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ノアS-Gグレードの特徴

トヨタのノアといえば、Mクラスミニバンながらクラスを超えた堂々とした存在感と、上質なエクステリアデザインが特徴で、充実した装備や広々としたスペースからファミリーカーの定番として人気の高い車です。

現行モデルは2022年1月に8年ぶりのフルモデルチェンジが行われたいわゆる90系で、新型となってことで先代よりも質感が向上し、さらに広く、快適になったことからその注目度はますます高まっています。

そんなノアは、グレードのバリエーションが豊富なことも大きな魅力です。乗員数や駆動方式の違いも含めると全部でなんと29種類と幅広いグレードが用意されています。

ノアには標準ボディとエアロボディが用意されていますが、人気の高いエアロボディのベーシックグレードが「S-G」グレードです。こちらは価格的にも手頃でありながら、見た目は上級の「S-Z」と同じ迫力満点のエアロボディで、装備も十分。

そんなノアの「S-G」についてどんな特徴があり装備などはどうなっているのか。またお買い得なのかなど詳しくご紹介します。

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新型ノア S-Gグレードの概要

新型ノアにはまず外観の違いとして、標準ボディとエアロボディと2つのタイプがあります。そして「S-G」は2つあるエアロボディモデルのミドルグレードという位置づけです。

最上級グレードは「S-Z」ですが、こちらは乗車定員が7人乗りのみになっているのに対して、「S-G」では8人乗りも選べるというもがまず大きな違いでしょう。

「S-G」にはガソリンエンジンモデルと、ハイブリッドモデルが用意されています。そして、それぞれに2WDと4WD(ハイブリッドはE-Four)が設定されています。

価格は「S-G」ガソリン・2WD/3,040,000円~「S-G」ハイブリッド・4WD(E-Four)/3,610,000円までとなっています。ノアの最上級グレード「S-Z」ハイブリッド・4WD(E-Four)が3,890,000円なので、それよりもお得となっていますが、十分高級なグレードといえるでしょう。

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エクステリアの特徴

エクステリアは兄弟車のヴォクシーに比べれば上品で落ち着きがありながら、それでいて大胆なスモークメッキグリルによってアグレッシブさを感じさせるものとなっています。

エアロボディの「S-G」には、エアロパーツが装着されていますが、装着されるエアロ専用パーツはフロントバンパー、リヤバンパー、サイドバッドガードです。

さらに、これにエアロ専用のスモークメッキグリルやブラック塗装のフードモールディング、LEDフロントフォグランプを組み合わせ、ノーマルボディとは段違いの迫力を演出しています。

ボディサイズは全長4,695mm×全幅1,730mm×全高1,895~1,925mmと3ナンバーサイズで、これはノーマルボディもエアロボディも共通です。

新型ノアとなって見た目の迫力が増した分ボディサイズも大型化したかのような印象はありますが、実際には先代とほぼ変わっていません。同じエアロボディで比べると全長はむしろ100㎜程短くなっています。

ホイールは16インチのエアロ専用デザインでシルバーメタリック塗装。2WDも4WDも共通です。タイヤサイズは205/60R16で「S-Z」の2WDが17インチなのでこの部分では差別化がされています。

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インテリアの特徴

インテリアに目を移すとメーター回りは水平基調のデザインを採用し、センター上方に8型液晶のディスプレイオーディオが配置されています。視界はよく、とても開放感があります。

「S-G」のインテリアカラーはブラックのみでノーマルボディでは選べるフロマージュは選択できません。シート表皮にはエントリーグレードよりも肌触りがよく高級感のある上級ファブリックが使用されています。

セカンドシートは7人乗りがキャプテンシート、8人乗りがベンチシートで、「S-Z」にはない8人乗りが選べるのは「S-G」の強みでしょう。

どちらのタイプもセカンドシートはロングスライドが可能でキャプテンシートは745㎜、ベンチシートでも705㎜もスライドすることができます。これなら相当大柄な方でもゆったりとくつろぐことが可能ですし、乗り降りもしやすくチャイルドシートなどの取り付けもしやすいでしょう。また、手動でお好みの位置で保持が可能なフリーストップバックドアも世界初として装備されています。

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S-Gグレードの標準装備

ノアは全グレード、ディスプレイオーディオが標準装備ですので「S-G」にも、8インチディスプレイ搭載のコネクテッドナビ対応ディスプレイオーディオと4スピーカーが標準装備となっています。

さらにハイブリッドグレードなら302,500円、ガソリンエンジングレードなら269,500円を追加すると、オプションのフルセグテレビチューナー搭載の10.5インチ液晶を搭載したコネクテッドナビ対応のディスプレイオーディオにグレードアップすることも可能です。

メーター周りにはオプティトロンメーターと4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが配置され、エアコンはフロントオートエアコンとリヤクーラーという組み合わせとなっています。

左右独立温度コントロールのフロントオートエアコンとリヤオートエアコンの「S-Z」に比べると機能は少し劣りますがハイブリッド車なら172,700円、ガソリンエンジン車は178,200円のオプション「快適便利パッケージMid」を追加すると同等のエアコンにグレードアップ可能です。

さらに、このオプションにはハンズフリーデュアルパワースライドや快適温熱シートなどといった「S-Z」相当の仕様装備が含まれているので余裕があるなら是非追加しておきたいところです。

他には、プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼夜]・自動二輪車[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)や、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)などがセットとなった予防安全機能の「Toyota Safety Sense」が標準装備となっています。

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エンジン性能について

パワーユニットはグレードによる違いはなく全グレードでガソリンエンジンとハイブリッドが選べます。それぞれのスペックはガソリン車が2Lの「M20A-FKS」で、パワーは170PS(125kW)と152PSだった先代ヴォクシーよりもパワーアップ。

そして、ハイブリッド車が1.8Lガソリンエンジン+モーターの「2ZR-FXE」でパワーはガソリンエンジンの98PS(72kW)と走行用モーター95PS(70kW)を組み合わせとなっており、こちらもパフォーマンスが先代よりも向上しています。

どちらもパワーもトルクも車重に対して十分以上で、頻繁なゴーストップが必要な街中でも、スピードレンジの高い高速道路でも、スムーズな加速と滑らかな巡行が可能で、余裕ある走りが味わえるはずです。

WLTCモード燃費は「S-G」のガソリン・2WDが15.0km/Lで、「S-G」ハイブリッド・2WDが23.0km/Lです。3ナンバーサイズのMクラスミニバンでこの数値はかなり優秀です。コンパクトカー並みの燃費は驚くほどの低燃費といっていいでしょう。

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まとめ

新型ノアは、幅広いグレード構成が特徴でニーズに合わせて自由に選べるというのが大きな魅力ですが、やはり人気はスタイリッシュなエクステリアと豪華な装備を持つエアロボディです。豪華装備となると「S-Z」がベストかもしれませんが、存在感あるスタイリングと、お求めやすい価格を両立している「S-G」も相当魅力的ではないでしょうか。

「S-G」でも価格は3,040,000円~決して安いとはいえませんが、そのクールなスタイリングと装備内容を考えればコスパは決して悪くありません。エアロボディは後々のリセールバリューでも有利になりますので、少しでもお得にエアロボディの新型ノアが欲しいなら「S-G」はねらい目かもしれません。

ノアグレードの特徴

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