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更新日 2022.08.02(公開日 2022.7.29)

クルマ選び

ハリアーとCX-5、どちらがおすすめ?

ハリアーとCX-5、どちらがおすすめ?

国内ブランドのミドルサイズクロスオーバーSUVの中でも、スタイリッシュなことで定評があるのがトヨタの「ハリアー」と、マツダの「CX-5」です。

大きすぎない適度なサイズに、スタイリッシュながら車内スペースも広々。そして高級感満点の快適な室内に動力性能にも優れている、そんな2台はいわばライバル関係と考えられています。

トヨタとマツダを代表する2台のクロスオーバーSUVは、果たしてどの様な特徴を持ち、そんな所が違っているのでしょうか。2Lガソリンエンジン搭載する、それぞれの人気グレード同士を、様々な角度から比較してみました。

各車種の特徴

トヨタの「ハリアー」とマツダの「CX-5」。ともに、ラグジュアリーなクロスオーバーSUVとして高く評価されている二台ですがそれぞれの特徴を簡単に整理してみましょう。

ハリアーの特徴

各車種の特徴
toyota.jp/harrier/

ハリアーの最新モデルは2020年6月にフルモデルチェンジを行った4代目モデルです。もはや伝統ともいうべきクーペのような流麗なフォルムが特徴で、スタイリッシュで非常に高級感があります。

また、馬の鞍をイメージした個性的なセンターコンソールのデザインなどインテリアも非常に凝っており、調光ガラスを用いた電動シェード付パノラマルーフをトヨタ初採用など、先進性もあって室内空間はとても上質。まさに高級SUVといった雰囲気を持っています。

プラットフォームはRAV4と共通で、パワーユニットも2Lガソリンエンジンと、燃費性能に優れた2.5Lガソリンエンジン+モーターという組み合わせも同じです。しかし、オフロードテイストのハードなRAV4と都会的でスタイリッシュなハリアーと全く別物に仕上げているのはさすがトヨタです。

CX-5の特徴

CX-5の特徴
mazda.co.jp/cars/cx-5/

マツダの「CX-5」は、マツダのクロスオーバーSUVシリーズの主力モデルであり現行の2代目モデルは、2017年に登場しました。先代でも評価の高かったクーペのようなエクステリアデザインをさらに磨き、インテリアも質感も高めて、走りもグレードアップしています。そんな点が高く評価され、現行型ではスタイリッシュなラグジュアリーSUVとしての地位を確立しました。

マツダ車はヨーロッパ車のように毎年改良が実施されるのが特徴で、CX-5の最新モデルではフロントフェイス周りやフロントグリルのデザインを変更したことで、高級感がさらに増しています。

パワーユニットはガソリンエンジンだけではなくディーゼルエンジンが選べるのもマツダのSUVならでは。燃費性能に優れながら、トルクフルで力強い走りが味わえるのが大きな特徴となっています。

同社のCX-8は兄弟車で、CX-5が2列シートなのに対して、CX-8は3列シートのロングボディとなっています。メカニズムやエクステリア、インテリアなどはほぼ共通となっています。

エクステリアの比較

どちらもクーペ的なフォルムを持つクロスオーバーSUVですが、そのエクステリアデザインには大きな違いがあります。大雑把にいってしまうと、よりラグジュアリーで高級車のような雰囲気を持つのがハリアー。そして、スポーティかつアクティブなイメージを持っているのがCX-5といったところでしょうか。

ハリアーに関しては、これは歴代受け継いできたものですが、その流れるようなフォルムが最大の特徴といえるでしょう。フロントマスクから、ボディサイドへと流れる張りのあるラインは実にゴージャスで実際のサイズ以上の存在感を醸し出しています。

また、ルーフも後方に向かって滑らかなラインを描いており、クロスオーバーSUVでありながら、かろやかで、ラグジュアリークーペのような精悍な印象をもたせています。

それに対してCX-5は、躍動感のあるスポーティな印象が特徴です。特に直近のマイナーチェンジによって、デザインが変更となったフロントフェイスが目を引きます。グリルの開口部がよりワイドになり、フロント全体の塊感が強調されて、SUVらしい力強さがよりいっそう増しています。

また、ハリアーほど都会的でない点も個性となっています。特に特別仕様車の「Field Journey(フィールドジャーニー)」は、アウトドアイメージを強調する「ジルコンサンドメタリック」と呼ばれるボディーカラーが用意されていたり、バンパー下アンダーガード風のガーニッシュが装着されるなど、ワイルドさを演出し、SUVらしいオフフロードでの優れた走行性の高さを感じさせます。

サイズ(ボディ、ホイール)の比較

サイズ(ボディ、ホイール)の比較
mazda.co.jp/cars/cx-5/

ハリアーもCX-5もどちらも3ナンバーサイズのクロスオーバーSUVですが、具体的にボディサイズやホイールサイズにはどれくらいの違いがあるのでしょう。

ボディサイズ

まずは2車種のボディサイズについて比較してみたいと思います。グレードはそれぞれガソリンエンジン車の2WDグレードどうしで比較してみます。

トヨタ ハリアー Z(ガソリン車・2WD)全長4740㎜×全幅1855㎜×全高×1660㎜
マツダ CX-5 20S プロアクティブ
(ガソリン車・2WD)
全長4575㎜×全幅1845㎜×全高×1690㎜

並べてみると、ハリアーの方が全長で165mm、全幅で5㎜上回りますが、全高ではCX-5が30㎜ほど上回っています。正直なところあまり大差はありません。

どちらもこのクラスのクロスオーバーSUVとしては堂々した大きさとなっており、存在感は抜群です。それでいて輸入車のSUVのような、もてあますような大きさではないので普段使いでも不便な思いをするようなことはありません。

タイヤ&ホイールサイズ

トヨタ ハリアー Z
(ガソリン車・2WD)
タイヤサイズ:225/55R19
ホイールサイズ:19×7J(アルミホイール)
マツダ CX-5 20S プロアクティブ
(ガソリン車・2WD)
タイヤサイズ:225/65R17
ホイールサイズ:17×7J(アルミホイール)

ハリアーのZグレードは上級グレードだけあって大径19インチタイヤ&アルミホイールです。対してCX-5は17インチのタイヤ&ホイールとなっています。ただしオプションで19インチを装着することも可能です。

違いとしては、ハリアーは扁平率の低いロープロファイルタイヤをはいており、よりオンロード走行を重視したスポーティな設定となっているということです。

CX-5は扁平率が65%とハイトの高い(サイドウォール部分の高さが高く、空気量の多い)タイヤが装着されており、SUVらしいちょっとした悪路にも対応できるようなスタイルとなっています。

乗り心地とSUVらしい走行性能という意味ではCX-5のほうが適しているかもしれませんが、オンロードでのハンドリングと、ルックスのカッコよさという意味ではハリアーのほうが一歩上でしょう。ただし、19インチタイヤとなるとタイヤ自体が高価なので、交換の際には出費がかさんでしまう可能性があります。

インテリア、室内空間の比較

インテリア、室内空間の比較
toyota.jp/harrier/

インテリアを比べてみると、ハリアーは高級感満点の上質な雰囲気が味わえるのが大きな特徴です。シートに座ると馬の鞍をイメージした大型コンソールに包まれるような設計となっていて、まるで高級セダンかスポーツカーのようです。

そして、シート表皮は上級グレードが本革でミドルグレードでもファブリック+合成皮革というゴージャスな仕立てとなっています。さらに運転席はエントリーグレードを除いてすべてが8ウェイパワーシートです。

あるとうれしい快適温熱シート+シートベンチレーション(運転席・助手席)はZグレードには未搭載。ただしZ“Leather Package”には標準装備となります。

CX-5もこのクラスとしては十分高級感がありますが、ハリアーと比べるとどちらかというとシンプルでスポーティな印象です。インパネは水平基調で、エアコン吹き出し口などがシンメトリーな配置となっていてクールなイメージ。

ガンメタリックのインパネやドアトリムデコレーションパネル、そしてピアノブラック仕上げのシフトパネルなどは上質感がありますが、高級車というよりも、やはりアクティブなイメージです。そしてシート素材はスクエアメッシュのファブリックが基本で、上級グレードや特別仕様車には本革が用意されています。

運転席は10Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能が標準で、エントリーグレードのみがマニュアルシート。運転席&助手席シートヒーターもエントリーグレード以外標準搭載となっているのはハリアー以上に凝っていてうれしいポイントです。

室内スペースはどうなのでしょうか。比較してみましょう。

トヨタ ハリアー Z
(ガソリン車・2WD)室内寸法
室内長1880㎜×室内幅1520㎜×室内高1215㎜
マツダ CX-5 20S プロアクティブ
(ガソリン車・2WD)室内寸法
室内長1890㎜×室内幅1540㎜×室内高1265㎜

比べてみるとわずかにCX-5のほうが室内スペースは広いということがわかります。CX-5のほうが、車体が少しコンパクトなのに室内はむしろ広いというのは、これは大きなメリットでしょう。特に室内高の高さは50㎜も違います。ハリアーはよりスポーティなスタイルとなっているのでわずかに室内スペースが犠牲になっているのかもしれません。

つまり、広さを求めるならCX-5ということになるでしょうか。ただし、その差はわずかですし、そもそもハリアーでも十分余裕ある広さがあるので、そこまで気にするほどではないかもしれません。

収納の比較

収納の比較
mazda.co.jp/cars/cx-5/

ラゲッジスペースの大きさはどちらが大きいのか。5名乗車時のVDA方式(200×100×50mmサイズの1Lの箱がいくつ入るかで荷室スペースを示す測定法)の荷室サイズはハリアーのラゲッジスペースは409L(+デッキボックス21L)となっています。

対してCX-5は475L(+床下のサブトランク30L)です。単純に比較してみるとCX-5の方が大容量ということになります。ただし、これはCX-5のほうが、室内高が高いため、天地方向に余裕があることによりこのような差になっています。

5名乗車時のラゲッジスペース床の面積では、ハリアーは、荷室長985㎜×荷室幅1265㎜なのに対して、CX-5は荷室長960㎜×荷室幅1100㎜なので、使いやすさという意味ではむしろハリアーのほうが広く使える可能性があります。

主要性能、装備の比較

ハリアーのパワーユニットは2Lガソリンエンジンと、2.5Lガソリンエンジン+前後モーターのハイブリッドという2種類です。対してCX-5は2Lと2.5Lのガソリンエンジン、そして2.2Lディーゼルエンジンという3種類が用意されています。

2Lガソリンエンジンどうしで比較するとハリアーは最高出力が126kW(171ps)/6600rpmで最大トルクは207N・m(22.1kgf・m)/4800rpmとなります。

CX-5の2Lガソリンエンジンは最高出力が115kW(156ps)/6000rpmで最大トルクが199N・m(20.3kgf・m)/4000rpmとなります。

ハリアーのほう15馬力ほどパワフルですが、車両重量では、ハリアーは1680kgで、CX-5は1540kg(ともに2Lガソリンエンジン2WD車)と100kg以上軽いので、走行性能的にはそれほど大きな違いはないでしょう。 

装備に関しては、両車とも先進安全装備が標準となっています。衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制、全車速追従機能付アダプティブレーダークルーズコントロール、アダプティブ・LED・ヘッドライト、ステアリング操作アシストステアリングヒーターなどフルスペックの内容です。

ただし、衝突軽減機能に関しては自転車まで検知できるという点でハリアーのほうがレベルは上といえるかもしれません。

その他どちらも装備内容は充実しており、テールゲートの電動機能、パワーバックドア(パワーリフトゲート)は当然搭載されていますが、ハリアーのZグレードはハンズフリー機能まで標準装備(CX-5の20S プロアクティブではオプション)されています。

さらに、運転席、助手席のパワーシートや、運転席/助手席独立コントロール機能フルオートエアコンも標準搭載で、カーナビ機能はどちらもオプション(ディスプレイは搭載。オプションでナビ機能を追加可能)となっています。

全体的に機能の充実度という意味では、より新しく、高級志向でもあるハリアーのほうが全般的に優れています。

燃費の比較

燃費の比較
toyota.jp/harrier/

燃料代が高騰している今、気になる燃費ですが、以下のように数値になります。

トヨタ ハリアー Z(ガソリン車・2WD)WLTCモード燃費15.4㎞/L
マツダ CX-5 20S プロアクティブWLTCモード燃費14.6㎞/L

おなじ2Lガソリンエンジンながら、よりパワーがあって、車重も重いハリアーのほうが燃費に優れています。さすがトヨタといったところでしょうか。

参考までにハリアーのハイブリッドと、CX-5のディーゼルモデルの燃費はこちらです。

トヨタ ハリアー Z(ハイブリッド・2WD)WLTCモード燃費22.3㎞/L
マツダ CX-5 XD プロアクティブ
(2.2Lディーゼル・2WD)
WLTCモード燃費19.5㎞/L

数値はハイブリッドが優れていますが、燃料費で考えると軽油のほうが安いので良い勝負といったところでしょうか。

価格比較

では価格を比較してみましょう。こちらです。

ハリアー2,990,000円~5,040,000円
CX-52,678,500円~4,075,500円

やはり、より高級志向のハリアーのほうが価格は高めになっています。

では、前述した両車のガソリンエンジンの人気グレードで比べてみると、どうなるのか。こうなります。

CX-5:20Sプロアクティブ2WD2,909,500円
ハリアー:Z ガソリン2WD 3,930,000円

100万円も違ってきます。思った通りハリアーのほうが高価。ハリアーにも、CX-5の20Sプロアクティブ2WDと同じような価格のSグレードというのもがありますが、こちらは廉価なエントリーグレードで、装備的にもかなり見劣りします。

正直ライバルにはなりにくいでしょう。やはり同等のスペック、装備となるとこの2グレードがライバルにはふさわしいと思います。

ハリアーが向いている人

ハリアーが向いている人
toyota.jp/harrier/

車両価格が全体的に高価であり、エクステリアやインテリアも高級志向になっているため、クロスオーバーSUVに高級感を求める方。またトヨタというブランドに魅力を感じる方にもやはりハリアーです。

さらに、先進安全機能や最新の装備などにこだわりを持つ方、新しいもの好きにもハリアーは向いているかもしれません。また、エコに関心がある方にもハイブリッドという選択肢があるのは非常に魅力的でしょう。

CX-5が向いている人

CX-5が向いている人
mazda.co.jp/cars/cx-5/

シティ派クロスオーバーSUVにも、室内の広さや荷室の大きさなどといった実用性を求めるならCX-5が向いています。また、スポーティな走りやそのクールなスタイリングもハリアーにはない大きな魅力です。

価格的にも充実した装備を持つ主力グレードが、ハリアーよりも明らかにお買い得な設定となっていますので、コストパフォーマンスの高さを求める方にもCX-5が適しているでしょう。

ただし、リセールバリューまで考慮すると多少高価でも後々はハリアーのほうが有利になる可能性があります。

まとめ

mazda.co.jp/cars/cx-5/

人気のクロスオーバーSUVというジャンルのなかでも、特に人気の高いのがトヨタのハリアーとマツダのCX-5です。サイズなども近いものがあり、どちらもスタイリングの評価が高いなど、ライバルとして考える方も少なくありません。

しかし、価格や装備内容、その他スペックなどを細かく比較してみると、微妙にクラスが違っており、より高級志向のハリアー、実用的でスポーティなCX-5という図式が見えてきました。

もちろん、どちらもスタイリッシュであり魅力的なのは間違いなく、どちらを選んでも後悔するようなことはないでしょう。もし今、あなたがこの両車のどちらかを購入したい、と本気で考えているなら、まずは用意できる予算、どういったスペックを重視するか、またどんなシーンに使いたいのなどについて先に明確にしておくことが大切です。どちらがあなたにぴったりの一台なのかがきっと見えてくるはずです。

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この記事の執筆者

小嶋 啓意

クルカ営業部のGMを務める小嶋です。新卒から自動車業界一筋15年のキャリアがあります! 大学卒業後、某大手国内ディーラーの営業職を経て、クルカに入社しました。 自動車業界のキャリアの長さは社内屈指。「車といえば、小嶋さん」と社内で言われるレベルの車好き。車は三度の飯より大好きです! ディーラーや現職の営業経験を生かした車選びのご提案が得意です。長年の経験から、お客様にとって最適な1台をご用意いたします。 営業時代は商品のスペックを理解し、お客様に提案することをモットーにしましたので、自動車のスペックに精通しています。 弊社Youtubeチャンネルでは、車選びの知識やクルカで取り扱っている車種の解説もしています。 ぜひ車選びの参考にしてみてください! →YouTubeクルカ公式チャンネル

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