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更新日 2024.08.08(公開日 2020.7.30)

カーリース

引っ越してもカーリースは利用できる?

引っ越してもカーリースは利用できる?

この記事の監修者

早川 由紀夫

株式会社クルカCEO
新車販売・カーリース業界の第一人者

近年、自分の好きな車種を数年間の必要な期間だけリース契約し、マイカーのように利用できるカーリースが注目を集めています。車にかかる税金や諸費用、車検代等も毎月の定額料金に含まれているため、毎月決まった金額を支払うのみでお得に利用できます。

しかし、数年間のリース契約期間中に転勤や転職等を理由に引っ越しをする可能性もあります。その場合、引っ越しをしてもそのままカーリースは利用ができるのでしょうか。

今回は、契約期間中に引っ越してもカーリースを利用できるのかについて解説していきます。

カーリースの契約について

カーリースの契約について

カーリースとは、利用者がカーリース会社とリース契約を締結し、リース会社の車を一定期間借りてマイカーのように利用できるサービスです。カーリース会社によって、取り扱い車種や契約期間などは様々です。

カーリースによってリースした車は、所有者はリース会社のままで、使用者が利用者の名義となります。そのため、リース期間中でも車の維持に必要な手続き等はほとんどリース会社が行ってくれるため、利用者側は手間が省けます。

カーリースでは車にかかる各種税金や自賠責保険料、車検代等の全てが毎月の定額料金に含まれていることが多く、車の維持に必要となる突発的な出費を無くすことができます。

このように、カーリースの契約は利用者にとって魅力的なサービスとなっています。

契約期間中の引っ越しについて

契約期間中の引っ越しについて

カーリース契約期間は主に3年、5年、7年、9年と奇数年に設定されているケースが多くなっています。その理由としては、カーリース会社がリース用に新車を購入して提供する場合が多いためです。

普通自動車の自家用車は、新車登録時の登録車検で3年の有効期間が与えられ、その後は2 年毎に車検を受けることになります。そのため、車検に合わせた奇数年がカーリースの契約期間になっているのです。

3年〜9年とリース契約期間は長いため、契約期間中に引っ越しをする方も少なくないと思います。引っ越しをしても、リース契約は継続することができ、そのままマイカーのように利用することができます。

しかし、引っ越しの際にはいくつかの手続き等を行う必要があります。リース契約期間中に引っ越しをする場合は、カーリース会社に連絡して契約の記載内容を引っ越し先の住所に変更し、車検証の使用者住所も引っ越し先に変更するなどの手続きを行いましょう。

引っ越した時に必要なことも

 引っ越した時に必要なことも

カーリースの契約期間中に転勤や転職が決まり引っ越しをすることになった場合には、保管場所の確保や車検証の住所変更手続き、車両移動等の利用者が行わなければならない必要なことがあります。

ここでは、引っ越しの際に利用者が行わなくてはならないことについて解説をします。

保管場所の確保

新たな引っ越し先付近で車の保管場所を確保する必要があります。一軒家の場合は、家に保管することができますが、アパートやマンションに引っ越しする場合は引っ越し先の駐車場や近所の駐車場等を確保するようにしましょう。

また、リース会社によっては車の保管場所は「引っ越し先の自宅から半径2km以内」や「他の車の保管場所として登録されていないこと」などの様々な条件や決まりがある場合があります。そのため、保管場所確保の前にリース会社へ確認することをおすすめします。

車検証の住所変更手続き

カーリースの契約上、車検証の所有者はリース会社で使用者が利用者名義となります。そのため、引っ越しをした場合は車検証の使用者の住所変更手続きが必要となってきます。

車検証の住所変更手続きの際に利用者が行う手続きは、引っ越し先で車庫証明を取得してリース会社へ送付するのみの場合がほとんどです。その他の手続きは所有者であるリース会社が行ってくれるのが一般的です。

引っ越し先での車庫証明の取得方法は以下のとおりです。

車庫証明の取得方法

  1. 警察署に行き、車庫証明申請書を取得する
  2. 必要事項を記入して提出し、申請手数料を支払う
  3. 数日後、標章交付手数料を支払い、警察署にて車庫証明や自動車保管場所標章等を受け取る

リース車両の移動

引っ越しに伴う車両の移動はカーリースのサービスに含まれていないため、利用者自らが移動する必要があります。移動させる方法としては、自分で運転して移動する方法と引っ越し業者や輸送業者に頼み移動する方法などがあります。

引っ越し業者や輸送業者に頼む場合の費用相場は、移動時間が2〜3時間であれば1〜2万円程度、5〜10時間であれば3〜10万円程度となります。

ポイント

ポイント

カーリース契約中に引っ越しても利用できるのかについて解説してきました。引っ越しをしてもカーリース契約はそのまま継続することができ、今まで通りに利用することができることがわかりました。

ここでは、リース契約中に引っ越しをする際に抑えておきたいポイントについて説明します。

カーリース会社に連絡する

まずは、引っ越しが決まった時点でカーリース会社に連絡するようにしましょう。連絡することでリース契約内容記載の住所変更手続きが行えると同時に、利用者が行わなければならない必要な手続き等を教えてもらうことができます。

引っ越しの際に必要な手続きは基本的な部分はどこのリース会社でも同じですが、細かい部分はリース会社によって異なるケースが多いです。引っ越し手続きを行う前に、一度カーリース会社へ連絡することで無駄なく手続きを行うことができます。

新居での駐車場を確保する

引っ越しを行う場合、必ず新居での駐車場を確保しておくようにしましょう。リース会社によって「引っ越し先の自宅から半径2km以内」や「他の車の保管場所として登録されていないこと」などの様々な条件や決まりがある場合があります。

そのため、予め保管場所の条件や決まり等をカーリース会社に確認してから、駐車場を確保するようにしましょう。

まとめ

今回は、契約期間中に引っ越してもカーリースを利用できるのかについて解説してきました。カーリースでは、転勤や転職等を理由にリース契約期間中に引っ越しをした場合でもそのまま利用することができます。

しかし、引っ越しの際には「保管場所の確保」「車検証の住所変更手続き」「リース車両の移動」などの手続きを利用者自らが行わなくてはなりません。

引っ越しのポイントとしては、まずカーリース会社へ連絡して手続きを進めていくことで無駄なく手続きを行うことができます。今回ご紹介した情報を参考に、引っ越しが決まって連絡や手続きが漏れてしまっていたということがないようにしましょう。

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この記事の監修者

早川 由紀夫

株式会社クルカCEO

新車販売、カーリース業界の第一人者。2005年に設立したジョイカルジャパンでは、創業以来Founder 兼 COOとして「0」から店舗開発、店舗支援を現場で一から推進し続けた。2021年10月1日よりジョイカルジャパン代表取締役社長 CEOに就任。新車ECサイトでの販売にもいち早く取り組み、オンライン完結のカーリースサービスを普及させた。2019年には、月額2万円台〜の業界最安値を実現した短期カーリース専門会社「クルカ」を設立。常に顧客ニーズを捉えたサービスを展開し、カーライフの進化を牽引している。

「所有から利用へ。カーリースは、車との関係を再定義する、時代の潮流です。月々定額で新車に乗れる手軽さだけでなく、車との付き合い方をもっと自由に、もっとスマートな新しいカタチに。このメディアが、皆様のカーリース選びの羅針盤となるように、最新情報や役立つ知識を発信していきます。」

この記事の執筆者

小嶋 啓意

小嶋 啓意

クルカ事業部 統括マネージャー

「新卒から自動車業界一筋15年のキャリアがあります! 大学卒業後、某大手国内ディーラーの営業職を経て、クルカに入社しました。 自動車業界のキャリアの長さは社内屈指。「車といえば、小嶋さん」と社内で言われるレベルの車好き。車は三度の飯より大好きです! ディーラーや現職の営業経験を生かした車選びのご提案が得意です。長年の経験から、お客様にとって最適な1台をご用意いたします。 営業時代は商品のスペックを理解し、お客様に提案することをモットーにしましたので、自動車のスペックに精通しています。 弊社Youtubeチャンネルでは、車選びの知識やクルカで取り扱っている車種の解説もしています。 ぜひ車選びの参考にしてみてください! →YouTubeクルカ公式チャンネル

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