自動車の定員について|新車のカーリースはクルカ

更新日 2021.04.27(公開日 2020.9.7)

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自動車の定員について

自動車の定員について

車には、あらかじめ乗車定員が設定されています。乗車定員を超えて乗車すると、法律違反になってしまうので注意が必要です。乗車定員の数え方は、大人と子供では異なるため、正しく理解して、最適な車種を選びましょう。

今回は、自動車の乗車定員について、法的な定義や子供の数え方、違反した場合の取り扱いなどを解説していきます。乗車定員別におすすめの車種もご紹介するので、車選びの参考にしてみてください。

乗車人数の法的定義

 乗車人数の法的定義

自動車の乗車人数は、国土交通省による「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」に定められています。第237条に明示されているのは、以下の条文です。

一 乗車定員は、運転手席、座席、座席に順ずる装置及び立席の定員の総和とする。(以下省略)
二 イ 幼児専用車以外の自動車にあっては、当該座席の幅を40cmで除して得た整数値とする。ただし、当該座席の幅から76cmを引いた値を40cmで除して得た整数値に2を加えた数値を用いることができる。

参考:道路運送車両の保安基準の細目を定める告示

座席の幅で計算されていることがわかりますが、これだけではピンとこない方も多いでしょう。一般的には、車種の大きさごとに乗車定員が定められており、軽自動車は4人、普通自動車は5人以上となっています。

乗車定員は、車検証に記載されているので、自ら計算する必要はありません。複数の人が乗車する時は、あらかじめ定員を確認し乗車することが大切です。

子供はどのようにカウントする?

 子供はどのようにカウントする?

乗車人数を数えるとき、大人と子供ではカウントが異なります。国土交通省の資料における第53条2項では、以下のように明示されています。

2 前項の乗車定員は、12歳以上の者の数をもつて表すものとする。この場合において、 12歳以上の者1人は、12歳未満の小児又は幼児1.5人に相当するものとする。

参考:道路運送車両の保安基準

自動車の定員においては、12歳未満の小児または幼児を子どもと定義し、12歳以上の大人1人と子供1.5人をイコールとしています。例えば、子供が3人の場合は、大人2人に相当するという数え方です。

子供がどれだけ乗れるかを計算するときは、以下の計算式を使いましょう。

(車の乗車定員-大人の乗車人数)×1.5=子どもの乗車人数

幼児を乗車させる場合は、チャイルドシートを使用する必要があります。幼児が多く、チャイルドシートを載せきれない場合の対応を覚えておきましょう。可能な限り、チャイルドシートを搭載し、どうしても載せられない分は着用義務が免除されます。

ただ、幼児をそのまま乗せるのは大変危険なので、車を選ぶ際に幼児の人数に合わせたチャイルドシートを載せられるかを確認することが大切です。

乗車人数を違反するとどうなる?

 乗車人数を違反するとどうなる?

定められた乗車人数に違反すると、道路交通法で定められた「定員外乗車違反」に該当します。車種・その大きさによって、減点と反則金が課されるので、乗車人数を守って車を利用しなければなりません。

警視庁が定めている減点・反則金について、あらかじめ確認しておきましょう。

車種 原点 反則金
小型特殊車・原付車 1点 5,000円
普通車・二輪車 1点 6,000円
大型車 1点 7,000円

乗車人数別 おすすめ車種

 乗車人数別 おすすめ車種

自動車によって、乗車人数が異なるので、家族の人数や子供の人数に合わせた車が必要になります。乗車人数別におすすめ車種をいくつかご紹介をしますので、ぜひ参考にしてみましょう。

【5人乗り】トヨタ プリウス

世界初の量産型ハイブリットカーとして知られているトヨタ プリウスは、圧倒的な燃費性能を持った5人乗りコンパクトカーです。JC08モードで37.2km/Lの燃費性能を誇り、コストパフォーマンスの高い走りを実現しています。

走り心地も快適で、重心高を下げた造りによって、操縦安定性や走行性能を備え、スムーズで心地よい走りを楽しめるでしょう。

夏に涼しさを感じさせるシートベンチレーションや冬に暖かい快適温熱シートなど、季節に合わせた快適装備も魅力です。燃費性能にこだわりたい方や寒冷地に住んでいる方はぜひチェックしてみましょう。

トヨタ プリウス公式サイト

トヨタ プリウスのリース情報はこちら

【6人乗り】ホンダ フリード

ホンダ フリードには、N-BOXと同じく、メカを最小にして人のためのスペースを最大にするというコンセプトが反映されています。座席の前後のスペース、シートの左右のスペースに余裕があるので、足を組んで座ったり、シートの間を移動したりすることができます。

足先をかざすだけで開閉するハンズフリースライドドアや両側パワースライドドアなどの快適装備もあり、使いやすさも抜群です。安全運転支援システム「Honda SENSING」が全車に装備されているので、子どもが多い家庭にとって快適かつ安全なおすすめ車種となっています。

ホンダ フリード公式サイト

ホンダ フリードのリース情報はこちら

【7人乗り】トヨタ シエンタ

トヨタ シエンタは、スタイリッシュで先進的なデザインが特徴的な7人乗りミニバンです。独特なデザインに豊富なカラーバリエーションが用意されており、自分好みのスタイルを選ぶことができます。

快適な車内スペースもシエンタの特徴です。シートアレンジでシーンに合わせて変えられる収納スペースや乗り降りしやすい低床&フラットフロアなどによって、普段のお出かけからレジャー・アウトドアにまで利用できます。

アクティブなスタイルや十分な車内・収納スペースを生かして、家族や友人でお出かけを楽しみたい方におすすめです。

トヨタ シエンタの公式サイト

トヨタ シエンタのリース情報はこちら

まとめ

今回は、自動車の乗車定員について詳しく解説しました。

自動車の定員は、車種の大きさごとに定められています。大人と子どもで数え方が異なり、12歳未満の小児または幼児を子どもとし、大人1人と子ども1.5人を同数と見て数えるのがポイントです。乗車定員に違反すると、減点と反則金があるので注意しましょう。乗車定員別のおすすめ車種を参考にして、家族の人数に合った車を選んでみてください。

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この記事の執筆者

白幡 魁都

クルカの白幡 魁都です。キャリアは新卒から、自動車業界一筋。新卒は中古販売会社に入社。その後、クルカに中途で入社しました。 カーリースのキャリアは2年以上あり、中古車の市場の知識や買い取り業務の経験は社内で一番知識があります。 リースのご相談のほかに、前職キャリアを活かし、お車の下取りのご相談を承ることも可能です。また中古車販売社の頃は、主に軽自動車を取り扱うことが多く、軽自動車の情報や知識にも自身があります。 これまでのキャリアを活かし、車の乗り換えや買い替えといったコラムの監修にも携わっています。

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