アルファードとヴェルファイアを比較解説！

アルファードとヴェルファイアは、トヨタが製造・販売するミニバンです。2つの車種は、兄弟車種という位置づけになっており、見た目はもちろん、スペックや性能など似ている部分が多くあります。全く一緒ではなく、それぞれに個性がありますが、一見すると違いを見つけられないかもしれません。

そこで今回は、アルファードとヴェルファイアそれぞれの特徴や違いを解説します。2つの車種をより詳しく理解し、最適な車種を選びましょう。

アルファードの特徴

トヨタ アルファードは、これまでトヨペット店で取り扱われていた車種で、法人顧客などビジネス層をターゲットにしていました。そのため、エクステリアや室内もターゲットに合った作りとなっています。アルファードの特徴をチェックしていきましょう。

ダイナミックでエレガントな外装

アルファードといえば、やはり「突き出し感」のある外装でしょう。フロントグリルの縦基調を強調したメッキ加飾を施し、存在感のあるフロントマスクに仕上がっています。エンブレムやキリっとしたフロントライトなどにもこだわり、ダイナミックでエレガントなエクステリアが特徴です。

ラグジュアリーな室内空間

外装だけでなく、内装もラグジュアリーで洗練された室内空間になっています。シート表皮にグレード別にプレミアムナッパ本革などの上質な素材を使用し、質感・風合いを漂わせる魅力的な車内です。木目調加飾を刷新するなど、細部の装飾にまでこだわっています。

シートは質感が良いだけでなく、ゆとりと肌ざわり、座り心地を兼ね備えたエグゼクティブラウンジシートなど特別なシートを搭載しているのも特徴です。

シートアレンジを活用すれば、思いのままにスペースを変えられ、シーンやゲストに合わせた快適空間になります。

高級ミニバンらしい上質なドライビング

外装・内装に加えて、走行性能にも上質なドライビングを追求しています。まず高剛性ボディにサンドイッチ銅板を加えることによってエンジンルームと室内のノイズをカットし、振動・騒音をおさえ、静粛性を実現しました。

さらに、ダブルウィッシュボーンリヤサスペンションの採用、空力性能を高める構造により、走行安定性・燃費性能も備えています。3.5Lエンジンによる力強い加速も兼ね備え、静かで安定しながらも力強いという高級ミニバンらしい性能が魅力です。

細部まで行き届いた快適装備

車内でストレスフリーに過ごせるように、快適装備も充実しています。アレンジの効くフロントシート・セカンドシートをはじめとして、使い勝手の良いラゲージスペース、LEDルーフカラーイルミネーションなど、様々な機能・装備を備えているのが特徴です。

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ヴェルファイアの特徴

アルファードがトヨペットで販売していた一方、ヴェルファイアはネッツトヨタで販売されていました。走行性能や快適装備など共通する部分も多いですが、若者や女性などカジュアルな層に向けて作られたこともあり、アルファードよりもクールでインパクトのある見た目になっています。アルファードと比べながら、ヴェルファイアの特徴を見ていきましょう。

クールさをプラスした迫力あるエクステリア

ヴェルファイアのエクステリアは、クールさをプラスしたデザインになっています。フロントマスクはバランスよく加飾を施し、エレガントさだけでなくクールでモダンな印象があります。ヘッドランプを大型化するなど、迫力もしっかりと残しているのが特徴です。

くつろぎを追求した室内空間

ヴェルファイアのインテリアデザインは、木目調加飾やシート表皮の質感などを高め、見た目はもちろん、肌ざわり・座り心地も上質に仕上がっています。

フロントシートだけでなく、セカンドシートも質感・くつろぎにこだわっており、ゆとりあるシートサイズや快適な空間を作るシートアレンジなどによって、車内でストレスなく快適に過ごすことができます。

トヨタ ヴェルファイア

アルファードとヴェルファイアの違い

アルファードとヴェルファイアの特徴を解説しましたが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか？基本スペック・販売価格・エクステリアデザインの3点で比較していきましょう。

基本スペック

アルファードとヴェルファイアの基本スペックを比較すると、わずかにアルファードの方が車両サイズの全長が大きくなっています。その他の部分には大きく違いはありません。具体的なスペックを下記の表で確認してみてください。

	アルファード	ヴェルファイア
車両重量	1920～2240kg	1920～2240kg
車両サイズ	全長4945～4950×全高1950×全幅1850mm	全長4935×全高1950×全幅1850mm
室内サイズ	全長3210×全高1400×全幅1590mm	全長3210×全高1400×全幅1590mm
燃費消費率	WLTCモード：14.8km/L	WLTCモード：14.8km/L
総排気量	2493L	2493L
最高出力（ネット）	112（152）/5,700	112（152）/5,700
最大トルク（ネット）	206（21.0）/4,400～4,800	206（21.0）/4,400～4,800

販売価格

基本スペックと同じく、アルファードとヴェルファイアの価格帯は変わりません。ベースグレードが350～450万円、最高グレードが700万円後半となっています。グレードや装備内容をチェックして、予算に合ったアルファードやヴェルファイアを選びましょう。

	アルファード	ヴェルファイア
ガソリン車	3,520,000～7,421,000円	3,520,000～7,421,000円
ハイブリッド車	4,547,000～7,752,000円	4,547,000～7,752,000円
特別仕様車	4,240,000円	4,240,000円

エクステリアデザイン

アルファードとヴェルファイアを比べたときに、最も違いが見えるのがエクステリアデザインです。アルファードのフロントマスクは、メッキ加飾を施したことによってインパクトがある一方で、ヴェルファイアは上下2段構造、大型ヘッドランプを配したまた違ったデザインになっています。

大胆でラグジュアリーなアルファード、クールさも備えたエレガントなヴェルファイアといったように、コンセプトの違いがエクステリアに現れています。

アルファードとヴェルファイア、どちらが人気が高い？

アルファードとヴェルファイアは、兄弟車種であり、ライバルでもあります。過去10年間では、当初ヴェルファイアの販売台数が多く人気でしたが、徐々にアルファードが差をつめていき、2018年にヴェルファイアを抜き去り、差を大きく広げています。

人気の差は、アルファードとヴェルファイアのエクステリアの違いにあると言われています。現在のアルファードのエクステリアは、マイナーチェンジで変更されたもので、当初よりもより派手で印象的なデザインになりました。高級ミニバンを購入する層にアルファードのデザインが人気を集めたことによって、販売台数で人気に差が現れたといえるでしょう。

まとめ

今回は、アルファードとヴェルファイアの違いについて解説しました。インテリアや快適装備、走行性能などは共通していますが、エクステリアの印象に大きな違いがあります。縦基調のメッキ加飾を施したアルファード、上下2段構造のフロントがクールなヴェルファイアになっており、それぞれ個性的です。基本スペックや販売価格などもチェックして、アルファードかヴェルファイアかを選択してみてはいかがでしょうか。

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