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- カローラツーリングの後部座席はどのくらい?
カローラのステーションワゴンモデル「カローラツーリング」は、先代に当たるカローラフィールダーから、車体サイズ、デザインなどを大きく変え、また機能性や安全性能も大幅に高めた、非常に完成度の高いコンパクトなステーションワゴンです。
そんなカローラツーリングですが、先代にあたるカローラフィールダーに対して車高が低くなったこともあって特に後部座席の居住性はどうなのだろうと疑問を持つ方も少なくないと聞きます。
ステーションワゴンは、荷物をたっぷり積むことができなおかつ居住性にも優れた車というイメージがありますが果たしてそんなイメージ通りの後席となっているのでしょうか。ここではカローラツーリングの後席に注目して、その機能性や座り心地、さらにスペースの余裕などについて、詳しくチェックしてみました。
カローラツーリングの後部座席の広さ
カローラツーリングの車体サイズは全長4,495mm×全幅1,745mm×全高1,460mm。そしホイールベースは2,640mmとなっています。長さはと幅に関してはこのクラスとしては十分な余裕があり3ナンバーサイズで少し大きめです。またホイールベースも長いといえます。
しかし、全高に関しては1460㎜とステーションワゴンとしては低めです。いわゆるワイド&ローのスポーティなフォルムとなっています。そのため非常にスタイリッシュなのは間違いありませんが、車内スペース、特に後部座席に関してはどうなのでしょう。
まず後部座席の仕様ですが、一般的な左右が繋がったベンチタイプのシートで3名乗車仕様となっています。シート幅に関しては余裕がありますが、そこまで広いということはありません。ただし、大人3人が横並びで座っても窮屈すぎるということはないでしょう。
背もたれの高さは十分ですが、全席の背もたれから後席の背もたれまでの奥行に関しては900㎜ほどとあまり余裕はありません。そのため特に足元が狭くなっており、大柄な人であれば足の置き場に困ってしまうことがあるかもしれません。
私は大柄な方ですが過去にカローラツーリングの後席に乗った際、足の置き場に困った記憶があります。また車高が低い分室内高もあまり余裕はなく少し窮屈感も感じました。スライド機能やリクライニング機能もないため、心地の良いポジションを得るのは少し大変かもしれません。
とはいえ、特別狭くて困るということはありません。コンパクトカーなどよりは十分な広さがあります。平均的な体格の大人であれば長時間座っていてもストレスを感じるということはないはずです。今どきのミニバンやSUVのような広々感はありませんが、スポーティカーのような包まれた感じはむしろ安心感を与えてくれ実用性も十分確保されています。
カローラツーリングの後部座席の装備
カローラツーリングの後部座席は簡単にアレンジできる機能を持っています。ラゲッジスペースの側面にあるレバーを引くだけでシートバックが前に倒れ、ワイドな荷室スペースを作り出すことが可能です。また、長さのある荷物を積むことができる「6:4分割モード」や、大容量の荷室が作り出せる「フラットモード」へもワンタッチで変えることが可能です。ステーションワゴンらしいシーンに応じた使い方ができます。
後席ベンチシートのセンター部分には収納式のリヤセンターアームレストが装備されており、カップホルダーが2つ内蔵されています。またフロントシートのセンターコンソールボックス背面にType-Cの充電用USB端子×2が装備されているので後席乗員はスマホなどの充電に困ることはないでしょう。
残念な点としては後席用のエアコン吹き出し口やコントロールスイッチがないこと。またシートヒーターがオプションでも設定されていないことでしょうか。こういった装備やミニバンやSUVでは当たり前のものとなりつつあるのでこういったところからカローラツーリングは後席の居住性に関してあまり重視されていないように感じてしまいます。
後部座席の乗降性、乗り心地
後席の乗降性に関してですが、実際に乗り降りして試したところ2点ほど気になることがありました。まず一つがドアの開口部が狭いということです。2つめがドアの開閉角度が狭いということです。そのため乗り降りの際に非常に窮屈な姿勢をとる必要があります。
その点旧型に当たるカローラフィールダーはどちらも余裕があり乗降性が良好だった印象があります。カローラツーリングはエクステリアのデザインに力を入れた分しわ寄せがそういった実用面に影響している可能性があります。
しかし乗り心地に関しては決して悪くありません。シート自体の大きさは十分ありますし、座面の硬さなども硬めですがむしろ体重をしっかり支えてくれるので悪くない座り心地が味わえます。また、ハイブリッドグレードに関してはリアサスペンションがダブルウィッシュボーンで路面の凹凸をうまくいなしてくれ突き上げ感も少なくかなり快適。
また、静粛性に関しても非常に優れており、座るポジションさえうまく確保できればストレスなくロングドライブも楽しめそうです。
チャイルドシートの取り付けはしやすい?
ファミリードライバーにとって気になることがチャイルドシートの取り付けやすさではないでしょうか。もちろんカローラツーリングの後席にはチャイルドシートをしっかり取り付けることが可能です。
カローラツーリングの後部座席にはチャイルドシート固定用の「ISOFIX」対応の金具が設置されており、そこにISOFIX対応のチャイルドシートをしっかりと固定することができます。そのためISOFIX対応のさまざまなチャイルドシートを取り付けることが可能です。
ただし、後席のスペースがあまり広くないため、チャイルドシートのサイズによっては助手席を前にスライドさせるなどの必要があるかもしれません。さらに、室内高も余裕がないためチャイルドシートを取り付ける際や赤ちゃんをチャイルドシートに載せる際には、頭をぶつけないよう注意が必要です。
まとめ
カローラツーリングはスタイリッシュなコンパクトステーションワゴンとして人気の高い車種。デザインがよいだけでなく走りもスポーティでハンドリングに優れていることも高く評価されています。ただ、後席の居住性に関しては、スタイリングを重視した弊害なのか調べてみると、どうやらあまり優秀とはいえないようです。 もしカローラツーリングの購入を検討していて、後席について気になることがあるのであれば是非ディーラーなどで一度試乗などして確かめてみましょう。できればご家族などと一緒に試乗して、後席に座ることの多い家族に実際に座ってもらいその意見をしっかり聞いてみてください。そして家族ともども納得したうえで購入することを強くおすすめします。
この記事の執筆者
小嶋 啓意
クルカ事業部 統括マネージャーを務める小嶋です。新卒から自動車業界一筋15年のキャリアがあります! 大学卒業後、某大手国内ディーラーの営業職を経て、クルカに入社しました。 自動車業界のキャリアの長さは社内屈指。「車といえば、小嶋さん」と社内で言われるレベルの車好き。車は三度の飯より大好きです! ディーラーや現職の営業経験を生かした車選びのご提案が得意です。長年の経験から、お客様にとって最適な1台をご用意いたします。 営業時代は商品のスペックを理解し、お客様に提案することをモットーにしましたので、自動車のスペックに精通しています。 弊社Youtubeチャンネルでは、車選びの知識やクルカで取り扱っている車種の解説もしています。 ぜひ車選びの参考にしてみてください! →YouTubeクルカ公式チャンネル
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