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更新日 2021.04.26(公開日 2020.6.26)
光るナンバーって何?意味はあるの?字光式ナンバーについて解説
夜道を運転していてナンバーの文字が光っている「字光式ナンバー」を見かけたことがあるという方もいるのではないでしょうか。
そのため何となくどんなものかイメージができるかもしれませんが、字光式ナンバーの詳しい意味まで理解をしているという方も少ないはずです。
そこで今回は、字光式ナンバーとは何なのか?どんな意味があるのか?について詳しく解説をしたいと思います。
字光式ナンバーとは
まず、字光式ナンバーとはそもそも何なのか?なぜそれが導入されたのかについて見てみましょう。
字光式ナンバーとは
字光式ナンバーは、車のナンバープレートの一種で、ヘッドライトをつけたときに自動的に文字部分が光るものを指します。「光るナンバープレート」とか「電光ナンバー」などと俗に呼ばれたりもします。これは日本の独自仕様となっています。
字光式ナンバーは1970年に北海道で初めて普通車に導入され、その後日本の全域で取得できるようになりました。2002年にはユーザーからの希望にこたえる形で、軽自動車にも字光式ナンバーを取り付けられるようになりました。
ただし、高級車や輸入車の中には、字光式ナンバーを装着できない車種もあります。その点は各車種のカタログに記載されていますので、確認するようにしましょう。
字光式ナンバーが導入された理由
文字部分が光る字光式ナンバーはなぜ導入されたのでしょうか?
北海道などの雪国においては、車のナンバープレートが雪で隠れて見えなくなってしまうという問題がありました。このため、車のナンバープレートを発光させてその熱で雪を溶かすようにしたというのが、導入の主な目的だったようです。
ただし、以前は白熱球だった光源のLED化・EL化が進んでおり、それらの光源はあまり発熱しないため、ナンバープレートに付いた雪を溶かす役割はほとんど期待できません。それゆえに、現在は「自動車ファッション」としての意味合いが強くなっています。
字光式ナンバー導入の理由については、他に「吹雪の中でも目立つように、ナンバープレートの文字部分が光るようにした」という説や「夜中に交通事故に遭った被害者が、暗がりの中でもナンバーが見えるように考案した」という説もあります。
文字色の意味
字光式ナンバーの文字色にはいくつかのバリエーションがあり、車の種類によって使い分けられています。
普通車の文字色
自家用の普通車の字光式ナンバーは、白色のプレートに文字が緑色に光るようになっています。つまり、一般のナンバープレート(ペイント式ナンバー)と同じ色の組み合わせとなっており、後述の軽自動車と営業車も同様です。
ちなみに、字光式ナンバーは文字部分が樹脂製となっているために、ペイント式ナンバーよりも文字が少し浮き出ています。
軽自動車の文字色
自家用の軽自動車の場合、ナンバーの文字色が黒となっており文字自体が光るようにするのは不可能なので、文字の輪郭部分を透明にして後光を持たせる構造になっています。黒い文字の輪郭部分が白色に光るイメージです。
営業車の文字色
事業用に登録された車の字光式ナンバーは、濃い緑色のプレートに文字が白色に光ります。個人タクシーや小さな運送会社のトラックなどが、よくこの色の字光式ナンバーを付けて走っています。
字光式ナンバーにするにはどうすればいいの?
車を購入する際に字光式ナンバーを付ける場合、代行手数料を支払ってディーラーにお願いするだけで済みます。
既に取得しているペイント式ナンバーを字光式ナンバーに変更する場合も、業者に代行を依頼すれば簡単です。字光式ナンバーの取り付けには、封印の取り外しや配線などの作業が必要になりますので、車に詳しい人以外は業者に依頼するのが無難でしょう。ただし、ナンバー取得にかかる実費の他に2万円ほどの代行手数料がかかります。
参考までに、業者に頼まずに自分で字光式ナンバーに変更する方法を以下でご説明します。
申請場所
普通車の場合、陸運局に申請します。申請してナンバーの交付を受けた後、その場で車に字光式ナンバーを取り付けなければなりません。取り付けたナンバーを検査官に封印してもらわなければ公道を走ることができないからです。
軽自動車の場合、申請先は軽自動車検査協会となります。軽自動車の場合は封印の必要がないため、自宅等でナンバーの取り付け作業をすることも可能です。
陸運局や軽自動車検査協会は平日しか申請を受け付けていませんので注意をしましょう。
必要な物
- 申請書
- 手数料納付書
- 字光式自動車登録番号標交付願
- 自動車税申告書
- 車検証
- 印鑑
- 古いナンバープレート
- 透過方式番号灯装置(照明器具)
上記の1~5は当日に窓口で入手できます。8についても当日に現地で購入できますが、「運輸省基準試験適合品」であればあらかじめどこかの店で購入して持参することもできます。価格の相場は2万円くらいです。
また、車の所有者に代わって申請する場合には、委任状も必要になります。
申請手数料
字光式ナンバーの申請手数料は管轄の陸運局などによって多少異なりますが、希望ナンバーでなければ3,000円くらいです。希望ナンバーに変更する場合には6,000円くらいかかります。
取り付ける方法
古いナンバープレートを取り外してから、字光式ナンバーを取り付けます。取り付けの際には、まずバッテリーのマイナス端子を必ず外すようにしてください。ショートなどの事故を防ぐためです。
フロント側のプレートはスモールランプの配線と結び、リア側はナンバー灯の配線と結びます。スモールランプのON/OFFに連動して文字が光るように配線してください。
最後にネジでナンバープレートを取り付けて完了となります。ネジを締める際には、強いトルクで締めすぎると破損の原因になりますので注意してください。
きちんと字光式ナンバーが点灯しない場合や保安基準から外れた材質を使用している場合、破損箇所がある場合などは、車検の時に不合格になってしまいます。
カーリースでも可能?
カーリースでは、マイカーを購入する場合と同じように、字光式ナンバーを選ぶことができます。
字光式ナンバーを取り付けたい場合には、契約時にカーリース業者にその旨を伝えましょう。基本的にはカーリース業者が手続きの代行をしてくれますが、追加で費用がかかります。
通常のペイント式ナンバーで乗り始めたものの、後になってから字光式ナンバーに変更する場合には、カーリース業者の許可が必要になるでしょう。
車の所有者はあくまでも業者だからです。契約者には原状回復義務があるため、最後に車を返却する時にペイント式ナンバーに戻さないといけない可能性もあります。
もし変更を希望する場合は変更する前に、必ずご利用のカーリース業者に確認するようにしましょう。
まとめ
今回は、字光式ナンバーの仕組みや導入の経緯、光る文字色の意味、字光式ナンバーを付ける方法などについて見てきました。
「字光式ナンバーが導入された理由」の部分でご説明した通り、付着した雪を光の熱で溶かす機能は、LEDタイプやELタイプの字光式ナンバーにはありません。このため、最近は実用的な理由ではなく専らドレスアップのために字光式ナンバーを取り付ける人が多いです。それでも、文字が光ると周囲からの視認性が高まり、安全性の向上に貢献する側面があるのも確かです。
ドレスアップや安全性の向上に役立つ「光るナンバープレート」の取り付けをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
この記事の執筆者
関 秀紀
クルカ営業部 マネージャーの関 秀紀です。大学卒業後に某大手自動車メーカー系のリース会社を経て、クルカに入社。 リースキャリアは前職から合わせて5年。普段は営業職としてお客様に最適な車選びをご提案しています。 前職時代には保険人募集の資格を取得。自動車保険の提案も経験しており、安心・安全なカーライフのサポート。車選びと保険の相談は、是非、関までご連絡ください! 一人ひとりのお客様に良いご提案ができるようがんばります。
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