徹底比較！アルファードvsエスクァイア

ミニバンの購入を検討する際、どこを基準にするかは人それぞれ違います。見た目はもちろん、保管状況や使用目的、維持費など細部にわたりよく考えた上で決めなくてはいけません。例えば、同じトヨタ車でも、アルファードとエスクァイアでは違う特性を持っているので、どちらが便利かつ快適に乗れる車か見極めるには時間がかかります。しかし、ポイントを抑えて比較することで自分に合った車を選ぶことが可能です。

今回は、アルファードとエスクァイアをさまざまな視点から徹底比較していきます。

グレード、車両価格

アルファードとエスクァイアは同じトヨタから発売されています。アルファードは、2002年に発表され現行車が3代目となります。高級感のある大型ミニバンとして公用車や社用車としても人気があるミニバンです。一方、エスクァイアは、 ヴォクシーとノアの姉妹車として2014年に登場した歴史の浅いミニバンです。両車ともにハイブリッド車とガソリン車があり駆動方式も２WDと4WDが揃っています。

それでは、アルファードとエスクァイアの人気があるグレードと車両価格を比較していきます。

エクステリア

アルファードとエスクァイアのボディサイズは下記のようになります。

• アルファード：全長4,945(4,950)mm×全幅1,850mm×全高1,880(1,950)mm
• エスクァイア：全長4,695mm×全幅1,825mm×全高1,695mm

アルファードは、ミニバンの中でも大型サイズです。ロアグリルと一体化させることで、縦長で厚みを持たせた大型のフロントグリルに仕上がっているので、高級感と存在感を兼ね備えた仕上がりが実現しました。また、大型ボディに大型のフロントグリル、そしてLEDライトを用いることで豪華さをより引き立てたエクステリアとなっています。

エスクァイアは、中型サイズのミニバンです。グリルをはじめ、ヘッドライト、バックランプなどメッキパーツが多く使われているので、スタイリッシュなデザインになっています。中型サイズのミニバンでありながら高級感を醸し出している車です。

両車ともに高級感のある車ですが、ボディサイズを比較してもアルファードの方が一回り大きく存在感のあるミニバンとなっています。

内装、インテリア

アルファードは、木目調でシートもベージュと黒から選択可能です。メーター周辺は、黒を使って華やかさを演出しているので、スタイリッシュで豪華な内装に仕上がりです。また、2列目のシートはエグゼクティブラウンジシートとなっているのでゆったりと乗ることができ長距離の移動も快適に過ごせます。4本スポークステアリングホイールは、グレードで違いはありますが、本革巻きを基準にメタルウッドブラウンや木目調が用いられいるので触り心地の良さに高級感を感じることができます。ドライバーにとって快適に運転することができるハンドルです。

一方、エスクァイアは、黒を基調にした車内空間が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。その中で、随所に施されたダークシルバー塗装がブラック1色のインテリアがアクセントになって、エクステリアとのバランスが整えられた車です。また、内装のオプションは豊富で、ドライブサポートイルミネーションや室内カーテン（遮光機能付）の他にも好みのカスタマイズができるので、自分に合った車内空間が演出できます。

収納、乗車定員

アルファードとエスクァイアの室内サイズを比較すると、下記のようになります。

• アルファード：室内長3,210mm×室内高1,400mm×室内幅1,590mm
• エスクァイア：室内長2,930mm×室内高1,400mm×室内幅1,540mm

高さは両車とも同じですが、室内長はアルファードの方が280mmとかなり広くなっています。また、アルファードとエスクァイアともに7人乗りと8人乗りが選択が可能です。アルファードの2列目シートにはオットマンが装着されているので足を伸ばすことも可能です。この点からも居住性はアルファードが優っています。

収納スペースは、両車ともに3列目シートをはね上げると大容量の荷物が載せられます。また、アルファードは、助手席がスーパーロングスライドシート（7人乗り）になっていますので、シードを前方へ動かすと最大2,150mmのエクストラロングラゲージモードになります。縦長の広いスペースが取れるので、ゴルフクラブやスキー板といった長さのある荷物でも載せることが可能です。

走行性能、燃費、安全性

排気量は、アルファードのガソリン車は、直列4気筒の2.5LとV型6気筒の3.5Lがあり、ハイブリッド車は直列4気筒の2.5Lがあります。エスクァイアのガソリン車は、直列4気筒の2Lがあり、ハイブリッド車は1.8Lです。排気量だけでいうと、アルファードの方がパワーがある分、高速や坂道走行でも力強い走行が可能です。

次に、燃費を比較すると下記のようになります。

アルファードの方が車両重量が重く排気量も大きいため、燃費だけを見るとエスクァイアが経済的な車であることがわかります。また、安全性の面から比較すると、両車ともに自動ブレーキシステム「サポカー」が搭載しれていますが、アルファードは「ファイブスター賞」というJNCAP衝突安全性能評価で最高ランクを受賞した車です。その点から、アルファードの安全性はトヨタ車の中でもNo.1となっています。

リセールバリュー

「トヨタの車は、下取りに出しても他のメーカーより高い金額がつく」と、いわれるほど中古車市場でも人気です。しかし、年数や走行距離が多い車は査定額が下がります。

それでは、高額で買取してもらうためのポイントを挙げていきます。

• 高年式であること
• 走行距離の少ないもの
• ブラックやパールホワイトもいった色

アルファードとエスクァイアを比較すると、中古車市場でもアルファードの方が人気が高い分、買取価格も高めです。

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まとめ

今回は、アルファードとエスクァイアを比較していきました。両車ともトヨタが誇るミニバンとして販売率をあげています。

収納や安全性能において、アルファードはエスクァイアより大型なミニバンとして優れていますが、燃費を見ると排気量の小さい分、エスクァイアの方が経済的といえます。

アルファードとエスクァイアはトヨタを代表する人気のミニバンです。ここでご紹介をしたそれぞれの特徴を参考に、理想のカーライフに適した車種を選んでみてください。