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更新日 2025.08.27(公開日 2025.8.27)
カーリースと住宅ローンの併用は可能?審査への影響と通過するための対策4つ
この記事の監修者

早川 由紀夫
株式会社クルカCEO
新車販売、カーリース業界の第一人者。2005年に設立したジョイカルジャパンでは、創業以来Founder 兼 COOとして「0」から店舗開発、店舗支援を現場で一から推進し続けた。2021年10月1日よりジョイカルジャパン代表取締役社長 CEOに就任。新車ECサイトでの販売にもいち早く取り組み、オンライン完結のカーリースサービスを普及させた。2019年には、月額2万円台〜の業界最安値を実現した短期カーリース専門会社「クルカ」を設立。常に顧客ニーズを捉えたサービスを展開し、カーライフの進化を牽引している。
「所有から利用へ。カーリースは、車との関係を再定義する、時代の潮流です。月々定額で新車に乗れる手軽さだけでなく、車との付き合い方をもっと自由に、もっとスマートな新しいカタチに。このメディアが、皆様のカーリース選びの羅針盤となるように、最新情報や役立つ知識を発信していきます。」
「カーリースを契約すると住宅ローンが組めなくなるのでは?」と不安に感じる方も多いですが、カーリースと住宅ローンの併用は可能です。
ただし、カーリース契約は住宅ローン審査で「負債」として扱われるため、返済負担率の上昇や借入可能額の減額などに影響する場合があります。
この記事では、カーリースが住宅ローン審査に与える影響や、審査に通りやすくなるための対策方法を解説します。
年収別のカーリースと住宅ローンの両立プランも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- カーリースが住宅ローン審査に与える影響
- 「返済負担率」の考え方
- 住宅ローン審査に通りやすくなるための対策4つ
- 年収別のカーリース利用額シミュレーション
カーリースと住宅ローンは併用OK!決め手は返済負担率

カーリースと住宅ローンを同時に利用する場合、金融機関はカーリース契約を「負債」として評価します。
このとき重要になるのが、年収に対する年間返済額の割合を示す「返済負担率(返済比率)」です。返済負担率が高くなると、住宅ローンの借入可能額が減ったり、審査基準を超えて承認が下りなかったりすることがあります。
では、カーリース契約は住宅ローン審査において、具体的にどのように扱われるのでしょうか。詳しくみていきましょう。
カーリース契約は住宅ローンの審査に影響する
カーリースも住宅ローンも、契約には必ず審査があります。金融機関は申込者の返済能力を総合的に評価する際、カーリースの月額料金を「固定の支出」または「ローン返済」として扱います。
そのため、カーリースを契約している場合、住宅ローンの審査では返済負担率が上がり、借入可能額が減る可能性があります。また、カーリース契約以外にカードローンや分割払いの契約があると、さらに総返済額が増え、審査が厳しくなる傾向があります。
「車の月額料金ぐらいなら影響は少ない」と考える方もいるかもしれませんが、金融機関にとっては少額であっても確実に返済能力に関わる要素となります。
審査の重要指標「返済負担率(返済比率)」とは?
「返済負担率(返済比率)」とは、年収に占める年間総返済額の割合を示す指標です。住宅ローン審査では、この返済負担率が金融機関の基準を超えると審査に通らない可能性があります。
一般的な目安は金融機関によって異なりますが、多くの場合は25〜35%が上限とされています。返済負担率を求める計算方法は以下の通りです。
返済負担率(%)=(年間の総返済額 ÷ 年収) × 100 |
たとえば、年収500万円で年間の総返済額が150万円の場合、返済負担率は30%となります。この水準は、金融機関によっては許容ラインの直前、もしくは基準を超える可能性があります。
なお、年間の総返済額には住宅ローンの返済だけでなく、カーリース料金や自動車ローン・カードローン・教育ローンなども含まれる点に注意が必要です。
カーリースと住宅ローンを併用する際の注意点

ここでは、カーリースと住宅ローンを併用する際に、特に知っておくべき注意点を解説します。
思わぬ落とし穴にはまらないよう、住宅ローン審査でカーリース契約がどう扱われるかを正しく理解しておきましょう。
カーリース料金の年間支払額がそのまま負債と見なされる
最も一般的なのは、カーリース料金を単純に年間ベースで計算し、その金額を負債として加算する方法です。
たとえば、月額3万円のカーリース契約であれば、年間36万円(3万円×12ヶ月)が住宅ローン審査上の返済額として組み込まれます。
この年間額は、そのまま返済負担率の計算に組み込まれるため、住宅ローンの借入可能額を押し下げる要因になります。カーリース料金が高額になるほど、この影響は大きくなります。
車両の「残価」も負債として計算されるケースもある
カーリースには「残価設定」という仕組みがあります。これは契約満了時における車の推定価値(残価)をあらかじめ設定し、その分を除いた金額を月額料金として支払う方法です。
しかし、金融機関によっては、月々の支払いだけでなく残価も負債として計算する場合があります。
例えば、月額2万円で5年間契約し、残価が80万円に設定されているケースで考えてみます。
この場合、単純な年間返済額は24万円(2万円×12ヶ月)ですが、残価を含めた総支払額は200万円(2万円×60回+80万円)となります。
この計算方法を採用する金融機関では返済負担率が大きく上昇し、想定以上に借入可能額が減るリスクがあるため、注意が必要です。
株式会社クルカCEO 早川 由紀夫からのコメント
住宅ローンの事前審査を申し込む際には、カーリースの契約書を手元に用意し、契約内容(月額、契約期間、残価の有無など)を正確に伝えられるようにしておきましょう。情報が正確であるほど、金融機関も的確な判断ができます。
住宅ローンの審査通過を目指す4つの対策

カーリースと住宅ローンを併用する場合でも、事前にいくつかの工夫をすれば審査に通る可能性を高められます。
ここからは、住宅ローンの審査に通りやすくなる4つの対策を紹介します。
対策1:カーリースのプランを見直して月額を下げる
カーリースの月額料金は返済負担率に直接影響するため、住宅ローン審査通過を目指すのであれば、必須で見直したいポイントです。
当然ながら、月額料金が高ければその分負債額が増え、借入可能額が減る可能性があります。逆に、月額を下げれば返済負担率が低くなり、審査で有利になることがあります。
カーリースの月額料金を抑えるには、次のような工夫が考えられます。
- 車種やグレードを変更する
- 契約期間を長くする
- 不要なオプションを外す
たとえば、月額3万円の契約を車種変更や契約期間を見直して2万5,000円にできれば、年間で6万円も負担が減ることになります。この金額差は住宅ローンの返済負担率に直接影響し、審査での評価を高める効果が期待できます。
対策2:頭金を用意して住宅ローンの借入額を減らす
頭金を増やすことも、住宅ローンの審査通過につながります。というのも、頭金を多く用意するほど借入額が減り、返済負担率を下げられるからです。
たとえば、3,000万円の住宅を購入する場合、頭金を300万円用意できれば借入額は2,700万円になります。さらに500万円用意できれば、借入額は2,500万円まで減り、毎月の返済額や返済負担率を大幅に下げられます。
ただし、頭金を多く用意するには潤沢な自己資金が必要です。自己資金を増やすには、日常生活の支出見直しや副収入の確保など、計画的な資金準備が欠かせません。
住宅ローン審査では、自己資金の多さは「計画性」や「返済能力の高さ」の証拠として評価されやすく、審査を有利に進められる可能性が高まります。
対策3:他の借入れを整理・完済する
住宅ローン審査では、カードローンやショッピングローンなどの借入れも、すべて返済負担率に含まれます。不要な借入れはできるだけ整理・完済しておくことが、審査を有利に進めるポイントとなります。
カーリース以外の借入がある方は、次の点を見直してみてください。
- 使っていないクレジットカードを解約する
- キャッシング枠を減額または削除する
- スマートフォン本体の分割払いは延滞なく支払う
キャッシング枠は、利用していなくても「潜在的な借金」と見なされます。そのため、できるだけ減額するか削除しておきましょう。さらに、スマートフォンの分割払いも信用情報に登録されるため、延滞のない支払いを徹底することが大切です。
なお、以下のような信用情報機関を利用することで、現在の借入状況や延滞履歴を正確に把握できます。
・CIC公式サイト(株式会社シー・アイ・シー)
・JICC公式サイト(株式会社日本信用情報機構)
すでに借入がある方や、過去に延滞したことがある方は、あらかじめ開示請求を行い、ご自身の状況を把握しておきましょう。
対策4:収入合算や連帯保証人を検討する
収入合算とは、配偶者や家族の収入を合わせ、世帯全体の年収として審査を受ける方法です。この収入合算を行うことで、住宅ローンの審査に通りやすくなる場合があります。
特に共働き夫婦の場合は、2人分の収入を合わせることで住宅ローンの審査に通過しやすくなります。また、信用力を補う手段として、親や家族を連帯保証人にする方法もあります。
連帯保証人は、返済が滞った際に代わりに支払う義務を負う立場の人で、金融機関から見れば「万一の際の保険」のような役割を果たします。そのため契約者の返済に対する安心感が高まり、審査での評価がプラスになります。
ただし、収入合算や連帯保証は、あくまで審査通過のための補強策にすぎません。将来の返済計画や家計への影響を踏まえ、必要な場合のみ最終手段として検討しましょう。
株式会社クルカCEO 早川 由紀夫からのコメント
クルカのカーリースは、頭金0円で始められるのが大きな魅力です。車にかかる初期費用を抑え、その分を住宅ローンの頭金に回す、という賢い資金計画も可能になりますよ。
【シミュレーション】年収別に見るカーリースと住宅ローンの両立プラン

カーリースと住宅ローンを両立させるためには、「自分の年収に対して、どのくらいの月額料金なら許容範囲なのか」を把握しておくことが大切です。
ここでは、返済負担率を基準にしたカーリースの月額料金の上限目安と、住宅ローンとカーリースの契約順序について解説します。
あなたの年収なら月々いくら?カーリース月額の上限目安
一例として、返済負担率25%を上限とした場合に、年収別でどのくらいのカーリース月額が上限目安になるのかを試算しました。
以下の表では、住宅ローンの月額返済額を仮に設定し、その残り枠をカーリースに充てた場合の上限目安を示しています。
年収 | 年間返済上限額 (返済負担率25%) | 住宅ローン月額 | カーリース月額の 上限目安 |
---|---|---|---|
400万円 | 100万円 | 6万円(年間72万円) | 約2万3,000円 |
500万円 | 125万円 | 8万円(年間96万円) | 約2万4,000円 |
600万円 | 150万円 | 10万円(年間120万円) | 約2万5,000円 |
なお、金額はあくまで一般的な目安で、実際には金融機関ごとの審査基準や、他の借入状況によって変動します。
特にボーナス返済の有無や固定資産税、保険料などの支出も考慮する必要があるため、あくまで参考値として捉えてください。
住宅ローンとカーリース、契約はどっちが先?
カーリースと住宅ローンの契約順は、審査の通りやすさや生活の利便性に影響します。どちらを先に契約するかでメリット・デメリットが異なるため、ライフプランに沿って選びましょう。
以下に、「先に住宅ローンを組む場合」と「先にカーリースを契約する場合」のメリット・デメリットをまとめました。
【先に住宅ローンを組むメリット・デメリット】
先に住宅ローンを組む場合、返済負担率を低く抑えられるため、「希望額の住宅ローンを組みやすい」というメリットがあります。
ただし、住宅ローンの返済が始まった後にカーリースを申し込むと、返済負担率が上がり、審査が厳しくなる可能性があります。
【先にカーリースを契約するメリット・デメリット】
先にカーリースを契約する場合、車がある生活をすぐに始められるため、「通勤や日常の利便性が向上する」というメリットがあります。
一方、住宅ローン審査時にはカーリース料金が負債として計算されるため、借入可能額が減るリスクがあります。
上記のメリットとデメリットを踏まえると、数年以内に住宅購入を計画している場合は、先に住宅ローンの審査を通すのが一般的かつ望ましい進め方といえます。
というのも、住宅ローンを優先すれば、返済負担率を低く抑えた状態で希望する借入額を確保しやすくなるからです。
もし住宅購入よりも車の必要性が高い場合は、カーリースを先に契約するという選択も一つです。
たとえば、以下のような場合が考えられます。
- 住宅購入が数年以上先
- 通勤や仕事で車がすぐに必要な場合
- 家族の送迎や介護で日常的に車を使う場合
また、短期間だけ車を利用する予定で、住宅ローン審査を受ける前に契約を終了できる見込みがある場合も、先にカーリースを利用するメリットがあります。
ただし、住宅ローンの審査時期とカーリース契約期間が重なる場合には、カーリース料金が負債として計算されるため、借入可能額が減るリスクを十分に考慮しましょう。
株式会社クルカCEO 早川 由紀夫からのコメント
ライフプランが最重要です。例えば「子供の送迎で1〜2年だけ車が必要」なら短期リース、「長く乗りたい」なら長期リースというように、ご自身の計画に合ったカーリースを選ぶことが、結果的に住宅ローンとの両立を楽にします。クルカでは多様なプランをご用意していますので、ぜひご相談ください。
カーリースと住宅ローンに関するよくある質問

カーリースと住宅ローンを両立させるには、返済計画や契約の順序、審査の仕組みなど、事前に知っておきたいポイントがあります。ここでは、多くの方がカーリースと住宅ローンの審査で疑問に感じやすい内容について、Q&A形式で紹介します。
Q. カーリースと住宅ローンをうまく併用するためのポイントはありますか?
A. カーリースと住宅ローンを併用する最大のポイントは、返済負担率を意識することです。
無理のない範囲で総返済額を抑えるためには、カーリースのプランを見直したり、住宅ローンの頭金を増やすなどの調整が効果的です。審査前に家計全体のバランスを確認し、計画的に進めましょう。
Q. カーリースの契約を隠して住宅ローンを申し込むとどうなりますか?
A. カーリースの契約を隠して住宅ローンを申し込むのは、絶対に避けるべき行為です。
金融機関は「CIC」や「JICC」などの信用情報機関を通じて、カーリースを含むすべての契約情報を確認できます。
仮に、契約を隠して申告した場合は告知義務違反となり、審査落ちだけでなく、その金融機関で今後ローンが組めなくなる可能性もあります。
審査する機関に「この人は信頼できる」と判断されるためにも、正確な情報を申告することが大切です。
Q. 年収400万円です。月々いくらくらいのカーリースなら大丈夫そうですか?
A. 個人の状況によりますが、現状で大きなローンがない場合は、月額2万円〜2万5,000円程度に収めることで、住宅ローンの審査への影響を比較的軽くできると考えられます。
具体的な金額は、返済負担率を基準に算出した本記事のシミュレーション表を参考にしてください。
ただし、シミュレーション表の金額はあくまで目安ですので、金融機関の事前審査などで確認することをおすすめします。
Q. 住宅ローンの審査に落ちてしまいました。どうすれば良いですか?
A. まずは落ちた理由を明確にしましょう。返済負担率が高い場合は、「カーリースの月額を下げる」「住宅ローンの頭金を増やす」「他の借入を完済する」などの方法があります。
また、金融機関ごとに審査基準は異なるため、別の金融機関に申し込むことで通過できる場合もあります。
まとめ:計画的なプランニングで、クルカと共に理想のカーライフとマイホームを

カーリースと住宅ローンの併用は、返済負担率を意識した資金計画を立てれば十分に実現可能です。
住宅ローン審査を有利に進めるためには、ご自身の収支状況を明確にしたうえでの事前準備が欠かせません。
「新車リース クルカ」のカーリースは、頭金0円・月々定額で新車に乗れるため急な出費の心配がなく、家計の管理がしやすいのが特長です。
頭金や手数料などのまとまった費用が不要なため、住宅購入で出費がかさむ時期でも、初期費用を抑えて車に乗り始められます。
「新車リース クルカ」では、お客様一人ひとりのライフプランに合わせた最適なカーリースプランをご提案し、マイホームの夢とカーライフの両立を全力でサポートします。
まずは公式サイトで、希望の車種が月々いくらで利用できるのかチェックしてみてください。
この記事の執筆者

ちか
ライター
「日常使いは軽だけどクラシックカー好き。 近隣県までドライブ&ご当地グルメを堪能するのが休日の楽しみです!」
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株式会社クルカCEO 早川 由紀夫からのコメント
金融機関は申込者の「総合的な返済能力」を見ています。カーリースを契約していることを隠さず、正直に申告することが信頼関係の第一歩です。正直に話した上で、対策を相談することが賢明な判断と言えるでしょう。