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更新日 2025.08.01(公開日 2025.8.1)

クルマ選び

ハスラーとクロスビーの違いを比較!維持費や内装…あなたに合う一台は?

この記事の監修者

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員

中古車販売業に、7年携わる。その後、株式会社ガリバーインターナショナル(現:株式会社IDOM)に入社。店長勤務を経て、本社新車事業・法人営業・採用・車両仕入など様々な分野に携わり合計19年間勤務。現在、株式会社ジョイカルジャパンにて、新車業販・直営店業務・オークション売買など、主にクルマのリセールバリューに関わる部分に配属。2024年より沖縄レンタカー事業の兼務を始めた。

軽自動車から、コンパクトカー・ミニバン・SUVに至るまで、最新の『納期』『値引き』情報を基にグレード間の装備差などに注目して、購入しても3年後や5年後に損をしないオススメの購入方法や、車種・グレード・装備といったものを徹底紹介します!lab研究員として、長年の経験から自動車に関する知識やアドバイスも行います。

見た目がよく似ているハスラーとクロスビーですが、2つのモデルには「軽自動車」と「普通車」という大きな違いがあり、走りや維持費、使い勝手まで異なります。

アクティブさとコストパフォーマンスを求めるならハスラー、余裕のある走りや快適性を重視するならクロスビーがおすすめです。

本記事では、ハスラーとクロスビーの価格・維持費・デザイン・走行性能など、複数の観点から徹底比較していきます。

リセールバリューについても解説しているので、どちらを選ぶべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • ハスラーとクロスビーの基本的な違いと車格の比較
  • 価格・燃費・維持費のシミュレーション
  • デザイン・室内空間・装備などの違い
  • 街乗り・高速道路での走行性能や安全機能の比較
  • ハスラーのクロスビーのリセールバリューについて

ハスラーとクロスビー、それぞれどんな人におすすめ?

この章のまとめ!主に街乗りで使い、維持費を抑えたいならハスラーが最適です。一方、高速道路の利用や多人数での乗車が多く、力強い走りを求めるならクロスビーが満足度の高い選択となるでしょう。

ハスラーとクロスビー、両車の最大の違いは「軽自動車」と「普通車」であることです。以下は、2つの基本情報を比較した表です。

項目ハスラークロスビー
分類軽自動車普通車
車両価格
(メーカー希望小売価格)
2WD:約1,518,000円〜2WD:1,941,500円〜
4WD:約1,652,200円〜4WD:2,086,700円〜
年間維持費目安安め(軽自動車税、自賠責・保険料などが低額)高め(普通車基準で税・保険が割高)
得意なシーン街乗り・近距離移動高速道路・長距離移動
こんな人におすすめコストを重視したい方走行性能や快適性を重視する方

出典: 価格・グレード|スズキ ハスラー価格・グレード|スズキ クロスビー 

ハスラーは、軽ワゴンの使いやすさとSUVのタフさを融合させたスズキの軽クロスオーバーです。個性的なデザインと高い実用性を兼ね備え、街中からレジャーまで幅広く活躍します。

一方のクロスビーは、小型ワゴンとSUVの魅力を掛け合わせた新ジャンルのコンパクトクロスオーバーワゴン。力強い走りと広い室内空間で、多人数乗車やロングドライブにも適しています。

こんな人にはハスラーがおすすめ

スズキのハスラーは、軽自動車の枠にとどまらない個性を持つクロスオーバーSUVです。

アウトドアテイストを取り入れた遊び心のあるデザインと、軽自動車ならではのコストパフォーマンスの良さから、特に若者やファミリー層から人気を集めています。

現行型は2020年のフルモデルチェンジで走行安定性や静粛性が大きく向上し、全車にマイルドハイブリッドシステムを搭載。日常使いにちょうど良いパワー感とスムーズな加速が魅力です。

特にハスラーがおすすめな方の特徴は、次のとおりです。

  • 近距離の街乗り中心の方
  • 維持費をなるべく抑えたい方
  • 小回りの利く車を求めている方
  • ボディサイズが大きすぎない車を探している方

シンプルで使いやすく、デザインがおしゃれで遊び心も忘れたくない。そんなニーズにぴったりフィットするのがハスラーです。

こんな人にはクロスビーがおすすめ

クロスビーは、スズキの新ジャンルである小型クロスオーバーSUVです。

軽自動車ベースではなくコンパクトカーとして設計されていることから、大人5人がしっかり座れる室内空間と、SUVらしい走破性を両立しています。

2017年に登場した現行モデルは初代でありながら、スズキの人気車種の要素を多数取り入れています。

ボディ構造には軽量高剛性の「HEARTECT(ハーテクト)」プラットフォームを採用。優れた走行安定性と燃費性能を実現しています。

また、2020年のマイナーチェンジでは「HYBRID MV」グレードが追加され、安全装備やインテリアがさらに向上。より快適にドライブできる仕様となっています。

そんなクロスビーは、以下のような方におすすめです。

  • 長距離移動や山道を走る機会が多い方
  • 5人乗りする機会がある方
  • 軽自動車では物足りない方
  • 力強く余裕のある走りを求めている方
  • 充実した安全装備や上質なインテリアにもこだわりたい方

クロスビーはコンパクトなボディながら走行性能が高く、長距離での高速道路やアウトドア、悪路走行にも対応できるモデルとなっています。

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

軽か普通車かで迷ったら、まず高速道路に乗る頻度を考えてみてください。月に数回以上、高速で遠出するならクロスビーの安定感とパワーは大きな魅力になります。逆に、ほとんど街乗りしかしないのであれば、ハスラーの軽快さとコスパのよさが日々の満足度に繋がりますよ。

【基本スペック】価格・サイズ・燃費の違いを数字で見る

この章のまとめ!車両価格ではハスラーが約40万円以上安く、燃費性能も優れています。ただし、ボディサイズはクロスビーが一回り大きく、特に車幅の違いが居住性の差に繋がっています。

ここからは、ハスラーとクロスビーの価格・サイズ・燃費の違いをそれぞれ紹介します。どのような違いがあるのか、2つの車両を比較してみましょう。

①価格とグレード構成

ハスラーとクロスビーは、ベースグレードでも車両価格に約40万円以上の差があります。

軽自動車のハスラーは、コストパフォーマンスに優れた設定。一方、普通車のクロスビーはハスラーよりやや高めの設定となっています。

現在販売されているハスラーとクロスビーの主なグレードと価格を、以下の表にまとめました。(2025年7月時点)

【ハスラーのグレードと価格】

グレード駆動方式車両本体価格(税込)
HYBRID Gターボ2WD1,596,100円
4WD1,730,300円
HYBRID G2WD1,518,000円
4WD1,652,200円
HYBRID Xターボ2WD1,750,100円
4WD1,884,300円
HYBRID X2WD1,672,000円
4WD1,806,200円
タフワイルドターボ2WD1,838,100円
4WD1,972,300円
タフワイルド2WD1,760,000円
4WD1,894,200円

出典: 価格・グレード|スズキ ハスラー

【クロスビーのグレードと価格】

グレード駆動方式車両本体価格(税込)
HYBRID MX2WD1,941,500円
4WD2,086,700円
HYBRID MV2WD2,084,500円
4WD2,229,700円
HYBRID MZ2WD2,190,100円
4WD2,335,300円

出典: 価格・グレード|スズキ クロスビー

上記のとおり、クロスビーのベースグレード「HYBRID MX(2WD)」と、ハスラーの「HYBRID G(2WD)」を比べると、価格差は約42万円です。

さらに、同じくターボエンジンを搭載したハスラー「HYBRID Gターボ(2WD)」とクロスビー「HYBRID MZ(2WD)」を比べると、約59万円もの差が開きます。

②ボディサイズと取り回し

ハスラーもクロスビーも、スズキの次世代プラットフォーム『HEARTECT(ハーテクト)』を採用しています。

軽快かつ高剛性なシャシーが安全性と走行性能を支えており、ハスラーは軽自動車規格、クロスビーはコンパクトSUVとして最適化されています。

同じプラットフォームを採用している2つの車両ですが、ボディサイズや取り回しには大きな違いがあります。

以下の表に、ハスラーとクロスビーのボディサイズ・最低地上高・最小回転半径をまとめました。

モデルボディサイズ最低地上高最小回転半径
ハスラー全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,680mm180mm4.6m
クロスビー全長3,760mm×全幅1,670mm ×全高1,705mm180mm4.7m

ハスラーは全長・全幅ともに軽自動車規格の上限に近い設計となっており、狭い道路や駐車スペースでも取り回しやすいサイズです。

一方、クロスビーは全長で約36cm、全幅で約20cmハスラーよりも大きく、ひとまわり余裕のあるボディサイズです。コンパクトSUVとして標準的な寸法でありながら、最小回転半径は4.7mと小さめ。

見切りの良さも相まって運転しやすい仕様となっています。なお、全高の差は2.5cmとわずかで、最低地上高は両車とも180mmとなっています。

ハスラーとクロスビーのボディサイズ比較

③燃費性能と燃料タンク容量

ハスラーの燃費はグレードにより異なりますが、2WDのノンターボで25.0km/L・ターボ仕様でも22.6km/Lと優秀な数値です。燃料タンク容量は27Lとコンパクトながら、燃費の良さとあわせて、日常使いでのコスパは非常に高いといえるでしょう。

一方クロスビーは、1.0L直噴ターボエンジン+マイルドハイブリッドを搭載しており、WLTCモード燃費は18.2km/L前後。数値上はハスラーに劣りますが燃料タンク容量は30〜32Lのため、1回の給油あたりの航続距離でカバーできます。

以下の表に、ハスラーとクロスビーの燃費性能をまとめました。

ハスラーの燃費性能

グレード駆動方式燃費(WLTCモード)
HYBRID G(NA)2WD25.0km/L
4WD23.4km/L
HYBRID Gターボ2WD22.6km/L
4WD20.8km/L
HYBRID X(NA)2WD25.0km/L
4WD23.4km/L
HYBRID Xターボ2WD22.6km/L
4WD20.8km/L
タフワイルド(NA)2WD25.0km/L
4WD23.4km/L
タフワイルドターボ2WD22.6km/L
4WD20.8km/L

出典:価格・グレード|スズキ ハスラー

クロスビーの燃費性能

グレード駆動方式燃費(WLTCモード)
HYBRID MX2WD18.2km/L
4WD17.0km/L
HYBRID MV2WD18.2km/L
4WD17.0km/L
HYBRID MZ2WD18.2km/L
4WD17.0km/L

出典:走行・環境性能|スズキ クロスビー


「燃費重視でコストを抑えたい」場合はハスラーに軍配が上がりますが、「街乗り+中〜長距離のドライブ」を考えるなら、クロスビーの航続距離も魅力です。

【維持費】買ってからかかるお金は年間いくら違う?

この章のまとめ!軽自動車のハスラーは、税金や保険料が安いため、年間維持費でクロスビーより約4〜5万円程度コストを抑えられます。これは長期的に見ると大きな差額になります。

次に、ハスラーとクロスビーの維持費をシミュレーションしていきます。購入後にどの程度かかるのか、あらかじめチェックしておきましょう。

年間維持費シミュレーション

以下の表は、主な維持費の項目ごとに年間でかかる金額をまとめたものです。(年間1万km走行を想定)

項目ハスラークロスビー
自動車税10,800円25,000円
自動車重量税(年換算)3,300円8,200円
自賠責保険料(年換算)約7,800円(37ヵ月23,520÷3年)約7,900円 37ヵ月23,690円÷3年)
任意保険料(概算)約40,000円~70,000円約50,000円~80,000円
燃料代(年間10,000 km走行)約60,000円約90,000円
車検費用(2年ごと÷2換算)約30,000〜40,000円約30,000〜40,000円
合計約151,900~191,900円約211,100~251,100円

※上記の数値は条件や乗り方によって異なるため、あくまでもおおまかな目安として参考にしてください。

軽自動車であるハスラーは、税金が抑えられるため、普通車扱いのクロスビーと比べて年間で大きな差が生まれます。

さらに任意保険料や燃料代、車検費用まで含めると、ハスラーの方が年間で5万円以上も維持費を抑えられる結果となりました。

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

任意保険料も意外な差が出ます。一般的に軽自動車の方が保険料が安い傾向にありますが、車両保険をつける場合は車両価格の高いクロスビーの方が高くなります。購入前に、ご自身の年齢や等級で見積もりを取ってみると、より正確な維持費の差がわかりますよ。

【内外装デザイン】見た目の印象と室内の広さをチェック

この章のまとめ!外観はクロスビーの方がより力強く、内装も上質な仕上がりです。室内空間は数値上では大きな差はありませんが、車幅の広さからクロスビーの方が横方向のゆとりを感じられます。

次に、内外装のデザインを比較していきます。特に室内の広さは使い勝手に直結するため、両車がどのように設計されているのか、詳しくみていきましょう。

①エクステリア(外観)デザイン

ハスラーとクロスビーはいずれも丸目ライトやツートンカラーなど、ポップで親しみやすいデザインです。

まず、ハスラーは丸型ヘッドライトやカラーパネルを活かした、遊び心あるスタイルが特徴です。軽自動車らしいコンパクトなサイズ感に、親しみやすさを感じさせるデザインが加わり、個性的で愛着の湧く見た目に仕上がっています。

ハスラーのエクステリア
参照元:スズキ ハスラー公式サイト

一方のクロスビーも丸目ライトやツートンカラーを採用しており、共通するポップさがありますが、全体的にはやや落ち着いた印象です。

また、タイヤサイズは、ハスラーが15インチ、クロスビーは16インチを標準装備。大径タイヤにより、走行時の安定性はクロスビーのほうが優れています。

ボディカラーに関しては、ハスラーはビビッドな原色や鮮やかなツートンを多くラインアップし、若々しく遊び心のある印象です。対してクロスビーは、アースカラーや落ち着いたツートーン配色も多く、幅広い層に選びやすいカラーバリエーションとなっています。

クロスビーのエクステリア
参照元:スズキ クロスビー公式サイト

②インテリア(内装)と質感

ハスラーのインテリアは、遊び心と機能性を兼ね備えたデザインが特徴です。

インパネには、ボディカラーに連動したアクセントカラーのガーニッシュを採用し、内装全体に統一感を持たせています。グレードによっては、本革巻きステアリングやピアノブラック調の加飾も追加されます。

ハスラーのシート素材はファブリックシート表皮で、撥水加工が施されています。さらに、インパネアッパーボックスやドリンクホルダー、後部のパーソナルテーブルなど、日常からアウトドアまで快適に過ごせる収納が装備されています。

一方クロスビーは、上質さと実用性をバランスよく取り入れたインテリアです。インパネやドアトリムにはメッキやシルバー加飾が施され、大人向けの落ち着いた雰囲気。

上位グレードのHYBRID MZでは、本革巻きステアリングや本革シフトノブなど、プレミアム感のある装備が充実しています。

また、撥水加工付きシートや、光の反射でクロスビーのロゴが浮かび上がるメーターなど、遊び心と上質感を兼ね備えた装備も特徴です。

ハスラーとクロスビーのインパネ比較
参照元:スズキ ハスラー公式サイトスズキ クロスビー公式サイト

③室内空間と後部座席の広さ

ハスラーとクロスビーはどちらもコンパクトなサイズ感ながら、快適な室内空間となっています。以下は、ハスラーとクロスビーの室内寸法の比較表です。

ハスラー室内長2,215mm×室内幅1,330mm×室内高1,270mm
クロスビー室内長2,175mm×室内幅1,355mm×室内高1,280mm

数値だけを見ると、室内長はハスラーのほうが40mm長く、後席の足元スペースや荷室の奥行きにおいてやや余裕があります。

一方で、実際の居住性で注目したいのが「室内幅」です。クロスビーは室内幅がハスラーより25mm広く、後部座席に大人が座ったときのゆとりを感じさせる設計となっています。

ボディサイズの大きさから比較すると、ハスラーのほうが「ボディサイズが小さいわりに室内空間が広い」という形になります。どの程度のゆとりや窮屈さを感じるかは、実際に試乗して確かめてみましょう。

④荷室(ラゲッジスペース)とシートアレンジ

ハスラーとクロスビーは、どちらも日常使いやアウトドアを想定した実用的な荷室設計が特徴です。公式で公表されているハスラーの荷室寸法はありませんが、クロスビーの荷室寸法は以下のとおりです。

  • クロスビー:奥行525〜1,165mm×幅1,305mm×高さ800mm

なお、ハスラーも後席を倒すことで広いスペースを確保でき、フラットに近い床面を作れるため、荷物を積みやすい設計になっています。

ハスラーとクロスビーともに荷室フロアに防汚タイプの素材を採用しており、汚れた荷物や濡れたアウトドア用品を積む際にも安心です。

さらに、どちらも外して洗える「防汚タイプラゲッジアンダーボックス」を標準装備しており、実用性では互角と言えるでしょう。

ハスラーとクロスビーの荷室の比較
参照元:スズキ ハスラー公式サイトスズキ クロスビー公式サイト

【走行性能・安全性能】走りの違いと安心感をチェック

この章のまとめ!街乗りではハスラーも十分快適ですが、高速道路での安定性やパワーは1.0Lターボエンジンを積むクロスビーが圧倒的に優れています。安全装備はどちらも充実していますが、クロスビーにはより高度な運転支援機能が備わっています。

ここからは、走行性能や安全性能を比較していきます。ご自身が「どのような使い方をしたいか?」をイメージしながら読み進めると、より最適なモデルを選びやすくなります。

①エンジン性能と加速感

ハスラーは660ccの軽自動車エンジンで、自然吸気タイプとターボタイプが用意されています。どちらも街乗りには十分なパワーで、日常の買い物や通勤などの用途でキビキビと走れます。

ただし、高速道路での合流や追い越しといった場面では、やや余裕のなさを感じることもあるかもしれません。

対するクロスビーは、全車に1.0L直噴ターボエンジン+マイルドハイブリッドを搭載。最大出力約99PS、最大トルク150N・mを発揮します。

このパワーは1.5Lクラス並みで、上り坂や高速走行時でも余裕があり、乗員や荷物が多くてもストレスなく走行できます。

②乗り心地と静粛性

ハスラーは軽自動車の中でも乗り心地に定評があり、「突き上げ感が少なく、安定している」との声もあります。

さらに軽自動車としては遮音性も高く、高速クルーズ時も静かな走行が可能です。ただし、車体の軽さから風や路面の影響を受けやすい一面もあります。

一方クロスビーは、ボディ剛性が高く、サスペンションも余裕のある設計です。そのため、段差通過時のショックが少なく、乗り心地の質感は良好。

車重があるぶん安定感があり、段差を越えた際のショックも穏やかです。ロードノイズやエンジン音の遮音性も高く、長距離移動でも疲れにくい設計となっています。

③4WD性能と走行モード

ハスラーとクロスビーには、どちらも4WDモデルが設定されています。

いずれの4WD車にも、滑りやすい路面での走行をサポートする「グリップコントロール」や「ヒルディセントコントロール」が搭載されており、雪道や未舗装路でも安定した走行が可能です。

さらに、クロスビーの4WD車には「スポーツモード」と「スノーモード」という専用の走行モードも用意されています。

スポーツモードでは、エンジン回転数を高めに維持することで力強い加速が可能。スノーモードは、エンジントルクを抑えてタイヤの空転を防ぐことで、雪道でもスムーズな発進や走行を実現します。

一方で、ハスラーにはターボエンジンの設定もあるため、コストを抑えながらもある程度の走行性能を求めたい方に向いています。

④先進安全装備

ハスラーとクロスビーはいずれも、スズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を搭載しています。搭載されている主な安全機能は、以下のとおりです。

  • 衝突被害軽減ブレーキ
  • 誤発進抑制機能
  • 車線逸脱警報機能
  • 車線逸脱抑制機能
  • ふらつき警報機能
  • 標識認識機能
  • アダプティブクルーズコントロール
  • ハイビームアシスト
  • 先行車発進お知らせ機能

また、クロスビーには、周囲を360°確認できる「全方位モニター用カメラ」がスズキの小型車で初めて搭載されました。ハスラーにもメーカーオプションで装着が可能です。

また、どちらにも車線のはみ出しを最小限にとどめるサポートが搭載されていますが、以下のような細かな違いがあります。

  • クロスビー:車線中央を維持する
  • ハスラー:はみ出しそうになったら戻す

なお、ハスラーでは一部の安全装備がグレードやターボモデル限定となっています。一方、クロスビーは多くのグレードで高度な安全機能が標準装備されており、乗り心地の良さや支援範囲にも差があります。

ハスラーは軽自動車としては非常に装備が充実していますが、クロスビーはコンパクトカーとして、さらに一歩進んだ支援機能を搭載している点も大きく異なります。

なお、各車の衝突安全性能や予防安全性能の詳細については、公的機関であるJNCAPのサイトでも確認できます。興味がある方は以下のリンクからチェックしてみてください。

自動車アセスメント(JNCAP)|独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)

専門家が解説!リセールバリューが高いのはどっち?

この章のまとめ!一般的にハスラーは軽自動車の中でも特に人気が高く、中古車市場での需要が安定しているため高いリセールバリューが期待できます。クロスビーもユニークなポジションから安定した人気がありますが、ハスラーの方がやや有利な傾向にあります。

デザインや性能以外に、「数年後にどれくらいの価値で売れるか」という点も考慮しておくべきポイントです。

特にハスラーとクロスビーは、どちらも独自の魅力で中古車市場でも人気がありますが、リセールバリューには多少の違いがあります。

ここからは、リセールバリューの重要性と、ハスラーとクロスビーのリセールバリューの傾向を紹介します。

なぜリセールバリューが重要なのか

リセールバリューとは、車を手放すときに、「どれだけの価格で売れる」かを示す指標です。言い換えると、将来的な買取価格がどれほど維持されるか、を表すものでもあります。

リセールバリューが高い車を選ぶ大きなメリットは、実質的な車両購入のコストを抑えられる点です。たとえば、200万円で購入した車が3年後に140万円で売れた場合、差額の60万円が実質的な負担となります。

このような考え方から、リセールバリュー=将来的な価値を見越した車選びが重要なポイントとなるのです。

ハスラーとクロスビーのリセールバリュー傾向

現行モデルや走行距離の少ないモデルに限ると、ハスラーもクロスビーもリセール率は高い傾向です。

ハスラーは、軽SUVというジャンルを確立した存在として根強い人気があり、中古市場でも需要が高いです。特に定番色のツートンカラーの上位グレードやターボ仕様のモデルは、高値がつきやすい傾向。

軽自動車ならではの維持費の安さや税金の低さもあり、購入層が幅広く、中古市場での回転も早めです。

一方で、クロスビーは、普通車のわりに中古車市場では価格の下落が緩やかな部類に入ります。ただし、軽自動車より税金や維持費が高く、流通価格もやや高めに推移しています。

リセールバリューという観点で見ると、価格帯が手頃で需要も安定しているハスラーの方が、やや有利といえます。

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

リセールバリューを意識するなら、ボディカラーは白や黒の定番色、そしてツートンカラーがおすすめです。また、メーカーオプションの全方位モニター付きナビゲーションなどは査定額アップに繋がりやすいですよ。日々のメンテナンスをしっかり行うことも、数年後の価値を大きく左右します。

ハスラーとクロスビーに関するよくある質問

この章のまとめ!ハスラーとクロスビーに関する、乗り心地や実際の広さ、後悔するポイントなどの疑問にお答えします。購入前の最後のひと押しとして、気になる点をここで解消しましょう。

ここからは、購入を検討している方が疑問に感じやすいポイントについて、Q&A形式で紹介します。

Q. 結局、乗り心地が良いのはどっちですか?

A. 乗り心地の良さや静粛性を重視する方には、普通車であるクロスビーがおすすめです。

クロスビーはハスラーに比べて車体の剛性が高く、サスペンションにも余裕があるため、路面の凹凸をしっかり吸収してくれます。エンジン音やロードノイズも抑えられており、車内は比較的静かです。

街乗りはもちろん、高速道路での長距離移動でも快適に過ごせます。

Q. ハスラーを買って後悔する点はありますか?

A. ハスラーの購入後に後悔する理由としては、乗り心地の悪さやパワー不足、内装の質感のチープさなどが挙げられます。

ハスラーはあくまで軽自動車なので、加速はやや物足りなく感じる方もいるかもしれません。また、大人4人が乗車すると後席の足元などに余裕がなく、長時間の移動では窮屈に感じる場合もあります。

とはいえ、1〜2人での利用がメインで街乗り中心のライフスタイルであれば、維持費や取り回しやすさが後悔を上回るメリットとなるはずです。

Q. クロスビーは5人乗りですが、実際に大人が5人乗っても快適ですか?

A. クロスビーは乗車定員が5人となっていますが、実際に大人5人で乗ると後席はやや窮屈です。

特に後席の中央部分は背もたれが硬く、長時間座るのは厳しいかもしれません。快適に移動できる人数としては、大人4人までと考えておくとよいでしょう。

Q. 雪道に強いのはどちらの4WDですか?

A. ハスラーもクロスビーも、それぞれの4WDシステムに雪道での走行をサポートする機能が備わっています。

ただ、クロスビーには専用走行モードの「スノーモード」が用意されており、雪道での発進・加速をより細やかにコントロールできます。

頻繁に雪道を走る地域にお住まいの方や、ウィンタースポーツに出かける機会が多い方は、クロスビーの4WDがおすすめです。

まとめ:賢い選択で、あなたにぴったりのカーライフを

ハスラーとクロスビーは、それぞれ異なる魅力があり、どちらを選ぶかはライフスタイルや重視するポイントによって変わります。

選び方に正解はありませんが、「自分が車に何を求めるか」を明確にすることで、よりご自身にぴったりな車を選択できます。

「初期費用をできるだけ抑えたい」「維持費を心配することなく車に乗りたい」という方には、カーリースという選択肢もおすすめです。

「新車リース クルカ」なら、頭金0円、税金や諸費用もすべてコミコミで、人気車種の新車に月額料金のみで乗ることができます。

ハスラーは月々23,100円〜の定額でご利用いただけるため、まとまった費用の用意が難しい方でも安心です。

Webサイトから簡単にお見積もりもできますので、購入やローンと合わせて、ぜひ「新車リース クルカ」の利用も検討してみてください。

この記事の執筆者

ちか

ちか

ライター

「日常使いは軽だけどクラシックカー好き。 近隣県までドライブ&ご当地グルメを堪能するのが休日の楽しみです!」

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