-
新車カーリースクルカ
- カーリースお役立ちコラム
- クルマ選び記事一覧
- 子育てにスライドドアはいらない?後悔しないための車選びのポイント
この記事の監修者

飯野 貢司
自動車マーケティング戦略研究員
中古車販売業に、7年携わる。その後、株式会社ガリバーインターナショナル(現:株式会社IDOM)に入社。店長勤務を経て、本社新車事業・法人営業・採用・車両仕入など様々な分野に携わり合計19年間勤務。現在、株式会社ジョイカルジャパンにて、新車業販・直営店業務・オークション売買など、主にクルマのリセールバリューに関わる部分に配属。2024年より沖縄レンタカー事業の兼務を始めた。
軽自動車から、コンパクトカー・ミニバン・SUVに至るまで、最新の『納期』『値引き』情報を基にグレード間の装備差などに注目して、購入しても3年後や5年後に損をしないオススメの購入方法や、車種・グレード・装備といったものを徹底紹介します!lab研究員として、長年の経験から自動車に関する知識やアドバイスも行います。
子育て中は、子どもの乗り降りが便利な車種を選びたいですよね。特に便利な機能として挙げられるスライドドアですが、一部では「子育てにスライドドアはいらない」という声も聞かれます。
確かにスライドドアは狭い駐車場でも開閉しやすく便利ですが、すべての家庭に必須ではありません。子どもの年齢や家族構成、ライフスタイルによっては、ヒンジドア(通常のドア)の方が使いやすい場合もあります。
この記事では、子育てにスライドドアがいらないと言われる理由、スライドドアとヒンジドアの比較、車選びのポイントを解説します。子育て世代におすすめの車種も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 子育てにスライドドアがいらないと言われる理由
- 比較検証!スライドドア vs ヒンジドア
- 後悔しないための車の選び方のポイント
- 子育て中におすすめ車種紹介
子育てにスライドドアが「いらない」と言われる3つの理由

子育て中に便利なスライドドアですが、なぜ「いらない」という声があるのでしょうか。ここでは、子育てにスライドドアがいらないと言われる理由を3つ紹介します。
理由1:本当に必要な期間は短い
1つ目の理由は、スライドドアが本当に必要な期間が短いことです。というのも、多くの家庭でスライドドアが最も活躍するのは、チャイルドシートを使う0歳〜6歳頃の時期となります。
小さな子どもを抱っこしたり荷物が多い場面では、ドアを横に大きく開かなくてもスムーズに乗り降りできる点が便利に感じるでしょう。しかし、小学校に上がる頃には手動でも対応できるようになり、「スライドドアでなければ困る」という状況は減っていきます。
このように、本当の意味で使いやすさを実感できる期間は限られるため、長期的なコストを考えると割に合わないと感じる方も少なくないのです。
理由2:コストパフォーマンスの問題
2つ目の理由は、スライドドア車がコスト面で割高になりやすいことです。
スライドドアは開閉機構が複雑なため、製造コストが高くなりがちです。そのため、同クラスのヒンジドアの車と比べると、車両価格がやや高めに設定される傾向があります。
さらに、ドアレールやモーター、センサーなどの不具合が起きた場合、修理費用が10万円を超えることもあり工賃も高め。このような維持費まで含めて考えたとき、便利さよりも負担の大きさを感じて「スライドドアはいらない」と感じる方もいるようです。
理由3:車種選択の幅が狭まる
3つ目の理由は、スライドドアを選ぶことで車種の選択肢が限られてしまう点です。
スライドドアは主にミニバンや一部の軽トールワゴンに採用されている機能で、SUVやセダン、ステーションワゴンなどではほとんど見られません。そのため、走行性能やデザイン性を重視したい人にとっては、選べる車種が狭まってしまうのです。
スライドドアを重視するあまり選択肢を狭めてしまうと、「本当に家族のライフスタイルに合う車」を選びにくくなってしまう点に注意が必要です。
SUV・ミニバン・軽自動車など、クルカでは国内主要メーカーの人気車種を豊富にラインナップ。月々2万円台から選べる車種もあり、予算やライフスタイルに合わせて選びやすい構成になっています。
気になる新車を探してみよう
クルカは最低価格保証取扱車種をみる
比較検証|スライドドアとヒンジドア(通常のドア)のどちらを選ぶべき?

ここからは、それぞれのドアタイプがどんな場面で便利なのか見ていきます。以下の表に、スライドドアとヒンジドアを比較したものをまとめました。
| 比較項目 | スライドドア | ヒンジドア |
|---|---|---|
| 主な搭載車種 | ミニバンや軽トールワゴンなどに多い | SUV・セダン・コンパクトカーなど幅広く展開 |
| 乗り降りのしやすさ | 狭い駐車場でもドアを気にせず開閉しやすい | 開け幅が必要で、狭い場所では開閉に気を使う |
| 車両価格 | やや高め | 価格を抑えやすい |
| 故障リスク | モーターやレールなどの故障リスクがある | 構造が単純で故障の心配が少ない |
| 燃費 | 車重が重く、燃費がやや悪化しやすい | 軽量な分、燃費が良い傾向にある |
| 開閉スピード | 電動タイプは開閉にやや時間がかかる | 手動で素早く開閉できる |
| デザイン性・車種の幅 | 実用性重視で車種の選択肢は少なめ | デザインや走行性能を重視した車が選べる |
各ドアタイプのメリット・デメリットについて、以下で紹介していきます。
子育てにおけるスライドドアのメリット・デメリット
子育て世代の目線から見たスライドドアのメリット・デメリットは次のとおりです。
【メリット】
- 狭い駐車場でも隣の車を気にせず開閉できる
- 子どもを抱っこしたままや荷物で両手がふさがっていてもドアを開閉しやすい
- 強風時にドアがあおられる心配がない
- チャイルドシートの乗せ降ろしがしやすい
【デメリット】
- 車両価格が高くなりやすい
- ヒンジドアに比べて故障しやすく修理費が高額になる場合がある
- 車重が増えるため燃費性能が低下しやすい
- 開閉に時間がかかることがある
子育てにおけるヒンジドア(スイングドア)のメリット・デメリット
ヒンジドアは構造がシンプルで、コストを抑えつつ長く安心して乗れるのが魅力です。主なメリット・デメリットは次のとおりです。
【メリット】
- 車両価格を抑えやすくコストパフォーマンスに優れる
- 構造が単純で故障のリスクが少ない
- 燃費が良く経済的
- SUVやセダンなどデザインや走行性能で幅広い車種から選べる
【デメリット】
- 狭い駐車スペースではドアを大きく開けにくい
- 子どもが勢いよく開けると隣の車や壁にぶつけるおそれがある
- 強風時にドアがあおられる危険がある
- チャイルドシートの乗せ降ろしでは身体をかがめる必要がある
どちらにもメリットとデメリットの両方があるため、あらかじめ優先したいポイントを明確にしておくと選びやすくなります。
後悔しないための車の選び方のポイント4つ

ここからは、後悔しない車選びのために意識したい4つのポイントを紹介します。スライドドアが本当に必要かどうかはご家庭によって異なるため、現在の生活に当てはめながら考えてみましょう。
ポイント1:駐車環境は?|自宅やよく行く場所の広さを確認
まず確認しておきたいのが、日常的に使う駐車場の広さです。ご自宅はもちろん職場やスーパー、保育園などの駐車環境を見ておくと、実際の使いやすさがよりイメージしやすくなります。
💡チェックポイント
- 自宅の駐車場の幅や奥行きに十分な余裕があるか
- 日常的に利用する駐車場の区画が広いか狭いか
- 駐車スペース同士の間隔が狭く、ドアを開けにくい場面が多いか
狭い駐車場を使う機会が多い場合や、隣の車との間隔が狭い環境ではスライドドアの使いやすさを実感しやすいでしょう。逆に、広い駐車スペースを使う機会が多い方は、ヒンジドアでも不便を感じることは少ないはずです。
ポイント2:お子様の年齢と人数は?|今後のライフプランを想定
次に考えたいのが、お子様の年齢や家族構成です。スライドドアの利便性は、子どもが小さい時期ほど高く、成長とともに必要性が薄れていく傾向があります。
また、家族の人数や今後のライフプランによっても、最適なドアタイプは変わってきます。近い将来、想定される変化を踏まえて車を選ぶためにも、以下のポイントをチェックしておきましょう。
💡チェックポイント
- メインで乗せる子どもが6歳未満か
- 2人目、3人目など、これから子どもが増える予定があるか
- 祖父母を乗せる機会が多いか
上記のチェックポイントで「はい」に多く当てはまるほど、スライドドアがあると便利です。子どもが自分で乗り降りできるようになる年齢や、家族構成に変化がない場合は、ヒンジドアタイプの車も並行して検討すると良いでしょう。
ポイント3:主な利用シーンは?|平日と休日の使い方をイメージ
車をどんなシーンで使うのかを明確にしておくことで、どのドアタイプが合っているかが判断しやすくなります。まずは、通勤や送迎などの日常使いが中心なのか、休日のレジャーがメインなのかを考えてみましょう。
💡チェックポイント
- 平日・休日の車に乗る距離や時間
- 荷物を頻繁に積み下ろしする機会が多いか
街乗り中心で駐車や乗り降りの頻度が高い場合はスライドドアが便利です。休日の長距離ドライブや悪路走行性なども重視したい場合には、スライドドアのないSUVやセダンなどの選択肢が有力候補になります。
ポイント4:安全性とデザイン、どちらを優先?
最後に考えたいのは、安全性とデザインのどちらを重視するかという点です。近年では、どの車種も安全性能が向上していますが、ドアの構造によって注意すべきポイントが少し異なります。
💡チェックポイント
- スライドドアの挟み込み防止機能などが欲しいかどうか
- ヒンジドアのデザイン性やスポーティな印象を優先したいかどうか
- 小さな子どもが自分でドアを開ける機会が多いかどうか
スライドドアには挟み込み防止機能などが備わっており、子どもを乗せる際の安心感があります。とはいえ、ヒンジドアもチャイルドロック機能を活用すれば、内側から開ける心配を減らせます。
安全性に大きな差はなく、デザインや使い勝手をどちらに重きを置くかが最終的な判断のポイントになります。安全性能の評価については、独立行政法人 自動車事故対策機構の「自動車アセスメント(JNCAP)」も参考にしてみてください。
スライドドアなしでも快適!子育て世代におすすめの車種5選
スライドドアがなくても、子育て中に使いやすい車は数多く販売されています。ここでは、デザインや走りの良さにこだわりながら、スライドドアなしでも使い勝手の良いおすすめの車を5つ紹介します。
【SUV】トヨタ ヤリスクロス

トヨタ ヤリスクロスは、コンパクトSUVながら後席ドアがしっかり開き、子どもを抱えたままでも乗り降りしやすい設計です。安全装備「Toyota Safety Sense」を全車に標準搭載しているため、日常の送迎から遠出まで安心して運転できます。
さらに、ISOFIX対応チャイルドシート固定機構を標準装備しており、取り付けが簡単。チャイルドシートを頻繁に使う子育て世代にとって、頼もしい一台です。
【SUV】マツダ CX-5

マツダ CX-5は、上質な内装とゆとりある室内空間が魅力のミドルサイズSUVです。ハンズフリー機能付きパワーリフトゲートを搭載しており、荷物で手がふさがっていてもワンタッチでバックドアを開けられます。
家族4人が乗っても荷物をたくさん積めるため、買い物や旅行にもぴったり。さらに、パノラマサンルーフによる開放感としなやかな走りで、運転を楽しみたいパパ・ママにおすすめできる一台です。
【コンパクトカー】ホンダ フィット

ホンダ フィットは、コンパクトカーでありながら驚くほど広い室内空間を確保した一台です。ホンダ独自のセンタータンクレイアウトにより、後席や荷室のスペースを最大限に活用可能です。
さらに、チャイルドシートの取り付けやベビーカーの積み込みもスムーズで、日常での使い勝手は抜群。小回りが利く扱いやすさと燃費の良さも兼ね備えており、街乗り中心のファミリーに最適です。
【ステーションワゴン】トヨタ カローラツーリング

トヨタ カローラツーリングは、低重心で安定感のある走りと広い荷室を備えたステーションワゴンです。「SUVほどの車高は不要だけど荷物はしっかり積みたい」という方にぴったり。
最小回転半径5.0〜5.3mと取り回しやすく、街乗りや駐車もスムーズにこなせます。スタイリッシュなデザインと実用性を両立させたい家族におすすめのモデルです。
【番外編】あえてスライドドアを選ぶならこの一台:トヨタ シエンタ

トヨタ シエンタは、コンパクトなボディにスライドドアの利便性を詰め込んだ人気のコンパクトミニバンです。低床&フラットフロア設計で乗り降りがしやすく、「パワースライドドア」や「予約ロック機能」を全グレードに標準装備。
小回りが利くサイズ感と手頃な価格設定で、街乗りにも郊外へのドライブにも対応できます。「やっぱりスライドドアの便利さは捨てがたい」という方に、ちょうどいい一台です。

株式会社クルカCEO 早川 由紀夫からのコメント
「子育てとスライドドア」に関するよくある質問
ここでは、多くの子育て世帯が車選びで感じる「スライドドアに関する疑問」をまとめました。ドアタイプ選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Q. 子どもが二人になったら、スライドドアは必要ですか?
A. 子どもが二人になると、両手に荷物を持ったり、上の子と手をつなぎながら下の子を抱っこしたりと乗り降りの動作が増えます。そのため、スライドドアの開けやすさや安全性、ドアパンチの心配が少ないなどの便利さをより実感しやすくなるでしょう。
とはいえ、SUVやステーションワゴンでも工夫次第で対応できます。普段の移動スタイルや駐車環境も踏まえて判断するのがベストです。
Q. スライドドアなしのSUVで、チャイルドシートの乗せ降ろしは大変ですか?
A. 最近のSUVは後席ドアの開口角度が広く、車高も適切に設計されているため、乗せ降ろしのしやすさは大きく向上しています。ただし、車種によってドアの開き方や後席の高さは異なるため、購入前に実車で試してみることをおすすめします。
Q. 子どもがドアを勢いよく開けて隣の車にぶつけないか心配です。
A. 小さな子どもは力の加減が難しく、勢いよくドアを開けてしまうことがあります。乗り降りの際は必ず大人が付き添い、ドアの開閉をサポートしましょう。
また、多くの車にはチャイルドロック機構が搭載されており、適切に使用することで後席での不用意な開閉を防止できます。さらに、狭い駐車場では隣の車との距離を少し空けて停めるなど、環境面での工夫も有効です。
Q. 電動スライドドアの故障が心配です。手動なら大丈夫ですか?
A. 電動スライドドアは便利な反面、モーターやセンサーなどの故障リスクがあります。一方、手動タイプは構造がシンプルなため故障しにくいものの、ドア自体が重く、子どもや力の弱い高齢者には開け閉めが大変に感じることもあります。
日常的に誰がどのようなシーンで使うかを踏まえ、どのポイントを優先するかで選ぶと後悔が少なくなります。
クルカが提案する新しい車の乗り方で、失敗しないファミリーカー選び

子育てに最適な車を選ぶとき、スライドドアの有無は確かに大きなポイントです。しかし、本当に大切なのは「今の家族に合っているか」だけでなく、「数年後も快適に使えるか」という視点ではないでしょうか。
そこでご提案したいのが、クルカの新車カーリースという新しい選択肢です。クルカのカーリースは、3年ごとに乗り換えられる柔軟な仕組みのため、購入のように一度決めた車に乗り続ける必要はありません。
万が一、利用後に「やっぱりスライドドアが必要だった」「SUVの方が便利だった」と感じても、契約満了後には次の一台へ乗り換えることが可能です。さらに、クルカではボーナス払いなしの月々定額制も採用しているため、出費を見通しやすく家計への負担を最小限に抑えられます。
「0歳から6歳まではスライドドアのミニバン、小学生になったらSUV、子どもが独立したらコンパクトカーへ」などのように、家族の成長に合わせて最適な一台を選び続けられるのが、クルカの魅力です。
まずは、気になる車種をクルカの公式サイトで探してみてください。ライフステージの変化を見据えた後悔しない車選びを、クルカの専任スタッフがサポートいたします。
SUV・ミニバン・軽自動車など、クルカでは国内主要メーカーの人気車種を豊富にラインナップ。月々2万円台から選べる車種もあり、予算やライフスタイルに合わせて選びやすい構成になっています。
気になる新車を探してみよう
クルカは最低価格保証取扱車種をみる
この記事の執筆者

ちか
ライター
「日常使いは軽だけどクラシックカー好き。 近隣県までドライブ&ご当地グルメを堪能するのが休日の楽しみです!」
関連コラム
おすすめ車種
新車カーリースを探す
条件・用途から車を選ぶ
- 燃費性能で選ぶ
- 定員数で選ぶ
- おすすめ用途で選ぶ
CONTACTお問い合わせ
私達にお任せください!
分かりやすく丁寧にご案内いたします!
-
LINEでのお問い合わせ
お友達追加をしていただくと、
友達追加
メッセージでの問い合わせが可能です


株式会社クルカCEO 早川 由紀夫からのコメント