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更新日 2021.04.26(公開日 2020.6.17)

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Maasって何?日本も適用されるの?

Maasって何?日本も適用されるの?

テクノロジーの進歩は目覚ましく、様々な分野に取り入れられています。自動車業界にもテクノロジーを活用した新たなサービスが登場しています。その一つがMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)です。

今回は、MaaSとは一体どんなサービスなのか?普及による生活の変化と各国の事例なども併せて解説をしていきます。今後、日本でも広がる可能性のあるサービスなので、本記事にて先駆けて理解をしておきましょう。

Maasって何?

Maasって何?

MaaSとは、「Mobility as a Service」の略称で、マースと呼ばれています。日本ではまだ馴染みのない言葉ですが、フィンランドで誕生し、海外では既に実用化されています。私たちの身の回りにある交通手段をアプリによって繋ぎ、スマホ一つでシームレスに利用できるようにするサービスです。

これまでは、電車やバス、タクシーなどの交通手段をそれぞれの場所で利用し、予約したり、支払いが行われていました。MaaSは、それらの交通手段をアプリで一括管理することができるサービスで、経路検索や予約、支払いなどをまとめて行うことが可能になります。

私たちを取り巻く交通事情が大きく変わる可能性があり、日本でも取り組みが進んでいます。今後の普及によっては様々な交通手段を自在に活用し、より快適な移動が叶うかもしれません。

Maas普及による変化

Maas普及による変化

MaaSが普及することによって、私たちを取り巻く交通が大きく変化します。快適な移動や交通問題の解決など、様々な問題を解消してくれるかもしれません。MaaSがどのように日常を変化させるか、3つの変化をご紹介していきます。

自由で快適な移動ができるようになる

MaaSが普及すると、電車やバス、タクシー、カーシェアリングなどがシームレスにつながるようになります。スマホひとつでその時に適した交通手段を手配することができるでしょう。

予約・支払いも一括で行われるので、切符を買う手間もなくなります。移動にかかる時間や手間が少なくなり、移動がもっと快適になるでしょう。

月額定額制でMaaSを利用できれば、乗車賃や利用料金を気にすることなく移動できます。移動が快適になることはもちろん、人の行動範囲も広がっていくことでしょう。

移動情報の共有がサービス提供に生かされるかもしれない

MaaSを運用する上で、様々なデータが活用されることになります。交通手段ごとの運航情報や位置情報、道路交通情報、利用者の移動情報などのデータが取り扱われることで、それぞれがつながり、アプリ一つで利用できるようになります。

交通・移動に関わるデータは、MaaSが新たなサービス提供にが生かされる可能性も秘めているでしょう。利用者の傾向を把握して、最適な交通手段を提案したり、交通手段の運航頻度を検討したりするなど、利用者にも交通機関の運営にも更なるメリットを与える可能性があります。

交通問題の解決につながる可能性がある

日本では、様々な交通問題が問題になっています。地域によっては公共交通機関が不足して移動手段に困っていたり、都市部では慢性的な渋滞や排気ガスによる環境破壊が問題になっていたりするなど、交通問題の解決が迫られているのが現状です。

MaaSの普及によって、スマートな移動を実現し車以外の移動手段が積極的に利用されたり、自動運転技術と組み合わせて地方の高齢者の足を確保したりするなど、様々な取り組みが期待されています。

MaasとIT企業の関係

MaasとIT企業の関係

MaaSとIT企業には、深い関わりがあります。ソフトバンクやNTTドコモ、DeNAなどがMaaSサービスに参入しており、普及に向けて中心的な役割を担うことを期待されています。

MaaSサービスには、交通手段を一括でつなぐ情報通信技術が欠かせません。情報通信に精通したIT企業は、MaaSに必要なスキルやノウハウを持ち合わせています。MaaSの核となるプラットフォームが完成すれば、交通手段の情報や道路情報が統合され、高性能なMaaSサービスが誕生するでしょう。

IT企業以外にも、JR東日本やトヨタ自動車、ジョルダンなど交通業界の企業もMaaS普及に参入しています。

各国の事例

各国の事例

MaaSは、日本ではまだ馴染みがないものの、海外では既に実用化されています。MaaSの事例として、フィンランドとドイツの例を見ていきましょう。日本でも実証実験が行われているので、併せてチェックをしてみてください。

【フィンランド】Whim

MaaSの先駆けであるフィンランドでは、WhimというMaaSアプリが実用化されています。Whimで目的地を入力すると、交通手段と料金が提案され、選んだ手段に応じた料金がアプリ上で決済されるのです。月額料金サービスもあり、指定の交通機関を自由に利用することもできます。

月額プランはいくつかあり、プランによっては電車やバスのほか、レンタサイクルやレンタカー、フェリーなどあらゆる交通手段を利用し放題になります。

【台湾】Men-GO

アジアでは、台湾でMaaSが普及し始めています。「Men-GO」というアプリで、月額定額プランを利用することで、地下鉄や路面電車、タクシーなどに自由に乗れるようになります。

MaaSに合わせて、街並みも変化しているのも注目したいポイントです。駐輪場や専用道路の整備が進み、MaaSが街に定着しようとしています。公共交通機関の利用が促進され、自動車による排気ガスや渋滞などの解消が期待されています。

日本におけるMaaSの現状

日本でもIT企業や交通業界の企業が協力して、MaaSの取り組みが進められています。トヨタ自動車の「my route」、JR東日本・東京急行電鉄の「Izuko」、JR西日本「setowa」の3つが実証実験の段階です。

ルート検索やスマホでの一括決済のみならず、旅のスケジュールにあわせて経路案内などの機能も実証実験に取り組まれています。実証実験が進めば、フィンランドや台湾など海外でのMaaS運用に近づいていくことでしょう。

まとめ

今回は、MaaSとは一体どんなサービスなのか?普及による生活の変化と各国の事例なども併せてご紹介をしました。

MaaSとは、様々な交通手段をシームレスに繋げて、人々の移動を変えるサービスです。目的地に合わせた交通手段・経路を提案したり、アプリ上で一括決済できたりするなど、ニーズに合わせた快適な移動を叶えます。

利用者へのメリットはもちろん、公共交通機関の利用促進が進むことで、地方の交通手段不足や都市部の渋滞、排気ガスといった交通問題の解決も期待されています。海外では実用化されている国もあり、日本では実証実験が進んでいる段階です。IT企業や交通業界がタッグを組むことで更に普及が進むであろうMaaSは、今後も目が離せない新しいサービスの一つです。

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この記事の執筆者

坂場 遼

クルカの坂場です。 大学卒業後、新卒でクルカに入社しました。 クルカでは営業としてお客様へ新車の販売、サポートを担当しております。小さい頃から車が好きで、現在でも街中で珍しい車が走っていると目で追いかけてしまいます。 好きだけではなく様々な知識を吸収し、お客様に満足いただけるカーライフをご提供いたします。 クルカのコラムでは、分かりやすさを重視しお客様目線で監修しております。

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