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更新日 2024.08.29(公開日 2024.8.13)

カーリース

ブラックリスト掲載者でもカーリースは利用OK?審査の基準、通過方法を解説

ブラックリスト掲載者でもカーリースは利用OK?審査の基準、通過方法を解説

「車のサブスク」として人気のカーリース。ブラックリストに載っている恐れがある、もしくはすでに掲載されている場合でも利用できるのかな?と疑問に思っている方も多いと思います。

カーリースはカーローンよりも審査に通りやすいといわれていますが、どのような方でもOK!というわけではありません。そこで今回の記事では、ブラックリスト掲載者に向けて、カーリースの審査基準や通過方法を詳しく解説します。

ブラックリストの確認方法も紹介しているので、「自分が載っているかわからない」という方は、ぜひ本記事の内容を参考に確認してみてください。

ブラックリストとは?

ブラックリストとは?

そもそも、ブラックリストとは何なのでしょうか?また、どのような人がブラックリストに載ってしまうのでしょうか?

カーリースの審査に通りやすくなるためにも、まずはブラックリスト自体の理解を深めておきましょう。ここでは、ブラックリストの概要について解説していきます。

ブラックリストについて

「ブラックリスト」と聞くと、お金関係という意味であることはすぐにわかると思います。さらに具体的にいえば、過去に未払いがある場合において、『事故情報』として信用情報機関に保存されます。

信用情報機関とは、個人や企業の支払いや金融取引に関するさまざまな記録を収集・保管している期間で、ブラックリストはこのデータベースに事故情報が記載されることを指します。

信用情報に記載される情報には以下のような項目があり、

  • ローン契約
  • クレジットカードの支払い状況
  • 携帯料金の支払い履歴
  • 借入・返済の状況

これらの内容が事故情報として保存されていると、「経済的に社会的信用がない人」としてみなされることになり、原則として新たな借入れやクレジットカードの新規作成などができなくなります。

なお、ブラックリストに掲載される理由としては、「延滞」「債務整理」「代位弁済」のどれかに該当するケースがほとんどです。

それぞれの内容の詳細を以下の表にまとめましたので、参考にしてみてください。

掲載理由具体的な内容
延滞ローンやクレジットカード、携帯料金の支払いを一定期間以上滞納した
上記の支払いを
複数回滞納した
債務整理任意整理
民事再生
自己破産
などをおこなった
代位弁済
(だいいべんさい)
ローンが返せなくなり連帯保証人、もしくは
保証会社が借主の代わりに返済した

ブラックリストの確認方法

確実にご自身がブラックリストに載っているのかどうかを確認する方法として、信用情報機関による情報開示があります。

信用情報機関には以下の3つの組織があり、

  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)

これらは別組織となるため、扱っている情報が異なります。各機関でどのような情報を扱っているのかについて、これから詳しく解説します。

なお、ブラックリストに載っている可能性がある方は、カーリースの審査を受ける前に「どの機関に」「どのような信用情報が登録されている」のかを確認しておくとよいでしょう。

※手数料は2024年7月現在となります

全国銀行個人信用情報センター(KSC)

全国銀行個人信用情報センター(KSC)は、「一般社団法人 全国銀行協会(全銀協)」による個人信用情報機関です。

大手銀行や地方銀行、インターネットバンキング、信用金庫、信用組合などが加盟しているのが特徴で、消費者金融やクレジットカード会社などの加盟はありません。

なかには「カード支払いの延滞しかないから、銀行の信用情報機関には影響ないだろう」と考えている方もいるかもしれませんが、事故情報は「CRIN(Credit Information Network )」という制度によって情報が共有されています。

そのため、加盟している銀行や企業は、加盟先の信用情報機関以外の機関に登録されているブラックリストを確認し、カーローンやカーリースの審査の判断に使うこともできるのです。

【KSCの情報開示の手数料】

KSCに登録されている情報を開示する方法は、インターネットもしくは郵送のどちらかになります。手数料は開示方法によって異なります。

開示方法手数料支払い方法
インターネット1,000円クレジットカード
PayPay
キャリア決済
郵送1,679円~1,800円
(コンビニによって変動)
コンビニにて本人開示・
申告手続利用券を購入

全国銀行個人信用情報センター(KSC)のさらに詳しい情報は、全国銀行個人信用情報センターにてご確認ください。

株式会社シー・アイ・シー(CIC)

株式会社シー・アイ・シー(CIC)は、複数のクレジット会社によって設立された信用情報機関です。そのため、おもな加盟組織はクレジットカード会社や信販会社、消費者金融で、割賦販売(分割払い)やローン、クレジットカードに関する信用情報が保存されています。

なお、CICではローンやクレジットカードの契約内容や支払状況、残高などもすべてわかるようになっています。

【CICの情報開示の手数料】
CICでの情報開示は、インターネット・郵送のどちらかとなります。以前は全国7ヵ所にある窓口での情報開示もおこなっていましたが、2023年2月末に受付終了となりました。

現在利用できるインターネットと郵便での情報開示の手数料と支払い方法は、次のとおりです。

開示方法手数料支払い方法
インターネット500円クレジットカード一括
キャリア決済
郵便1,500円コンビニチケット(開示利用券)
ゆうちょ銀行の定額小為替証書

CICについてのさらに詳しい情報は株式会社シー・アイ・シーからご確認ください。

株式会社日本信用情報機構(JICC)

株式会社日本信用情報機構(JICC)は、クレジット会社や銀行、消費者金融など幅広い金融機関が加盟している個人信用情報機関です。

複数の消費者金融系関連団体が出資して設立された機関のため、消費者金融(金貸業者)がおもな加盟組織となっています。

CICとの違いは、JICCのほうが消費者金融会社が多く加盟している点で、消費者金融との取引について知りたい場合は、JICCに情報開示をおこなうことになります。

【JICCの情報開示の手数料】

JICCに保管されている情報は、スマホアプリもしくは郵送で開示できます。スマホアプリはデータ受取りと郵送から選べて、支払い方法も複数用意されています。

なお、スマホアプリからの情報開示の場合は、アプリのダウンロードが必要になりますので注意しましょう。

開示方法手数料支払い方法
スマホ申し込みデータ受取り:1,000円
郵送:1,300円
(速達は+300円)
クレジットカード
コンビニ等のオンライン収納代行
キャリア決済
郵送1,300円
(速達は+300円)
コンビニチケットを購入(開示利用券)

消費者金融に関する登録情報を知りたい方は株式会社日本信用情報機構にて、さらに詳しく調べてみてください。

ブラックリストの登録期間

ブラックリストに載ってしまうと、「この先ずっとローンやクレジットカードに影響を及ぼすのでは?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、ブラックリスト(事故情報)は永久に登録されるわけではなく、一定期間がすぎると削除されます。

登録される条件や削除される条件は、信用情報機関と登録情報(事故内容)によって異なるため、ご自身がどの状況に該当するかを確認しておくとよいでしょう。

それぞれの信用情報機関と、おもな登録情報・登録期間を以下の表にまとめました。

 延滞行為任意整理自己破産個人再生
KSC5年10年10年
CIC5年5年
JICC5年5年5年5年

上記の登録期間が過ぎた後に情報が削除されるためには、基本的には延滞を解消する・返済するなどの義務を果たすことが条件となります。そのため、延滞行為や自己破産をおこなって5年未満の方など、ブラックリストに掲載されている間はカーリースの審査に通らない可能性が高くなるので注意しましょう。

カーリースの審査基準

カーリースの審査基準

カーリースの具体的な審査は公表されていませんが、ある程度の基準があることは一般的に知られています。ここでは、カーリースの審査基準となる以下の4つの要素について、詳しくみていきましょう。

  • 年収
  • 年齢
  • 勤務先・勤続年数
  • 年間返済額

1つずつ詳しく解説していきます。

年収

カーリースは毎月定額料金の支払いが発生するため、「月々の料金の支払い能力」がもっとも問われるポイントとなります。そのため、審査において年収は重視される項目の1つ。

一般的な目安として、カーローンを組む際に必要な年収は200万円以上といわれており、カーリースでも同くらいの年収があれば、審査に通ると考えられます。

ただし、年収200万円未満であっても保証人を立てることで審査に通るケース、逆に年収がクリアできてもほかの条件で審査に落ちるケースなど、申請者によってさまざまです。

年齢

カーリースの審査では、20〜75歳の間が審査に通る基準とされています。車の運転は18歳から免許返納まで可能ですが、「支払い能力」や「運転能力」を考慮してボリュームゾーンとなる年齢に制限をかけているのです。

なお、学生でも連帯保証人をつけることでカーリースを利用できる場合もありますので、車の購入資金を用意するのが難しい方は検討してみるとよいでしょう。

逆に、75歳未満であっても契約満了時に年齢制限を超えてしまう場合や、運転能力に問題があると判断された場合は、審査に通らない可能性があります。

勤務先・勤続年数

支払い能力が重視されるカーリースでは、勤務先や勤続年数も審査項目の1つとなります。一般的に、公務員や正社員などの正規雇用の方は審査に通りやすい傾向にあり、契約社員やアルバイト、パートなどの非正規雇用や、自営業・個人事業主は審査で不利になることもあります。

勤続年数については、1年以上を目安にするとよいでしょう。就職や転職直後の場合は、「継続して働けるかどうか」の判断がつかず、審査に通りづらくなるため注意が必要です。

年間返済額

カーリースでは、1年間の返済額と年収のバランスが取れているかも重要なポイントとなります。というのも、年収に対して返済額が大きいほど家計を圧迫して、返済が滞る可能性が高まるからです。

一般的なカーローンや住宅ローンでは「年収の約3分の1」を目安とされることが多く、カーリースでも同程度の負担率が基準となります。以下の計算式で返済負担率を算出できるため、車種や料金プラン選びの参考にしてみてください。

<返済負担率の計算式>
1年間の返済額÷年収×100=返済負担率(%)

なお、カーリースを審査なしで受けられるか気になる方は、以下の記事をご覧ください。

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ブラックリスト掲載者がカーリース審査を通る方法

ブラックリスト掲載者がカーリース審査を通る方法

では、実際にブラックリストに載っている人は、どのような方法でカーリースの審査に通ることができるのでしょうか?ここからは、ブラックリスト掲載者がカーリース審査に通る方法として、以下の3つを解説します。

  • 連帯保証人を立てる
  • 登録解除後に審査を受ける
  • 自社リースの会社に依頼する

それぞれ詳しくみていきましょう。

連帯保証人を立てる

1つ目の方法は、連帯保証人を立てることです。先ほどもお伝えしたとおり、カーリースでは月額料金の支払い能力がもっとも重視されます。

そのため、客観的に支払い能力に問題がないと判断できる親族に保証人になってもらうと、審査に通る可能性が高まります。具体的には、次のポイントをおさえている人がよいでしょう。

  • 収入が安定している人
  • 近しい親族(両親や兄弟など3親等まで)
  • 65歳未満など高齢でない人

上記に該当している人であれば、連帯保証人として認められやすいです。一方で、現役時代にバリバリ働いて安定収入があった両親でも、定年退職して年金暮らしになっている場合は、連帯保証人として認められないケースも少なくありません。

また、連帯保証人にはカーリースの契約者と同等の責任が生じます。のちのトラブルを防ぐためにも、必ず連帯保証人になってもらう前に細かな相談をおこなっておきましょう。

登録解除後に審査を受ける

2つ目は、ブラックリスト(事故情報)が削除されたあとでカーリースの審査を受ける方法です。「どうしても急に車が必要になった」という場合は難しいですが、ブラックリストの情報が削除される5〜10年の期間が過ぎれば審査に通る可能性は格段に上がります。

いつからいつまでの期間に登録されているのかを明確に把握するためにも、まずは信用情報機関で情報開示をおこなってみるのがおすすめです。なお、開示請求すると「照会履歴」として記録は残りますが、カーリースの審査に通りにくくなるということはありませんので安心して請求しましょう。

自社リースの会社に依頼する

3つ目の方法は、自社リースの会社を利用することです。自社リースとは、自社がもつ車をリースする仕組みのことですが、独自審査をおこなっているカーリースを指す言葉でもあります。

一般的なカーリースの審査には必ず「信販会社」が通されるため、CICなどから情報を取得してブラックリストに載っている人物かどうかを確認します。しかし、自社リース会社は信販会社を通さずその会社独自で審査をおこなっており、信用情報機関で個人情報を照会せずに審査を進めるケースも少なくありません。

そのため、一般的なカーリース会社よりも審査がゆるく、他のカーリースでは審査落ちしている人でも車に乗れる可能性が高くなるのです。ただし、自社リースには「頭金・保証金がいる」「車種・プランが少ない」「月額料金が割高」などのデメリットがあり、慎重に検討する必要があります。

なお、審査に通るか不安な方には、カーリース「noruka(ノルカ)」がおすすめです!審査通過率はなんと95%で、勤務先へのヒアリングや連帯保証人も不要となっています。

詳しいサービスの内容はこちらからご確認ください。

ブラックリストに載った人で審査に通った実体験5つ

実体験談①

ブラックになってから暫く(5年程度)経過して、健全な状態が継続しているので、申込んでみたら通過した

実体験談②

延滞をしてしまった信販会社以外で申込をしてみたが、通過した

実体験談③

審査する金額を安く抑えて申込をしたら通過した

実体験談④

延滞はないが、現在月々支払っているもの一度整理をして、売却・一括返済等を行ったら通過した

実体験談⑤

連帯保証人を数名(2名以上)つけて審査をしたら通過した

ブラックリスト掲載者以外でも審査に通りにくいタイプ

ブラックリスト掲載者以外でも審査に通りにくいタイプ

ここまでブラックリスト掲載者について解説してきましたが、なかにはブラックリストに載っていなくても、カーリースの審査に通りにくい方もいます。具体的な例としては、

  • 年収が低い人
  • 勤め先での勤続年数が短い人
  • 他社からの借入がある人
  • 対象年齢から外れる人

上記に該当する方は、ブラックリストに載っていなくても審査では不利になります。できれば連帯保証人をつけるなど、リース期間中の支払いに問題がないと判断してもらえる状態を作っておきましょう。

なお、いくら不利な状況に陥っているとはいえ、虚偽の申告は絶対にNGです。審査で虚偽の申告が発覚すると、審査落ちや契約破棄のみならず、最悪の場合は訴訟を起こされる可能性もあります。審査に出す書類には、必ず正確な情報を記載しましょう。

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ブラックリストに載っていると、カーリースの審査に通りにくくなるのは確かです。しかし、連帯保証人を立てたり審査に通りやすいカーリースを利用したりと、車をリースする方法はあります。

「新車カーリースクルカ」は、頭金0円・ボーナス払い0円のほか、自動車税や諸費用もコミコミのカーリースです。月額料金以外の費用は一切不要で、3年ごとの短期契約で車検がくる前に次の新車に乗り換えることも可能です!

車の維持費に不安がある方は、他社よりも安く人気車種の新車が乗れる「新車カーリースクルカ」の利用をぜひ検討してみてください。

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この記事の執筆者

関 秀紀

関 秀紀

クルカ営業部 マネージャーの関 秀紀です。大学卒業後に某大手自動車メーカー系のリース会社を経て、クルカに入社。 リースキャリアは前職から合わせて5年。普段は営業職としてお客様に最適な車選びをご提案しています。 前職時代には保険人募集の資格を取得。自動車保険の提案も経験しており、安心・安全なカーライフのサポート。車選びと保険の相談は、是非、関までご連絡ください! 一人ひとりのお客様に良いご提案ができるようがんばります。

ちか

ちか

日常使いは軽だけどクラシックカー好き。 近隣県までドライブ&ご当地グルメを堪能するのが休日の楽しみです!

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