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更新日 2022.03.14(公開日 2022.3.14)

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ワンボックスカーとはどのような自動車?

ワンボックスカーとはどのような自動車?

ニュースなどを見ていると、いわゆる箱型のバンやミニバンなど指して「ワンボックスカー」などとひとくくりに呼んでいるのを見かけることがあります。

たしかに、どちらもボディが箱(ボックス)型をしているので、一緒くたにしてしまうのもわからなくはありません。しかし、ワンボックスカーとミニバンは実は明確に別のカテゴリーのクルマです。ご存じだったでしょうか。

とはいえ見た目にはとても似ていて、何が違うのか分かりにくいのは確か。そこで、ワンボックスカーとはそもそもどのようなクルマなのか、あらためて解説してみましょう。

合わせて、ミニバンと何が違うのか、どんな使い方に適しているのか、どんな車種があるのかなども一緒にご紹介します。

ワンボックスカーの特徴とは

ワンボックスカーの特徴とは
出典:https://toyota.jp/hiacewagon/

最近の車は空力を重視した流線型が主流で、昔のように明確な箱型をしていないので分かりにくいですが、多くの場合クルマはその機能や役割によっていくつかの箱、つまりボックスで構成されています。

例えば、エンジンスペース、居住スペース、荷室スペースなど3つのスペース(箱)が、別々に設けられているクルマがあります。こういったクルマは3ボックスカーとよばれ、いわゆるセダンがそれにあたります。

対してワンボックスカーは、これらの全てのスペースが一つの箱にまとめられているクルマです。エンジンはフロントシート下に収められたキャブオーバー型で、居住スペースと荷室スペースなどと同じ空間、つまり一つの箱の中にまとめられています。

そして、ボンネットなどもなく、シンプルな一つの箱形をしています。つまりワンボックスカーというわけです。

じゃあ、アルファードやセレナなどのミニバンも箱型のクルマだからワンボックスカーなのか、というとそうではありません。明確な違いがあります。

ミニバンとの違い

ミニバンとの違い

ワンボックスカーとはクルマの機能が一つの箱にまとまった車と説明しました。ではミニバンはどうなのか。よく見るとわかりますが、ハイエースなどのワンボックスカーとは違って、アルファードなどのミニバンには小さいですがボンネットがついています。

そして、そのボンネットの中にエンジンが収まっています。つまり、居住スペースとエンジンスペースが明確に“別の箱”に分かれているのです。そのため、ミニバンはワンボックスカーではなく、1.5ボックスカーなどと呼ぶこともあります。

また、駆動方式に関してもワンボックスカーは多くの場合FR(後輪駆動)なのに対して、ミニバンは例外もありますがほとんどがFF(前輪駆動)です。

ワンボックスカーは、元が貨物車なので、重い荷物を積んで、車の重心が後方に移動した状態でもトラクション(路面に駆動力を伝えること)がかかりやすいFRのほうが適しているからです。

また、車内スペースに関しても車体の外寸で同じであれば、運転席下にエンジンを積むワンボックスカーの方がより広い車内スペースを確保することが可能です。

ワンボックスカーは貨物車(乗用のワゴンモデルもありますが)のため、居住性や快適性よりも荷物の積載性が重視されているのでこのような構造を採用するケースがほとんどなのです。

しかし、ミニバンは貨物車ではなく乗用車なので積載性よりも乗員の快適性が重視されます。そのため、エンジンの振動や騒音が車内に伝わりにくいように、エンジンスペースと居住スペースが明確に分けられておりその分居住スペースがわずかに狭い(ワンボックスカーに比べると)のです。

つまりワンボックスカーは商用貨物車をベースに発展した車で、広い車内スペース(荷室)を持つのが最大の特徴。そして、乗り心地や静粛性は対してのプライオリティは高くなく、あくまで貨物車であり何より積載債が重視された車ということになります。

対してミニバンは乗用車であり、広いスペースを持つのはワンボックスカーと同じですが、それはあくまで乗員用のスペース。荷物の積載性よりも乗員の快適性がなによりも重視される車というのが大きな違いです。

ワンボックスカーを選ぶメリットとは

ワンボックスカーを選ぶメリットとは
出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/caravan.html

ワンボックスカーが持つ最大のメリットは何よりもその車内スペースの広さです。一つの箱の中に効率的に機能パーツを収めているため、大きな空間をえることができます。そして、とにかくたくさんの荷物を積むことができ、またそのような状態でも安定した走行が可能です。

また、ワンボックスカーのワゴンモデルなら、多くの人を乗せることも可能です。例えばハイエースのワゴンモデル、グランドキャビンには10人乗りモデルというグレードも用意されています。乗り心地に関してはミニバンほどではないですが、大家族には頼りになる存在になるでしょう。

さらに、ハイエースやキャラバンなどといった定番のワンボックスカーは、前述したとおり駆動方式がFRかつ、昔ながらのフレーム構造を持ち、たくさんの荷物を積んでもしっかりと車体を支えてくれる足回りを持っています。そのため、非常に頑丈で、耐久性が高いことも大きな特徴です。

こういったワンボックスカーなら、走行距離が10万キロを超えても故障することが少なく、また、耐久性が飛びぬけて高いためその価値が落ちにくい。そのため、年式が古くなっても下取り価格が高いというのも大きなメリットと言えるでしょう。

ワンボックスカーがおすすめの人

出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/caravan.html

普通自動車免許で運転ができて、とにかく広いクルマが欲しい、という人にとって、ワンボックスカーはベストの選択となるでしょう。

また、アウトドアを趣味とされている方にも向いています。キャンプや釣り、アウトドアスポーツの足としてたくさんの荷物を乗せることができ、シンプルな内装の車内空間は、趣味に合わせて自由にカスタマイズすることも可能です。

そのためDIYで車中泊仕様やキャンピングカーにカスタマイズするためにワンボックスカーを選ぶという方も少なくありません。他にも自転車やオートバイのトランスポーターとしても適しています。カーペット敷きのミニバンの車内にバイクを積むのは躊躇してしまいますが、シンプルなビニール敷きのワンボックスカーならそんな気を使う必要もありません。

さらに商用車ベースなのでとても頑丈にできていますので、年間走行距離の多い人にも向いています。ハイエースやキャラバンなど定番のワンボックスカーなら10万キロ、20万キロ程度ではびくともしません。日本中車で旅をしてみたい、などという場合にはベストな選択といってもいいかもしれません。

主な車種

主な車種
出典:https://toyota.jp/hiacevan/

ワンボックスカーの代表車種といえばトヨタのハイエースです。国産ワンボックスカーのベストセラーであり、業務用、ホビー用、ファミリーカーなど様々なシーンで大活躍しています。

他にも国産のワンボックスカーとしては、トヨタのタウンエースバン、日産のキャラバン、NV200バネット。さらに三菱自動車のミニキャブ、スズキのエブリィ、ダイハツのハイゼット、アトレーなどがあります。

まとめ

まとめ

ワンボックスカーは、以前はいかにも商用車、業務用といったイメージが強く、見た目も地味だったためマイカーとして利用される方は少数派でした。

しかし、今は、ワゴンモデルなら外観やインテリアも豪華となり、安全装備なども充実しているなどそのイメージも薄れつつあります。そのため、ファミリーカーとして、またアウトドア用の趣味の車として、多くの方がワンボックスカーを利用されるようになっています。

ミニバンの広さにそろそろ物足りなさを感じている方、また、趣味の車として、使い勝手がよく利便性の高いクルマが欲しいと考えているのなら、ワンボックスカーはベストな選択になるかもしれません。

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この記事の執筆者

関 秀紀

関 秀紀

クルカ営業部 マネージャーの関 秀紀です。大学卒業後に某大手自動車メーカー系のリース会社を経て、クルカに入社。 リースキャリアは前職から合わせて5年。普段は営業職としてお客様に最適な車選びをご提案しています。 前職時代には保険人募集の資格を取得。自動車保険の提案も経験しており、安心・安全なカーライフのサポート。車選びと保険の相談は、是非、関までご連絡ください! 一人ひとりのお客様に良いご提案ができるようがんばります。

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