徹底比較！ハリアーvsフォレスター

洗練された都会派デザインの新型ハリアーと、アクティブさ際立つアウトドアデザインのフォレスターには様々な違いがあります。

新型ハリアーは2020年6月にフルモデルチェンジが実施された4代目モデルが誕生し、フォレスターは2018年7月に現行モデルである5代目モデルがリリースされています。

今回は、ハリアーとフォレスターを車両価格やデザイン、性能などについて徹底比較していきます。

グレード、車両価格

ハリアーのグレードは、ガソリン車及びハイブリッド車が「5グレード」ずつラインアップされており、駆動方式は全グレード「2WD」と「4WD」が設定されています。

一方のフォレスターは、ガソリン車が「1グレード」、ハイブリッド車が「3グレード」ラインアップされており、駆動方式は全グレード「4WD」のみとなっています。

ハリアーとフォレスターの車両価格は下記の表の通りです。

ハリアー（ガソリン車）

ハリアー（ハイブリッド車）

フォレスター（ガソリン車）

フォレスター（ハイブリッド車）

フォレスターの価格は全グレードがハリアーのエントリーモデルである「S（2WD・ガソリン車）」と近く、圧倒的にハリアーの方が高い車両価格となっています。

エクステリア

ハリアーとフォレスターは同じクロスオーバーSUVでありながらも、エクステリアデザインは誰が見ても真逆の印象を持ってしまうのではないでしょうか。

ハリアーは、とにかく洗練されたクセのないデザインが魅力的で都会に似合うSUVです。一方のフォレスターは、全グレードにAWDのみが設定されているようにダイナミックなデザインでアウトドアに似合うSUVです。

ボディサイズの比較は下記の表の通りです。

ハリアー

全長×全幅×全高（mm）	4,740×1,855×1,660
ホイールベース（mm）	2,690
最低地上高（mm）	190〜195

フォレスター

全長×全幅×全高（mm）	4,625×1,815×1,715（1,730）
ホイールベース（mm）	2,670
最低地上高（mm）	220

全長及び全幅はハリアーの方が大きいですが、全高及び最低地上高はフォレスターの方が高くなっており、ここでも都会仕様とアウトドア仕様が明確に表れています。

内装、インテリア

ハリアーもフォレスターもインテリアデザインは、洗練された上品な雰囲気漂う空間となっています。

内装のカラーバリエーションは、ハリアーはブラック、ブラウン、グレーの3色しかなくいずれも落ち着いたブラック系のカラーです。

一方のフォレスターは、ブラック系はもちろんのこと、明るめのブラウンやレッドオレンジの加飾パーツなどのバリエーションがあり、ハリアーと比べてアクティブ感があります。

収納、定員

ハリアーとフォレスターの乗車定員は共に「5名」です。

ラゲージスペースの大きさもほとんど変わらず、どちらの車も9.5インチゴルフバッグを3個収納可能です。

また、シートアレンジについても共に「6:4分割可倒式リヤシート」によって、荷室スペースを自在に拡張することができます。

走行性能

ハリアーのハイブリッド車は「2.5L直列4気筒エンジン＋モーター」を搭載しており、フォレスターのハイブリッド車は「2.0L DOHC 直噴＋モーター」を搭載しています。

ハイブリッド車のスペック比較は下記の表の通りです。

走行パワーは、ハリアーの方が断然大きくなっています。

燃費

ハリアーとフォレスターの燃費性能比較は下記の表の通りです。

ガソリン車（WLTCモード）

ハイブリッド車（WLTCモード）

ガソリン車では「1.1km/L」、ハイブリッド車では「7.6km/L」程度、ハリアーの方が燃費性能は優れています。

安全性能

ハリアーは予防安全パッケージとして「Toyota Safety Sense」を、フォレスターは「アイサイト」を全車に標準装備しているため、安全性能においてはほとんど差がありません。

また、どちらの車種も「セーフティ・サポートカーS＜ワイド＞」に該当しているため、高い安全性能が保証されています。

リセールバリュー

ハリアーとフォレスターのリセールバリューは下記の表の通りです。

リセールバリューにはそれほど差がなく、どちらも高いリセールバリューを誇っています。

※上記表のリセールバリューは目安であり、車のコンディションや時期などによって変動する可能性があります。

トヨタ　ハリアーのカーリース情報はこちら

まとめ

今回は、ハリアーとフォレスターを車両価格やデザイン、性能などについて徹底比較してきました。ハリアーは都会的な印象、フォレスターはアウトドアの印象が強いSUV車として高い人気を誇っています。

車体価格ではハリアーの方が割高ですが、その分洗練されたデザインにまとまっており、走行性能や燃費はフォレスターよりも優れています。

価格にも違いもありますが、エクステリアデザインが大きく異なるハリアーとフォレスターでは、自分好みのデザインの方を選ぶことをおすすめします。