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- エクリプスクロスPHEVで後悔?欠点といわれる6つのポイントと専門家の評価
この記事の監修者

飯野 貢司
自動車マーケティング戦略研究員
中古車販売業に、7年携わる。その後、株式会社ガリバーインターナショナル(現:株式会社IDOM)に入社。店長勤務を経て、本社新車事業・法人営業・採用・車両仕入など様々な分野に携わり合計19年間勤務。現在、株式会社ジョイカルジャパンにて、新車業販・直営店業務・オークション売買など、主にクルマのリセールバリューに関わる部分に配属。2024年より沖縄レンタカー事業の兼務を始めた。
軽自動車から、コンパクトカー・ミニバン・SUVに至るまで、最新の『納期』『値引き』情報を基にグレード間の装備差などに注目して、購入しても3年後や5年後に損をしないオススメの購入方法や、車種・グレード・装備といったものを徹底紹介します!lab研究員として、長年の経験から自動車に関する知識やアドバイスも行います。
エクリプスクロスPHEVは、走りの良さとプラグインハイブリッドSUVならではの経済性で高い評価を得ている車です。しかし、その一方で「買って後悔した」という声も見られます。
たしかに、本体価格や燃費、使い勝手など、注意すべきポイントがあるのも事実です。ただし、あらかじめ後悔しやすいポイントを理解しておけば、より賢い選択が可能になります。
今回の記事では、エクリプスクロスPHEVで後悔しやすいポイントと魅力、ライバル車であるトヨタ RAV4 PHVとの比較を解説します。さらに、専門家の視点から後悔しないための購入アドバイスも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- エクリプスクロスPHEVで後悔しやすいポイント
- エクリプスクロスPHEVの魅力
- トヨタ RAV4 PHVとの比較
- 後悔しないための購入方法
「エクリプスクロスPHEVは最悪」は本当?後悔しやすい6つのポイント
エクリプスクロスPHEVを購入して後悔する声の多くは、車の特性やPHEVという仕組みを十分に理解しないまま購入したことが原因と考えられます。ここでは、後悔につながりやすい6つのポイントを詳しく解説します。
理由①:車両価格とコストパフォーマンス
エクリプスクロスPHEVは、国の補助金対象車として最大58万円の補助を受けられます。それでも補助金を差し引いた乗り出し価格は400万円台〜となり、決して安い買い物ではありません。
価格に見合う装備や性能を得られるかどうかは、どのグレードを選ぶかで大きく変わります。以下の表は、エクリプスクロスPHEVの3つの主要グレードとその特徴をまとめたものです。
| グレード | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| M(ベースグレード) | 4,094,200円 | 必要最低限の装備で価格を 抑えたい人に最適なグレード |
| G(中間グレード) | 4,414,300円 | 装備と価格のバランスが 取れた人気グレード |
| P(最上級グレード) | 4,650,800円 | 快適装備を重視する人に おすすめの上位仕様のグレード |
どのグレードも基本性能に大きな差はないものの、装備の快適性や上質感が異なります。特に人気が高いのは、最上級グレードの「P」です。
スエード調素材と合成皮革を組み合わせた高級シート、ステアリングヒーター、電動パノラマサンルーフなどを標準装備しており、「せっかくPHEVを選ぶなら、満足度の高い仕様が良い」と考えるユーザーから支持されています。
とはいえ本体価格は460万円を超えるため、新車購入のハードルが高い場合は中古車やカーリースの活用を検討するのがおすすめです。
出典:新車購入時の国や地方自治体(県や市など)からの補助金額はいくらですか。[エクリプス クロス(GL3W)]|三菱自動車
理由②:想定より伸びない実燃費
エクリプスクロスPHEVのカタログ上のEV走行換算距離は、「57.3km(WLTCモード)」と公表されています。しかし、実際の走行環境では気温や道路状況、エアコンの使用頻度などによって電力消費が変動し、カタログ値どおりに走れないことも少なくありません。
特に冬場は暖房による消費電力が増えるため、電気だけで走行できる距離が短くなる傾向があります。さらに、高速道路など一定速度での長距離走行では、モーターよりもエンジンが主に稼働するため、「思っていたよりEV走行が続かない」と感じる方もいます。
このように、PHEVは使用環境によって効率が大きく変わるため、自宅や勤務先で定期的に充電できる環境を整えることが大切です。充電設備が整っていない環境では、PHEV本来の能力を十分に発揮できないため注意しましょう。
出典:主要諸元
理由③:デザイン優先の荷室容量

エクリプスクロスPHEVは、流線的でスポーティなフォルムが魅力のSUVです。ただし、スタイリッシュなデザインを優先している分、5人乗車時で荷室容量は359Lと一般的なSUVと比較するとやや狭めです。
日常の買い物や2人での旅行程度であれば十分な広さですが、ファミリー層やアウトドア用途では手狭に感じるかもしれません。さらに、PHEVシステムのバッテリーを床下に搭載しているため、ガソリン車モデルよりもラゲッジの床が高く、積載のしやすさに影響する点にも注意が必要です。
後席の背もたれを前に倒せば、荷室容量は最大626Lまで拡張できるため、長尺物やキャンプ用品などもある程度は積載可能です。また、積載量を補う手段として、ルーフキャリアやルーフボックスの活用も有効です。
出典:荷室容量を教えてください。[エクリプス クロス(GL3W/GK1W)]|三菱自動車
理由④:価格に見合わないと感じる内装の質感

エクリプスクロスPHEVは外観デザインの完成度が高いモデルですが、なかには内装の質感が価格に見合わないと感じる方もいます。特に、ドアトリムやセンターコンソールなどに使われる樹脂素材は「プラスチック感」が強く、400万円台のSUVとしては物足りないという声もあります。
また、純正スマートフォン連携ナビの小ささや解像度の低さに不満を持つ方もいます。デジタル面での洗練さを求める方にとっては、不満を感じる部分かもしれません。
インテリアを重視する場合は上位グレードを選んだり、社外品のナビに交換したりなどの対応が有効です。
理由⑤:PHEVの特殊性が影響するリセールバリュー
RAV4やハリアーなどの人気SUVと比較すると、エクリプスクロスPHEVのリセールバリューはやや低めです。その背景として、以下のような要因が挙げられます。
- 中古市場におけるバッテリー劣化への不安感
- 電動化技術の進化による「旧世代化」の早さ
中古車市場では、PHEV特有の「バッテリー劣化への不安」や「電動化技術の進化による旧世代化リスク」が影響し、購入時の価格に対して売却時の価値が伸びにくいケースが見られます。
ただし、このリスクはあくまでも所有している場合の懸念です。将来的な価値変動を避けたい場合は、カーリースのように「月々一定額で利用でき、契約期間が終われば返却できる仕組み」を選ぶのも賢い選択と言えます。
理由⑥:PHEVの特性への理解不足
PHEVは定期的なエンジン始動を必要とするなど、通常のガソリン車とは異なる管理が必要になります。長期間EV走行のみを続けるとガソリンが劣化し、始動時にトラブルを起こす可能性もゼロではありません。
また、バッテリーには経年劣化があり、交換には高額な費用がかかる場合があります。ただし、三菱は駆動用バッテリーに8年または16万kmの容量保証と特別保証を設けており、保証期間中は無償で修理・交換が可能です。
初めてPHEVを選ぶ方は、次の2点を押さえておきましょう。
- PHEVの構造や運用方法を理解したうえで購入する
- メーカー保証内容を事前に確認しておく
上記のポイントを意識しておくことで、PHEV特有の注意点にも正しく対応できるようになるはずです。PHEVの特性を正しく理解して適切にメンテナンスを行うことで、長く快適に乗り続けられます。
【専門家レビュー】エクリプスクロスPHEVの魅力

ここからは、エクリプスクロスPHEVの魅力を専門家の視点で解説します。どのような魅力があるのか、詳しく見ていきましょう。
三菱独自の「S-AWC」がもたらす卓越した走行の安定性
エクリプスクロスPHEVは、三菱自動車が長年培ってきた四輪統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を搭載しています。S-AWCは、左右輪の駆動力やブレーキ力を最適に配分することで、カーブや滑りやすい路面でも車両の挙動を安定させる三菱独自のシステムです。
中核を担う「AYC」がブレーキ制御によって車の旋回を自然に補助し、ドライバーの意図した通りのハンドリングを実現しています。さらに、前後にモーターを搭載したツインモーター4WDシステムが、瞬時にトルク配分を調整。雨の日の高速道路や雪道などでも、滑らず安定した走りを楽しめます。
ドライブモードは「NORMAL」「SNOW」「GRAVEL」「TARMAC」の4種類が用意されており、走行シーンに応じて選択可能です。特に雪道では、S-AWCとモーター駆動の組み合わせによる高いトラクション性能(駆動力)が評価されています。
静かで滑らか。モータードライブが生み出す上質な乗り心地
エクリプスクロスPHEVは、発進から中速域までをモーター主体で走行するため、加速時のレスポンスがスムーズです。エンジンが始動する際もショックが少なく、プラグインハイブリッド車らしい静粛性と上質な乗り心地も魅力。
特に街乗りでは、エンジン音や振動をほとんど感じず、ストレスのないドライブを楽しめるでしょう。この静粛性こそ、エクリプスクロスPHEVを選ぶ大きな理由の一つとも言えます。
1500WのAC電源は「動く蓄電池」としてのアドバンテージ
エクリプスクロスPHEVには、AC100V・最大1500Wの電源コンセントが標準装備されています。アウトドアや車中泊のシーンでは、照明や調理器具を電源コード一本で使えるため、まさに「動く蓄電池」として活躍します。
ドライヤーやホットプレート、コーヒーメーカーなどの家電をそのまま使用することも可能です。また、災害時には非常用電源としても機能し、家庭用電源(V2H)との組み合わせによって、停電時に家の電力をまかなうこともできます。
単に走るだけでなく「電気を供給できる車」という点も、PHEVならではの大きな魅力です。
出典:蓄電・給電|三菱自動車
エクリプスクロスPHEVとトヨタ RAV4 PHV、どちらがおすすめ?

出典:https://toyota.jp/rav4/
ここでは、エクリプスクロスPHEVと、ライバル車であるトヨタ RAV4 PHVの両モデルの主要スペックを比較します。両車の優れる点や選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
| 項目 | エクリプスクロスPHEV | トヨタ RAV4 PHV |
|---|---|---|
| 車両価格 | 約409万円~ | 約566万円~ |
| バッテリー容量 | 13.8kWh | 18.1kWh |
| EVの航続可能距離 | 57km | 95km |
| 荷室容量 | 359L | 490L |
| 4WDシステム | S-AWC | E-Four |
出典:グレード 価格・装備比較|三菱自動車、主要諸元、RAV4 WEBカタログ、Q:ラゲージルーム(トランク)の容量・寸法を教えて。|トヨタ
RAV4 PHVは、EVの航続可能距離や荷室の広さで優位ですが、エクリプスクロスPHEVよりも約150万円高い価格帯です。一方、エクリプスクロスPHEVは、4WDシステムに「S-AWC」を採用することで、高い走行安定性と安心感のある走りが特徴的。
どちらが良いかは「走行性能」「実用性」「コスト」のどの点を重視するかによって変わりますが、EV航続距離の長さや積載性を重視するならRAV4 PHV、価格と走行性能のバランスを重視するならエクリプスクロスPHEVがおすすめです。
後悔しないための賢い買い方【中古車・カーリース】
ここからは、後悔しないための賢い選択肢として「中古車」と「カーリース」の2つについて紹介します。購入方法を工夫すれば、エクリプスクロスPHEVの初期費用を抑えることも可能です。
中古車選びのチェックポイント
新車価格に手が届かない場合は、中古車を視野に入れてみましょう。できれば、新車登録後のメーカー保証期間が残っている「認定中古車」を選ぶのがおすすめです。
認定中古車であれば、納車前点検が行われるほか、駆動用バッテリーの保証なども継続できる可能性があり、安心してPHEVライフを始められます。
また、充電ポートの状態や充電ケーブルの有無も重要なポイントです。長期間使用された車両の場合、端子の摩耗やケーブルが欠品していることがあります。中古車を選ぶ際は、購入前に必ず実車で確認することをおすすめします。
カーリースなら月々定額でPHEVに乗れる
もう一つの選択肢が「カーリース」です。カーリースは、頭金不要・税金や車検費用込みで、毎月定額で新車に乗ることができます。
特にエクリプスクロスPHEVのような高額車種をリースすることで、金銭的な負担を軽減しながら新車に乗れるという大きなメリットがあります。また、プランによってはメンテナンス費用やバッテリー点検など、維持コストを月額料金に含めることも可能です。
さらに、カーリースは車を「所有」するのではなく、リース会社の車を「利用」するという形でPHEVを体験できるため、リセールバリューや車両の劣化を気にせず快適に乗り続けられるのも魅力です。

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント
エクリプスクロスphevに関するよくある質問
エクリプスクロスPHEVの購入を検討していくなかで、さまざまな疑問を感じる方も多いと思います。ここでは、エクリプスクロスPHEVを検討する際のよくある質問と回答をセットで紹介します。
Q. エクリプスクロスPHEVの実際の燃費はどのくらいですか?
A. 燃費は、走行距離や充電頻度によって大きく変化します。自宅でこまめに充電し、日常の買い物や通勤など短距離中心の使い方であれば、ほとんどガソリンを使わずに走行することも可能です。反対に、充電せずに長距離を走る場合、実際の燃費は12〜15km/L程度になることもあります。
Q. バッテリーの寿命や交換費用が心配です。
A. 三菱では、エクリプスクロスPHEVの駆動用バッテリーに「8年または16万km」の長期保証を設定しています。この保証期間中に性能が著しく低下した場合は、無償で修理または交換が可能です。
Q. 自宅に充電設備がなくても乗れますか?
A. 自宅に充電設備がなくても走行自体はできますが、PHEVのメリットを十分に発揮するのは難しくなります。というのも、充電せずに走行を続けるとバッテリーの重量が負担となり、ハイブリッド車よりも燃費が悪化する場合があるからです。
PHEVを選ぶ際は、自宅や勤務先など、定期的に充電できる環境が整っているかを確認しておくことをおすすめします。
Q. 雪道での走りはどうですか?
A. エクリプスクロスPHEVは雪道走行にも強いモデルです。三菱が誇る四輪制御システム「S-AWC」と、モーターによる緻密なトルク配分制御により、滑りやすい路面でも高い安定性を実現しています。
Q. 車中泊はできますか?
A. 後席を倒せば荷室を広く使えますが、完全なフルフラットにはならず、快適に車中泊するには少し工夫が必要です。例えば、長さがあるマットを敷いたり、傾斜を補うクッションを使ったりすることで、2人程度の車中泊は十分に可能です。
さらに、車内にAC100V・1500Wの電源が備わっており、電化製品も使えます。
まとめ:後悔しない賢い選択を。クルカのカーリースで新しいカーライフへ

エクリプスクロスPHEVは、日常の走行からアウトドアまで幅広く活躍できる一台ですが、高額な車両価格や維持費、ライフスタイルとの相性を考えると、購入をためらう方も少なくありません。
「購入して後悔したら困る」「数年後に価値が下がったら…」などの不安を感じる方におすすめなのが、「新車リース クルカ」です。
クルカのカーリースなら、高額な頭金を支払う必要がなく、契約満了時には車を返却するだけ。リセールバリューの変動を気にせず、常に新しい車に乗り続けられるのが大きな魅力です。
さらに、税金や車検費用も月額料金に含まれているため、維持管理の手間もかかりません。また、クルカは3年の短期契約かつボーナス払いなしのシンプルな料金プランで、総支払額を安く抑えることに成功しています。
支払い方法も柔軟で、現金一括やクレジットカード払いも可能です。人気SUVを多数取り扱っているので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。 クルカのサイトはこちら
この記事の執筆者

ちか
ライター
「日常使いは軽だけどクラシックカー好き。 近隣県までドライブ&ご当地グルメを堪能するのが休日の楽しみです!」
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