時点(2022年10月)ではその発売予定などは明らかになっていません。
「ジムニーシエラ」は、車内もあまり広くはありません。
●ジムニーシエラ室内寸法/室内長1,795㎜×室内幅1,300㎜×室内高1,200㎜
軽自動車の「ジムニー」と車体を共用しているので、室内寸法もあまり変わりません。フロントシートまわりも軽自動車の規格そのままなので、余裕はさほどありませんが、先代よりは広くなっており快適性も向上しています。
また、ハードなデザインの頑丈な助手席乗降グリップや、握りやすい大型のドアグリップなどが採用されているため、車高は高いですが車内への乗り降りは比較的快適です。
リヤシートに関しては装備されていますが、スペースも狭く、大人二人が座るのは厳しいでしょうおそらくリヤシートの背もたれを倒して、二人乗り+荷室として使うというのが現実的な使い方でしょう。
サスペンションは悪路走破性を重視した頑強な3リンクのリジットアクスル式です。凹凸路での優れた接地性と大きな対地クリアランスを確保でき、また、堅牢な構造で過酷な使用環境にも耐えることができます。
しかし、乗り心地に関してはかなりハードで、舗装路でも左右前後にユラユラと揺れるなど、快適さはあまり期待できません。
しかし、これはオフロードでの走行性能を重視、ジムニーという車のコンセプト上致し方ないと言えるでしょう。
価格は1,863,400円~2,084,500円と、本格的なオフロード4WDとしてはとてもリーズナブルな設定ですが、現在注文が殺到しており、納期は1年以上。そのため中古車市場ではプレミア価格で取引されています。
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POINT2
運転のしやすさ
「ジムニーシエラ」は軽自動車の「ジムニー」と車体サイズがほとんど同じであり、また、ボディが真四角なため車両間隔もつかみやすく、運転はしやすいでしょう。
車高も高くウインドウ面積も大きいため視界もよく、周囲の状況を把握しやすいといえます。ただし、ほぼ軽自動車と同等の車体サイズのわりに、最小回転半径は4.9mと小回りはあまりききません。
また高速道路走行などでは、オフロード走行に特化したサスペンションを採用しているため、直進走行安定性もあまり高くありません。サスペンションが良く動く分揺れも大きくロングドライブではストレスを感じるかもしれません。
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POINT3
ラゲッジ
ラゲッジスペースは、リヤシートの背もたれを立てた状態では最小限です。奥行きはたった240㎜しかありません。荷物はほとんど積めないでしょう。
しかし、リヤシートを倒せば、入り口から奥まで段差がなくフラットな空間となり、奥行きも980㎜まで広がます。そして、大容量352Lの荷室スペースとして使えます。
開口部も幅1,300m、高さ850㎜もありますので、荷物の積み下ろしもスムーズに行えるでしょう。
リヤシートの背面と荷室を樹脂化した防汚タイプラゲッジフロアを採用しているので汚れに強いだけでなく、荷物の出し入れもスムーズにできます。加えて使い勝手を高めるユーティリティナットや荷室フックナット、ラゲッジアクセサリーソケットなども装備されています。
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POINT4
安全性能
安全装備としては「スズキセーフティサポート」が標準装備となっています。
こちらは、衝突軽減ブレーキ、車線逸脱警報機能、標識認識機能、誤発信抑制機能、ふらつき警報機能、先行者発進お知らせ機能、杯ビームアシスト、といった一通りの先進安全機能がセットで搭載されている最新スペック。「ジムニーシエラ」安全性能に関しても優れています。
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POINT5
エクステリア・インテリア
「ジムニーシエラ」のエクステリアはシンプルな箱型に丸目のヘッドライトを組み合わせたとてもスパルタンなものです。
ボディサイズは全長3,550㎜×全幅1,645㎜×全高1,730㎜・ホイールベース/2,250㎜ととてもコンパクトですが非常に存在感があります。
「ジムニー」との違いは少し大きめのバンパーやオーバーフェンダー、大きめのタイヤが装着されていること。エクステリアデザインに関しては、ほぼ一緒です。
しかし、樹脂製のオーバーフェンダーが装着されていることもあってワイルド感は「ジムニーシエラ」のほう上かもしれません。
「ジムニーシエラ」のインテリアもエクステリアと同様、とてもスパルタンな印象です。ワイルドで実用性の高いインテリアが採用されています。泥や油といった汚れや傷などが目立ちにくい表面処理も施されており、本気のオフロード走行が考慮された設計となっています。
また、スイッチなどの操作系も、山道など過酷な環境下でも確実な操作ができるようなツール的なデザインが採用されており、実用性も高いといえます。
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POINT6
燃費
「ジムニーシエラ」のWLTCモード燃費は、5MT車が15.4㎞/Lで、4AT車が14.3㎞/Lです。
1,500㏄のガソリンエンジンを搭載するコンパクトカーと考えるとよくもありませんが、ハイブリッドではない純粋なガソリンエンジン車であることを考えれば決して悪くもありません。
ただMTよりもATのほうが、燃費が悪いのは今どき珍しいといえるでしょう。おそらくFR車用の効率の良いCVTなどがなく、4速ATという前時代的なオートマチックトランスミッションを使用しているために燃費が悪いのでしょう。ジムニーはやはり5MTで乗るべきなのかもしれません。
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POINT7
装備
装備に関しては非常にシンプルです。安全装備などはフル搭載ですが、快適装備に関しては必要最低限となっています。
フルオートエアコンにフロント2スピーカー。運転席と助手席のシートヒーターに、左右独立リヤシートリクライニング。そしてチルトステアリングや大きく開くフロントドアなどといった、必要な装備はそろっていますが、特別な快適装備などはありません。
ただし「機械式副変速機付きパートタイム4WD」や、路面の凹凸にステアリングが取られるキックバックを低減する「ステアリングダンパー」。さらに、空転した車輪にだけブレーキを作動させることで、荒れた路面でも駆動力を確保してくれる「ブレーキLSDトラクションコントロール」などは標準装備です。
さらに、坂道発進をアシストしてくれる「ヒルホールドコントロール」に、急な下り坂でブレーキを自動コントロールしてくれる「ヒルディセントコントロール」など、オフロード走行のための特別な装備は満載となっています。
こういった装備を見れば「ジムニーシエラ」が快適性ではなく、オフロード走行の性能に特化した車であるということがよくわかるはずです。
ジムニーシエラのおすすめ利用シーン
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- Q
- 納期はどれくらいかかりますか?
- A
- ご納期については、メーカーの生産状況により常に変化が御座いますので詳しくは弊社までお問い合わせください。
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- Q
- ジムニーとの違いはなんですか?
- A
- ジムニーとジムニーシエラの大きな違いとしては排気量の差になります。
ジムニーが660㏄で軽自動車となりますが、ジムニーシエラは1,500㏄となりますので普通車となります。
またサイズ感としてもジムニーシエラの方が一回り大きい形状になっています。
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- Q
- 何人乗りですか?
- A
- ジムニーシエラは4人乗りとなります。
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