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- デリカD:5がスキーとスノーボードにおすすめ?その理由とは
三菱のデリカD:5といえば、オフロード4WD車並みの悪路走破性を持つ個性派Mクラスミニバンとして知られています。現行モデルの登場は2007年なので、すでに16年が経過していますが、その唯一無二の個性は特にアウトドアファンから高く評価されいまだ人気が衰えることがありません。
2019年に大幅な改良を実施して、外装や内装、エンジンなどの動力性能や走行安定性、さらに燃費や安全装備などを大幅に進化させたことで、その魅力はライバルと比べてもいまだ一線級です。何よりデリカD:5の魅力はどんな道路状況でも確実に乗員や荷物を目的地まで運ぶことができるという優れた走破性にあります。
そんなデリカD:5はスキーやスノボといったウインタースポーツにも最適だという評価もあります。では、優れた走破性以外に、デリカD:5のどんな点が、ウインタースポーツに適しているのでしょうか。その理由を詳しく探ってみました。
デリカD:5がスノーボードにおすすめの理由
デリカD:5は、本来は多くの人を快適に運ぶためのMクラスミニバンです。しかし、本格的なオフロード4WDに匹敵する圧倒的な悪路走破性を持ち、さらに、ミニバンとして多人数乗車を両立しているというのが大きな特徴となっています。
そんなオールラウンドミニバンという唯一無二の魅力が、多くのファンの心をひきつけているのです。そして、アウトドアファン、特にウインタースポーツを趣味とするファミリードライバーからは圧倒的な支持を受けています。
その理由は、前述したその優れた悪路走破性にあります。最低地上高に余裕を持たせた車体設計に優れた4WDシステムを持ち、オフロード向けのSUVと同等の走破性能を実現させているのです。
例えば、ドライバーのハンドル操作に対して、エンジントルク、ヨーレートセンサーからの情報をもとに車両の走行状況を的確に判断。そして緻密に駆動力の制御を行うことで舗装路、ダート、雪道など路面状況を問わず優れた走行安定性を発揮してくれます。そのため滑りやすい雪道でも、ぬかるんだオフロードでも圧倒的な駆動力を発揮してくれるのです。
さらに路面状況や走行条件に応じて、前後輪への駆動力を最適配分してくれる4WDオートモードに加えて、4WDロック機能も持っています。この4WDロックは、電気的に前後をデフロックしたような状態にして、後輪に大きく駆動力が配分するというもの。4WDロックに切り替えると初期のアクセルレスポンスが増し、車がより前に進むようになります。道なき道でもぐいぐいと前に進んでくれるのです。
だからデリカD:5は、悪路走行や雪道、登坂路などの滑りやすい路面状況において、強力な直進性や、優れた走破性を発揮してくれるのです。そのため、他のミニバンでは立ち往生してしまうような雪道をものともせず、ゲレンデまで確実にたどり着くことができるのです。
また、エンジンは燃費に優れた直列4気筒2.2Lクリーンディーゼルターボを搭載しています。低回転域から3.5Lのガソリンエンジンに相当する分厚いトルクを発揮して、ぐいぐい前に進んでいきます。WLTCモード燃費は12.6㎞/L。軽油はガソリンよりも安いですし、長距離の移動でも燃料代が抑えられるというのも、スキーやスノボの足として最適な要素でしょう。
デリカD:5にはスキーとスノーボードがどのくらい入るか?
デリカD:5は、全長4,800㎜×全幅1,795㎜×全高1,875㎜という3ナンバーミニバンです。クラスとしてはヴォクシーやセレナなどMクラスになりますが、ライバルに比べると少し大きめです。
しかし、ボディサイズに余裕がある分3列目シートの足元空間が非常に広く居住性に優れています。また、高い全高を活かして、シートとフロアの間に空間があるため、スキーやスノボなど長尺物も工夫すれば室内に積載可能です。
例えばセカンドシートがベンチタイプの8人乗りなら、3列目シートを左右に跳ね上げることで5人乗車+5人分のスキーやスノボ、さらにその他の道具や着替えなどを満載しての移動も問題なく可能でしょう。
またセカンドシートがキャプテンシートタイプの7人乗りグレードの場合でも、サードシートの片側を跳ね上げることで、左右のセカンドシート(キャプテンシート)の間にあるスペースを有効利用することでそのスペースにスキーやスノボなどの長尺物を積むことも可能です。
また、デリカD:5はスキーやスノボをはじめ、様々なアウトドアフィールドで使われることが多いということから、純正のアクセサリーとして、ルーフキャリアやルーフラックなどのオプションも多彩に用意されています。
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/purchase/accessory/lineup/delica_d5/?group=4&column=4#
このようなアイテムを装着すれば室内スペースを圧迫することなく、かさばるスキーやスノボ板を積み込むことも可能です。メーカー自身がスキーやスノボ、アウトドアホビーにデリカD:5が適しているということをアピールしているわけです。
他のミニバン車との比較
デリカD:5は唯一無二のオールラウンドミニバンですが、ライバルとしてあげるとすると、アルファードやヴォクシーなどになるでしょうか。3列シートのミニバンであり車格的にも近いものはあります。では、それらのライバルミニバンはデリカD:5のようにスキーやスノボに適しているのか?
もちろん車内スペースに余裕があるので積載性や居住性ではデリカD:5に匹敵します。むしろ空間の広さやシートの快適性、乗り心地の良さではアルファードやヴォクシーのほうが優れているといってもいいかもしれません。
しかし、デリカD:5の絶対的なアドバンテージは走破性です。例えばアルファードのハイブリッド4WDモデルの最低地上高ですが165㎜(ガソリン車は170㎜)です。そしてヴォクシーは125㎜(ガソリン車は140㎜)しかありません。
対して4WDのみの設定であるデリカD:5は最低地上高が185㎜もあります。最低地上高とは車の最も低い個所と地面との距離を指しますが、最低地上高が低いと、凹凸のある道路や傾斜や段差などを通過するときに車の底面をこすったり、ぶつけてしまいます。
この数値をみても凸凹道の多いオフロードや雪道では最低地上高の高いデリカD:5が有利であるのはいうまでもないでしょう。最低地上高が125㎜しかないヴォクシーでは、4WDであっても場合によってはゲレンデまでの道中で、車が亀の子状態になり(よほどの大雪でないとそうはならないでしょうが)身動きできなくなってしまう危険もあります。そういった意味でもデリカD:5はライバルのミニバンよりもスキーやスノボに適しているといえるのです。
スキーとスノーボード以外のレジャーグッズがどのくらい入るか?
スキーやスノボ以外にも荷室が広いデリカD:5は、キャンプやゴルフの足としても適しています。特にキャンプは未舗装路を走ることもあるのでデリカD:5以上に適したミニバンはないといってもいいくらいです。
積載性能ですが、デリカの荷室寸法は以下です。
●5名乗車時(サードシート跳ね上げ):荷室幅1,245㎜×荷室長1,200㎜×荷室高1,130㎜
●2名乗車時(セカンドシートチップアップ+サードシート跳ね上げ):荷室幅1,245㎜×荷室長1,610㎜×荷室高1,130㎜
●8名乗車時:荷室幅1,245㎜×荷室長140㎜×荷室高1,130㎜
サードシートを畳んだ5名乗車なら、十分なスペースが確保されています。乗員4人分のテントやテント用のマット、寝袋、テーブルやチェア×4、収納ボックスやクーラーボックスを十分積み込むことが可能です。その状態でも後方の視界を遮ることはないでしょう。
ではゴルフバッグの積載はどうなのか。アルファードなどLサイズミニバンなら、サードシートを一番前にスライドするだけで9.5インチのゴルフバッグが6個収納できますが、さすがにMクラスミニバンのデリカD:5はそこまでの余裕はありません。
公式のデータはありませんが、ネットなどの検証によると、荷室幅が1,245㎜と余裕があるので、サードシートを畳むことでゴルフバッグを横向きにすれば4つは積むことが可能ということです。
奥行きはサードシートを左右跳ね上げても1,200㎜なので縦に積むのは難しいでしょうが、斜めなら問題ないでしょう。4名乗車で4人分のクラブを積んで移動ということなら十分快適なはずです。
まとめ
デリカD:5がなぜスキーやスノボなどウインタースポーツに適しているのかということを検証してみましたがご理解できたでしょうか。デリカD:5は圧倒的な悪路走破性を持つ唯一無二のオールラウンドミニバンであり、条件の悪い路面であるほどその性能をいかんなく発揮してくれます。
それでいてミニバンとして快適性も高く、またラゲッジスペースにも余裕がありたくさんのアウトドアグッズが積み込めます。加えてディーゼルエンジンは経済性にも優れていますし、その分厚いトルクは長距離ドライブでもストレスを感じさせません。 デリカD:5以上にスキーやスノボの適したミニバンはないでしょう。もちろんスキーやスノボ以外のアウトドアホビーにも最適で夏はキャンプ、冬はウインタースポーツと、一年を通してアクティブな趣味を楽しみたいという方には間違いなくベストな一台となってくれるはずです。
この記事の執筆者
関 秀紀
クルカ営業部 マネージャーの関 秀紀です。大学卒業後に某大手自動車メーカー系のリース会社を経て、クルカに入社。 リースキャリアは前職から合わせて5年。普段は営業職としてお客様に最適な車選びをご提案しています。 前職時代には保険人募集の資格を取得。自動車保険の提案も経験しており、安心・安全なカーライフのサポート。車選びと保険の相談は、是非、関までご連絡ください! 一人ひとりのお客様に良いご提案ができるようがんばります。
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