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更新日 2025.06.04(公開日 2025.5.16)

クルマ選び

プリウスとアクアを徹底比較!

プリウスとアクアを徹底比較!

この記事の監修者

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員

この記事のポイント

  • プリウスは車内空間が広く、アクアはコンパクトで燃費重視です。
  • プリウスは2.0Lや1.8Lのハイブリッド、プラグインハイブリッドを選べるのに対して、アクアは1.5Lハイブリッドのみです。
  • 高性能やデザインを重視するならプリウス、価格重視ならアクアが良いでしょう。

トヨタのハイブリッド車の代表格と言える、「プリウス」と「アクア」。

どちらも低燃費で環境に優しいモデルですが、サイズや走行性能、価格帯などは異なるため、「どちらが良いのかわからない」と悩む方も少なくありません。

そこで本記事では、プリウスとアクアをさまざまな角度から徹底比較します!プリウスとアクアの特徴を比較して、自分にぴったりな一台を見つけてください。

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

プリウスとアクアはいずれもトヨタのハイブリッド専用モデルですが、設計思想・対象ユーザー・展開地域が異なります。
プリウスはグローバル展開を前提に多様なニーズに応える設計で、アクアは日本市場に特化したコンパクトハイブリッド車です。
どちらも高い燃費性能を持ちつつ、サイズ感や装備に応じた使い分けがポイントとなります。

各車種の特徴

まずは、プリウスとアクアそれぞれの主な特徴についてみていきましょう。

プリウスの特徴

トヨタが誇るハイブリッド車の先駆け的存在のプリウスは、2023年1月に現行モデルとなる新型の5代目(60系)が発売されました。

歴代モデルの「モノフォルムシルエット」を継承しつつも、低重心でスポーティなデザインへと進化しています。

グレードはZ・G・U・Xの4つで、それぞれ「2WD」と「E-Four」の2つの駆動方式が用意されています。

ボディはミドルサイズのハッチバックに分類されるため、広々とした室内空間を確保しながら、スポーティな走りも楽しめます。

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

プリウスは1997年に初代モデルが登場し、「21世紀に間に合いました」というキャッチコピーとともにハイブリッド車の先駆けとして市場に投入されました。
現行モデルは2023年1月発売の5代目で、第2世代TNGAプラットフォームを採用しています。

アクアの特徴

アクアは、5サイズのハイブリッドコンパクトカーとして設計されており、取り回しの良さと低燃費性能が魅力です。

2011年に発売された初代アクアから10年後の2021年に、2代目となる現行モデルへフルモデルチェンジしました。

現行モデルのボディサイズはコンパクトで都会での運転や駐車しやすく、静粛性の高さが大きな魅力。

ボディデザインは丸みがあり、街中での使い勝手を意識したコンパクトカーらしいフォルムと言えるでしょう。

なお、アクアにはZ・G・Xの3つのグレードと、スポーツ用グレードの「GR SPORT」が用意されています。

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

アクアは2011年12月、プリウスに次ぐハイブリッド専用車として登場し、「AQUA(水)」という名称はクリーンなイメージを反映しています。
1,500ccのHYBRID専用・オートマ限定車で、ヴィッツと併売されていた時期もあります。

エクステリア・サイズの比較

スポーティでクーペライクなデザインのプリウスと、街中に馴染む丸みを帯びたデザインのアクア。2つの車両のエクステリアの特徴と、サイズは以下のとおりです。

【プリウスのエクステリア】

エクステリア・サイズの比較
出典:https://toyota.jp/prius/
  • スポーティでクーペライクなデザイン
  • フロントマスクはシャープで未来的な印象
  • ルーフラインが低めで流線型のフォルム
  • リアには横長のテールランプを採用
ボディサイズ全長4,600mm×全幅1,780mm×全高1,420~1,430mm
タイヤサイズ195/50R19
最小回転半径5.3〜5.4m
ボディカラー全8色

【アクアのエクステリア】

各車種の特徴
出典:https://toyota.jp/aqua/
  • 親やすい丸みを帯びたデザイン
  • 豊富なボディカラー
  • 街乗りに適したサイズ感
  • ダブルファンクションタイプのLEDヘッドランプを採用
ボディサイズ全長4,050mm×全幅1,695mm×全高1,455mm
タイヤサイズ185/65R15
最小回転半径5.2m
ボディカラー全13色

プリウスのエクステリアは、なんと言ってもスポーティな印象が特徴的。フロントマスクはシャープで未来的な印象があり、ルーフラインが低めで流線型が美しいフォルムです。

アクアもプリウスと同じ流れる曲線のモノフォルムシルエットを採用していますが、丸みのある親しみやすいデザインとなっています。

フロントデザインも優しく、リアもコンパクトながらしっかりした存在感があり、実用性を意識した設計となっています。

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

プリウスは5代目において低重心設計と大径タイヤの採用により、スポーティで存在感のあるエクステリアに進化しています。
一方アクアはヴィッツより全長がやや長い構造となっており、「兄貴分」と位置付けられることがあります。
両車ともコンパクトながら異なるサイズ感とスタイルを持っています。

インテリア・室内空間の比較

インテリア・室内空間の比較
出典:https://toyota.jp/aqua/

次に、プリウスとアクアのインテリアと室内空間を比較していきましょう。プリウスとアクア、それぞれの室内の広さを以下の表にまとめました。

プリウス室内長1,840mm×室内幅1,500mm×室内高1,130mm
アクア室内長1,830mm×室内幅1,425mm×室内高1,190mm

室内空間はプリウスの方が広く、特に室内幅に余裕があります。

とはいえ、アクアの方が高さがあるので、後部座席の空間の広さや、高齢者の乗り降りの楽さはアクアの方に軍配が上がります。

また、インテリアに関しても、エクステリアと同じくプリウスは先進的でスポーティな雰囲気となっています。

7インチのディスプレイにシンプルなグラフィックメーターや、LEDインジケーターを配置し、先進性と実用性を両立。

さらに、フードをなくして薄型化することで、コックピット全体をすっきりと洗練された印象に仕上げています。

一方、アクアはフロントピラーをスリムにしてドアミラー位置を最適化、ワイパーの停止位置を変更するなど、視界の良さにこだわっています。

また、10.5インチの大型ディスプレイオーディオや、スタイリッシュなディスプレイ&メーターを搭載するなど、シンプルながらも使いやすいインテリアが特徴です。

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

プリウスは新プラットフォームの採用により、居住性と運転時の視認性が改善されています。
アクアも2代目に移行したことで室内の快適性や使いやすさが見直されましたが、両車の設計思想には違いがあります。
アクアは国内市場に最適化されており、都市部での取り回しや視界の良さを意識した構造です。

収納スペースの比較

収納スペースの比較
出典:https://toyota.jp/prius/

プリウスとアクアのラゲージ容量を比べると、プリウスの方が広く、大きな荷物も積みやすくなっています。

プリウスのZグレードまたはGグレード(どちらもハイブリッド車)のラゲージ容量は410Lで、スーツケースを倒した状態で2つ横並びにおける広さがあります。

アクアはフル乗車時の最大で278Lと、コンパクトカーとしては十分なスペースですが、大きな荷物を載せる場合は後部座席を倒して使うと良さそうです。

ただ、どちらも荷物を出し入れしやすく開口部を工夫しているため、大きな荷物の積み込みにも対応します。

また、両車種とも小物を収納できるスペースが豊富に用意されています。

特に、アクアには「助手席の下に靴を収納できるトレイ」や、「買い物を引っ掛けるのに便利な買い物アシストシート」など、日常の買い物に活用できる収納機能が便利です。

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

プリウスはセダン型でありながら荷室容量も確保されており、リアシートを倒すことで大きな荷物にも対応可能です。
アクアはハッチバックスタイルで、日常使いに適した荷室を持ちますが、プリウスに比べると容量面ではコンパクトな構成です。

主要性能・装備の比較

プリウスには、以下の3種類用意されていますが、アクアは1.5Lハイブリッド車のみとなっています。

  • 2.0Lプラグインハイブリッド車
  • 2.0Lハイブリッド車
  • 1.8Lハイブリッド車

2.0Lエンジンを搭載しているプリウスは、低燃費ながらもパワフルな走りで操作性も良好です。

一方、1.5Lエンジンを搭載しているアクアは、小型・軽量化を徹底的に追求し、クラストップレベルの「低燃費」「動力性能」「環境性能」を実現しています。

走行性能や室内空間の広さはプリウスの方が優れていますが、燃費の良さではアクアの方が優れています。

ただし、プリウスのプラグインハイブリッド車は、バッテリーが満充電の場合、日常使いならほぼ電気だけで走れるため、使い方次第では燃費以上にお得になる可能性があります。

なお、プリウスとアクアは、どちらもトヨタの先進的な安全技術「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備していますが、装備内容や性能には違いがあります。

例えば、プリウスは、昼夜を問わず歩行者や自転車、さらに昼間の二輪自動車も検知できる高度な自動ブレーキシステムを搭載しています。

一方、アクアは歩行者と自転車の検知に対応していますが、二輪自動車の検知機能は備えていません。

両車種とも高い安全性能を持っていますが、比較するとプリウスの方が、より高度な安全装備が搭載されています。

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

プリウスは第2世代TNGAプラットフォームをベースに、1.8Lエンジン搭載のハイブリッドシステムを採用。廉価グレードでも高い燃費性能を確保しています。
アクアは1.5Lエンジンのみの設定で、HYBRID専用モデルとして販売されています。装備面では、アクアは国内専売モデルとして一定の仕様にまとめられている一方、プリウスはグローバルモデルとして幅広い装備オプションが展開されています。

燃費の比較

燃費の比較
出典:https://toyota.jp/aqua/

次に、燃費を比較していきましょう。「できるだけ低燃費」な車を選びたいという方も多いと思います。

燃費性能が高いほど維持費を抑えられ、長く乗るほどその差は大きく開きます。そこで、以下の表に、プリウスとアクアの燃費をまとめました。

【プリウスの燃費】

グレード 駆動方式 燃費km/L
(WLTCモード)
Z(プラグインハイブリッド) 2WD 26.0km/L
Z(ハイブリッド) 2WD 28.6km/L
E-Four 26.7km/L
G(プラグインハイブリッド) 2WD 26.0km/L
G(ハイブリッド) 2WD 28.6km/L
E-Four 26.7km/L
X(ハイブリッド) 2WD 32.6km/L
E-Four 30.7km/L

【アクアの燃費】

グレード 駆動方式 燃費km/L
(WLTCモード)
Z 2WD 33.6km/L
E-Four 30.0km/L
G 2WD 33.6km/L
E-Four 30.0km/L
X 2WD 34.6km/L
E-Four 30.0km/L
GR SPORT 2WD 29.3km/L

上記の表から、ほとんどのグレード・駆動方式でアクアの方が燃費が良いことがわかります。ただ、プリウスの法人向け仕様であるXグレードは、アクアにも迫る燃費の良さとなっています。

また、プリウスには電力のみで長距離走行できるプラグインハイブリッドがあるため、乗り方によって「必ずしもアクアの方が燃費が良い(維持費が安い)」とは言い切れない部分もあります。

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

プリウスはWLTCモード燃費で最大32.6km/L(廉価グレード)を達成しており、1.8Lエンジンとしては高い水準です。
実燃費でも20km/Lを下回るケースは少ないとされています。アクアもハイブリッド専用車として優れた燃費性能を持ち、1.5Lエンジンの効率性が生かされていますが、具体的な数値は車種別に異なります。

価格の比較

次に、車種選びの大きなポイントとなる価格を比較していきます。プリウスとアクアのグレードごとの価格を、それぞれ表にまとめました。

【プリウスの価格】

グレードメーカー小売希望価格
Z(プラグインハイブリッド 2WD)4,600,000円
Z(ハイブリッド 2WD)3,700,000円
Z(ハイブリッド E-Four)3,920,000円
G(プラグインハイブリッド車 2WD)3,900,000円
G(ハイブリッド車 2WD)3,200,000円
G(ハイブリッド車 E-Four)3,420,000円
X(ハイブリッド車 2WD)2,750,000円
X(ハイブリッド車 E-Four)2,970,000円

【アクアの価格】

グレードメーカー小売希望価格
Z(2WD)2,565,000円
Z(E-Four)2,763,000円
G(2WD)2,294,000円
G(E-Four)2,492,000円
X(2WD)2,146,000円
X(E-Four)2,344,000円
GR SPORT(2WD)2,659,000円

※特別仕様車を除く

上記の表のとおり、アクアはコンパクトカーとして手頃な価格設定となっており、プリウスはより高性能な装備や広い室内空間を持つため、価格帯も高めに設定されています。

両方の最上位グレードのZを比較すると200万円以上の差があり、予算と目的、求める性能などをどのように設定するかによって選び方も大きく変わります。

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

プリウスはWLTCモード燃費で最大32.6km/L(廉価グレード)を達成しており、1.8Lエンジンとしては高い水準です。実燃費でも20km/Lを下回るケースは少ないとされています。
アクアもハイブリッド専用車として優れた燃費性能を持ち、1.5Lエンジンの効率性が生かされていますが、具体的な数値は車種別に異なります。

プリウスが向いている人・アクアが向いている人

プリウスが向いている人・アクアが向いている人
出典:https://toyota.jp/prius/

ここまで紹介してきた内容をもとに、プリウスが向いている人と、アクアが向いている人の特徴を以下にまとめます。

【プリウスが向いている人】

  • 燃費の良さを重視しながらパワーも欲しい人
  • スタイリッシュなデザインが好きな人
  • 荷物をたくさん積みたい人
  • 最新の安全装備や先進技術を重視したい人
  • 長距離ドライブを快適に過ごしたい人

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

プリウスは燃費性能の高さに加え、走行性能や装備の充実を重視するユーザーに適しています。
車両サイズが大きめであることから、長距離移動や高速走行にも対応できます。

【アクアが向いている人】

  • 街乗りが中心で普段使いできる車が欲しい人
  • 取り回しの良さを重視する人
  • 狭い道や駐車場で運転しやすい車が良い人
  • ガソリン代を節約したい人
  • 購入費用を抑えながらハイブリッド車に乗りたい人

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

アクアは取り回しの良さや、都市部での使い勝手を重視するユーザー向けで、国内専売モデルとして日本の道路事情に最適化されています。
燃費や経済性、維持コストを重視するユーザーにとっては、選びやすい車種といえます。

上記のポイントから、どちらの車がご自身に合っているのかを判断する目安にしてみてくださいね!

まとめ

今回は、プリウスとアクアを色んな角度で比較してきました。プリウスとアクアは、どちらもトヨタの人気ハイブリッド車ですが、それぞれ異なる魅力をもっています。

プリウスは室内空間が広く走行性能に優れているため、荷物の多い方や長距離移動が多い方に向いています。 一方、アクアはコンパクトで燃費に優れており、普段の街乗りが中心の方や、維持費を抑えたい方にぴったりです。ご自身のライフスタイルや用途、予算に合わせて最適な一台を選びましょう。

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この記事の監修者

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員

中古車販売業に、7年携わる。その後、株式会社ガリバーインターナショナル(現:株式会社IDOM)に入社。店長勤務を経て、本社新車事業・法人営業・採用・車両仕入など様々な分野に携わり合計19年間勤務。現在、株式会社ジョイカルジャパンにて、新車業販・直営店業務・オークション売買など、主にクルマのリセールバリューに関わる部分に配属。2024年より沖縄レンタカー事業の兼務を始めた。

軽自動車から、コンパクトカー・ミニバン・SUVに至るまで、最新の『納期』『値引き』情報を基にグレード間の装備差などに注目して、購入しても3年後や5年後に損をしないオススメの購入方法や、車種・グレード・装備といったものを徹底紹介します!lab研究員として、長年の経験から自動車に関する知識やアドバイスも行います。

この記事の執筆者

ちか

ちか

ライター

「日常使いは軽だけどクラシックカー好き。 近隣県までドライブ&ご当地グルメを堪能するのが休日の楽しみです!」

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