一昔前は「車は購入するもの」という考えが当たり前でしたが、最近はサブスクリプション(サブスク)を利用して車も購入せずに「一定期間や必要な時だけ借りる」という考えも広まってきています。
近年、特に勢いを増してきたサブスクリプションサービスですが、「サブスクってどんなサービスなのか?」と未だ疑問に思っている方も多いかと思います。
そこで今回は、毎月定額料金を支払うことで一定期間のサービスを受けることができる「サブスク」というサービスについて解説していきます。
車のサブスクっていったい何?
皆さんは「サブスク」という言葉を耳にしたことはありますでしょうか。
サブスクとは「サブスクリプションサービス」の略称であり、「サービスや商品に対してその都度支払うのではなく、毎月定額料金を支払うことで一定期間のサービスを受けることができる」サービスのことです。
サブスクは当初、AppleMusicなどの音楽配信サービスやAmazonプライムビデオなどの映像配信サービスから始まったサービスです。しかし近年は、車や家電といった一昔前までは購入して所有することが当たり前となっていたものにまで広がってきています。
自動車業界においても、これまでは車は「所有するもの」と考えられていましたが、サブスクの普及によって車も借りるという新しい所有方法が注目されるようになりました。
どんなシステム?
サブスクとはいったいどんなシステムになっているのでしょうか。
車のサブスクリプションサービスは、毎月定額料金を支払うことで自分の選んだ車を、契約期間マイカーのように乗ることができるシステムとなっています。
マイカー購入時には、頭金などの初期費用や毎年納めなければならない自動車税、自賠責保険や任意保険といったさまざまな費用が車体価格とは別にかかってきます。しかし、車のサブスクでは初期費用や税金、保険代などは毎月の定額料金に含まれているため、別途に支払う必要はなく、毎月定額料金のみを支払うことでマイカーと同じように利用することができます。また、経費として全額計上できるため、社用車として利用する場合は企業や個人事業主の方は節税目的としても活用できます。
サブスクの契約方法
車のサブスクの契約方法には、「オープンエンド方式」と「クローズエンド方式」の2種類があります。サブスクの注意点として挙げられる「契約満了後の追加料金」が発生する可能性があるのはオープンエンド方式の方です。クローズエンド方式は契約満了後の追加料金は発生しないため心配不要です。
オープンエンド方式
オープンエンド方式は、契約時に残価を明示した上で、毎月の定額料金を算出する契約方法です。契約満了時にリース車を返却する際、車の状態や市場価値によって査定額を算出します。その査定額が残価を下回ってしまった場合は、その差額分をリース会社へ支払う必要が出てきます。
契約満了時の利用者の選択としては、「差額を一括で支払って契約終了」「車を買取する」「継続してリース契約をする」のいずれかになります。
クローズエンド方式
クローズエンド方式は、契約時に残価を明示せずに毎月の定額料金を算出するため、契約満了時に差額精算が発生しない契約方法です。
契約満了時の利用者の選択としては、「車を返却して契約終了」「継続してリース契約をする」のどちらかになります。
サブスクのメリット・デメリット
車のサブスクにはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。ここからは、サブスクを利用するメリット・デメリットについてご紹介します。
サブスクのメリット
新車に乗り続けることができる
マイカーとして車を購入する場合、購入した当初は最新のデザインや装備が備わった車種として魅力的ですが、年数が経過すると同時に古くなってしまいます。乗り換えるとなると大きな費用がかかりマイカーで最新のデザインや装備が備わった車に乗り続けるのは難しいのが現状です。しかし、サブスクで車を利用するといつでも最新の車種に乗り続けることができるのです。
初期費用を抑えられる
マイカーとして車を購入する場合、頭金や自動車税、環境性能割税、自賠責保険などさまざまな初期費用が必要となってきます。しかし、サブスクではこれらの初期費用は全て月々の支払いに含めれていますので、初期費用としてまとまったお金を支払う必要がありません。そのため、若い世代の方で初期費用を用意できない方におすすめです。
保険料や税金がコミコミ
マイカーを維持する上で、保険料や自動車税は毎年必ずかかってくるものです。サブスクでは、任意保険や自動車税、メンテナンス費用などが月額利用料金に含まれているため、別途保険料や税金を支払わなくて済むのです。自動車に必要な費用が家賃と同じように月額定額料金のみのため、家計管理もしやすくなります。
新車に乗れる
若い世代の方が車を購入する際、金銭面の理由で新車を購入できずに中古車を購入するケースは少なくありません。しかし、サブスクを利用することでお得な月額料金のみで新車に乗ることができます。若い世代には高くなりやすい任意保険も含まれた月額料金となっているため、「金銭的余裕はないけれど新車に乗りたい」という若い方におすすめです。
社用車として利用しやすい
仕事をしていく上で、車は欠かせないものです。車を購入する場合、購入費用全額を経費として計上するのは難しいのが現実です。しかし、サブスクを利用することで全額経費として計上できるため、社用車として利用することで会社の節税対策にも繋がるのです。
サブスクのデメリット
途中解約の不可や違約金
サブスクは、一定期間で契約して車を利用するサービスのため、契約期間内に途中解約したくなった場合は違約金が発生する場合があります。違約金の金額や発生してしまうケースはサービスによって異なるため、契約時にしっかりと確認しておくようにしましょう。
また、事故を起こしてしまい車が全損となってしまった場合などは、強制解約となり違約金が発生するケースもあります。万が一に備えて、車両保険に入っておくことでその保険費を違約金に充てることができるため、サブスクを利用する場合は車両保険への加入も検討するようにしましょう。
原状回復
サブスクでは返却時に原状回復できる状態で使用することが原則です。サービスによっては「メンテナンスプラン」などのオプションが設定されており、原状回復のサポート費用を月額料金に含めて支払うような仕組みもあります。小さなお子さんがいて車を汚してしまう恐れがある方は、追加でオプションを含んで契約することをおすすめします。
まとめ
今回は、車のサブスクのサービスについて解説してきました。
現在サブスクは、自動車だけに限らずさまざまなジャンルでも導入されているサービスです。今までは「購入する」が当たり前だった自動車でもサブスクを利用することで「一定期間契約して借りる」という新しい乗り方にシフトされつつあります。
車を利用する目的によっても「購入」か「サブスク」かの所有方法も変わってきます。どちらが自分に合っているのかをよく検討した上で、理想のカーライフに近い方法を選択しましょう。
この記事の執筆者
小嶋 啓意
クルカ営業部のGMを務める小嶋です。新卒から自動車業界一筋15年のキャリアがあります! 大学卒業後、某大手国内ディーラーの営業職を経て、クルカに入社しました。 自動車業界のキャリアの長さは社内屈指。「車といえば、小嶋さん」と社内で言われるレベルの車好き。車は三度の飯より大好きです! ディーラーや現職の営業経験を生かした車選びのご提案が得意です。長年の経験から、お客様にとって最適な1台をご用意いたします。 営業時代は商品のスペックを理解し、お客様に提案することをモットーにしましたので、自動車のスペックに精通しています。 弊社Youtubeチャンネルでは、車選びの知識やクルカで取り扱っている車種の解説もしています。 ぜひ車選びの参考にしてみてください! →YouTubeクルカ公式チャンネル
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