クラウン スポーツZグレード(SPORT Z)の特徴
2023年10月6日に新型クラウンシリーズの第二弾として発売されたのが「クラウンスポーツ」です。クラウンスポーツのグレード構成はとてもシンプルでPHEVの「SPORT RZ」とハイブリッドの「SPORT Z」グレードの2タイプとなります。価格はSPORT Zグレードが5,900,000円で、SPORT RZグレードが7,650,000円です。
クラウンスポーツはSUVタイプのクラウンながら「美しいデザイン」と「楽しい走り」を追求した特別なクラウンであり、そのコンセプト通りの明確なキャラクターを持った一台です。そんなクラウンながら一味違った「SPORT Z」グレードついて、その特徴や魅力を詳しくご紹介します。
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エクステリアの特徴
クラウンスポーツは“スポーツ”の名にふさわしいスポーティーなエクステリアが特徴です。基本は5ドアハッチバックのワゴンスタイルですが、ワイド感が強調されたハンマーヘッドフェイスやシャープな薄型ヘッドライトを採用し、フォルムはスポーツカーのようなワイド&ローなスタイリングとなっています。
ルーフは後方に向かってわずかに下がったファストバッククーペのようなスタイル。それがリアハッチの後端まで続いているので非常に伸びやかな印象となっています。またサイドも個性的で、アスリートの肉体のようなメリハリのある立体的なキャラクターラインが特徴で、スポーティーな走りを予感させます。
また、一般的なSUVだと無塗装の樹脂パーツとなっているホイールアーチモールやドアモールディングが、上品なピアノブラック仕上げになっているなど個性的でありながらクラウンらしい高級感も十分にあります。
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インテリアの特徴
SPORT Zグレードのインテリアは運転席と助手席を非対称デザインとし、各種機能パーツ一つにまとめ島のように配置した「アイランドアーキテクチャ」を採用しています。これはクラウンクロスオーバーと基本的には同じ配置とデザインですが、インパネがブラックに統一されており、よりスポーティーな印象となっています。
内装色はブラックとサンドブラウンが用意されており、ブラックは都会的でモダンな印象ですが、サンドブラウンは落ち着いた高級感のあるインテリアです。運転席正面のメーターは12.3インチの大型カラーメーターで、その左にマルチインフォメーションディスプレイを水平に配置することで視認性を高めています。
シートの表皮は本革が標準となっておりホールド感がありながら、ゆったりとくつろげる座り心地の良さも特徴です。いかにも高級車らしい凝った作りになっています。室内のサイズ感は比較すれば、足元は少し狭いですが、頭上も膝前も十分なスペースが確保されているので居住性は抜群です。
前席シートは8ウェイパワーシートでシートヒーターやシートベンチレーションも装備されており非常に快適です。ただし、後席は背もたれのリクライニング機能がない(クラウンクロスオーバーはオプションで設定)という点が少し物足りないかもしれません。その分背もたれを前方に倒してラゲッジスペースを広げられるというハッチバック車ならではのメリットもあります。
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標準装備
SPORT Zグレードはハイブリッドの上級グレードという位置づけで装備は非常に充実しています。タイヤ&ホイールはスポーティーな235/45R21の大径タイヤで、これに21×8½Jのグロスブラック塗装&センターオーナメント付きの高級感満点なアルミホイールを組み合わせています。
エクステリアのモール類の加飾は、クロームメッキを最小限に抑え、引き締まって見えるピアノブラック仕上げのドア下モールやロッカーパネルが採用されています。リアバンパーもピアノブラック仕上げとなっているのはなかなか個性的です。
ヘッドライトやウインカー、フォグランプなどライト類は全てLEDで、ヘッドライトはオートレベリング機能付のBi-Beam LEDです。ドアミラーにもウインカー(ターンランプ)が内蔵されており、ヒーターも搭載されています。ルームミラーは前後録画機能付きのデジタルインナーミラーが搭載されています。
エアコンも高機能タイプで、左右独立温度コントロールフルオートエアコンかつナノイーX機能が標準搭載。車内の電源類も豊富に用意されており家電も使えるアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)がセンターコンソール後部に1個とラゲージルームの右側に1個を装備。そして、充電用のUSB端子はセンターコンソールの前に2個、後ろに2個が用意され、さらにスマホ用にはおくだけ充電機能も標準装備されています。
その他ステアリングとシフトノブは本革仕様でステアリングにはステアリングヒーターとタッチセンサーコントロール機能も内蔵。さらにカーオーディオ&カーナビは、コネクティッドナビ対応の12.3インチHDディスプレイオーディオが標準で、こちらは高音質な10スピーカー/8chオーディオアンプのトヨタプレミアムサウンドシステムとなっています。
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性能について
クラウンスポーツの車体サイズは全長4,720㎜×1,880㎜×1,565㎜でホイールベースは2,770mmです。クラウンクロスオーバーよりも全長が210㎜短く全幅で40㎜広く、全高は20mm高くなっています。またホイールベースも80㎜短くなっています。少しコンパクトで引き締まった印象です。ただし一般的な立体駐車場は高さが1550mm制限のところが多いため、それをぎりぎり超えるクラウンスポーツは都市部では駐車に困ることがあるかしれません。
サスペンションは前輪がマクファーソンストラット式で後輪がマルチリンク式を採用しており、ハンドル操作と車速に応じて後輪が切れる角度を制御する4輪操舵システムのDRSもクラウンスポーツ用に最適にチューニングされて搭載しています。そのため、低速域では軽快感のあるハンドリングが味わえ、高速域では安定感のある走りを実現しています。
SPORT Zグレードに搭載されるパワーユニットは、2.5Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッドTHS(TOYOTA HYBRID SYSTEM)Ⅱで、エンジンとモーターによるシステム最高出力は172kW(234PS)と、余裕あるパワーが味わえます。ハイブリッドですので燃費性能にも優れており、WLTCモード燃費は21.3㎞/L(市街地モード17.5㎞/L、郊外モード21.5㎞/L、高速道路モード21.0㎞/L)となっています。
駆動方式は走行状態に合わせて前後輪トルク配分を100:0~20:80の間で緻密に制御してくれるE-Four(電気式4WDシステム)のみで、雪道など滑りやすい路面でも安定した走行が可能です。駆動力がち密に制御されておりコーナリングではリヤの駆動力配分を大きくすることで、旋回中の安定性も高めています。
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まとめ
4タイプの発売がアナウンスされている新型クラウンシリーズ。その中でもクラウンスポーツは、クラウンクロスオーバーに続く第2弾。そしてハイブリッドのSPORT Zグレードの特徴はスポーティーなスタイリングと高い走行性能です。
引き締められたサスペンションによる優れたハンドリングとハイブリッドユニットによる余裕ある走り。そしてほどよいサイズに豪華なインテリアを持ち、高級感満点の車内でゆったりとくつろぐこともできます。ハッチバック車なので積載性に優れ、マルチに使えるバランスの取れたクラウンといえるではないでしょうか。
クラウンでありながら、以前のクラウンのイメージを一新した新世代のクラウンであり、ヨーロッパ車の高級SUVにも見劣りしない、新鮮なスタイリングに魅力を感じるのであれば、強くおすすめできる一台といえます。
クラウン スポーツグレードの特徴
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