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- 2022年新型ヴォクシーの特徴
トヨタの「ヴォクシー」といえば、国産Mクラスミニバンのベストセラーカーです。そんなヴォクシーが、2022年1月13日、兄弟車であるノアと共に待望のフルモデルチェンジを実施しました。
ヴォクシーはその個性的なスタイルの評価が高く、兄弟車であるノア以上に人気の高いミニバン。それゆえに、多くの方がそのデザインがどう進化したのか気になっていることでしょう。
また、8年振りのフルモデルチェンジですので機能性や走行性能、また、今や必須の先進安全装備などがどう変わったのかも気になるところです。 そこで、フルモデルチェンジによって新型ヴォクシーがどう変わったのか、その気になるデザインやスペック、またグレードによる装備の違いなどについて詳しくご紹介します。
新型ヴォクシーの特徴
ヴォクシーはノアの兄弟車で、背の高いハイト系のMクラスミニバンです。両側スライドドアと広々とした室内を持ち、アルファードなどLクラスミニバンに比べると扱いやすいサイズということから、多くのファミリードライバーに愛されてきました。
新型となったヴォクシーもその基本路線は変わっていません。箱型ボディのハイト系Mクラスミニバンで、スタイリッシュで機能性も高く、燃費性能に優れたバランスに優れたミニバンに仕上がっています。
しかし、ヴォクシーの特徴と言えばなんといってもそのデザインです。これがどう変わっているのか。
新型ヴォクシーの注目点はやはりフロントフェイスでしょう。まず目につくのはフロントグリルと一体化した可能な薄型のライトです。一見ヘッドライトに見えますが、実はこれはLEDのデイタイムランニングライトです。
その下、バンパー上部にビルトインされているのがヘッドランプです。このコンビネーションが実に個性的で、バンパーのボリューム感と相まって見た目の威圧感は相当なモノです。
そしてクロームで縁取られた大きな開口面積を持つバンパーの下部にはLEDのアクセサリーランプが組み込まれています。夜にはそれぞれのランプが怪しく光ることで、ヴォクシーのクールな存在感を強調するというわけです。
ワイルドさという意味では、新型ヴォクシーのデザインは先代を大きく超えているといっていいでしょう。ノアとの違いがより明確に打ち出されています。
もちろん室内の広さや充実した装備など、ハイト系ミニバンとしての実用性もしっかりその完成度を高めています。では具体的にはどんな点が進化し、また何が大きく変わっているのか。
先代モデルとの違いは
新型ヴォクシーは全グレードが3ナンバーサイズとなりました。先代ヴォクシーはベースモデルが5ナンバー、エアロモデルは3ナンバーと分けられていましたが、新型ヴォクシーはエアロモデルのみで全グレードが3ナンバーです。
しかし、先代ヴォクシーも後期は3ナンバーのみでそのサイズは全長4,710㎜×全幅1,735㎜×全高1,825㎜でした。これに対して新型ヴォクシーのサイズは全長4,695mm×全幅1,730mm×全高1,895mmで比べると全高以外はむしろコンパクトになっています。
大きく変更されたのは車体の基本骨格です。新しいTNGAプラットフォームをベースとして、ボディ側面を従来よりも立たせることで、左右Cピラー間の距離を75㎜拡大。室内の左右の余裕が大幅に拡大しています。
その結果広く快適な室内空間を実現し、セカンドシートのスライド量も大幅に拡大。7人乗りは745㎜、8人乗りは705㎜ものロングスライドが可能となっています。余裕たっぷりのセカンドシートでは大人の男性でも足を延ばしてゆったりと快適に座ることができるでしょう。
さらに7人乗り仕様にはクラス初となるオットマンとシートヒーター(ZとS-Zグレードにメーカーオプション設定)を搭載。加えてUSBポートやドリンクホルダーを備えた折りたたみ式大型サイドテーブルなども装備されているので、後席の快適性が大きく増しています。セカンドシートはまさに特等席という仕上り。リアシートに家族や友人などを乗せる機会が多ければ喜ばれること間違いなしです。
さらに7人乗り仕様はクラス初となるオットマンと、シートヒーター(S-Zグレードに標準装備、S-Gグレードにメーカーオプション設定)を搭載。セカンドシートは特等席へとグレードアップしています。
また、助手席側後席ドア下には、自動格納型のユニバーサルステップを設定(全グレードにメーカーオプション)することで、乗降しやすさも向上。こういった細やかなグレードアップはファミリードライバーにとっては非常にありがたいはずです。
トヨタといえば、現在全車にディスプレイオーディオの搭載を進めていますが、新型ヴォクシーでは、車内Wi-Fi対応のコネクティッドナビとなりました。8インチHDディスプレイが標準ですが、オプションで10.5インチHDディスプレイにアップグレードすることも可能です。
さらに、先進安全装備も進化しており、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないようにステアリング・ブレーキ操作をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」を搭載。これはトヨタ車としては新型ヴォクシーとノアが初採用というものです。
また、高度運転支援技術の新機能として走行中に運転者の異常を感知して渋滞時運転支援を行ってくれる「アドバンストドライブ」や「アドバンストパーク」が採用されています。
このアドバンストパークのリモート機能は、ハイブリッド仕様のみの専用装備ですが、車外から、専用スマートフォンアプリの操作で、遠隔で駐車や出庫が可能となるというものです。この機能があれば、運転に慣れていなくても並列や縦列駐車が安全簡単にできるので便利なことこの上ありません。
ほかにもバックドア開閉時、任意の角度で保持できる「フリーストップバックドア」も世界初採用となっています。これは、バックドアを押すと任意の角度で停止でき、車の後ろにスペースがない場合でも、バックドアからの荷物の出し入れがしやすくなるというものです。
各グレードの違いは
搭載されるパワーユニットは2Lガソリンと、1.8Lガソリン+モーターのハイブリッドを設定。さらにハイブリッドでは電気式4WDであるE-Fourが新たに設定されました。
気になるハイブリッドのWLTCモード燃費は23.0km/Lと乾燥重量で1.6t以上あるミニバンとしては非常に優秀です。また、ガソリンエンジンモデルでもWLTCモード燃費は15.0㎞/Lなので決して悪くありません。
そんな新型ヴォクシーですが、前述したとおり標準モデルはなくエアロモデルのみの設定となっています。グレード構成はシンプルでS-GとS-Zという2種のみ。
そして、それぞれにハイブリッドとガソリンモデルを用意しています。また、8人乗りモデルはS-Gのみの設定(ハイブリッドとガソリンどちらでも選べます)で上級のS-Zは7人乗りのみとなっています。
S-Gグレード
いわゆる標準ボディを設定していないヴォクシーはこのS-Gグレードがエントリーグレードという扱いです。とはいえノアでいう中間グレードのGのエアロモデルに相当するので装備的には充実しています。
外装は上級のS-Zとほぼ変わりませんが、違いはバンパーの下側にあるひし形のアクセサリーランプがない点と、ホイールがグレーメタリック塗装の16インチのアルミになることぐらいです。非常にスタイリッシュです。
装備では、マルチインフォメーションディスプレイが4.2インチ(S-Zは7.0インチ)となり、パワースライドドアが助手席側のみが標準で両側パワースライドドアはオプションとなっている点は大きな違いでしょう。
安全装備も十分で、ミリ波レーダー+単眼カメラ方式の衝突回避支援機能にレーンチェンジアシスト。さらに全車速追従機能付レーダークルーズコントロール他が標準で装備されています。
加えて、ブラインドスポットモニターと緊急時操舵支援機能もオプションで選べます。見た目もゴージャスで装備も十分。コスパ的には非常に魅力的なグレードといえるでしょう。
S-Zグレード
S-Zがヴォクシーの最上級グレードという位置づけです。8人乗りは設定されずセカンドシートは左右に余裕を持たせた7人乗りキャプテンシートのみとなっています。
外装では、ホイールに切削光輝+ダークグレーメタリック塗装のゴージャスな17インチアルミホール(2WDのみ。4WDはS-Gと同じ16インチアルミホイール)が装着され、バンパー下には菱型のアクセサリーランプが装着されているのがS-Gとの違いです。
セカンドシートにはS-Gにはない折り畳み式大型サイドテーブルが装備されており、そこには4つのカップホルダーや充電用USB端子、エコバックフックなどが備えられています。
さらに、シートの表皮も合皮+ファブリック(S-Gはファブリックのみ)仕様で、リヤオートエアコンも装備(S-Gはリヤクーラーのみ)。セカンドシートはゴージャスで、特等席のような趣となっています。
他にはワンタッチスイッチ付デュアル(両側)パワースライドドアも標準装備となり、メーカーオプション(62,700円)ですがプロジェクター式LEDヘッドランプを装着することが可能となっています。
ディスプレイオーディオと6スピーカーも標準装備で、さらにオプションで12スピーカー仕様にすることも可能。カラーヘッドアップディスプレイとデジタルインナーミラーのオプションもS-Zのみが装着可能です。
価格はガソリンエンジンのS-Gグレード FFモデルの309万円から、ハイブリッドのS-ZグレードE-Fourの396万円まで。標準ボディがないので全グレード300万円オーバーと先代と比べると少し高く感じますが、モデルチェンジの内容や、充実した装備見れば妥当な金額と言っていいでしょう。
まとめ
どんなインパクトのあるデザインになるのか、いろいろ噂されていた新型ヴォクシー。登場してみると、クールなそのスタイリングは先代以上に凝っており、また上級のLクラスミニバン並みのボリューム感を感じさせる迫力も期待以上でした。
さらにミニバンとして重要な室内もさらに広くなり、機能性や各種装備も充実。最上級の快適性も味わえるミニバンに仕上がっています。兄弟車であるノアと共に大ヒットはもはや約束されたようなものでしょう。
新型発売の発表前から、すでにディーラーには注文が殺到しているようですので、もし購入を検討中なら急いだほうが賢明です。またクルカでも新型ヴォクシーのリースカーをご用意し、先行予約を開始しています。
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クルカなら、注目度の高いヴォクシーに高残価を設定している上に、クルカ標準オプションとして、快適利便パッケージ(MID)やバックガイドモニター、フロアマット(デラックス)が装着されて、月額は3万2,800円から(S-Gグレード)とお得なリース料金で利用可能です。是非リースでもヴォクシーのご利用ご検討ください。
この記事の執筆者
関 秀紀
クルカ営業部 マネージャーの関 秀紀です。大学卒業後に某大手自動車メーカー系のリース会社を経て、クルカに入社。 リースキャリアは前職から合わせて5年。普段は営業職としてお客様に最適な車選びをご提案しています。 前職時代には保険人募集の資格を取得。自動車保険の提案も経験しており、安心・安全なカーライフのサポート。車選びと保険の相談は、是非、関までご連絡ください! 一人ひとりのお客様に良いご提案ができるようがんばります。
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