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フリードの特徴
フリード(FREED)は、ホンダの5ナンバーミニバンです。全長4,265mm×全幅1,695mm×全高1,710mmとミニバンとしては最小クラスのコンパクトサイズですが、実用的な3列シートを備え、広々とした室内を実現しています。
低床設計が特徴で、小さなお子さんから、お年寄りまで乗り降りの負担が少なく、使い勝手の良いファミリーカーとして登場以来、高い人気を誇っています。
フリードはハイブリッドモデルと、ガソリンエンジンモデルが設定されており、クラストップレベルの燃費性能を備えているというのも大きな特徴となっています。
ラインナップは、快適で安心装備が充実した「G」に、アウトドアシーンにも映えるスタイルを持った「クロスター」。そして、2列シート仕様の「+(プラス)」に、カスタマイズパーツを装備した「モデューロX」。さらに、福祉車両の「G 助手席リフトアップシート車」と「G サイドリフトアップシート車」という構成になっています。
フリードの燃費
フリードには、6~7名乗車のフリードと5名乗車のフリード+(プラス)の2タイプがあります。2タイプそれぞれのカタログ燃費は以下の通りです。
グレード | 燃費(WLTCモード) | |
---|---|---|
FREED | HYBRID G | 19.8~20.9km/L |
HYBRID CROSSTAR | 19.8~20.9km/L | |
G | 15.6〜17.0km/L | |
CROSSTAR | 15.6〜17.0km/L | |
サイドリフトアップシート車 | 15.6~20.9km/L | |
FREED+ | HYBRID G | 19.8~20.9km/L |
HYBRID CROSSTAR | 19.8~20.9km/L | |
G | 15.6~17.0km/L | |
CROSSTAR | 15.6~17.0km/L |
参照:主要諸元 https://www.honda.co.jp/FREED/common/pdf/freed_spec_list.pdf
WLTCモード燃費はグレードによって異なりますが、ハイブリッドモデル、ガソリンエンジンモデル含めてカタログ燃費はおおよそ15.6~20.9km/Lです。ハイブリッドシステムはSPORT HYBRID i-DCDという、ホンダの前世代のシステムですが十分な低燃費性能を備えています。また、ガソリンエンジンモデルの燃費も非常に優秀なのも大きな特徴といるでしょう。
e燃費のミニバンカタログ燃費ランキング(https://e-nenpi.com/enenpi/wltccatalog?defact=carname_bodytype5)によるとフリードのハイブリッドモデルは第4位、ガソリン車は第10位にランクインしており、燃費に優れたコンパクトミニバンといえます。
実燃費
上記はカタログ上の燃費データです。WLTCモード燃費となり実燃費と近い数値になりましたが、実際の燃費はカタログ値より1割ほど悪くなることが多いようです。e燃費では、車種ごとに実燃費も公開していますが、フリードのグレードごとの実燃費は以下の通りです。
グレード | 実燃費 |
---|---|
B / G / G SENSING / クロスター SENSING /フリードプラス G / G SENING / クロスター SENSING | 14.02~14.87km/L |
HYBRID B / G SENSING / クロスター SENSING /フリードプラス HYBRID G SENSING / クロスター SENSING | 17.15~18.78km/L |
参照:
e燃費「ホンダ フリード」https://e-nenpi.com/enenpi/carname/255
e燃費「ホンダ フリード (ハイブリッド)」https://e-nenpi.com/enenpi/carname/1595
ミニバン燃費ランキング(https://e-nenpi.com/enenpi/enenpi?defact=carname_bodytype5)をチェックしてみると、フリードのハイブリッドモデルは第4位、ガソリンエンジンモデルも第11位にランクインしています。
現行型のフリードは2016年登場なので、ライバルよりも年式的には不利なはずですが、ハイブリッドモデルは、クラストップレベルの低燃費となっています。
他の車種との燃費比較
フリードが、クラストップレベルの燃費ということはわかりましたが、他の車と比較してみると、どのくらいの燃費の差があるか気になりますよね。クルカでは、フリード以外にも様々なミニバンの人気車種を取り揃えています。同じミニバンの代表的な車種とフリードの燃費を並べたものがこちらです。
車種 | カタログ燃費(WLTCモード) |
---|---|
フリード HYBRID G | 19.8~20.9km/L |
シエンタ HYBRID G | 28.5km/L |
セレナ e-POWER ハイウェイスターV | 19.3km/L |
ノア HYBRID S-Z | 23.0km/L |
デリカD:5 URBAN GEAR G-Power Package | 12.60km/L |
アルファード X | 10.60km/L |
ライバルとカタログ燃費を比べてみると、燃費性能に特に優れているトヨタのハイブリッドモデルに比べると少し劣っているようです。しかし、それでもフリードの燃費は非常に優秀といえるでしょう。
フリードの走行性能
フリードのパワーユニットはガソリンエンジン+モーターのハイブリッドとガソリンエンジンですが、共に搭載するエンジンは1.5Lの直列4気筒エンジンです。ガソリンエンジンのパワーは95kWでハイパワーではありませんが、コンパクトなフリードには必要十分といえるでしょう。
ハイブリッドはエンジンのパワーが81kWでこれに電動モーターの22kWが加わります。ハイブリッドの場合はなんといっても160N・mという大きなトルクを発揮する電動モーターの力が加わるので、ガソリンエンジン車よりもトルクフルで、スタート時や上り坂などでも心地よい加速感を感じられるのではないでしょうか。
ミニバンなので重心が高いためさすがにコーナーを楽しむようなスポーティな走りは味わえませんが、サスペンションはしっかり路面をとらえ、不安ない走りが味わえます。街中ではきびきびとした快適な走行ができるでしょう。また、アダプティブクルーズコントロール機能が搭載されているので高速道路の長距離ドライブはとても快適です。
駆動方式は2WDと4WDを選ぶことが可能です。4WDはリアルタイムAWD〈インテリジェント・コントロール・システム〉と呼ばれる電子制御式で、いわゆるスタンバイ式4WDです。本格的な4WDではなく、前輪が滑ったときにだけ後輪に駆動力が伝わるというもので、悪路や雪道に特に強いわけではありませんが、いざというときには安心かもしれません。
燃費を良くするためのポイント
燃費性能に優れたフリードですが、その燃費をさらに良くするためにはどうすればいいのか。気を付けるポイントは以下の通りです。
- 急発進、急加速をしない
- 減速にエンジンブレーキを積極的に使う
- 周りを見てアクセルをコントロールする
- スピードを抑え、一定の走行速度を保つ
どれも当たり前のことばかりです。急発進、急加速は、エネルギーを無駄に使ってしまうので、燃費を悪化させる大きな原因になります。アクセルペダルを強く踏みこみすぎないように気をつけ、周りの車に合わせて自然に加速するよう心がけるだけでも燃費は向上します。
逆にゆっくり走れば燃費にいいだろうと、緩やかすぎる発進やダラダラと加速を続けているとかえって燃費が悪くなるので気を付けてください。
減速する際は、エンジンブレーキを積極的に使いましょう。特にハイブリッドモデルはアクセルを離すだけで回生ブレーキが働き、充電しながら適度な減速が可能です。燃料消費もカットできるので燃費向上には効果的です。
発進や停止の他にも、走行中のアクセルコントロールも大切です。ひとつ先の信号や交差点、先行車や後方車など周りの動きもよく見て、ブレーキをあまり使うことなくアクセルだけでスピードをうまくコントロールできるように心がけましょう。
無駄な加速や減速はとにかく燃費を悪化させるだけなので、スムーズに走行できるように周囲に注意を払うのが重要です。流れがいい時は適切な車間距離を取り、スピードも一定にキープすると燃料の消費を抑えることが可能です。
フリードがおすすめのユーザー
フリードはコンパクトサイズながら車内が広く、3列シートの7人乗りも選択することが可能です。シートアレンジで自転車を乗せることも可能なので、お子様の急なお迎えにも対応できます。多くの家族を持つファミリードライバーにはぴったりの車種といえるでしょう。
さらに、MクラスやLクラスミニバンのようにサイズも大きすぎないので、初心者や車の運転をそれほど得意としていない方でもストレスなく運転することができるでしょう。
また、ミニバンの中でも燃費性能に優れているので経済性を重視する方にもオススメできます。
2列シートのフリード+なら、リアスペースに広大なラゲッジスペースが確保されており、アウトドアスポーツやキャンプなどにもとても便利です。リアシートを畳むと、広大なフラットスペースを作ることもできるので流行りの車中泊にもぴったりです。
まとめ
扱いやすく、広い室内を持ち、登場から6年を経過しながら高い人気をキープし続けているホンダのコンパクトミニバンフリード。今回は、そんなフリードの燃費について詳しくご紹介しました。
調べてみると、登場からさすがに時間がたっているため、ライバルに対する燃費性能に関するアドバンテージもかつてほどはありませんが、それでもハイブリッドモデルは、今でもカタログ燃費・実燃費ともに高い数値を維持していることがわかりました。
マルチに使えて、小型で扱いやすく、なおかつ低燃費で経済性に優れたフリードですので、まだまだその人気は続くことになりそうです。小さなお子さんを持つファミリードライバーには特に積極的にオススメします。
この記事の執筆者
小嶋 啓意
クルカ事業部 統括マネージャーを務める小嶋です。新卒から自動車業界一筋15年のキャリアがあります! 大学卒業後、某大手国内ディーラーの営業職を経て、クルカに入社しました。 自動車業界のキャリアの長さは社内屈指。「車といえば、小嶋さん」と社内で言われるレベルの車好き。車は三度の飯より大好きです! ディーラーや現職の営業経験を生かした車選びのご提案が得意です。長年の経験から、お客様にとって最適な1台をご用意いたします。 営業時代は商品のスペックを理解し、お客様に提案することをモットーにしましたので、自動車のスペックに精通しています。 弊社Youtubeチャンネルでは、車選びの知識やクルカで取り扱っている車種の解説もしています。 ぜひ車選びの参考にしてみてください! →YouTubeクルカ公式チャンネル
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