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- ホンダ・ステップワゴンとトヨタ・ノアを8項目で徹底比較!
この記事の監修者

飯野 貢司
自動車マーケティング戦略研究員
中古車販売業に、7年携わる。その後、株式会社ガリバーインターナショナル(現:株式会社IDOM)に入社。店長勤務を経て、本社新車事業・法人営業・採用・車両仕入など様々な分野に携わり合計19年間勤務。現在、株式会社ジョイカルジャパンにて、新車業販・直営店業務・オークション売買など、主にクルマのリセールバリューに関わる部分に配属。2024年より沖縄レンタカー事業の兼務を始めた。
軽自動車から、コンパクトカー・ミニバン・SUVに至るまで、最新の『納期』『値引き』情報を基にグレード間の装備差などに注目して、購入しても3年後や5年後に損をしないオススメの購入方法や、車種・グレード・装備といったものを徹底紹介します!lab研究員として、長年の経験から自動車に関する知識やアドバイスも行います。
ホンダのステップワゴンとトヨタのノアは、どちらも国内で高い人気を誇るミニバンです。とはいえ、同じクラスでありながら設計思想や乗り心地など、異なる点も多く見られます。
どちらか悩んだ場合、運転のしやすさや視界の広さで選ぶならステップワゴン、乗り心地や静粛性で選ぶならノアがおすすめです。ただし、単純に優劣を決められるものではなく、用途や好みに応じて選びましょう。
本記事では、ステップワゴンとノアのスペックやデザイン、乗り心地から安全性能まで、両車を徹底的に比較解説します。
この記事でわかること
- ステップワゴンとノアのどちらが向いているか
- 価格・内外装デザイン・走行性能など両車の違い
- 家族構成やライフスタイル別のおすすめ車種
【比較表】ステップワゴンとノア、あなたに向いてるのはどっち?

出典:https://toyota.jp/noah/
シンプルさを突き詰めた「箱型デザイン」のステップワゴンと、堂々とした存在感を放つノア。2つのモデルの主な特徴を以下の表にまとめました。
項目 | ホンダ ステップワゴン | トヨタ ノア |
---|---|---|
デザイン | ・箱型のシンプルなボディ ・全長、全幅はノアよりやや大きめ |
・スタイリッシュな王道ミニバン ・全高はステップワゴンより高め |
室内 | リビングのように居心地がよく、 見晴らしの良い視界 |
豪華さとおもてなしを 意識した上質な空間 |
走りの特徴 | モーター主体のe:HEVによる 滑らかな加速 |
バランスに優れ、静粛性が高く 安心感のある走り |
おすすめな人 | ・シンプルなデザインが好みで、 運転も楽しみたい人 ・3列目を床下に収納し、 大きな荷室を活用したい人 |
・高級感と快適性の両立を求める人 ・家族みんなが快適に過ごせる 一台を選びたい人 |
こんな人には「ステップワゴン」がおすすめ

ステップワゴンは、以下のような人におすすめです。
- シンプルなデザインの車を選びたい人
- 実用性と経済性をバランス良く求める人
- 大人数のお出かけや荷物を多く積む機会がある人
- 派手さよりも控えめな印象を好む人
- 趣味やアウトドアで車を活発に使いたい人
- 運転中の見晴らしや車両感覚のつかみやすさを重視する人
- 広々とした車内のフラットスペースを活用したい人
こんな人には「ノア」がおすすめ

ノアは、以下のような人におすすめです。
- 存在感のある豪華でスタイリッシュなデザインが好きな人
- 子どもから大人まで安心して乗れるミニバンを探している人
- 機能性とスタイリッシュなデザインを両立させたい人
- 長距離運転や複数人での移動が多い人
- 多彩なグレードやオプションから自分好みにカスタマイズしたい人
- 兄弟車「ヴォクシー」も含め、幅広い選択肢から検討したい人
次章から、項目ごとにより詳細な比較解説を行っていきます。
【価格・グレード】装備の違いと総コストを比較
ステップワゴンとノアは、近い価格帯ですが、グレード構成や選択肢の豊富さに違いがあります。ここでは、両車の新車価格とグレードを比較していきます。
新車価格とグレード構成
ステップワゴンとノアの新車価格とグレード構成について、詳しく見ていきましょう。
【ステップワゴン】

ステップワゴンのグレード構成は、シンプルで扱いやすい「AIR」、スポーティで上質感を高めた「SPADA」、専用装備を備えた最上級の「SPADA PREMIUM LINE」を中心に展開されています。
2025年には「AIR EX」と「SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION」が追加され、さらに選択肢が広がりました。
各グレードの特徴は次のとおりです。
- SPADA PREMIUM LINE:専用装備や上質素材を採用した最上級グレード
- SPADA:外装・内装をスポーティに仕上げ、より高級感を演出
- AIR EX:AIRに快適装備を追加した上位グレード
- AIR:ベーシック仕様。シンプルな装備で価格を抑えたモデル
価格帯は、ハイブリッド車で約394万円〜441万円、ガソリン車で約335万円〜401万円となっています。
ハイブリッド
グレード | 駆動方式 | メーカー小売希望価格 |
---|---|---|
e:HEV SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION | FF | 4,406,600円 |
e:HEV SPADA PREMIUM LINE | FF | 4,268,000円 |
e:HEV SPADA | FF | 3,998,500円 |
e:HEV AIR EX | FF | 3,938,000円 |
ガソリン
グレード | 駆動方式 | メーカー小売希望価格 |
---|---|---|
SPADA PREMIUM LINE | FF | 3,873,100円 |
4WD | 4,063,400円 | |
SPADA | FF | 3,603,600円 |
4WD | 3,823,600円 | |
AIR EX | FF | 3,543,100円 |
4WD | 3,763,100円 | |
AIR | FF | 3,348,400円 |
【ノア】

ノアはエントリーモデルの「X」から最上級グレードの「S-Z」まで、幅広いラインナップが揃っています。
さらに、「7人乗りと8人乗り」「2WDと4WD」「ハイブリッドとガソリン」といった多彩な組み合わせから、自分好みの一台を選べるのも大きな魅力です。
各グレードの特徴は次のとおりです。
- S-Z:最上級仕様。内装の質感や先進安全装備が充実
- S-G:外装デザインや装備をスポーティにアレンジ
- Z:質感と便利機能を強化した上位モデル
- G:快適装備を充実させたスタンダード仕様
- X:リーズナブルなエントリーグレード。基本装備も十分で価格重視の方におすすめ
価格帯は、ガソリン車で約267万〜352万円、ハイブリッド車で約305万〜389万円です。詳しい価格は、グレードと駆動方式ごとに以下の表でまとめています。
ハイブリッド
グレード | 駆動方式 | メーカー小売希望価格 |
---|---|---|
HYBRID S-Z | 2WD | 3,670,000円 |
E-Four | 3,890,000円 | |
HYBRID Z | 2WD | 3,590,000円 |
E-Four | 3,810,000円 | |
HYBRID S-G | 2WD | 3,390,000円 |
E-Four | 3,610,000円 | |
2WD(8人乗り) | 3,390,000円 | |
HYBRID G | 2WD | 3,320,000円 |
E-Four | 3,540,000円 | |
2WD(8人乗り) | 3,320,000円 | |
HYBRID X | 2WD | 3,050,000円 |
E-Four | 3,270,000円 | |
2WD(8人乗り) | 3,050,000円 |
ガソリン
グレード | 駆動方式 | メーカー小売希望価格 |
---|---|---|
S-Z | 2WD | 3,320,000円 |
4WD | 3,518,000円 | |
Z | 2WD | 3,240,000円 |
4WD | 3,438,000円 | |
S-G | 2WD | 3,040,000円 |
4WD | 3,238,000円 | |
2WD(8人乗り) | 3,040,000円 | |
4WD(8人乗り) | 3,238,000円 | |
G | 2WD | 2,970,000円 |
4WD | 3,168,000円 | |
2WD(8人乗り) | 2,970,000円 | |
4WD(8人乗り) | 3,168,000円 | |
X | 2WD | 2,670,000円 |
4WD | 2,868,000円 | |
2WD(8人乗り) | 2,670,000円 | |
4WD(8人乗り) | 2,868,000円 |
出典:ノア|トヨタ
実は重要!リセールバリューに違いはある?
車選びで意外と見落としやすいのが、将来の売却時にどれだけ価値が残るかという「リセールバリュー」です。
特にファミリーカーとして長く人気を保っているミニバンは、中古市場での需要も高く、車種によっては良い条件で手放せることもあります。
一般的に、ノアはリセールバリューが高い傾向にあります。その理由としては、以下のような要素が挙げられます。
- トヨタブランドへの信頼感
- 国内外での需要の強さ
- 中古車としての安定した人気
とはいえ、ステップワゴンも評価は高く、リセール面で大きく劣るわけではありません。
上位グレードである「SPADA PREMIUM LINE」などは、デザイン性や装備の豪華さから人気が高く、中古市場でも高値で取引されるケースが見られます。グレードによっては、ノアと同等レベルのリセールも期待できるでしょう。
また、リセールを重視するなら選ぶグレードやボディカラーにも工夫が必要です。エアロ系の外観を持つスポーティな仕様は人気が高く、ボディカラーはホワイトやブラックなどの定番色が高値で売却しやすい傾向にあります。
自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント
「リセールバリューはあくまで現時点での予測ですが、短期での乗り換えも視野に入れるならノアのエアログレード『S-Z』や『S-G』が有利な傾向にあります。長く乗り続ける予定なら、リセールを気にせず、本当に気に入ったグレードを選ぶのが満足への近道です!」
【外装・サイズ】デザインと取り回しを比較
次に、ステップワゴンとノアのデザインやボディサイズを比べていきます。見た目の印象だけでなく、日常での扱いやすさにも注目してみましょう。
デザインコンセプト:シンプルなステップワゴンと存在感のノア

出典:https://toyota.jp/noah/
2022年にフルモデルチェンジした6代目ステップワゴンは、シンプルでクリーンなデザインが特徴。角ばったボディラインは視界の良さにもつながり、視認性を高めています。
標準グレードの「AIR」は落ち着いた印象で、上位の「SPADA」はエアロパーツを装備し、精悍でスポーティな顔つきに仕上がっています。
一方ノアは、「王道ミニバン」と呼ぶにふさわしい堂々としたフロントグリルが特徴です。存在感の強いデザインは「オラオラ顔」と表現されることもありますが、近年のモデルは洗練され、高級感を意識した仕上がりとなっています。
標準グレードの「X」や「G」はシンプルで落ち着いたデザインで、ファミリーユースに馴染みやすい印象。一方「S-Z」などのエアログレードは、専用バンパーやグリルによって精悍さが増し、よりスポーティな印象です。
ボディサイズと最小回転半径:運転のしやすさは?

出典:https://toyota.jp/noah/
両モデルのボディサイズを比較すると、ステップワゴンのほうが全長・全幅でやや大きめとなっています。
対してノアは全高が高く、特に1,900mmを超える仕様もあるため、機械式駐車場の利用を検討している方は事前確認が必要です。
ステップワゴンとノア、それぞれのボディサイズと最小回転半径は以下のとおりです。
ホンダ ステップワゴン | トヨタ ノア | |
---|---|---|
全長 | 4,800~4,830mm | 4,695mm |
全幅 | 1,750mm | 1,730mm |
全高 | 1,840~1,855mm | 1,895〜1,925mm |
タイヤサイズ | 205/55R17、205/60R16 | 205/55R17、205/60R16 |
最小回転半径 | 5.4〜5.7m | 5.5m |
数値上ではステップワゴンの方が長く幅広ですが、運転席からの視界が良いため実際に取り回しやすい印象です。
ノアの最小回転半径は5.5mとコンパクトに抑えられており、街中や狭い駐車場での扱いやすさに配慮されています。
どちらも日常使いにおける取り回しは良好ですが、駐車環境や運転時の視界を重視するかどうかが選択のポイントになります。
自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント
「数字の上ではステップワゴンが少し大きいですが、運転席からの視界が非常にスッキリしているため、慣れるとサイズほどの大きさは感じにくいです。ノアは前方センサーなどが充実しているので安心感が高いですね。駐車場のサイズに不安がある方は、必ず試乗して車庫入れを試しましょう。」
【内装・広さ】室内の快適性と使い勝手を比較
ここからは、内装や広さからみる室内の快適性と使い勝手を比較していきます。インテリアデザインからシートの工夫、荷室の使い勝手まで、両車の特徴をチェックしていきましょう。
インテリアデザイン比較:心地よさのステップワゴンと豪華さのノア

出典:https://toyota.jp/noah/
ステップワゴンのインテリアは、水平基調のダッシュボードと大きな窓により、前方の見晴らしが良く開放感のある空間が特徴です。
シートデザインもグレードごとに個性があります。「AIR」は汚れが目立ちにくいメランジ調のファブリックを採用し、ソファーのような柔らかな風合いで日常的に使いやすい仕上がり。
「SPADA」や「SPADA PREMIUM LINE」はブラックを基調とし、精悍さと上質感を兼ね備えています。
また、ホンダ独自の工夫として、全席で視界を確保し、水平基調のデザインで平衡感覚を安定化。アクセルやブレーキ、サスペンションのセッティングにも配慮し、長距離移動でも酔いにくく快適に過ごせる空間を実現しています。
一方ノアのインテリアは、見通しのよい視界と、視線移動に配慮したレイアウトの運転席が特徴です。操作系のスイッチやディスプレイも直感的に扱えるよう配置されており、ドライバーにとって扱いやすい設計となっています。
また、全体的に上質な仕立てが目を引き、ゆったりとくつろげる「おもてなしの空間」を演出。たとえば「イルミネーテッドエントリーシステム」では、ドアの解錠・施錠や開閉にあわせてルームランプなどの照明が自動的に点灯・消灯し、乗る人をやさしく迎え入れます。
グレードによって内装の印象も異なります。標準グレードのXやGは落ち着いたトーンと実用性を重視したデザイン。上級グレードのZやS-Zでは、加飾や素材がさらに上質になり、シート表皮も合成皮革+ファブリックを採用することで豪華さをプラスしています。
室内サイズと2列目シートの快適性

ステップワゴンとノアの室内寸法は以下のとおりです。
ステップワゴン | 室内長2,845mm×室内幅1,545mm(最広部)×室内高1,410〜1,425mm |
---|---|
ノア | 室内長2,805mm×室内幅1,470mm(最広部)×室内高1,405mm |
両モデルの室内寸法を比較すると、大きな差はありませんが、ステップワゴンのほうが室内長・室内幅でやや余裕があります。
さらに、2列目キャプテンシートは前後だけでなく左右にもスライドでき、乗降や荷物の出し入れ、ウォークスルーなど多様な使い方に対応できるのが魅力です。
一方ノアは数値上の差こそわずかですが、2列目シートに最大745mmの超ロングスライドを備えており、足元空間を大きく広げられるのが特徴です。
さらに上級グレードではオットマンやシートヒーターも備わり、移動中でも快適にくつろげる空間を実現しています。(S-Z、Zにメーカーパッケージオプション)
3列目シートと荷室の使い勝手:最大の違いは「収納方法」

ステップワゴンとノアの特徴的な違いとして、3列目シートの収納方法も挙げられます。両車の違いと荷室の使い勝手を以下の表にまとめました。
ステップワゴン | ノア | |
---|---|---|
3列目シートの収納方法 | 床下に格納 | 左右に跳ね上げ |
荷室の使い勝手 | ・フラットで広い荷室が瞬時に出現 ・自転車など大きな荷物も積みやすい ・操作が簡単でスムーズ | ・床下収納スペースを活かせる ・クッション厚が確保され快適な座り心地 |
ステップワゴンは、シートを背もたれのストラップを引いて軽く押し込むだけで床下に格納できる「マジックシート」を採用。フラットなラゲッジスペースが瞬時に出現し、自転車や大きな荷物も楽に積める収納力が魅力です。また、操作が簡単でスムーズな点も好印象です。
一方ノアは、シートを左右に跳ね上げる方式を採用。収納後も床下の収納スペースを活かせるのが特徴で、クッション厚を確保した快適な座り心地も実現しています。

出典:https://toyota.jp/noah/
自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント
「3列目シートの使い方は要チェックです!自転車など大きな荷物を頻繁に積むなら、床下格納のステップワゴンが便利。一方、3列目を格納した状態で、洗車道具など見せたくない小物を床下に隠したいなら、跳ね上げ式のノアが便利です。ご自身の使い方を想像してみてください。」
【走行性能・燃費】走りの楽しさと経済性を比較

ステップワゴンとノアは、いずれもミニバンとしての実用性に加え、走りや燃費性能にも力を入れています。ここでは、パワートレインの違いや乗り心地、カタログ燃費を詳しく比較していきます。
パワートレイン比較:e:HEVとトヨタハイブリッドシステムの違い
ステップワゴンのハイブリッド「e:HEV」は、基本的にモーターで走行し、エンジンは発電を担います。シリーズハイブリッドに近く、EV車のようなスムーズな加速感が大きな魅力です。
一方ノアの「トヨタハイブリッドシステム(THS)」は、エンジンとモーターを効率的に切り替えながら走るスプリット式です。低速ではモーターが主役となり、加速時や高速巡行時にはエンジンも活躍する仕組みです。
また、ガソリン仕様も両車ともに個性があります。ステップワゴンは1.5Lターボエンジンを搭載し、小排気量ながら低燃費でターボによる力強さを発揮。対してノアは2.0L自然吸気エンジンで、自然で扱いやすいフィーリングとなっています。
乗り心地と静粛性
ステップワゴンは前方視界の良さや車体の揺れの少なさから、後席に座る人が車酔いしにくいのが特長です。運転の楽しさと快適な乗り心地を両立しており、家族全員で長距離ドライブを楽しめる点が強みとなっています。
サスペンション方式は、ノアもステップワゴンと同じく、フロントが「マクファーソンストラット式」、リヤが「トーションビーム式」です。
さらに、ノアは防音材の徹底採用や遮音設計により、高い静粛性を追求しています。サスペンションのチューニングにもこだわり、段差や荒れた路面での振動を抑え、より上質で落ち着いた乗り心地を実現しています。
カタログ燃費(WLTCモード)を比較
ステップワゴンとノアのカタログ燃費を、それぞれ表にまとめました。
【ステップワゴン】
ハイブリッド
グレード | 駆動方式 | 燃費km/L (WLTCモード) |
---|---|---|
e:HEV SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION |
FF | 19.5km/L |
e:HEV SPADA PREMIUM LINE | FF | 19.5km/L |
e:HEV SPADA | FF | 19.6km/L |
e:HEV AIR EX | FF | 19.8km/L |
ガソリン
グレード | 駆動方式 | 燃費km/L (WLTCモード) |
---|---|---|
SPADA PREMIUM LINE | FF | 12.5km/L |
4WD | 12.1km/L | |
SPADA | FF | 12.9km/L |
4WD | 12.1km/L | |
AIR EX | FF | 13.1km/L |
4WD | 12.2km/L | |
AIR | FF | 13.2km/L |
【ノア】
ハイブリッド
グレード | 駆動方式 | 燃費km/L (WLTCモード) |
---|---|---|
HYBRID S-Z | 2WD | 23.0km/L |
E-Four | 22.0km/L | |
HYBRID Z | 2WD | 23.0km/L |
E-Four | 22.0km/L | |
HYBRID S-G | 2WD | 23.0km/L |
E-Four | 22.0km/L | |
2WD(8人乗り) | 23.0km/L | |
HYBRID G | 2WD | 23.2km/L |
E-Four | 22.0km/L | |
2WD(8人乗り) | 23.2km/L | |
HYBRID X | 2WD | 23.4km/L |
E-Four | 22.0km/L | |
2WD(8人乗り) | 23.4km/L |
ガソリン
グレード | 駆動方式 | 燃費km/L (WLTCモード) |
---|---|---|
S-Z | 2WD | 15.0km/L |
4WD | 14.3km/L | |
Z | 2WD | 15.0km/L |
4WD | 14.3km/L | |
S-G | 2WD | 15.0km/L |
4WD | 14.3km/L | |
2WD(8人乗り) | 15.0km/L | |
4WD(8人乗り) | 14.3km/L | |
G | 2WD | 15.1km/L |
4WD | 14.3km/L | |
2WD(8人乗り) | 15.1km/L | |
4WD(8人乗り) | 14.3km/L | |
X | 2WD | 15.1km/L |
4WD | 14.4km/L | |
2WD(8人乗り) | 15.1km/L | |
4WD(8人乗り) | 14.4km/L |
出典:ノア|トヨタ
ステップワゴンとノアのカタログ燃費を比較すると、ハイブリッド車ではノアがやや優勢となっています。ステップワゴンのハイブリッドは19.5〜19.8km/Lに対し、ノアのハイブリッドは23.4km/Lを記録しており、数値上は約3〜4km/Lの差があります。
一方、ガソリン車を比較すると、ステップワゴンは12〜13km/L台、ノアは15km/L前後と、こちらもノアに軍配があがります。とはいえ、ステップワゴンは1.5Lターボによる力強さと実用燃費のバランスが特長で、単純に数値だけでなく走り心地なども踏まえて検討すると良いでしょう。
なお、ステップワゴンとノアの燃費は、国土交通省の「自動車の燃費性能に関する情報」にて評価を確認できます。
自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント
「カタログ燃費ではノアに軍配が上がりますが、ステップワゴンのe:HEVは走り方による燃費の変動が少ないのが特徴です。特にストップ&ゴーの多い市街地では、両車の実燃費の差は縮まる傾向にあります。燃費だけでなく、走りの気持ちよさも加味して選びたいですね。」
【安全性能】先進の運転支援システムを比較

ステップワゴンには「ホンダ センシング」、ノアには「トヨタ セーフティセンス」が標準装備されており、どちらも最新の先進安全技術を備えています。ここからは、両車の安全性能について詳しく見ていきましょう。
「ホンダ センシング」と「トヨタ セーフティセンス」
両システムの主な機能は以下の通りです。
【ホンダ センシング】
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
- 先行車発進お知らせ機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
- 車線維持支援システム(LKAS)
- トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)
- ブラインドスポットインフォメーション
- 後退出庫サポート
- 急アクセル抑制機能
【トヨタ セーフティセンス】
- プリクラッシュセーフティ
- レーントレーシングアシスト
- レーンディパーチャーアラート
- レーダークルーズコントロール
- アダプティブハイビームシステム/オートマチックハイビーム
- ロードサインアシスト
- プロアクティブドライビングアシスト(PDA)
- 発進遅れ告知機能
- レーンチェンジアシスト
上記で挙げたホンダとトヨタの先進安全システムには、多くの共通点があります。代表的な機能としては、衝突被害軽減ブレーキ、追従機能、車線維持支援機能などが挙げられ、両車ともに高い安全レベルを実現しています。
より客観的な情報を知りたい方は、独立行政法人 自動車事故対策機構の公式ページ「 守る(JNCAP)」にて安全性能の評価をご確認ください。
自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント
「どちらも安全性能は非常に高いレベルにあります。あえて言うなら、ノアの『プロアクティブドライビングアシスト』は、”うっかり”を防いでくれるお守りのような機能です。運転に自信がない方には心強い味方になるでしょう。」
【使い方・目的別】あなたに合う一台を比較

ここでは、具体的な家族構成やライフスタイルを想定し、ステップワゴンとノアのどちらが合うかを見ていきましょう。
① 小さな子供がいるファミリー(0~6歳)
小さな子供がいる家庭では、送迎や買い物で「乗り降りのしやすさ」と「車内でのケアのしやすさ」が重要になります。
ノアはパワースライドドアの予約ロック機能やユニバーサルステップで、子供の乗り降りをスムーズにサポートできます。
一方、ステップワゴンは2列目シートを寄せて動線を広げられるため、後席での子供のケアがしやすく、静電タッチ式スライドドアも便利です。
選択が難しいところではありますが、乗り降りのサポートを重視するならノア、車内での動線を重視するならステップワゴンが良いでしょう。
② 小学生以上の子供がいるファミリー
子供が成長すると、家族での遠出やレジャーでは「快適さ」と「過ごしやすさ」が重要になります。
ノアは後席用USB端子やサイドテーブルが充実しており、長距離移動中でも子供が退屈せずに快適に過ごせます。対してステップワゴンは3列目の座り心地が良く、大人数でも快適に乗れる設計で、2列目のシートバックテーブルも便利です。
エンタメ性を重視するならノア、居住性を重視するならステップワゴンが良いでしょう。
③ アウトドア・車中泊を楽しみたい人

アウトドアや車中泊では、荷室の広さやアレンジ性がポイントです。ステップワゴンは3列目シートを床下に格納でき、完全フラットな大空間が魅力。
一方、ノアは純正アクセサリーが豊富で、キャンプや車中泊向けの快適装備を揃えることができます。荷室の使いやすさを重視するならステップワゴン、アクセサリーで自分好みにしたいならノアがおすすめです。
自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント
「車中泊を考えるなら、アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)の有無は重要です。ハイブリッド車に設定されるこのオプションがあれば、エンジンをかけずに電化製品が使えるので、災害時にも役立ちます。これは両車ともに選べるので、ぜひ検討してみてください。」
ステップワゴンとノアに関するよくある質問
ここからは、ステップワゴンとノアに関して、よくある質問と回答をセットで紹介します。
(Q). 兄弟車の「ヴォクシー」やライバルの「セレナ」との違いは?
ノアとヴォクシーはトヨタの兄弟車で、基本性能や装備はほぼ同じです。大きな違いはデザインの方向性で、ノアが落ち着いた王道スタイルを採用しているのに対し、ヴォクシーはよりスポーティで個性的な雰囲気を持っています。どちらか迷った場合は、好みで選ぶと良いでしょう。
一方、日産セレナは独自の「e-POWER」ハイブリッドを搭載しており、モーター駆動によるスムーズな加速が特徴です。さらに、高速道路での「プロパイロット2.0」によるハンズオフ運転支援機能が用意されている点は、ライバル車にはない大きな強みといえます。
(Q). 結局、燃費と維持費はどっちが安いの?
燃費性能ではノアのハイブリッドモデルが優れた数値を誇り、長距離走行が多い方にとって経済的です。一方、毎年の自動車税では、排気量の小さいステップワゴンの方が安く抑えられます。
上記を踏まえると、走行距離が長く燃費を重視するならノア、税金の安さを重視するならステップワゴンが有利といえるでしょう。
(Q). 乗り心地や静粛性に大きな違いはありますか?
ステップワゴンは広い前方視界としっかりとした乗り味により、ドライバーは安心して操作できます。揺れを抑えた安定感があるため、後席の同乗者も車酔いしにくい点が魅力です。
ノアはソフトな乗り心地と高い静粛性を実現しています。車内での会話がしやすく、長時間の移動でも疲れにくいのが大きな特長です。
まとめ
ステップワゴンとノアは、どちらも最新の安全性能や快適な居住空間を備えたミニバンであり、ファミリーカーとして高い完成度を誇ります。ステップワゴンは、シンプルで飽きのこないデザインやしっかりとした走り、3列目の床下格納による使い勝手が魅力。
一方ノアは、堂々とした外観や後席のおもてなし機能、さらには一歩進んだ安全支援システムで、同乗者を大切にする設計となっています。初期費用や維持費などが気になる方には、「新車リース クルカ」のカーリースがおすすめです。
「新車リース クルカ」は、頭金0円でボーナス払いもなく、月額料金のみでステップワゴンやノアの新車に乗れます。月額料金には税金や諸費用なども含まれているため、個別に費用を用意する心配もありません。
初期費用や維持費を抑えながら人気のミニバンに乗りたい方は、「新車リース クルカ」の公式サイトで月々のリース料金をチェックしてみてください。
この記事の執筆者

ちか
ライター
「日常使いは軽だけどクラシックカー好き。 近隣県までドライブ&ご当地グルメを堪能するのが休日の楽しみです!」
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自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント
「デザインの好みは十人十色ですが、ぜひ一度、運転席に座ってみてください。ステップワゴンの見晴らしの良さ、ノアの包まれ感のあるコクピットは、カタログだけでは分からない大きな違いです。毎日運転する場所だからこそ、ご自身の感覚を信じるのが一番ですよ。」