更新日 2021.10.21(公開日 2021.10.21)
駐車場の探し方と駐車場の種類
車を所有している人にとって必須となるのが駐車場。
これから車を購入しようという人は、駐車場も検討しなければなりません。
自宅の敷地内に駐車スペースがあれば借りる必要はないですが、持ち家でもない限り契約を交わさずに車を停めることはできません。
賃貸アパートに住んでいて敷地内に駐車場がある場合でも別途契約が必要となってきます。
今回は駐車場の探し方について、種類別のメリット・デメリットなども踏まえたチェックポイントなどを解説していきます。
カーリースでも駐車場は必要
ここで一つ確認しておきたいのが「カーリースでも駐車場は必要である」ということです。
マイカーのように乗れるカーリースでは、レンタカーやカーシェアリングとは違い自分で駐車スペースを用意しなくてはなりません。
納車前に車庫証明を準備しなくてはならないため、リース契約が決まった段階で駐車場を準備するのが理想です。
契約には1週間程度、場合によってはそれ以上かかることもありますので、車の購入を決めた段階で早めに準備をしましょう。
駐車場の種類について
一言で駐車場といってもさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。
まずは「屋外駐車場」と「屋内駐車場」それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
屋外駐車場のメリット
車高制限がなく見晴らしも良いため、車庫入れに自信のない人でもスムーズに駐車することができます。
機械式などとは違い、入出庫自体もスムーズに行うことができるため利便性が高いです。
また、土地さえあれば簡単に建設できる屋外駐車場は数が多く、自宅近くなどの好立地に見つけやすいのもメリットだと言えるでしょう。
屋外駐車場のデメリット
一方、雨風を避けることができないため、屋内に比べると車が汚れやすいです。
砂利道など場内の舗装状況によっては、駐車場を走行するだけで車が汚れてしまったり、飛び石によりキズが付いたりするリスクも大いに考えられます。
また容易に人が侵入しやすいため、車へのいたずらや車上荒らし、盗難などのリスクも高まります。
人目につきやすい立地か、防犯カメラの設置はされているかなどのセキュリティ面も重視することでデメリットをカバーできるでしょう。
屋内駐車場のメリット
雨風を防げるため、屋外に比べて車へのダメージが軽減されます。
また天気の悪い日であっても車の乗り降りがしやすく、小さなお子さんのいる家庭や車いすの方などにとっても安心して利用することができます。
場所によっては管理人が常駐しているなど、安心して利用できるところが多いのもメリットと言えるでしょう。
屋内駐車場のデメリット
屋外に比べると環境が良いことが多く、それに伴い賃料も割高となる傾向にあります。
車高制限が発生してしまうため、大きな車に乗る場合には注意が必要です。
また、駐車場の作りによっては入出庫に時間がかかってしまいます。
「屋外駐車場」と「屋内駐車場」それぞれのメリット・デメリットをご説明したところで、次に駐車場の種類別に特徴を解説していきます。
平面駐車場(屋外/屋内)
もっとも一般的であるのが「平面駐車場」です。
いわゆる「青空駐車場」と呼ばれるような屋外の駐車場以外にも、建物の1階部分などの屋根がついたタイプの駐車場などが存在します。
使い勝手の良いタイプの駐車場ですが、検討の際には「屋外か屋内か」「舗装状況はどうか」「セキュリティ面はどうか」「通りは見通しが良いか」などをチェックして選ぶと良いでしょう。
機械式駐車場(屋外/屋内)
車を載せる「パレット」という台を稼働させることで車の出し入れを行う機械式駐車場。
マンションなどに設置されている「地上二段式」「昇降横行式」や、駅チカなどの狭い土地でよく見られる「エレベーター方式」「垂直循環方式」のいわゆるタワー駐車場など、機械式にもさまざまな作りがあり、作りによって屋外か屋内かの違いも出てきます。
機械式駐車場のメリットは、平面駐車場に比べて賃料が割安となること。
また車自体は機械の中に入るため、場内での接触事故や盗難・いたずらなどのリスクが低くなるといったメリットもあります。
しかしながらシステム上、入出庫に時間がかかってしまうため、頻繁に車に乗り降りする人にとっては少々厄介かもしれません。
また、停電時や故障時、メンテナンス時など一時的に駐車場を利用できなくなるケースも考えられます。
入庫可能な車のサイズには制限があるため、サイズオーバーしないかどうか事前に確認する必要があります。
自走式立体駐車場(屋内/屋外)
自立式の立体駐車場は、商業施設などの駐車場の一画を月極駐車場として貸し出されているケースが多いです。
基本的には屋根付きですが、駐車する場所によっては完全に雨風を防げるわけではないということと、屋上の場合は完全に屋外になってしまいます。
商業施設や駅などと直結している所が多いため買い物がしやすく、「防犯カメラがある」「警備員がいる」など防犯性にも優れており利便性が高いですが、その分賃料も高くなる傾向にあります。
しかしデメリットとして、場内が混雑していたり事故が起きていたりすると、入出庫に時間がかかることも考えられるため、時間に余裕を持って行動する必要があるでしょう。
駐車場はどう探せばいい?
上記で解説した駐車場はどのようにして探し当てれば良いのでしょうか。
駐車場の探し方には主に3つあります。
- 自宅近くの駐車場を見つける
- ネットで検索
- 不動産会社に行く
自宅近くで気になる駐車場があれば、管理会社に連絡して空き状況の確認をしてみましょう。
ネットにも情報が掲載されていることがあるので、検索してみるのもおすすめです。
また近所の不動産会社に直接行って相談してみると、ネットには載っていない情報も紹介してもらえるかもしれません。
駐車場を決めるときのポイントと注意点
先述した種類別のメリット・デメリットなども踏まえ、駐車場を決める際のポイントや注意すべきことについてご説明いたします。駐車場を決める際の参考にしてみてください。
ポイント
- 車の大きさと駐車場の広さが合っているか(狭すぎないか)
- 自宅からの距離が遠すぎないか
- 通りの見通しは良いか(事故のリスクが少ないか)
- 路面は舗装されているか
- 場内のセキュリティ対策はされているか
特に「車室の広さが自分の車のサイズに合っているか」「切り返しスペースは十分にあるか」「通りの見通しは良いか」といった点は、可能であれば現地へ行き自分の目で見て確かめましょう。
注意点
- 自宅から駐車場までの距離は2km以内
- 契約には時間がかかる可能性もある
法律上、駐車場は自宅から2km以内の場所でないと車庫証明が取れませんので、自宅から離れすぎてしまう場合には注意してください。
また契約から利用可能になるまでには平均して1週間程度かかるため、車を購入すると決めた時点で早めに準備しましょう。
気になる駐車場を見つけたら空き状況を問い合わせて、契約以降の流れなども事前に確認しておくと、その後の日程調整もスムーズに進みます。
まとめ
今回は駐車場はどう探すかをテーマに、種類ごとのメリット・デメリットなどを踏まえた上での駐車場の探し方について解説してきました。
カーリースにおいても駐車場は必須となってきますので、忘れずに準備しましょう。
早めに準備を進めておくと、リース契約後の流れもスムーズにいきます。
ここでご紹介したポイントなどを参考に、自分に合った駐車場をじっくり探してみてください。
この記事の執筆者
関 秀紀
クルカ営業部、リーダーの関 秀紀です。大学卒業後に某大手自動車メーカー系のリース会社を経て、クルカに入社。 リースキャリアは前職から合わせて5年。普段は営業職としてお客様に最適な車選びをご提案しています。 前職時代には保険人募集の資格を取得。自動車保険の提案も経験しており、安心・安全なカーライフのサポート。車選びと保険の相談はぜひの関までご連絡ください! 一人ひとりのお客様に良いご提案ができるようがんばります。
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