更新日 2022.07.11(公開日 2022.7.11)

カーライフ

コネクテッドカーとは

コネクテッドカーとは

コネクテッドカーについて皆さんはご存じでしょうか。ニュースサイトなどでその言葉こそ聞いたことがあっても、その実態についてはよくわからない、そんな方もきっと少なくないはずです。

しかし、このコネクテッドカーが今非常に注目を集めています。それはなぜなのか。それ以前にそもそもコネクテッドカーとはどんなもので何ができるのか、今までの車とはどこが違うのでしょう。そこで、今回はそんなコネクテッドカーについてまだよくわからないという方に向けて解説していきましょう。

コネクテッドカーとは?

コネクテッドカーとは?

そもそもコネクテッドカーとは何なのでしょう。総務省の情報白書「ICTの過去・現在・未来」によれば、ICT端末としての機能を有する自動車のこと、とあります。

ここでICTという新たなキーワードが出てきました。コネクテッドカーの前にこのICTを説明ですね。ICTは「Information and Communication Technology」の略称で、日本語では「情報通信技術」となります。インターネットなどのネットワークを通じて情報を取得、収集してそれらを共有することで新たな価値を生み出すことができるというものがICTです。

つまりコネクテッドカーは、車がそんなICT端末となり車両の状態や周囲の道路状況などの様々なデータを、センサーによって取得。ネットワークを介して集積・分析することで、事故などの際に動的に緊急通報を行ったり、走行実績に応じて保険料が変動するテレマティクス保険を実現。さらに盗難時に車両の位置を追跡するシステム等が実用化できるというわけです。

おなじみのカーナビやETC車載器なども通信によって情報の収集や、情報共有を行っていましたが、それらを含めてさらに高度な機能を実現するのがコネクテッドカーということになるのです。

コネクテッドカーでできること

コネクテッドカーでできること

ではコネクテッドカーではどんなことができるのでしょう。将来的には様々なことが期待されていますが現状では以下のようなことが可能になります。

人命救助

まずは人命救助です。自動車による交通事故が起きてしまった際、ドライバーに被害が及び、本人が緊急通報できないということがあるかもしれません。そんなときでもコネクテッドカーであれば、常時ネットワークにつながっているので、エアバッグの作動や車両に搭載されているセンサーが事故を検知すると自動で警察や消防に通報してくれます。それが「自動緊急通報システム(eCall)」です。

eCallでは単に通報するだけでなくGPSと連動して、車の正確な位置情報を自動で送信してくれます。そのため警察や救急車等が迅速に事故現場に向かうことができるというわけです。

この「eCall」はヨーロッパではすでに搭載が義務化となっています。また日本でも2020年1月からの新型車については、義務化されています。ただし、これは車載通信器をクルマに搭載する際の義務化規定であって、すべての新型車に搭載されるというわけではありません。

自動車盗難

次に自動車盗難にも力を発揮します。それがコネクテッドカーの「盗難車両追跡システム」です。これは、車が万が一盗難に遭った際に、その車の位置をGPSと通信を使って追跡することができるというシステムです。

その車のオーナーが車から離れているのに、なぜかドアが開けられたり、エンジンが始動したという場合にスマートフォンなどを通じて自動車のオーナーに連絡がされます。そして明らかに異常であるとなった場合に、警察に通報して被害届を提出すると車両追跡が行なわれというわけです。これがあれば、盗難によって車を失うという最悪のケースを防げる可能性が高まるというわけですね。

自動車保険

また自動車保険にもコネクテッドカーは役立ちます。それがテレマティクス保険です。コネクテッドカーから得られる情報を使い、より詳しくリスクを判断して個別に保険料を算定するというものです。

車に搭載されたカーナビなどの端末を利用し、ドライバーがどの道をどれくらいの速度で走行したのかなどの情報が収集。加減速の回数やその勢い、ブレーキの回数などの細かなデータを割り出して、ドライバーが安全運転をしているかどうかをその情報によって判断するのですね。

安全運転を日ごろから心がけ、丁寧な運転をしていると、そのドライバーは優良ドライバーであると判断されて、結果自動車保険料が安くなるわけです。

また、その車がどのような環境で使用されているのかの走行状況も判断。リスクの高い、交通量の多い時間帯にあまり走行しない人や、夜間の走行が少ないとなった場合、交通事故のリスクも少ないと判断されて保険料が割引になるのです。

コネクテッドカーのメリット

コネクテッドカーのメリット

他にも災害時にもコネクテッドカーによって収集された情報が役に立ちます。地震や水害などの大規模な災害が発生した際、道路が遮断されてしまうことがありますが、道路が遮断されれば避難にも大きな影響を及ぼしてしまいます。

また緊急車両などの出動にも大きな影響があるでしょう。しかし、コネクテッドカーによって、リアルタイムにどの道路で渋滞が発生していて、どの道路なら通行できるのがという情報が共有されれば迅速な避難も救助も可能になります。

このように、リアルタイムの交通情報が共有されることで、カーライフが便利になり、そして様々なメリットも受けられるようになるのです。やがてはこういった技術を使えば自動運転にもつながるはずです。

コネクテッドカーのデメリット

コネクテッドカーのデメリット

カーライフにおいて、そんな便利で役立つコネクテッドカーですが、普及にあたってデメリットはないのでしょうか。

コネクテッドカーによって車の走行情報やドライバーの運転について常に情報が収集、分析されるということは、コネクテッドカーに乗るドライバーの情報が全て勝手に把握されてしまうということになります。

その場合、あなたのプライバシーはどうなるのでしょう。またいつどこにいたのかをリアルタイムに特定されてしまうということはセキュリティの面でも心配があります。

さらに常にネットワークにつながっているということはハッキングのリスクもあるということになります。今の車は車内もネットワークでつながっており、そこでアクセルやブレーキ、加速度や車載カメラ、前方を監視するセンサーのなどの情報などがやり取りされています。

万が一車両のシステムがハッキングされた場合、もしかしたら車を悪意ある犯罪者にコントロールされ、交通事故にあったり、犯罪に使われてしまう可能性がないとはいえません。そういったリスクは想定されます。

コネクテッドカーの将来

コネクテッドカーの将来

ネットワークに常時設読されるコネクテッドカーが進化していくとやがてそれは自動運転へとつながっていきます。コネクテッドカー=自動運転ではありませんが、これらはいずれ統合されることになるのでしょう。

自動運転には渋滞をはじめ道路の正確な情報が必要ですし、GPSによる正確な自車位置検知も欠かせません。カメラとセンサーを使って他の自動車の情報や路面状況をリアルタイムに解析することも必要です。そして、これらはすでにコネクテッドカーでも使われている技術です。

収集された情報がビッグデータとして蓄積、分析され、その情報がやがて自動運転のために役立つことになるのでしょう。いずれにせよコネクテッドカーがこれからの車の標準となるのはほぼ間違いないはずです。

クルカで扱っているコネクテッドカー

クルカで扱っているコネクテッドカー

コネクテッドカーというと特別な車のようにも思えますが、もうすでに多くの車がコネクテッドカーとなっています。トヨタの「T-Connect」、日産の「NissanConnect」、ホンダの「HONDA-CONNECT」など、これらの機能を持った車はすべてインターネットの通信機能を備えた自動車でありコネクテッドカーです。

例えばトヨタのアルファードもRAV4もハリアーもカローラクロスもそうですし、日産のセレナやエクストレイル、ホンダのヴェゼルやフリードなどもそうです。

現在クルカで扱っている車のほとんどがこういった通信機能を標準、もしくはオプションで追加が可能となっているので、どの車がコネクテッドカーというのではなく、ほぼすべてがコネクテッドカー(になる)と言っていいかもしれません。

まとめ

まとめ

コネクテッドカーはすでに当たり前のものとなりつつあります。カーライフを、より便利で快適に、そして安全なものするためのサポートをしてくれるのがすなわちコネクテッドカーなのです。

まだまだ操作が複雑で、使用には別途スマートフォンが必要など、すべての人が簡単に扱えるかどうかに関して進化の余地はありますが、いずれはすべての新車がコネクテッドカーとなるのはほぼ間違いありません。 現状はコネクテッドカーではない車をあえて選ぶことも可能ですが、自分のドライブ情報が他のドライバーにとっても役立つものとなるのであれば毛嫌いすることなく積極的に活用してみるというのが賢い活用法といえるのではないでしょうか。まだ体験したことがないという方も是非次のマイカーではコネクテッドカーの機能を使ってみてはいかがでしょう。

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この記事の執筆者

大菅 達也

クルカの大菅達也です。大学卒業後、新卒でクルカに入社。キャリアはクルカ一筋で新車販売の窓口や成約後のお客様のカスタマーサポートを担当しています。 新車の情報はもちろん、ドライブや車をカスタマイズすることが趣味でカーライフに関する情報は社内でも有数。その知識・スキルを活かし、クルカのコラムの監修に携わっています。 コラムだけではなく、Youtubeチャンネルの企画にも携わっており、お客様に満足いただけるサービスの提供を日々勤めています。

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