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- 車の一括払いが嫌がられる理由は?ローンとの違いやメリット・デメリットを解説
この記事のポイント
- 車を購入する場合、一括払いとローン払いのメリット・デメリットを紹介します。
- 車の購入方法として、結果的にどちらが自身におすすめなのか徹底解説します。
- 一括払いとローン払い以外にも、カーリースで車に賢く乗る方法がありますのでご紹介します。
車を購入する際、一括払いとローン払いのどちらにしようか悩む方も多いと思います。
しかし、「一括払いは嫌がられる」という声もあり、一括払いしないほうよいのでは?と悩む方もいるのではないでしょうか。
もし本当に一括払いが嫌がられるのであれば、どのような理由があるのか気になりますよね。
そこで本記事では、「車の一括払いが嫌がられる」といわれる理由や、ローン払いとの違い、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
車を一括払いで購入したいと考えている方や、損をせずに車に乗りたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
なぜ車の一括払いは嫌がられるのか?
車の一括払いが嫌がられるといわれている大きな理由は、「ローンの金利」や「バックマージン」などの利益が発生しなくなるからです。
カーローンを組んで車を購入することになれば、購入者は「車の価格+ローンの金利」を支払うことになります。
このローンの金利のうち数%はディーラーの利益で、大切な収入源の1つとなっています。
現金一括で車を購入するとなれば、ディーラー側は車を販売した分の利益しか受け取ることはできません。
しかし、ローンを組んでもらえば、車の利益+ローンの金利をトータルの利益とできるため、購入者1人あたりの利益率を高められます。
さらに、ディーラーには提携しているローン会社があり、ローンの契約件数によってバックマージンが得られます。
当然ながら、ローンを契約しなければこのバックマージンも得られないので、ディーラー側・ローン会社側は利益を得ることができません。
このように、現金一括払いでは金利の手数料とバックマージンの両方の利益がなくなってしまうため、ディーラーとしてはローンを組んで欲しいと考えているのです。
新車の一括払い
新車を購入する際、ディーラーでは「残価設定ローン」などのプランを勧めてくることがあります。
これも先ほど紹介した内容と同じで、車の利益分に加えてローン金利を得られる可能性が高まることが理由として挙げられます。
ただし、高級車種や輸入車など利益率を高く出せる車種に関しては、一括払いでも嫌がられないケースもあります。
というのも、車一台あたりの利益率が高いことにより、ローンの金利がなくても十分な利益が得られるからです。
逆に利益を出しづらい低価格帯の車種の購入時は、カーローンを勧められやすくなります。
中古車の一括払い
基本的に中古車は新車ほどローン払いが前提とされていないため、一括払いでも歓迎されやすくなります。
しかし、近年では中古車販売に力を入れているケースも多く、新車と同じ理由でローン払いを勧めてくるディーラーもいるでしょう。
ディーラーはできるだけ利益を確保しなければならないので、ローンの金利による利益が大きいほど、ローンを勧めたがる可能性が高まるのです。
車の一括払いのメリット・デメリット
車は大きな買い物のため、支払い方法は慎重に検討しておきたいですよね。
そこで、車の一括払いとローン払い、それぞれのメリット・デメリットを把握しておきましょう。
まずは車の一括払いのメリットとデメリットを紹介します。
【メリット】支払い総額を抑えられる
一括払い1つ目のメリットは、支払い総額を抑えられることです。
車を購入する際は、ディーラーローンのほかに銀行ローンや自社ローンがあります。
それぞれのカーローンは支払い先や金利の高さなど、細かな部分に違いはありますが、どれを選んでも利息が発生することに違いありません。
とくに、ローン期間が長いほど利息分として追加での支払いが増え、結果的に支払い総額が高くなります。
その点、一括払いであれば利息はゼロで、余分な支払いをせずに済みます。
購入時に必要な金額を支払うだけでよく、ボーナス払いなども発生しないため、お財布にも心理的にも負担が少ない点は大きなメリットといえるでしょう。
【メリット】譲渡・売却できるまでの期間が短い
一括払い2つ目のメリットは、譲渡・売却できるまでの期間が短いことです。一括払いで車を購入すると、その時点で車の所有者になります。
そのため購入した車を譲渡したり売却したりなど、自由におこなうことが可能になります。
とくに短期間で車を乗り換えを予定している場合や、好きなタイミングで譲渡・売却したい場合には、一括払いがスムーズです。
【デメリット】値引き交渉しづらい
一括払いのデメリット1つ目は、値引き交渉しづらいことです。先ほども触れたように、車を一括払いするとなれば、ディーラーは車を販売することでの利益しか得ることができません。
当然ながら車の販売価格を下げてしまうと、その分ディーラーが得られる利益も減ることになります。
一方で、ローンを組む場合は車の販売価格以外での利益が確保できるため、値引き交渉にも応じやすくなるのです。
ただ、支払い総額はローンよりも抑えられるため、値引きした場合の金額とローン払いのトータル金額を比較してみるのがベストです。
【デメリット】まとまった資金が必要になる
一括払いのデメリット2つ目は、まとまった資金が必要になることです。
車の一括払いは購入時に口座への振り込みや現金支払いとなりますが、請求金額に足りるだけの資金を用意しておかなければなりません。
なかには、「毎月余裕がなく資金を用意できない」「貯金が減ると困る」という方もいると思います。
一般的に車の価格の2倍以上の貯金があると安心とされていますが、そこまで車用の資金を貯められない場合や、貯金を崩すと生活に困る場合は、ローンを組む方がよいでしょう。
【デメリット】希望の車が選びにくい
一括払いのデメリット3つ目は、希望の車種を選びにくいことです。
潤沢な資金を用意できるのであれば問題ありませんが、そうでなければ予算の都合で希望の車に乗れない可能性もでてきます。
とくにこだわりの強い方や、乗りたい車がある方にとって、一括払いを選んだことで妥協しなければならない点は、大きなデメリットとなるでしょう。
車のローン払いのメリット・デメリット
次に、ローン払いのメリット・デメリットをみていきましょう。
一括払いと比較して、どのポイントを重視したいかを考えながら読み進めてみてくださいね!
【メリット】まとまった資金が必要ない
ローン払い1目のメリットといえるのが、まとまった資金が必要ないことです。
車を一括払いで購入するとなれば、車両代金に応じて数百万円といった大きな資金が必要になりますが、ローンを組めば頭金と月々数万円の支払いで済みます。
また、月々の返済額は収入や状況に応じて計画的に決められるので、生活を圧迫する心配もなくすことができます。
ローンを利用するとまとまった資金が必要なくなることから、貯金する余裕がない方でも車を購入するチャンスが生まれるのです。
【メリット】購入する車の選択肢が広がる
ローン払い2つ目のメリットとなるのが、車の選択肢が広がることです。
ローン払いであれば一括で数百万円などの大金を支払う必要がなくなるので、まとまった資金が用意できなくても、乗りたい車を選べるようになります。
その結果、車両代金の高い車種でも購入しやすくなったり、オプションをつけやすくなったりなどのメリットが得られます。
【デメリット】審査に通過する必要がある
ローン払いのデメリット1つ目は、審査に通過しなければならないことです。
審査では年収・年齢・雇用形態・勤続年数などがチェックされ、基準を満たせなければローンを組むことはできません。
また、カーローンの審査時点ですでに借入がある方や、借入額が大きい方は、審査に通りにくくなります。
審査に通ればローン払いは可能になりますが、申請者の状況によって利用できない点はデメリットといえるでしょう。
【デメリット】支払い総額が増える
ローン払いのデメリット2つ目は、支払い総額が増えることです。
一括払いであれば発生しなかった利息負担が増えることは、ローンを利用する最大のデメリットといえるかもしれません。
場合によっては、最終的な車の購入額が一括払いよりも数十万円以上高くなるケースもあります。
また、支払いが滞ると遅延損害金が発生し、さらに負担額が大きくなる可能性もあります。
滞納の期間や回数によっては、ブラックリストに乗ったり一括返済が請求されたりすることもあるので、支払いが滞らないように計画的に返済する必要があります。
【デメリット】譲渡・売却が不自由
ローン払いのデメリット3つ目は、譲渡や売却が自由にできないことです。
一括払いであれば購入時点で車の所有者になれますが、ローン払いを利用すると、所有者はディーラーかローン会社になることが多いです。
そのため基本的にはローンの返済中に車を譲渡・売却できませんし、契約内容に「譲渡・売却の禁止」と規定されるケースもあります。
ただ、禁止が規定されていない場合は、一括払いに切り替えて完済するか、買取業者が一度立て替えて相当額分のローンを組み直す方法「残債整理ローン」を活用するなどの方法で、ローン返済中でも譲渡・売却できるようになります。
一括払いとローン払い、結局どちらがおすすめ?
車の購入で一括払いとローン払い、結局どちらがよいのだろう?と悩む方も多いと思います。
貯金額やライフプランの考え方などには個人差があるため、どちらの支払い方法がよいのかは一概にいえません。
自分にとってベストな支払い方法を選択するには、支払い額や支払いのタイミングを把握し、しっかりを計画を立てておく必要があります。
一括払いとローン払いのどちらを選択しようか悩んでいる方は、以下の2つのポイントから検討してみてください。
支払い総額から考える
ここまで紹介してきたように、ローンを組むと利息が発生して支払い総額が高くなります。
最終的な支払い総額を抑えたい方で、なおかつまとまった資金が用意できる方であれば、一括払いのほうがよいかもしれません。
ただ、車を一括払いで購入したことによって生活費に困ったり、他に必要な出費が支払えなくなったりしないように、一括で支払っても問題ない程度に余裕があることが大切です。
出費額と支払い期間から考える
まとまった出費に困る方は、ローン払いを選ぶほうが負担を軽減させられます。
また、低金利の銀行ローンを選んだり、車両代金を値引き交渉しやすくなったりすることで、少しでも支払い総額を抑えることが可能です。
ただし、ローンを組むと一括払いのように一度で支払いを済ませることはできないため、長期的に毎月返済できるかを考慮しなければなりません。
なお、ローン払いでも頭金や諸費用などの「初期費用」は必要となりますので注意しましょう。
車の一括払いを嫌がるディーラーに出会ったら?
もし、車の一括払いを嫌がりローン払いを無理に勧めてくるディーラーに出会ったら、即決するのはやめておく方がよいでしょう。
このタイプのディーラーは購入者にとって良い方法かどうかよりも、金利やバックマージンで得られる利益を優先していると考えられます。
そこで、以下の方法をとってみましょう。
- 複数社の見積もりをとり、価格交渉してみる
- ローン払いも検討していることを伝えつつ、交渉してみる
一括払いを予定している方でも、「一応ローンも検討している」と伝えておくことで価格交渉に成功したり、より良い条件を引き出せることもあります。
また、一部のみローン払いにしたり、低金利キャンペーン期間中に申し込んだりなどの方法も検討してみましょう。
これらの方法をとることで、資金を手元に残しつつ金利負担を最小限にとどめられます。
車の一括払いとローン払い以外にも支払い方法はある!
車を購入する際、一括払いとローン払いにも支払い方法はあります。
具体的には「クレジットカード払い」「残価設定型クレジット」「カーリース」の3つが代表的で、それぞれ特徴やメリット・デメリットは異なります。
クレジットカード払い
基本的には新車購入時の全額をクレジット1回払いで支払うことはできませんが、一部の代金を支払うことは可能です。
ポイント還元率の高いクレジットカードであれば大量のポイントを獲得できますし、手元に現金がなくても後から支払えるというメリットもあります。
ただ、クレジットカード払いは手数料が高くなることも多く、結果的に支払い総額が高くなる可能性も……。
また、利用限度額を超えたり、クレジットカード払いに対応していない販売店では使えないなどの注意点もあります。
残価設定型クレジット
残価設定型クレジットは、下取り価格をあらかじめ設定し、車両代金から差し引いた残りを月々返済していくローンです。
車両代金の一部が差し引かれることにより、一般的なカーローンよりも月々の返済額が抑えられるのが大きなメリットです。
ただし、利息が一般的なローンより高くなることや、契約終了後に自分の車にならないこと、残価を精算する必要があることなど、デメリットもあります。
残価設定型クレジットで損をするか得をするかは車種や状況によって変わるため、慎重に選択することが大切です。
カーリース
カーリースは、月々数万円の支払いでリース会社が所有する車に乗れるサービスです。
一般的なカーリースには初期費用やボーナス払いがなく、利用開始の時点から定額料金のみの支払いで済みます。
一括払いのように多くの資金を用意する必要はありませんし、好きな車を自由に選んで乗ることが可能です。
また、契約満了時には、返却や買取、乗り換えなどいくつかの方法を用意しているカーリースも多く、ライフプランや希望に応じて選択できるのもメリットです。
カーリースなら毎月固定の料金を払うだけ!
カーリースにはローン払いのように「金利」という考え方はありません。
というのも、金利”お金”を借りたときに発生する利息であり、カーリースで借りるのは”車”のため、利息が上乗せされるということがないのです。
また、車に乗るための諸々の手数料はリース料金に含まれており、毎月一定額の支払いのみなので安心です。
車検や保険料などもすべて月額料金に含まれているので、「特定の月だけ出費が多い」という状況をなくせて、家計管理しやすくなります。
さらに車種や契約期間、オプションなども自由に選べて、契約満了時は気軽に新車に乗り換えることも可能です。
カーリースは「車のサブスク」とも呼ばれており、一括払いが難しい方やローンの金利を支払いたくない方にもおすすめです。
お得に車に乗るなら!「新車カーリースクルカ」
「新車カーリースクルカ」は、契約3年以内で国産車に限定した新車カーリース です。
通常、短期契約のカーリースは月額料金が高くなるのが一般的ですが、クルカでは30,000円〜40,000円台の車を豊富に用意しており、同じ期間の他社契約と比較してもリーズナブルにご利用いただけます。
また、クルカには「最低価格保証」があり、人気車種の新車を業界最安値で提供しています。
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低価格で気軽に新車に乗りたい方は、ぜひ「新車カーリースクルカ」 をチェックしてみてください。
この記事の監修者
早川 由紀夫
株式会社クルカCEO
新車販売、カーリース業界の第一人者。2005年に設立したジョイカルジャパンでは、創業以来Founder 兼 COOとして「0」から店舗開発、店舗支援を現場で一から推進し続けた。2021年10月1日よりジョイカルジャパン代表取締役社長 CEOに就任。新車ECサイトでの販売にもいち早く取り組み、オンライン完結のカーリースサービスを普及させた。2019年には、月額2万円台〜の業界最安値を実現した短期カーリース専門会社「クルカ」を設立。常に顧客ニーズを捉えたサービスを展開し、カーライフの進化を牽引している。
「所有から利用へ。カーリースは、車との関係を再定義する、時代の潮流です。月々定額で新車に乗れる手軽さだけでなく、車との付き合い方をもっと自由に、もっとスマートな新しいカタチに。このメディアが、皆様のカーリース選びの羅針盤となるように、最新情報や役立つ知識を発信していきます。」
この記事の執筆者
関 秀紀
クルカ営業部 マネージャー
「大学卒業後に某大手自動車メーカー系のリース会社を経て、クルカに入社。 リースキャリアは前職から合わせて5年。普段は営業職としてお客様に最適な車選びをご提案しています。 前職時代には保険人募集の資格を取得。自動車保険の提案も経験しており、安心・安全なカーライフのサポート。車選びと保険の相談は、是非、関までご連絡ください! 一人ひとりのお客様に良いご提案ができるようがんばります。」
ちか
ライター
「日常使いは軽だけどクラシックカー好き。 近隣県までドライブ&ご当地グルメを堪能するのが休日の楽しみです!」
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