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- 【2025年版】ステップワゴンのグレード比較|スパーダ・エアー・プレミアムラインの違いとは?
この記事の監修者

飯野 貢司
自動車マーケティング戦略研究員
この記事のポイント
- スパーダは、快適性とデザインのバランスが魅力の人気グレードです。
- グレードによるスペック(サイズ・排気量)の差はほとんどありません。
- ステップワゴンに乗るなら、新車リース「クルカ」の利用もおすすめです。
新車でミニバンを探している方にとって、ホンダ ステップワゴンは有力候補のひとつではないでしょうか。
しかし、ステップワゴンには「エアー(AIR)」「スパーダ(SPADA)」そして「スパーダ プレミアムライン(SPADA PREMIUM LINE)」のグレードがあり、違いがわからない方も少なくありません。
本記事では、ステップワゴンの各グレードの特徴や違いをわかりやすく解説します。
さらに、新型・旧型との違いやライバル車との比較も紹介しますので、次の車にステップワゴンを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ステップワゴンとスパーダの違いは「デザイン・装備・グレード構成」にある

スパーダはステップワゴンの上位グレードであり、エントリーモデルとなる「エアー」とはデザイン・内装・快適装備といった違いがあります。
さらに、スパーダの上位グレードとして「プレミアムライン」が用意されており、より上質な装備や専用の装飾が施されています。
なお、2025年5月のマイナーチェンジで、新グレードの「エアーEX(AIR EX)」と「スパーダプレミアムライン ブラックエディション(SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION)」が追加されました。
エアーEXは、エアーにスパーダと同等の装備を搭載したモデル。スパーダプレミアムライン ブラックエディションは、プレミアムラインの特別仕様車です。
ステップワゴンとスパーダの大きな違いを一目で解説
ステップワゴンのなかでも「エアー」と「スパーダ」の2つは人気の高いグレードです。この2つのモデルの違いは、主にデザインと装備にあります。
エアーは、ナチュラルで親しみやすい外観とシンプルな内装が特徴。価格も抑えめで、必要な装備をコンパクトにまとめたベーシックな仕様です。
一方のスパーダは、フロントグリルやサイドにメッキ加飾が施され、よりスタイリッシュで存在感のある仕上がり。内装には合成皮革のコンビシートや本革巻きステアリングが採用され、快適装備も充実しています。
ステップワゴン スパーダを選ぶべき人の特徴
先ほども触れたとおり、スパーダはエントリーグレードのエアーと比べると、全体的にワンランク上の仕上がりになっています。
たとえば、フロントグリルやサイド部分にメッキ加飾が施され、精悍な印象。さらに、パワーテールゲート(メモリー機能付)や運転席&助手席シートヒーターなど、日常の使い勝手や快適性を高める装備も充実しています。
また、トリプルゾーンのフルオートエアコンを搭載し、運転席・助手席・後席それぞれで温度調整が可能なため、乗る人全員が快適に過ごせる設計となっています。
このように、スパーダは日常の使いやすさと上質なデザインを両立したグレードで、価格帯はやや上がりますが、それに見合う魅力を備えたモデルです。
見た目も中身も充実しているスパーダは、「実用性を兼ね備えたプレミアム感のあるミニバン」に魅力を感じる方におすすめの一台です。
ステップワゴンのグレードの違い「装備・見た目・価格」に明確な差!

ここからは、ステップワゴンのグレードの違いを詳しく解説します。メインとなる「エアー」「スパーダ」「スパーダプレミアムライン」の3つのグレードを比較していきましょう。
グレード別の違いを一覧で比較
ステップワゴンの3つのグレードの違いについて、以下の表にまとめました。
項目 | エアー | スパーダ | プレミアムライン |
---|---|---|---|
外観 | シンプル・ナチュラル | ダーククロームメッキ加飾で力強くスタイリッシュな印象 | ブラッククロームメッキパーツで高級感を強調 |
内装 | メランジ調のファブリックシート | ファブリック&プライムスムース(合皮)コンビシート | スエード調表皮&プライムスムース(合皮)コンビシート |
シート配列・収納性 | 7人乗り(2列目キャプテンシート) または8人乗り(2列目ベンチシート) | 7人乗り(2列目キャプテンシート) または8人乗り(2列目ベンチシート) | 7人乗り(2列目キャプテンシート)のみ |
快適装備 | 必要最低限の装備 | 充実 | 最上級の快適装備 |
安全運転支援 | Honda SENSINGを標準装備 | Honda SENSINGを標準装備 | Honda SENSINGを標準装備 |
価格帯(目安) | 約330万円〜 | 約360万円〜 | 約380万円〜 |
このように、ステップワゴンの各グレードは、外観や内装のデザイン、快適装備の充実度に違いがあります。
エアーはシンプルで親しみやすいデザインと基本的な装備のエントリーグレードで、スパーダはスタイリッシュな外観と快適装備が充実した中間グレード。
プレミアムラインは、高級感あふれるデザインと最上級の装備を備えた上位グレードとなっています。
中間グレードとなるスパーダは価格と装備のバランスがよく、ステップワゴンのなかでもっとも選ばれています。
グレード選びで迷ったらこの3つをチェック!
ステップワゴンはエントリーグレードのエアーでも十分な装備を備えているため、グレード選びで迷う方も多くいます。
そこで、グレード選びで迷っている方は、以下の3点をチェックしてみましょう。
- 見た目重視 or 価格重視
- 子育て世帯 or 単身、夫婦のみ
- 長く乗る予定 or 必要な期間のみ
見た目をもっとも重視するのであれば、上位グレードが有力候補となります。
また、ステップワゴンはどのグレードでも家族で乗れる十分な広さですが、子育て世代であれば、親しみやすいエントリーグレードが良いかもしれません。
このように、車に求めるものや家族構成、ご自身の状況に応じて最適な選択肢は異なります。ライフスタイルの変化など、将来のことも含めて検討してみてください。
ステップワゴン「エアー」と「スパーダ」の違いは見た目と装備の質感

ステップワゴンの人気グレード、「エアー」と「スパーダ」の大きな違いは見た目と装備です。
ここからは、両グレードの外観・内装の違いと、装備の差について紹介します。
エアーとスパーダの外観と内装の違い
「エアー」は、親しみやすさを重視したシンプルなデザインが特徴です。
フロントマスクは丸みを帯びた柔らかい印象で、街乗りにも馴染みやすく、穏やかなファミリーミニバンというイメージに仕上がっています。
エアーの内装カラーは、グレーとブラックから選択可能。シンプルで飽きのこないデザインが魅力で、家族みんなで使う車として気取らず使える一台です。
一方、「スパーダ」は精悍なフロントフェイスとメッキ装飾を採用しており、よりスタイリッシュで力強い印象です。
さらに、シート表皮にはファブリックとプライムスムース(合成皮革)のコンビネーション素材が採用されており、見た目の質感と座り心地のバランスがとれた仕上がり。
落ち着いたブラックカラーの内装は、上質で洗練された雰囲気となっています。さらに、ステアリングホイールには本革が使用され、細部まで高級感が演出されています。
快適性・装備の差
装備面でも、スパーダとエアーには大きな違いがあります。
まず、スパーダには以下のような家族全員が快適に過ごせる装備が充実しています。
- トリプルゾーンのフルオートエアコン
- 後席用サンシェード
- 全席USBポート
さらに、運転席・助手席のシートヒーターやパワーテールゲートも標準装備されており、日常で快適に使える機能が満載です。
エアーには、上記のような座席ごとのオートエアコンやシートヒーターなどは装備されていません。
とはいえ、両側電動スライドドアやマルチビューシステムなど、使い勝手に優れた装備は備わっています。
ステップワゴンのスペック(サイズ・排気量)はグレードによる差はほとんどナシ
ステップワゴンは、グレードによってデザインや装備に違いはありますが、ボディサイズや排気量といった基本的なスペックはほぼ共通です。
以下で、グレードごとのスペックをみていきましょう。
サイズ・重量・排気量の比較表
ステップワゴンのボディサイズや排気量、車両重量の違いを以下の表にまとめました。
基本的な寸法はグレード間で大きな差はありませんが、装備や駆動方式の違いにより、車両重量には若干の差異があります。
グレード | 全長×全幅×全高 | 車両重量 | 排気量 |
---|---|---|---|
エアー (1.5Lターボ/FF) | 4,800mm×1,750mm×1,840mm | 1,710kg | 約1.5L |
スパーダ (1.5Lターボ/FF) | 4,830mm×1,750mm×1,840mm | 1,740kg | 約1.5L |
スパーダ (2.0L e:HEV/FF) | 4,830mm×1,750mm×1,840mm | 1,840kg | 約2.0L |
プレミアムライン (1.5Lターボ/FF) | 4,830mm×1,750mm×1,845mm | 1,740kg | 約1.5L |
プレミアムライン (2.0L e:HEV/FF) | 4,830mm×1,750mm×1,845mm | 1,840kg | 約2.0L |
(参考:タイプ比較)
上記のとおり、ステップワゴンはどのグレードを選んでもほとんど同じサイズです。
どのグレードを選んでも、室内の広さや取り回しの良さは同じように確保されており、走行性能や使い勝手に大きな違いはありません。
プレミアムラインはスパーダよりも上質で専用装備が豊富

プレミアムラインは、スパーダをベースにさらに上質な装備と専用のデザインを加えたモデルです。
内外装ともに高級感を意識した仕上がりで、見た目や所有感にもこだわりたい方に人気です。以下で、プレミアムラインの特徴を紹介します。
プレミアムラインの特別装備とは?
プレミアムラインは、細部まで質感の高さが追求された最上級グレードです。
インテリアには、スエード調表皮とプライムスムース(合成皮革)を組み合わせたコンビシートが採用されており、柔らかな肌触りと高級感のある座り心地。
外装は、プラチナクロームメッキ加飾のフロントグリルに専用エンブレムが採用され、より特別感のある仕上がりです。
さらに、PREMIUM LINE専用デザインの17インチのアルミホイールを装備し、足元からも精悍さが伝わります。
プレミアムラインはどんな人向け?
プレミアムラインは、特別感や高級感を重視したい方におすすめのグレードです。ミニバンであってもデザインや内装が上質で、こだわりのある一台として楽しめます。
また、長く乗ることを前提に「満足度の高さ」を求める方にも向いています。車をただの移動手段としてだけではなく、快適で上質な空間として楽しめるのも大きな魅力。
価格はスパーダより24万〜26万円ほど高くなりますが、満足感や細部の質感の高さは他のグレードでは得られないポイントとなります。
旧型ステップワゴンと現行モデルの違い
ステップワゴンは1996年の初代モデルの登場以来、ファミリー層を中心に人気を集めています。
とくに5代目(2015〜2022年)から6代目(2022年〜)へのフルモデルチェンジでは、デザインや装備、安全性能など、さまざまな部分が改良されました。
ここでは、旧型ステップワゴンと現行モデルの違いについて紹介します。
歴代モデルとの主要な違い
以下に、ステップワゴンの各世代の主な特徴をまとめました。
世代 | 販売期間 | 主な特徴 |
---|---|---|
初代 | 1996年~2001年 | FFレイアウトの採用により、低床で広い室内空間を実現。角張ったデザインが特徴。 |
2代目 | 2001年~2005年 | 初代の低床・フラットフロアを継承し、安全性能を強化。2003年に「スパーダ」グレードが追加。 |
3代目 | 2005年~2009年 | 両側スライドドアを採用。フローリングフロアやトップライトルーフを導入。 |
4代目 | 2009年~2015年 | ボックス型デザインに回帰し、インパネは横基調デザイン。燃費性能と実用性を向上。 |
5代目 | 2015年~2022年 | 1.5L VTECターボエンジンを全グレードに搭載。「わくわくゲート」や「Honda SENSING」を全タイプにメーカーオプション設定。 |
6代目 | 2022年~ | 全長と全幅が拡大され、全タイプ3ナンバー仕様に変更。「Honda SENSING」の最新化を実施。 |
ステップワゴンは、フルモデルチェンジごとにデザインや機能、安全性能が進化しており、特に6代目では上質感と快適性が大幅に向上しています。
また、現行モデルである6代目ステップワゴンのマイナーチェンジにともない、以下の2つのグレードが追加されました。
- エアーEX(AIR EX)
- スパーダ プレミアムライン ブラックエディション(SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION)
上記の新グレードは、既存の「エアー」や「スパーダ」それぞれの特徴を継承しつつ、装備やデザインの質感をさらに高めた仕様となっています。
ステップワゴンとライバル車の違いも比較してみよう
ファミリーミニバンとして人気の高いステップワゴンですが、トヨタの「ヴォクシー」や日産の「セレナ」も同じクラスで多くの支持を集めています。
どのモデルも広い室内空間や快適装備を備えており、一見すると似たように見えるかもしれません。
しかし、それぞれに特徴や強みがあり、選ぶポイントも異なります。ここでは、ステップワゴンとそのライバル車の主な違いを比較表にまとめ、それぞれの特徴をみていきます。
同クラスライバル車の比較表
以下の表に、ステップワゴンのライバル車であるヴォクシー、セレナの特徴をまとめました。
項目 | ステップワゴン | ヴォクシー | セレナ |
---|---|---|---|
デザインの印象 | 水平基調のシンプルで上質なデザインを採用し、親しみやすさと高級感を両立。 | スクエアなデザインでグリルが前面に出た大胆なスタイル。 | サイドウィンドウのグラフィックスを継承し、親しみやすいデザイン。 |
内装 | 家族がのびのび過ごせる、リビングのような心地よさ。 | 開放感のある室内空間と洗練されたデザインを両立。 | 先進的なデザインで、ミニバンクラスNo.1のラゲッジ容量。 |
燃費性能 | ハイブリッドモデル(e:HEV)は、WLTCモードで約19〜20km/Lの燃費性能を実現。 | ハイブリッド車はWLTCモードで最大23.0km/Lと、ミニバンとしては非常に優れた数値を実現。 | e-POWERモデルは、WLTCモードで最大20.6 km/L。モーターの力を活かした静かで滑らかな加速感が特徴。 |
価格帯 | 約330万~440万円 | 約300万~390万円 | 約270万~480万円 |
このように、ステップワゴン・ヴォクシー・セレナはデザインや内装、燃費性能だけを比較しても多くの違いがあります。
どれも魅力的なミニバンですが、最終的には「何を優先したいか」によって選択すべき車種は変わります。
それぞれの特徴を比較し、最優先したいポイントやライフスタイル、車との付き合い方など、複数の視点で検討してみてください。
よくある質問(FAQ)

ここからは、ステップワゴンを選ぶ際によくある質問と回答を紹介します。
Q1:ステップワゴンのグレードはどれを選べばいい?
グレード選びのポイントは、「何を重視するか」によって変わります。目安となる選び方は以下のとおりです。
- 価格をなるべく抑えたい方:エアー
- 装備とデザインのバランスを取りたい方:スパーダ
- より高級感や特別感を求める方:プレミアムライン
Q2:スパーダとプレミアムラインの違いは?
プレミアムラインは、スパーダをベースに上質な装備をプラスした最上位グレードです。
エクステリア・インテリアともにアップグレードされており、より上質感のある仕上がりとなっています。
Q3:旧型と新型の大きな違いは?
現行モデル(6代目)は、旧型(5代目)と比べて走行性能が向上、安全装備は全車標準となり、室内空間もさらに広く設計されています。
また、5代目モデルのデザインが個性的であったのに対し、6代目では初代や2代目を彷彿とさせるスクエアな外観デザインへと変更され、シンプルで親しみやすいスタイルとなっています。
【まとめ】あなたに合ったステップワゴンの選び方

ステップワゴンは、ライフスタイルや使用目的に応じて選べるグレード展開となっています。最後に、ライフスタイル別のおすすめグレードを紹介します。
ライフスタイル別おすすめグレード
ライフスタイル | おすすめグレード |
---|---|
・初めてミニバンを購入する人 ・通勤や買い物など街乗りがメインな人 ・価格を抑えつつも広い車内が欲しい人 | エアー |
・子育て中のファミリー層 ・家族で遠出やレジャーに出かける人 ・日常使いでも快適性を重視したい人 | スパーダ |
・ミニバンでもラグジュアリー感を重視したい人 ・車内の上質な雰囲気にこだわりがある人 | スパーダプレミアム |
また、ステップワゴンに手軽に乗りたい方には、定額で新車に乗れる新車リース クルカがおすすめです。
新車リース クルカでのステップワゴンの利用は、初期費用0円で月々の支払いは59,400円のみ。
車検や税金などの諸費用が月額料金に含まれているため、まとまった資金を用意するのが難しい方でもステップワゴンに乗ることができます。
自動車ローンを組んでステップワゴンを購入する場合、支払い総額は300万円〜400万円となりますが、クルカなら3年契約で総額は213万円と安く利用できます。 これからステップワゴンを購入しようと思っている方や、支払い総額を抑えたい方は、ぜひ新車リース クルカをチェックしてみてください。
この記事の監修者

飯野 貢司
自動車マーケティング戦略研究員
中古車販売業に、7年携わる。その後、株式会社ガリバーインターナショナル(現:株式会社IDOM)に入社。店長勤務を経て、本社新車事業・法人営業・採用・車両仕入など様々な分野に携わり合計19年間勤務。現在、株式会社ジョイカルジャパンにて、新車業販・直営店業務・オークション売買など、主にクルマのリセールバリューに関わる部分に配属。2024年より沖縄レンタカー事業の兼務を始めた。
軽自動車から、コンパクトカー・ミニバン・SUVに至るまで、最新の『納期』『値引き』情報を基にグレード間の装備差などに注目して、購入しても3年後や5年後に損をしないオススメの購入方法や、車種・グレード・装備といったものを徹底紹介します!lab研究員として、長年の経験から自動車に関する知識やアドバイスも行います。
この記事の執筆者

ちか
ライター
「日常使いは軽だけどクラシックカー好き。 近隣県までドライブ&ご当地グルメを堪能するのが休日の楽しみです!」
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