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- BYDはやばい?良い意味?悪い意味?価格・性能・評判から徹底解説!
この記事のポイント
- BYDが「やばい」と言われる良い意味では、圧倒的なコスパの良さや安全性、環境性能の高さが挙げられます。
- 一方、BYDが「やばい」と言われる悪い意味では、ブランドイメージやアフターサービス、リセールバリューの不透明さなどが挙げられます。
- BYDは購入に比べて初期費用が少ないカーリースがお得で、ローンより安く乗れる場合もあります。
近年注目されるEV車のなかでも、急成長を遂げている「BYD」。CMなどで見かけることも増えましたが、一部で「やばい」と言われているのをご存知でしょうか?
乗り換えの車にBYDを選択肢として検討している方にとって、「やばい」と言われると不安になるのは当然のことです。
そこで本記事では、BYDが「やばい」と言われる良い意味と、悪い意味の両方を紹介します。
また、BYDの価格や性能、人気車種との比較、カーリースを利用した場合の費用についても触れているので、ぜひ参考にしてください。
【この記事を読んでわかること】
- BYDの概要
- BYDが「やばい」と言われる意味
- BYDの人気車種の比較
- BYDに乗るならカーリースがおすすめな理由
BYDってどんな会社?世界を席巻する中国EVメーカーの実態

BYD(Build Your Dreams)は、中国に本社を置く自動車メーカーで、とくに電気自動車(EV)や再生可能エネルギー分野で世界的に注目されています。
1995年に創業し、当初はバッテリーメーカーとしてスタートしましたが、現在では「ITエレクトロニクス」「電気自動車」「新エネルギー」「モノレール」の4つの事業を展開しています。
その成長はめざましく、世界6大陸・80以上の国と地域・400以上の都市にて電気自動車を販売。
2003年に参入した自動車事業ですが、2023年の売上高は12兆6291億円で、米テスラに次ぐ2位のシェア率を誇っています。
BYDが急成長している要因として考えられるのが、世界的なEV需要の高まりや価格競争力です。
さらに、BYDは電気自動車の中枢を担うバッテリーも自社で生産できることから、コスト競争力を高める自動車メーカーであることも、理由として挙げられます。
プラグインハイブリッド車(PHV)に強みをもつBYDは、EVとPHVの両方をあわせた年間販売が2023年で302万台の62%増。EVに限定すると、73%増の157万台と勢いのあるメーカーとなっています。
参考:BYDグループ、世界EVシェア、失速は米・韓・日仏の3陣営 Tesla・BYD上昇
また、中国政府はBYDに巨額の補助金を投じており、その額は2018年から2022年の4年間で約5410億円にものぼるといわれています。
さらに、中国ではEV購入者に対して新エネルギー車取得税の減免措置をとっており、これがBYDの販売台数を押し上げています。
2014年から実施されてきた購入車への減免措置ですが、数回の延長を経て2023年末までと発表されていたところ、2027年末まで延長されることが決まりました。
このように、BYDがここまで急成長してきた背景には、国の対策として電気自動車を推進していることも大きく関与していると考えられます。
参考:中国電気自動車の疾走、補助金だけのおかげ?…関税で対応する西欧の錯覚、新エネルギー車取得税の減免措置を2027年末まで延長
BYDの良い意味で「やばい」ポイント!

では、BYDはなぜ「やばい」といわれるのでしょうか?ここでは、BYDの良い意味で「やばい」といえる以下のポイントを4つ紹介します。
- 圧倒的なコストパフォーマンス
- 先進技術と高い安全性
- 環境性能の高さ
- バリエーションの豊富さ
それぞれ詳しくみていきましょう。
圧倒的なコストパフォーマンス
他社と比べて圧倒的なコストパフォーマンスを実現しているところは、BYDが「やばい」といわれる大きなポイントとなります。
というのも、BYDは「垂直統合型」と呼ばれる生産体制を採用しており、バッテリーやモーター、車体などを自社で製造しています。
これは、もともとBYDがバッテリーメーカーから始まったことが理由として挙げられます。
コスパのよさを判断する基準として、以下に、BYDの代表的な車種「BYD Dolphin(ドルフィン)」と、競合車種との価格・装備・性能を表にまとめました。
BYD Dolphin | Tesla Model 3 | Nissan Leaf | |
---|---|---|---|
価格帯 | 3,630,000円〜 | 5,413,000円〜 | 4,081,000円〜 |
航続距離 | 400km〜 | 最大706km(ロングレンジ) | 400km |
バッテリー容量 | 44.9kWh〜 | 54kWh〜 | 40kWh |
※充電走行距離は定められた試験条件での値、その他グレードにより異なる
上記の表から、人気のEV車より圧倒的に価格がおさえられていることがわかります。
先進技術と高い安全性
BYDは独自の「ブレードバッテリー」を搭載しており、業界最高レベルの安全性であることも、BYDがやばいと言われる理由の1つです。
ブレードバッテリーは、高いエネルギー密度を持ちながら衝撃や温度変化にも強く、火災リスクを大幅に低減しています。
さらに、従来のバッテリーのような希少金属の使用をなくすことで、コストをおさえることに成功。
また、AI技術開発にも取り組むBYDは、自動運転技術やインテリジェントインタフェースなどの先進技術をいち早く採用しており、ユーザー体験を向上させている点も大きなポイントとなります。
環境性能の高さ
BYDは、人の活動によって発生する温室効果ガスや汚染物質の排出を限りなくゼロにする「ゼロエミッション」に賛同しています。
この考え方は、BYDのEV製造プロセスから運用まで、環境負荷を低減する取り組みの基礎となっている部分でもあります。
EV車は排気ガスを一切排出しないゼロエミッション車で、ガソリンやディーゼル車などの燃料代よりも維持費は安価で、エネルギーコストを大幅に削減できるのが大きなメリットです。
また、PHEVは「EVモード」と「ガソリンエンジン」を使ったハイブリッドモードを切り替えることで、短距離は電気で長距離は燃料での走行が可能な点が特徴となっています。
短距離を走る際には主に電気を使うため、ほとんどガソリンを消費せず、環境への負担を減らせます。
上記のような理由から、「環境にやさしい車を選びたい」と考えている方には、BYDが魅力的な選択肢と言えるでしょう。
バリエーションの豊富さ
日本で発売されているBYDには、セダンやSUV、コンパクトカーなどがあり、ニーズにあわせた車種を選べるのも魅力となっています。
また、EVとPHEVの両方を扱っていることで、「短距離移動が多い」「長距離移動が多い」「充電できる場所が少ない」など、地域や環境意識にあわせた選択肢があることも、BYDの良い部分です。
さらに、大型〜小型の電気バス、EVフォークリフトといった幅広い車種を展開しており、環境意識の高い企業にとっても注目しておきたいメーカーの1つとなります。
BYDの悪い意味で「やばい」と言われる理由
次に、BYDが悪い意味で「やばい」と言われる理由を紹介します。考えられる理由としては、次の5つです。
- ブランドイメージ
- アフターサービス
- リセールバリュー
- 日本市場における課題
- 炎上事故の噂
1つずつ詳しくみていきましょう。
ブランドイメージ
日本人における中国製品へのブランドイメージは個人差がある部分ですが、「偏見」や「ステータス性」などの、マイナスイメージを持っている方も少なくないと思います。
とくに、自動車は高額で命に関わる買い物のため、品質や安全性について慎重になるのは当然といえるでしょう。
BYDの安全性能は客観的に高く評価されているものの、それでも「漠然としたイメージ」から選びづらいと感じている方もいるかもしれません。
アフターサービス
BYDは2023年から日本市場への参入を進めていますが、ディーラー網やサービス拠点の整備はまだ発展途上といえます。
2024年3月時点での国内の販売拠点は51店舗で、2025年末までに100店舗を目指すとのこと。
参考:上陸初年度の販売台数は1446台 中国BYDは日本でどこまで成長できるのか?
また、提携工場や協力企業拠点は全国70ヶ所となっており、はじめて電気自動車を手に入れる方にとっては、不安を感じる部分といえるでしょう。
中国メーカーの得意とする「短期間での開発」や「短期間での大量生産」という点も、品質管理や技術的な熟練度でみると、国産車よりも劣るかもしれません。
修理や点検などのアフターサービスに関しては、今後の体制整備が重要なポイントとして注目しておきたいところです。
リセールバリュー
BYDが自動車業界に参入したのが近年ということもあり、中古車市場での実績が少なく、リセールバリュー(再販価値)が不透明です。
そのため、将来的に売りたいと思っても、下取り価格の予想が難しいという懸念点もあります。
現状ではそこまで大きく値下がりしているわけではありませんが、今後の人気や評価によって、下がっていく可能性も十分考えられます。
中古車市場での評価が定まるまでリセールバリューの予測は難しく、不安を感じる方はもう少し様子をみるか、カーリースのように購入以外の選択肢を検討してみるのがおすすめです。
日本市場における課題
日本国内における充電インフラの整備や規格への対応も、BYDを所有する懸念材料の1つとなります。
BYDは日本の充電規格に対応していますが、国内ではまだまだ充電インフラの整備が整っていません。
この日本市場における課題はBYD以外の電気自動車にもいえることですが、「電気自動車そのもの」への乗り換えを躊躇するドライバーが多いことは、大きな課題といえるでしょう。
ただし、「充電」という方法に移行することで給油がなくなる(減る)ことや、走行コストが低くなるなど、大きなメリットがあるのも事実です。
炎上事故の噂
2023年、BYDの車が中国で発火事故を起こしたと報道されました。この事故の原因は明確にされておらず、BYD公式からの詳細な説明も現時点ではありません。
また、イギリスではBYD製の電池を搭載したEVバスで火災が発生し、約2000台をリコールしたとのニュースもあります。
BYDは日本市場での信頼性向上やサービス体制の強化に努めていますが、さらなる安全性の向上が求められます。
参考:炎上事故多発!日本に上陸した「中国製電気自動車」に募る不安、失速「EV」相次ぐ火災事故で広がる不信の連鎖
BYDの人気車種を徹底比較!ATTO 3、Dolphin、Seal…あなたに最適な一台は?

ここからは、BYDの人気車種を紹介するとともに、比較していきたいと思います。以下の表に、「ATTO 3」「Dolphin」「Seal」の3車種のスペックや価格などをまとめました。
BYD ATTO 3 | BYD Dolphin | BYD SEAL | |
---|---|---|---|
スペック | 全長:4,455mm 全幅:1,875mm 全高:1,615mm 航続距離:470km(WLTC) バッテリー容量:60.48kWh | 全長:4,290mm 全幅:1,770mm 全高:1,570mm 航続距離:400km(WLTC) バッテリー容量:44.9kWh | 全長:4,800mm 全幅:1,875mm 全高:1,460mm 航続距離:最大640km(WLTC) バッテリー容量:82.56kWh |
価格 | 4,500,000円〜 | 3,630,000円〜 | 5,280,000円〜 |
特徴 | ・ミドルサイズSUV ・スポーティーなデザイン | ・コンパクトハッチバック ・都市部での利便性が高い | ・フラッグシップセダン ・高級感のあるデザイン |
メリット | ・広い車内空間 ・安全性の高さ | ・手頃な価格 ・取り回しの良いサイズ感 | ・長距離走行に適している ・高性能バッテリー |
デメリット | 車高が高い | 他モデルに比べて航続距離が短い | 価格が高め |
※価格は補助金適用前のメーカー希望小売価格です。実際の購入価格は補助金適用やオプション選択により異なる場合があります。
どの車種も「コスパが良い」と評価が高く、デザインや乗り心地もまずまずの印象です。
以下に、それぞれのユーザーレビューを紹介します。
BYD ATTO 3のユーザーレビュー
–30代男性–
スポーツジムをイメージしたデザインということで、奇抜に見え、最初はそこが一番購入をためらう要素だった。しかし、実際に乗ってみると、そこまで気にならなかった。むしろリーフと比べてソフトマテリアルが多用してあるため、触り心地もよく、割と気に入っている。
–男性–
マイナーチェンジ後を購入。ファーストインプレッションは、世間の評判通りハードはよく出来ています。一般的な国産車と比較しても勝らずとも劣らず。一方、450万の車として観ると、カーナビやマルチメディアなどソフト系は改善点を感じます。
ソフトウェアバージョンアップ等で今後の成熟を期待させる車です。
BYD Dolphinのユーザーレビュー
-男性-
初めてのEVでしたが満足です。ほぼ毎日運転すると車のコンディションが全く変わらないことが快適に感じました。ガソリン車だとガソリンの重量、エンジンオイルの劣化、気温の変化で運転の感じが変わりますがEVて何も変わらなく一定ですね。必要条件としては自宅に充電設備が設置できる人です。ないと使い勝手は相当悪くなると思います。
私の使い方だと週に1回充電で事足りますが(週に約200㎞走行)、自宅のソーラーパネルで発電時に充電させたいので週2回充電してます。(発電している6時間くらい×2日)不満な点は、合皮シートの匂いがなかなか消えなくて2.3か月かかったことです。エアコンもずっと運転させていますが樹脂っぽい匂いがまだ少しあり、ファブリーズでごまかしてます。
-50代男性-
ボデイのしっかり感が安心感と共に、乗りごご地にも反映している。ドアの開け閉めから、そのしっかり感が伝わるが、走行させると非常に良く解る。剛性が高いと、固い乗りごご地(BMWなど)を我慢という構図だが、この車には当てはまらない。良い柔軟性というかしっとり感がこの値段で出来ている。いや驚きですね。国産EV完敗です。
BYD SEALのユーザーレビュー
-男性-
一言で言えば、間違いなく「非常に良くできたクルマ」です。
重箱の隅レベルで小さな不満は感じますが、そのうちのいくつかはソフトウェアのバージョンアップで解消される気がします。
-男性-
原価割れを起こしてるのではと心配したくなる低価格なのに全スペックでライバル車を越えている恐るべき車です。日本製なら82.5kwの巨大バッテリーだけで車両価格を越えてしまうかも。今EVを買うならこれ一択だと思う。
カーリースでBYDに乗るメリット!

ここまでBYDについて紹介してきましたが、競合メーカーより価格がおさえられているとはいえ、高額であることには違いありません。
新車を購入するとなれば頭金などの初期費用が必要ですが、「まとまった資金を用意するのが難しい」という方も多いと思います。
そこでおすすめなのがカーリースの利用です。カーリースは「車のサブスク」とも呼ばれており、月々定額でBYDに乗ることができます。
また、『新車カーリース クルカ』なら、頭金やボーナス払いがなく、車検や税金など車を維持するための費用もコミコミです。
『新車カーリース クルカ』では、取り扱い車種を限定し走行距離制限を設けることで、「超高残価精算設定」を実現しています。
この「超高残価精算設定」により実際のリース料金を大幅に安く、月額料金を業界最安値におさえることに成功。他社より高ければご相談いただける、最低価格保証付きで初めてカーリースを利用する方でも安心です!
※構成作成者さまより「特別キャンペーンや限定特典でユーザーの行動を促進(記事公開まで続く予定のものがあれば)」とあったのですが、公式サイトにて見つけられませんでしたので記載していません。もしキャンペーン等あれば、掲載していただくと良いかと思います。
おすすめのBYDカーリースプラン
『新車カーリース クルカ』では、BYDの人気車種を以下の価格でリースできます。
- BYD Dolphin:53,900円〜/月
- BYD ATTO 3:68,200円〜/月
- BYD SEAL:75,900円〜/月
どの車種も4年(48回)の短期契約で故障リスクが少なく、BYDを購入するかどうかのお試しとしても利用できます。
『新車カーリース クルカ』で4年間BYDに乗る場合、自動車ローンを組んで購入するよりも100万円以上もお得に!
また、短期間で次の新車に乗り換えられるので、「常に新車に乗っている」というステータスが欲しい方にもおすすめです。
また、BYDの購入時には補助金が受け取れますが、カーリースの利用でも補助金が適用されるのもポイントです。
BYDに安く乗りたい方は、ぜひ『新車カーリース クルカ』で詳細をチェックしてみてください。
まとめ

今回は、BYDがやばいと言われる良い意味・悪い意味の両方を解説しました。BYDはテスラーに次ぐ電気自動車メーカーとして、世界中で注目されています。
競合メーカーと比較してコスパがよく、乗り心地や安全性能でも高い評価を受けています。
しかし、その反面で中国製品であることや、火災事故への不安、日本市場における充電インフラへの課題など、慎重に選ぶべきポイントがあるのも確かです。 「BYDに乗ってみたいけど不安がある」という方は、4年で返却できる『新車カーリース クルカ』の利用をぜひ検討してみてください。
この記事の執筆者

関 秀紀
クルカ営業部 マネージャー
「大学卒業後に某大手自動車メーカー系のリース会社を経て、クルカに入社。 リースキャリアは前職から合わせて5年。普段は営業職としてお客様に最適な車選びをご提案しています。 前職時代には保険人募集の資格を取得。自動車保険の提案も経験しており、安心・安全なカーライフのサポート。車選びと保険の相談は、是非、関までご連絡ください! 一人ひとりのお客様に良いご提案ができるようがんばります。」

ちか
ライター
「日常使いは軽だけどクラシックカー好き。 近隣県までドライブ&ご当地グルメを堪能するのが休日の楽しみです!」
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