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ソリオバンディットハイブリッドMVの特徴

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「ソリオ バンディット」はスズキのコンパクトハイトワゴン「ソリオ」に、より個性的でスタイリッシュな外観を与えたいわゆるエアロモデルです。

エアロパーツや専用のフロントマスクが与えられていて、迫力あるエクステリアとなっているのが大きな特徴です。ソリオバンディットはソリオと外観以外はほぼ同一の車種ですが、ソリオのグレードの一つという扱いではなく、スズキの公式サイトでは独立した1車種として扱われています。

ただし、グレード展開はなく、「ハイブリッド MV」のみの単一グレードとなっています。そんな「ソリオ バンディット」の「ハイブリッド MV」に関してどのような特徴を持ったグレードなのかここでは解説していきます。

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ソリオ
バンディット ハイブリッド MVの概要

スズキ「ソリオ バンディット」は、「ソリオ」をベースとしたコンパクトハイトワゴンです。「ソリオ」は、もともと軽のハイトワゴン、大ヒットモデル「ワゴンR」をベースに、ボディを拡大して普通車とした派生モデルでした。

「ソリオ」はモデルチェンジやマイナーチェンジの度に車名を「ワゴンRプラス」→「ワゴンRソリオ」→「ソリオ」と変更してきましたが、2005年に現在の「ソリオ」という名前となり以後は同車名のままモデルチェンジを続けています。

そして「ソリオ バンディット」は、そんな「ソリオ」の2代目モデルに2012年追加された派生モデルです。いわゆる標準車の「ソリオ」に対するカスタムモデルという位置づけで、エアロパーツが標準で装着されたスポーティ仕様でした。

以後「ソリオ」がモデルチェンジするたびに、「ソリオ バンディット」もモデルチェンジを重ね、現行モデルは2020年に登場した「ソリオ バンディット」としては3代目(ベース車のソリオ4代目)にあたります。

グレードはとてもシンプルでハイブリッドモデルの「ハイブリッドMV」のみの1グレードで価格は2WD車が2,006,400円、4WD車は2,131,800円です。

ベースである「ソリオ」の価格が1,581,800円~2,148,300円ですので、「ソリオ バンディット」はソリオの最上級グレードと同等の価格設定となっています。

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エクステリアの特徴

エクステリアs

「ソリオ バンディット」のボディサイズは全長3,790㎜×全幅1,645㎜×全高1,745mmです。これは「ソリオ」と全く同じです。先代モデルでは、「ソリオ」よりも「ソリオ バンディット」は10㎜全長が長かったのですが現行型では同一となっています。

エクステリアの最大の特徴はフロントフェイスでしょう。シャープで細長いヘッドランプの下にポジションランプを並べセンターには6角形の大型メッシュグリルを配置。押し出し感のある個性的な顔を作り出しています。ここが、シンプルで、ソフトな印象の「ソリオ」とは差別化されている最大のポイントです。

また、専用のエアロ形状のフロントとリアバンパーやサイドアンダースポイラー、ルーフエンドスポイラーなどのエアロパーツも装着されており、コンパクトサイズながら存在感も満点です。

他にもバックドアなどにクロームメッキのガーニッシュをあしらうなど、ディテールにも凝っています。

足回りには、15インチのアルミホイールを装着。「ソリオ」もハイブリッドグレードには同じく15インチアルミホイールが装着されますが、デザインは差別化されており、「ソリオ バンディット」は放射状スポークにツートンカラーを組み合わせよりスポーティなデザインとすることで足元を引き締めています。

また、ヘッドランプ、ポジションランプ、フロントフォグランプ、ハイマウントストップランプは全てLEDです。「ソリオ」では、LEDヘッドランプは最上級グレードのみの装備なので、これは「ソリオ バンディット」ならではの特別なポイントです。

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インテリアの特徴

インテリア

インテリアのデザインは基本的にベース車の「ソリオ」と変わりません。ガラスエリアが広く、シートの着座位置も高いため、運転席からの見晴らしは素晴らしいものがあります。また、スペースも余裕たっぷりで、特に天井が非常に高くクラスを超えたくつろぎの空間を作り出しているので、リヤシートも大人がゆったり座れます。

また先代モデルから床面長を100㎜拡大したことを生かして、荷室も拡大しています。5人乗っても35Lのスーツケースが5個積載可能というから十分な広さが確保されています。

さらに、後席を倒せば自転車やスノーボード、助手席までフラットにすればスキーやサーフボードなど長い荷物も積載可能です。加えて、フロアボードの下にはサブトランクも装備されているので小物などの収納もしやすく使い勝手は抜群です。

インテリアカラーは「ソリオ」はネイビーを基調にホワイトのラインを配置することでスポーティな印象にしていますが、「ソリオ バンディット」はシックなボルドーとブラックの2トーンカラーを採用することで、上質感が感じられるものとなっています。

メーターはセンターメーターでメーター内には4.2インチカラー液晶のマルチインフォメーションディスプレイを標準装備。さらにヘッドアップディスプレイも標準で搭載しています。

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ソリオ バンディットハイブリッドMVの
標準装備

「ソリオ バンディット」はソリオの上級モデル的な位置づけですので標準装備の内容も充実しています。ロールサンシェードや運転席・助手席シートヒーター、USBソケットなどが装備されるほか、デュアルカメラを使用した衝突軽減ブレーキや、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能などがセットになった予防安全機能の「スズキ セーフティ サポート」が標準装備です。

他には後席に快適性を高めてくれるリアヒーターダクト(足下から暖かい風を送ってくれる)を標準装備するほか、リアシートは最大165mmのスライド、最大56度のリクライニング機構を備えています。

また、室内全体の温度を均一化させてくれるスリムサーキュレーターも「ソリオ バンディット」には標準装備(ソリオでは最上級グレードにのみ標準装備)となっています。

後席ドアは両側スライドドアですが、指先一つで開閉でき、さらに予約ロック機能も付いているワンアクションパワースライドドアは左側のみが標準装備で、右側がオプション(ソリオの上級グレードには標準)となっているのは少し残念な点でしょう。

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エンジン性能について

「ソリオ バンディット」のパワーユニットは、マイルドハイブリッド一種類のみです。こちらは最高出力67kW(91PS)、最大トルク118N・m(12.0kg-m)の1.2Lガソリンエンジンに、3.1PS・50 N・mのISG(モーター機能付き発電機)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせたものです。

コンパクトサイズながら車重は1tあるので、モーターのアシストはあるとはいえ鋭い加速は期待できません。しかし、出足こそゆったりしていますが加速感はとてもスムーズでスピードレンジの高い高速道路でも力不足はほとんど感じません。同クラスのライバルと比べても動力性能は高いといえるでしょう。

気になるWLTCモード燃費は2WDが19.6㎞/Lで4WDが18.4㎞/Lです。ストロングハイブリッドほどではありませんが燃費は悪くありません。同クラスのライバル車よりもわずかに優秀で、経済性にも非常に優れています。

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まとめ

小さいながら存在感抜群のコンパクトハイトワゴン「ソリオ バンディット」は、余裕ある室内スペースに、高い機能性、そして優れた燃費などによって、ベースモデルである「ソリオ」以上に幅広い層から支持を集めています。

単一グレードで、価格は約200万円と決して高額ではなく、見た目も個性的ですし、ここから自分なりにドレスアップするのもきっと楽しいはずです。

また、人気の軽自動車のスーパーハイトワゴンからの乗り換えにも、この絶妙なサイズ感はピッタリではないでしょうか。例えば軽のスーパーハイトワゴンだと、もうちょっと走りに余裕があれば…、と感じるような長距離ドライブや多人数乗車といったシーンでも、「ソリオ バンディット」ならきっと期待に応えてくれるのではないでしょうか。

ソリオグレードの特徴

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