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車庫証明という書類をご存知でしょうか。車の登録時に必要となる書類であり、警察署で申請手続きを行います。
では、この車庫証明はカーリースの場合でも必要となるのでしょうか。また、もしも自分で申請を行う場合、どのような手順で費用はどのくらいかかるのでしょうか。
今回は、車庫証明について詳しく解説しながら、その手順や費用についてもご紹介します。カーリースの場合にも触れていますので、リースを検討されている方もぜひ参考にしてください。
車庫証明とは?
車を所有する時には、保管する場所を事前に登録しなければなりません。その登録に必要なのが、車庫証明です。正式名称は「自動車保管場所証明書」です。管轄の警察署に申請することで保管場所を確認してもらい、車の保管が可能であることを証明してもらいます。車庫証明の申請が必要となるのは、以下のようなケースです。
- 新車または中古車を購入した時
- 車の所有者が変更した時
- 引っ越しなどで住所が変更した時
- 駐車場が変更となった時など
では、何故車の保管場所を証明しなければならないのでしょうか。それは、路上駐車や放置車両のリスクを減らし、道路交通を円滑にするためです。車庫法の第11条においても、そのように規定されています。
また、車庫証明は運輸支局にて登録手続きを行うために必要となります。車庫証明がなければ、新たな車検証やナンバープレートを取得することができません。きちんと登録を完了させるためにも、車庫証明が必要となったら早めに書類を用意して手続きすることが大切です。
なお、車庫証明を取得するためには以下の条件を満たす必要があります。
- 駐車場、空き地など道路以外の場所であること
- 使用の本拠地(実際に住んでいる場所)から2km以内であること
- 車が通行できる道路から支障なく出入りが出来て、かつ車体全体がおさまること
- 保管場所として使用する権限を持っていること
カーリースでも書庫証明は必要!
車庫証明は、マイカー購入時はもちろんのこと、カーリースでも必要となります。
カーリースの場合、自分で用意するか、またはリース会社が代行して取得するかの2つの方法があります。自分で車庫証明の申請や取得を行えば代行手数料を節約することができますが、時間や手間がかかります。警察署では平日の日中しか受付していないので、仕事で日中抜けられない人にとっては厳しいでしょう。
そのため多くの場合は、リース会社が代行してくれます。申請から受け取りまで全てやってくれるので、警察署に行く手間や時間を節約できます。費用は数千〜1万円ほどです。
例えば「新車カーリースクルカ」では、必要書類を用意して提出するだけで、あとは全て代行してもらえます。取得にかかる費用などは全てリース料金に含まれているので手間もかかりません。
車庫証明の申請手続きとタイミングは?
車庫証明の申請手続きは、運輸支局で登録する前に行います。マイカーなら購入時、カーリースなら契約時です。前述の通り、車庫証明は車の登録に必要な書類の1つだからです。
車庫証明の申請手続きは、どのような流れで行われるのでしょうか。以下、詳しく解説していきます。
手順1. 必要な書類を用意する
申請には、警察署が用意する用紙に必要事項を記載する必要があります。管轄の警察署に行けば、用紙がもらえます。または警察署の公式ホームページでダウンロードしてもOKです。
【車庫証明申請に必要な書類】
・自動車保管場所証明申請書
保管場所を申請するための書類です。警察署でもらう用紙は複写式になっています。ここには、申請する車の車名・型式・車体番号・サイズなどを記入し、指定箇所に押印します。
・保管場所標章交付申請書
標章交付のための申請用紙です。警察署の用紙なら証明申請書と一緒の複写式となっているため、改めて記入する必要はありません。ダウンロード用紙の場合は、証明申請書と同じように記入します。
・保管場所の所在図・配置図
所在図にはおおよその駐車位置、配置図には保管場所の詳細図を記入します。所在図は住居周辺地図のコピーでも可能です。配置図は駐車スペースの広さや出入り口の道路の幅などを、詳しく書き込んでいきます。
・保管場所使用権限疎明署名(自認書) または 保管場所使用承諾書
駐車する土地が自己所有なら自認書、他人の土地なら承諾書のどちらかを提出します。
承諾書の場合は、管理会社や大家に連絡して、記入や押印をもらわなければなりません。場合によっては代行手数料が発生したり、日数がかかったりするので注意が必要です。
・(月極駐車場などの場合)賃貸借契約書の写し、駐車場使用料金の領収書、確認証明書など
警察署によっては、承諾書の代わりに上記の書類を使用してもOKなケースもあります。事前に確認しておくと良いでしょう。
2. 警察署で申請する
上記の必要書類を持って、管轄の警察署へと申請します。当日に収入印紙を購入し、用紙の指定場所へと貼り付ければOKです。受付時間は平日の9時~17時頃なので、この時間帯に行かなければなりません。
車庫証明が交付されるまでの期間で、調査員が実際に現地調査しに来ます。この間は、駐車する場所をきちんと空けておくと良いでしょう。
3. 交付日になったら証明書を受け取る
指定の交付日になったら、再度警察署へと受け取りに行きます。何も問題がなければ、以下の3点が発行されます。
・自動車保管場所証明書
運輸支局に登録するために必要な書類です。重要なものなので、汚さないようにしましょう。
・保管場所標章番号通知書
車庫証明の控えのようなものです。車検証と一緒に保管しておきます。
・保管場所標章(ステッカー)
車庫を使用する車のリアウィンドウに貼り付けます。
交付までの期間は、地域によってさまざまです。3日のところもあれば1週間以上かかるところもありますので、申請時に確認しておくと良いでしょう。
車庫証明の有効期限は、交付日から概ね1ヶ月以内です。書類を受け取ったら、すぐに運輸支局で手続きしましょう。
車庫証明の手続に必要な費用
車庫証明の申請時と交付受け取り時には、手数料を支払う必要があります。地域によって若干の変動はありますが、申請時は2,000~2,200円ほど、交付時には500~600円ほどで、合計2,500~2,800円ほど必要です。
例えば東京都では、申請に2,100円・交付時に500円で合計2,600円(https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/faq/tetuduki/syako.html)。千葉県は申請に2,200円、交付時に550円で合計2,750円となります。(https://www.police.pref.chiba.jp/kotsukiseika/window_permiti-11.html)
おおよそ3,000円ほど用意しておけば、お釣りがくる金額ですね。
まとめ
今回は、車庫証明についての詳しい解説と、その申請手順や費用などについてご紹介しました。
車庫証明はマイカー購入時だけではなく、カーリース利用時にも必要です。申請用紙に必要事項を記入して管轄の警察署に2回行かなければならないので、手間や労力がかかります。
しかし、大抵のリース会社では車庫証明の申請や受け取りを代行してくれます。費用もリース料金に含まれているカーリースで、便利なカーライフを楽しんでみてはいかがでしょう。
この記事の執筆者
小嶋 啓意
クルカ事業部 統括マネージャーを務める小嶋です。新卒から自動車業界一筋15年のキャリアがあります! 大学卒業後、某大手国内ディーラーの営業職を経て、クルカに入社しました。 自動車業界のキャリアの長さは社内屈指。「車といえば、小嶋さん」と社内で言われるレベルの車好き。車は三度の飯より大好きです! ディーラーや現職の営業経験を生かした車選びのご提案が得意です。長年の経験から、お客様にとって最適な1台をご用意いたします。 営業時代は商品のスペックを理解し、お客様に提案することをモットーにしましたので、自動車のスペックに精通しています。 弊社Youtubeチャンネルでは、車選びの知識やクルカで取り扱っている車種の解説もしています。 ぜひ車選びの参考にしてみてください! →YouTubeクルカ公式チャンネル
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