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更新日 2024.07.10(公開日 2021.6.25)

カーライフ

車をぶつけてしまった・・・。どうするべき?対処のポイントを解説!

車をぶつけてしまった・・・。どうするべき?対処のポイントを解説!

車に乗っている以上、安全運転を心掛けていても起こりうるのが交通事故です。
万が一車をぶつけてしまった場合、どんな対応をしたら良いのかを知っておけば、いざという時も安心です。

今回は、ケース別に車をぶつけてしまった場合の対処法をご紹介するとともに、リース車で事故を起こしてしまった場合についても解説をしていきます。

自動車をぶつけたらまずやるべきことは?

もし車をぶつけてしまっても、焦らずに落ち着いて行動しましょう。
次の項目について確認をしてみてください。

ケガ人はいないか

事故によりケガを負わせてしまったら、運転者には救護の義務が出てきます。負傷の度合いにより必要であれば即座に救急車を呼び、二次被害が起きぬように安全な場所に移動しましょう。

被害者が重症の場合、安易に動かすことはNGです。
119番通報をして、状況をなるべく正確に伝え判断を仰ぎましょう。

車は安全な場所にあるか

事後現場が他の車の走行を妨げる場所であった場合、もし車が動かせる状態であれば、速やかに安全な場所に車を移動させましょう。
そして発煙筒や三角停止板などを使って事故の発生を他のドライバーに知らせ、二次被害が起きないように注意します。

110番通報は必ず行う

車をぶつけてしまった場合、被害の大小や、対人・対物を問わず、警察に届け出なくてはなりません。
人と車を安全な場所に避難させたら、すぐに警察へ通報しましょう。

保険会社に連絡

ご自身が加入している任意保険の自動車保険会社に連絡しましょう。
連絡を怠ると、補償が受けられなくなってしまうので注意が必要です。被害者側との話し合いなども保険会社が請け負ってくれますので、有効に活用すると良いでしょう。

次に、対人・対物それぞれのケースに応じた対処のポイントを説明していきます。

対物(物損事故)の対処ポイント

対物(物損事故)の対処ポイント

対物の場合、走行中の車との衝突以外にも「操作を誤って壁に追突した」「駐車中の車にこすってしまった」など、さまざまなケースが考えられます。
ここでは4つのケースを想定して、もし車をぶつけてしまったらどんな対応を取るべきかを説明していきます。

公共物(電柱、ガードレールなど)

単独で公共物に車をぶつけてしまった場合、気持ちを落ち着かせてまずは安全な場所に停車しましょう。そして警察に通報して状況説明を行います。
警官が駆け付けるまでの間、破損物の片付けなどを行いたくなるかもしれませんが、現場検証を終えるまではしないでください。
可能であれば現場の写真を撮っておくと、警察や保険会社に事故の状況を説明しやすくなるでしょう。

他人の家(塀や外壁など)

狭い住宅地などで人の家に車をぶつけてしまった場合。まずはチャイムを鳴らして住人に事情を説明し、深く謝罪しましょう。その後警察を呼び、事故処理を行います。
万が一住人が留守だった場合は、帰ってくるまで待つのが望ましいです。
被害が小さかった場合、当事者間で示談してしまう人もいるかもしれませんが、トラブルの原因にもなりますので避けた方が良いでしょう。

駐車中の車

公共施設の駐車場などで他人の車にぶつけてしまった場合にも、示談などはせず警察に通報しましょう。
隣の車にドアを思いっきりぶつけてしまう、いわゆるドアパンチによって相手の車を傷つけてしまった場合でも警察へ通報した方が無難です。
小さな傷だと「面倒だからいいか」と通報を怠ってしまい、当事者同士で示談をしがちですが、トラブルへの発展を防ぐためにもしっかりと誠意のある対応を見せるのが望ましいでしょう。

走行中の車同士の衝突

走行中の車同士で事故を起こしてしまった場合は、人身事故となるか物損事故となるかは、状況や程度によって変わってきます。
仮に相手側にケガ人が出たとしても、軽傷であれば物損事故として処理されることもあります。

対人(人身事故)の場合

対人(人身事故)の場合

人身事故は最も避けたいところですが、車側が十分気を付けていても歩行者の飛び出しによる事故などもあり得るため、ドライバーにとって無縁とは言えません。
ここでは、人身事故を起こしてしまった場合の対処法をご紹介します。

ケガ人の救護を優先させる

対人の場合、警察に通報するよりも先にケガ人の救護を行います。
必要であれば119番をして、事故の状況とケガ人の状態をできるだけ正確に伝えましょう。
救急車が到着するまでの間、ケガ人の応急処置が必要な場合は、指令員の指示に従って手当をします。
動揺してしまって、頭も真っ白になるとは思いますが、まずは落ち着いてケガ人の救護を優先することは頭に入れておきましょう。

110番通報は運転者が行う

警察への通報義務は加害者側の運転者にあります。
事故の状況にもよりますが、可能な限り加害者側が110番通報をしましょう。

ケガ人がいる場合、119番か110番のどちらを優先させるべきかと悩むかもしれません。
この場合はケガ人の救護を優先し、最初に119番通報を行いましょう。
状況次第で万が一110番通報が遅れてしまった場合でも、119番通報をすれば救急から警察へと事故の発生を通報してくれるシステムとなっています。

保険会社にも連絡することになると思いますが、優先順位は119番→110番→保険会社となっていますのでこの順序は覚えておくと安心です。

事故の状況を記録する

相手や自分のケガの度合いなど、現場の状況にもよりますが、警察が到着するまでに余裕があれば、現場の写真を撮るなどして事故現場の状況を記録しておきましょう。

ドライブレコーダーが搭載されていれば、事故発生当時の状況がよく分かります。
加害者にとってはあまり提出したくない証拠になってしまうかもしれませんが、のちに実際の状況と話が大きく変わってしまったときなどに自分を守るための材料にもなり得ますので、しっかり保存しておきましょう。

ドラレコがなければ写真の他に、被害者や目撃者との話の内容をメモに取るなどしておくのも手段の一つです。

目撃者に協力を要請する

もし事故現場に目撃者がいた場合、事故状況について客観的に説明してもらうため協力を依頼しましょう。

ドライブレコーダーの記録がないなど、はっきりとした証拠がないと事故発生当時の状況が曖昧になり、当事者同士だと話し合いがこじれる場合もあります。
そのような事態を防ぐためにも、目撃者の証言というのは非常に重要です。

車をぶつけたらどうなる?

車をぶつけたらどうなる?

車をぶつけてしまうとマイナス面が多い印象ですが、実際にはどんなことが不利になってくるのでしょうか。

任意保険の等級ダウン

任意保険を利用すると、保険の等級が下がってしまいます。
3等級ダウンと1等級ダウンがありますが、運転者の過失により車をぶつけて何かしらに被害を与えてしまった場合には3等級ダウンに当てはまります。等級ダウンが適用されるのは次の更新からです。

保険料が高くなる

等級が下がると、当然保険料も上がってしまいます。
等級ごとに保険料が定められているのではなく、同じ等級であっても無事故の場合と有事故の場合では割引率が異なります。
そのため、有事故者の方が保険料の負担が大きくなってしまうのです。

免許の点数への影響

対人・対物ともに、事故の原因が速度超過や信号無視などの違反が背景にあった場合には、それに応じた基礎点数が加算されることになります。
基礎点数に加えて付加点数というものがありますが、こちらは物損事故の場合、点数の加算はありません。
人身事故の場合には、最低でも3点の加点があり、さらに刑事罰として罰金などが科せられることになってしまいます。

修理費用の目安

修理費用の目安

車の損傷具合にもより、どこを修理するのかにもよりますが、ここではよくある修理費用の目安について簡単にまとめてみました。

  • バンパー:小さなキズやへこみ 1万円~
         交換 車種によって5~20万円 交換 車種によって5~20万円
  • フレーム:場所や状態により 10~100万円
  • ドア  :小さなキズなど 2万円~
          交換 10万円~

フレームは修理自体は10万円程度で済んでも、修理のためパーツの解体作業などが必要になるとその分高額になってきます。
また、純正パーツを用いて修理を行うディーラーか、中古部品を使うなどして安く仕上げてくれる板金業者で行うかによっても修理費用に大きく差があります。

損傷がひどく修理費用が高額になってしまったり、エンジンが動かなくなってしまった場合には買い替えを検討するのも一つの手ですね。

リース車をぶつけたらどうなる?

リース車をぶつけたらどうなる?

リース車をぶつけてしまった場合でも、損傷が軽度のものであれば修理費用は自己負担となるものの、修理をすれば問題ありません。
万が一全損してしまった場合は、解約となってしまい中途解約金や損害賠償金が発生することが考えられます。
不測の事態に備えて、リース保険の特約を付けることのできる業者を選ぶのが賢い選択と言えるでしょう。

まとめ

今回は、車をぶつけてしまった場合にどのような対応をすれば良いか、対人と対物の場合に分けてご説明しました。

万が一事故を起こしてしまったら、まずは冷静になり、ケガ人がいれば救護を優先し、被害の規模にかかわらず警察に通報しましょう。

カーリースを利用する際には、リース保険などに加入をしておけば、補償を確保しつつ充実したカーライフを送ることができるでしょう。

車を運転する以上は事故のリスクを背負っていることを理解した上で、日々の安全運転に努めましょう。

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この記事の執筆者

小嶋 啓意

小嶋 啓意

クルカ事業部 統括マネージャーを務める小嶋です。新卒から自動車業界一筋15年のキャリアがあります! 大学卒業後、某大手国内ディーラーの営業職を経て、クルカに入社しました。 自動車業界のキャリアの長さは社内屈指。「車といえば、小嶋さん」と社内で言われるレベルの車好き。車は三度の飯より大好きです! ディーラーや現職の営業経験を生かした車選びのご提案が得意です。長年の経験から、お客様にとって最適な1台をご用意いたします。 営業時代は商品のスペックを理解し、お客様に提案することをモットーにしましたので、自動車のスペックに精通しています。 弊社Youtubeチャンネルでは、車選びの知識やクルカで取り扱っている車種の解説もしています。 ぜひ車選びの参考にしてみてください! →YouTubeクルカ公式チャンネル

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