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更新日 2022.09.30(公開日 2021.4.9)

クルマ選び

徹底比較!ハリアーvsレクサスNX

徹底比較!ハリアーvsレクサスNX

この記事の監修者

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員

「ハリアー」「レクサスNX」。どちらも都会的なスタイルが特徴のミドルサイズのクロスオーバーSUVの人気モデルです。そして、この両車じつは同じプラットフォーム(車台)を使用するいわば兄弟車種。全体的にハリアーとレクサスNXのイメージが似ているのはそれが理由です。

しかし、「ハリアー」「レクサスNX」は兄弟車種とはいえ、スタイリングやインテリア、装備なども違いも少なくありません。もちろんトヨタと高級ブランドのレクサスですので、価格に関しても大幅な開きがあります。

では具体的にどのような違いあるのか、「ハリアー」「レクサスNX」を様々なポイントで比較し、またそれぞれどんな方におすすめなのかも解説していきます。

各車種の特徴

各車種の特徴
出典:toyota.jp/harrier/?padid=from_harrier

ハリアー

2020年6月に発売の現行型トヨタ「ハリアー」は、トヨタSUVを代表するラグジュアリーなクロスオーバーSUVです。

トヨタ自慢のハイブリッドが設定されておりスタイリッシュなエクステリアや豪華な内装、余裕ある走りが味わえるというのが大きな特徴です。兄弟車は「レクサスNX」「RAV4」で、プラットフォームやパワーユニットなど多くの部分を共用しています。

トヨタのクロスオーバーSUVの中ではラグジュアリー感の強い「ハリアー」ですが、インテリアやエクステリアにも上質感、高級感があり、車格的にも大きすぎないことからファンも多く、現在多数のバックオーダーを抱えるほどの大ヒット車となっています。

パワーユニットとしては経済性に優れたガソリンエンジンとハイブリッドが設定されており、グレードは「S」「G」「Z」の3タイプが基本。そしてそれぞれにハイブリッドとガソリンエンジン、2WDと4WDが用意されています。

レクサスNX

レクサスNX
出典:lexus.jp/models/nx/

2021年11月にフルモデルチェンジを実施し、2代目となったのが「レクサスNX」です。先代レクサスNXは迫力あるエクステリアや、レクサスブランドの中でも手ごろなサイズ、また、高級感満点のインテリアやスポーティな走りで注目を集めました。

新型となった2代目「レクサスNX」はその先代をさらに進化させた躍動感あるアグレッシブなスタイリングが大きな特徴となっています。また、レクサスブランドとしては初となるPHEVを投入したというのも大きな話題となっています。

パワーユニットが豊富に設定されているのも大きな特徴で2.5Lガソリンエンジン、2.5Lガソリン+モーターのハイブリッド、2.4Lガソリンターボ、2.5LガソリンPHEVと4タイプが用意されています。

プラットフォーム(車台)は、ハリアーと同じTNGAのKプラットフォームを使用していますが、高級車ブランドレクサスに合わせ、NX専用にチューニングされており、操縦安定性や乗り心地なども高級車らしいセッティングが施されています。

グレードはNX450h(PHEV)、NX350h(ハイブリッド)、NX350“F SPORT”(ガソリンターボ)、NX250(ガソリンNA)の4グレードが基本でFFと4WDが設定されていますが、FFが選べるのはNX350hとNX250のみとなっています。

エクステリアの比較

エクステリアの比較
出典:toyota.jp/harrier/?padid=from_harrier

「ハリアー」「レクサスRX」は、プラットフォームが共通ということもあって、スタイリングにも近いものがあります。どちらも、都会的でスタイリッシュなクロスオーバーSUVであり、サイズ感もほぼ同じです。

ボディサイズは「ハリアー」のほうがわずかに「レクサスNX」よりも大きいですが、見た目の印象では「レクサスNX」のほうが大きく見えます。

これは、大きく張り出したフェンダーに存在感があることに加えて、フロント周りのデザインが「レクサスNX」はより厚みがあり、大型のスピンドルグリルも重厚感があるためでしょう。

そのため実寸ではわずかに小さいはずなのに大きく見えるのでしょう。また、高級感という意味では明らかに「レクサスNX」のほうが上です。

「ハリアー」は、単体で見れば十分高級感がありますが、「レクサスNX」と比べると、高級車というよりもスポーティで上質な都会派クロスオーバーSUVといったイメージです。

どちらがデザイン的に優れているというのはありませんが、周囲を威圧するような重厚感満点の「レクサスNX」に対して、シンプルなグリルガーニッシュを採用し、エレガントでスポーティなのが「ハリアー」といったところでしょうか。

プラットフォームが共通なのでホイールベースなどは全く同じですが、比較するとそのエクステリアの印象は大きく異なっています。

サイズ(ボディ、ホイール)の比較

サイズ(ボディ、ホイール)の比較
出典:lexus.jp/models/nx/

ではボディサイズを比較してみるとどれくらい違うのでしょうか。こちらです。

レクサスNX全長4,660mm×全幅1,865mm×全高1,660mm
ホイールベース 2,690㎜
ハリアー全長4,740mm×全幅1,855mm×全高1,660mm
ホイールベース 2,690㎜

全長で80㎜ほど「ハリアー」が長いですが、全幅では「レクサスNX」が10㎜ほど広い。全高とホイールベースは同じです。こうして並べてみると、ほぼ同じ大きさといっていいでしょう。兄弟車なので当然といえば当然です。

ホイールサイズは「ハリアー」が17インチ~18インチ。対して「レクサスNX」が18インチから20インチとなっています。迫力では圧倒的に「レクサスNX」です。

アルミホイールのデザインも「レクサスNX」はエッジの利いたスポークがシャープでとても高級感があります。まるで社外品の高級ブランドのホイールのようです。

「ハリアー」のアルミホイールも、デザインはスポーティで決して悪くはありませんが、いかにも純正ホイール的な線の太いデザインで「レクサスNX」と比べてしまうと少し高級感にかけて見えます。

ただ「レクサスNX」の20インチホイールはかっこいいですが装着タイヤの交換のことを考えるとその費用はかなりかさみそうです。レクサスオーナーはその程度の出費もいとわないのかもしれませんが、のちのちのことを考えると「ハリアー」のほうが間違いなく経済的でしょう。

インテリア、室内空間の比較

インテリア、室内空間の比較
出典:toyota.jp/harrier/?padid=from_harrier

ボディサイズはほぼ同じですが、では室内スペースはどうでしょうか。カタログによる数値は以下の通りです。

Z(2.5Lハイブリッド)22.3km/L(FF)
G(2.0L)15.4km/L(FF)

ボディサイズの違いにほぼ準じており、室内長でハリアーが少し長く、室内幅は同じ。室内高はわずかに20㎜ほどハリアーが高くなっています。こちらもほぼ同じと考えていいでしょう。

ラゲッジスペースの比較

ラゲッジスペースの容量を比べてみると、「ハリアー」が409Lで「レクサスNX」が520Lです。ボディサイズでは「ハリアー」のほうがわずかに大きいのですが、荷室のスペースに関しては「レクサスNX」のほうが111Lほど大きいようです。

ハリアーはルーフがクーペのように後ろに向かって傾斜するデザインを採用しているため、その影響もあるのか少し狭く感じます。ただし、このクラスとしては標準的な大きさなので特に不便はないはずです。

ただ、リアシートの格納が、「ハリアー」が手動であるのに対して「レクサスNX」は電動式。車内からでも荷室からでもスイッチ一つ簡単に収納することができます。容量だけでなく細かな使い勝手でも「レクサスNX」のほうが便利といえるでしょう。

主要性能、装備の比較

主要性能、装備の比較
出典:lexus.jp/models/nx/

双方とも装備は非常に充実しています。先進安全装備に関しては「ハリアー」にはトヨタの先進安全予防パッケージ「Toyota Safety Sense」が標準装備されており、「レクサスNX」にも先進安全装備の予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」が標準装備されています。

「レクサスNX」は全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールやレーンデパーチャーアラート、アクティブコーナリングアシスト、ドライバー異常時対応システムなどに加え、昼夜の歩行者と自転車・昼間の自動二輪車までも対応可能な自動ブレーキの機能を搭載しています。

ハリアーの自動ブレーキの機能は、昼夜の歩行者・昼間の歩行者に対応していますが、自転車や自動二輪者には対応していません。モデル的に新しい「レクサスNX」のほうが先進安全装備の機能的には優れているといえるでしょう。

その他特徴的な装備としては「ハリアー」「調光パノラマルーフ」でしょうか。こちらは「レクサスNX」にもない最新のアイテムで、ガラス自体が調光機能を持ち、ボイスコントロールでダークガラスから瞬時に透明のガラスに調光できるというもの。

「レクサスNX」にもムーンルーフやパノラマルーフのオプション設定がありますがこちらはチルト&アウタースライド式といった一般的なものとなっています。

パワーユニットに関しては「ハリアー」が2Lガソリンエンジンと2.5Lガソリンエンジン+電気モーターのハイブリッドです。

そして「レクサスNX」は2.5Lガソリンエンジンと、2.4Lガソリンターボ、そして2.5Lガソリンエンジン+電気モーターのハイブリッドと、2.5Lガソリン+電気モーターのPHEVです。

ハイブリッドの4WDどうしでパワーを比較すると、「ハリアー」はエンジンのパワーが131kWでこれに前輪88kW/後輪40kWのモーターを組み合わせています。非常時パワフルでこれなら余裕ある走りが味わえるでしょう。

「レクサスNX」のハイブリッドも同じ2.5Lガソリン+モーターですが、プレミアムガソリン仕様でさらにパワフルとなっています。エンジンのパワーは140kWで、これに前輪134kW/後輪40kWという強力なモーターを組み合わせています。 動力性能では圧倒的に「レクサスNX」のほうが上といえるでしょう。ただしプレミアムガソリン仕様(ハイオク)なので、燃料費では「レクサスNX」のほうがかかることになります。

燃費の比較

燃費の比較

燃費に関してもわずかに差があります。「ハリアー」には2つのタイプ、「レクサスNX」には4つのタイプのパワーユニットが搭載されていますがそれぞれの燃費は以下になります。

レクサスNXのWLTCモード燃費

NX450h+(2.5L PHEV)19.8km/L(4WD)
EV航続距離 88.0km(4WD)
NX350h(2.5Lハイブリッド)22.2km/L(FF)
NX350(2.4Lターボ)12.2km/L(4WD)
NX250(2.5L)13.9~14.4km/L(FF)

ハリアーのWLTCモード燃費

Z(2.5Lハイブリッド)22.3km/L(FF)
G(2.0L)15.4km/L(FF)

同じ2.5Lガソリンハイブリッドどうしでわずかにハリアーのほうが、燃費がいいですが、ほぼ変わりません。燃費性能としては同等といっていいでしょう。

価格比較

価格比較

では価格はどれくらい違うのでしょう。

レクサスNX価格NX250(FF)/4,550,000円~
NX450h+ F SPORT(4WD)/7,380,000円
ハリアー価格S(FF)/2,990,000円~
Z レザーパッケージ(4WD)/5,040,000円

このように大きな開きがあります。プラットフォームが共通なので、車格的にはほぼ同じ「ハリアー」「レクサスNX」ですが、やはり高級車ブランドのSUVである「レクサスNX」の価格が圧倒的に高価となっています。

ハリアーの最上級グレードであるZレザーパッケージのFFモデルが4,520,000円なので、その予算で「レクサスNX」のエントリーグレード、NX250のFFモデルがようやく買えるということになります。

高級感や装備内容の違い、パワーユニットの差などを考慮すれば「レクサスNX」が高すぎるというわけではありませんが、兄弟車であるということを考えると、これだけの価格差があると、ちょっと比較対象としては考えにくいかもしれません。

ハリアーが向いている人

ハリアーが向いている人
出典:toyota.jp/harrier/?padid=from_harrier

トヨタブランドの都会派クロスオーバーSUVの代表であり、その人気の高さを考えると、「ハリアー」は非常にリーズナブルな一台といえるのではないでしょうか。

車格に見合ったラグジュアリーなインテリアや、ハイブリッドによる余裕の走り、さらに燃費性能も高く、なおかつレギュラーガソリン仕様で経済性にも優れている。

ファミリーカーとしてもパーソナルカーとしても使える最新スペックのスタイリッシュなクロスオーバーSUVが欲しいという方にはベストな一台といえるのではないでしょうか。

その雰囲気だけが味わいたいなら価格的にもエントリーグレードなら300万円以下で購入できるというのも大きな魅力です。

ただし、現在(2022年9月)新型コロナの拡大や世界的な半導体部品不足の影響で生産遅れが発生。納車が大幅に遅れているという状況です。今注文しても納車がいつになるかわからないのでその点には注意が必要です。

レクサスNXが向いている人

レクサスNXが向いている人
出典:lexus.jp/models/nx/

レクサスブランドの高級SUVを手ごろな価格(レクサスとしては)で味わいたいという方には「レクサスNX」はまさにぴったりな一台でしょう。

発売したてでそのスペックは最新。さらに、高級感満点のエクステリアやゴージャスなインテリアが存分に味わえ、レクサスとしては初となるPHEVを選ぶこともできます。

兄弟車である「ハリアー」とはプラットフォームこそ共通ですが、そのエクステリアもインテリアも、さらにパワーユニットも完全に別物(同じハイブリッドはありますが)でワンランクも2ランクも上の高級感が味わえます。

専用のチューニングによって、レクサスらしい静かで重厚な乗り心地や走りも味わえますし、車体も大きすぎず、重厚感はあるのに、都会でも非常に扱いやすいというのも大きなメリットでしょう。

ただし価格はさすがに高額。でも、それに見合った満足感はきっと味わえるはずです。予算に余裕があり、なおかつハリアー以上の本物の高級感が味わいたいなら「レクサスNX」がふさわしいといえるでしょう。

ただし、「レクサスNX」は登場直後から世界中で注目を浴びており、生産能力を大幅に上回る注文が殺到しているとのこと。そのため、現在(2022年9月時点)はオーダーストップとなっています。

注文再開についても今のところアナウンスはないので、欲しいとなっても注文もできない状態です。どうしても「レクサスNX」が手に入れたいなら、注文が再開するまでしばらく待つ必要がありそうです。

まとめ

まとめ
出典:lexus.jp/models/nx/

兄弟車ながら、それぞれに独自の個性を持つ「ハリアー」「レクサスNX」。共通する部分もありますが、じっくり比較してみると装備やパワーユニット、もちろん価格も違いは少なくありません。

しかし、どちらが優れているというわけではなく両車ともそれぞれ、車格や価格に見合った魅力を持っているのは間違いありません。ポイントはやはり予算でしょう。余裕があるなら最新の「レクサスNX」を狙うのはありですが、同じ予算なら、より高級グレードが狙える「ハリアー」も併せて比較検討してみるべきです。

いずれにしても、両車とも現時点(2022年9月時点)では、欲しくてもすぐには買えないという状況となっています。とりあえずは普通に買えるようになるまではカタログや公式サイトを眺めつつ、納得がいくまでじっくり検討するのがいいかもしれません。

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この記事の監修者

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員

中古車販売業に、7年携わる。その後、株式会社ガリバーインターナショナル(現:株式会社IDOM)に入社。店長勤務を経て、本社新車事業・法人営業・採用・車両仕入など様々な分野に携わり合計19年間勤務。現在、株式会社ジョイカルジャパンにて、新車業販・直営店業務・オークション売買など、主にクルマのリセールバリューに関わる部分に配属。2024年より沖縄レンタカー事業の兼務を始めた。

軽自動車から、コンパクトカー・ミニバン・SUVに至るまで、最新の『納期』『値引き』情報を基にグレード間の装備差などに注目して、購入しても3年後や5年後に損をしないオススメの購入方法や、車種・グレード・装備といったものを徹底紹介します!lab研究員として、長年の経験から自動車に関する知識やアドバイスも行います。

この記事の執筆者

小嶋 啓意

小嶋 啓意

クルカ事業部 統括マネージャー

「新卒から自動車業界一筋15年のキャリアがあります! 大学卒業後、某大手国内ディーラーの営業職を経て、クルカに入社しました。 自動車業界のキャリアの長さは社内屈指。「車といえば、小嶋さん」と社内で言われるレベルの車好き。車は三度の飯より大好きです! ディーラーや現職の営業経験を生かした車選びのご提案が得意です。長年の経験から、お客様にとって最適な1台をご用意いたします。 営業時代は商品のスペックを理解し、お客様に提案することをモットーにしましたので、自動車のスペックに精通しています。 弊社Youtubeチャンネルでは、車選びの知識やクルカで取り扱っている車種の解説もしています。 ぜひ車選びの参考にしてみてください! →YouTubeクルカ公式チャンネル

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