アルファードXグレードの特徴

アルファードには様々なグレードが設定されていますが、大きく分けるとノーマルボディの「X」、「G」、「GF」、「Executive Lounge」。そしてエアロボディの「S」、「Ｓ“Ｃパッケージ」、「SC」、「Executive LoungeＳ」などがあって、数え方にもよりますが基本的なものが16種類、特別仕様車の2種類の計18種類あります。

また、それぞれのグレードに、2ＷＤと4ＷＤといった駆動方式の違いやハイブリッド車とガソリン車というパワーユニットの違いもあって、見た目や装備内容なども細かく違っています。

価格に関しても非常に幅広く、最もリーズナブルなのがエントリーグレード「X」のガソリンエンジン2WDモデル。こちらの価格は3,597,000円です。

「X」グレードにはほかにガソリンエンジン4WD車（3,851,000円）とハイブリッド（4,656,000円）がありますが、それぞれ同パワーユニット、同駆動方式の中で最もお買い得な価格となっています。

逆にアルファードで一番高額なグレードは「HYBRID エグゼクティブラウンジS（E-Four）」です。こちらの価格は7,752,000円。「X」グレードのガソリン2WD車と比較すると、その差はなんと倍以上もあります。同じクルマなのにこの差は驚きです。

アルファードのエクステリアですが、基本的に標準ボディの上級グレードと変わりません。ボディ自体が同じものですので当然ですね。

クロームメッキが華やかな大型のフロントグリルや、堂々としたスタイリングを見せつけるようなスタイリッシュなバンパーも同じで、ヘッドライトもLEDです。ただし3眼ではない2眼LEDヘッドランプでシーケンシャルターンランプは装備されません。とはいえ、カタログの画像などを見てもその違いは判らないはずです。

見た目で大きく違うのはタイヤサイズとホイールです。エアロボディは18インチ、エグゼクティブラウンジなど高級グレードは17インチのタイヤを装着していますが、エントリーグレードの「X」グレードは215/65R16サイズのラジアルタイヤを装着しています。

16インチサイズは立派なボディのアルファードではちょっと足元に頼りなさを感じるかもしれません。とはいえ扁平率が高いタイヤを装着しているので乗り心地という意味ではむしろ有利といえるでしょう。
またアルファード「X」グレードでは、エアロモデルは展開されていません。

インテリアに関しては、「X」グレードだけを見ると特に不満は感じないはずです。アルファードらしく非常に高級感のあるインテリアとなっています。

メーターは上質なオプティトロンメーターを搭載。ですし、インパネ回りやドアトリムにはメタルブラウンウッド＋シルバー塗装の加飾パネルが装着されます。ディスプレイオーディオも標準搭載となります。（T-Connectはオプション。）

また、ステアリングも本革巻でステアリングスイッチも装備されLEDルーフカラーイルミネーションも標準搭載です。
コンソールも深さがあるため、収納力も十分です。

シート素材は高級ファブリック（布地）を使用。内装色は全モデル、フラクセンというベージュで統一されており、広々とした印象を感じることができます。
ただし「X」グレードにはメッキパーツは使われていないため、上位グレードと比べると、やや高級感は欠ける印象があるかもしれません。

「X」ならではの特徴として、他のグレードでは選べない8人乗りモデルを選択可能という点は見逃せません。ひとり多く載せられるという点は大きなアドバンテージですし、家族の多いかたにとってはそれだけでも選ぶ価値があるでしょう。

また、セカンドシートがキャプテンシートではなく、ベンチシートなので空間を広々と使うことができます。エグゼクティブラウンジなどのように、セカンドシートでゴージャスな雰囲気を味わうことはできませんが、ファミリードライバーにとってはむしろ実用性の高いベンチシートの方がうれしいのではないでしょうか。

7人乗りのモデルはリラックスキャプテンシート。8人乗りのモデルは6:4分割チップシートが搭載。
スライドの可動域は830ミリまで可能なので、足回りの広さも十分。成人男性でも足を伸ばすことができます。ただし座席のスライドは上位グレードと異なり手動となります。

収納力も他のグレードと遜色はないので、荷物を多く載せる方には向いている車でしょう。

「X」グレードに設定されているパワーユニットは2.5L直4ガソリンエンジンとハイブリッドです。パワフルな3.5L V6ガソリンエンジンは設定されていません。

2.5L直4ガソリンエンジンのパワーは134kW(182PS)/6,000rpmで、トルクは235N・m（24.0kgf・m）/4,100rpm。十分な性能を発揮してくれます。高速道路の巡航走行でもストレスはないはずです。

WLTCモード燃費は2WDが10.8㎞/Lで4WDが11.0㎞/Lです。4WDのほうが燃費の数値が良いのは4WDにはアイドリングストップ機能が搭載されているからでしょう。

数値を見て、低燃費とはさすがに言えませんがこのクラスのLクラスミニバンで、ガソリンエンジン車であれば決して悪くありません。

ハイブリッドは2.5Lの直4エンジン＋モーターで、エンジンのパワーが112kW(152PS)/5,700rpm、トルクは206N・m（21.0kgf・m）/4,400〜4,800rpmで、フロントモーターの105kW(143PS)＆270N・m（27.5kgf・m）と、リアモーターの50kW(68PS)＆139N・m（14.2kgf・m）を組み合わせています。そのシステム最高出力は197psです。

トルクの大きなモーターを使用しているので加速性能はガソリンエンジン以上に優れています。また4WDなので高速走行時の安定性も高く、静粛性にも優れています。

WLTCモード燃費はさすがハイブリッドということで14.8㎞/Lです。ガソリンエンジンよりも明らかに優れています。

とはいえ同じ「X」グレードで価格を比べると、ガソリン4WD車は3,851,000円でハイブリッド4WD（E-Four）の価格は4,656,000円。その価格差は80万円もあるので燃費がいいからという理由だけでハイブリッドを選ぶべきかどうかは慎重に検討する必要があるかもしれません。

クルカでは、ご紹介したアルファードの「X」グレード、ガソリン2WD車のリース車をご用意しています。

https://newcar.shop/carlist/alphard/

アルファードらしい堂々としたスタイルと、広々とした室内、さらにエントリーグレードとは思えないほど充実した装備を持つアルファードの「X」グレードが、月々43,800円(税込)というお得なリース料金で乗ることが可能です。

さらにクルカなら、人気のメーカーオプション「デジタルインナーミラー」などがはじめから装着されているという点もでも非常にお得だと思います。

アルファードのエントリーグレード「Ｘ」は、アルファードとしては価格的にお手頃ですが、そのスタイルや装備内容は、エントリーグレードとは思えないほど充実したものであることが分かりました。

例えばスマートエントリーキーに、ワンタッチデュアルパワースライドドア、9インチのディスプレイオーディオに先進安全装備の「Toyota Safety Sense」などまですべて標準搭載です。

そんなアルファードの新車が、エントリーグレードとはいえ350万円台の金額で手に入るというのもとても魅力的ではないでしょうか。ただ「Ｘ」グレードはアルファードとしてはお手頃価格といっても、350万円は決して安い金額とは言えません。

それでも「ミニバンだったらやっぱりアルファードに乗りたい！」というのであれば、是非クルカのカーリースのご利用を検討してみてください。クルカで、なら無理のない予算で、あなたも憧れのアルファードのオーナーにきっとなれるはずです。