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- 300万円の車を買うための年収はいくら?目安やローンの支払額、おすすめ車種を解説
この記事の監修者

早川 由紀夫
株式会社クルカCEO
新車販売、カーリース業界の第一人者。2005年に設立したジョイカルジャパンでは、創業以来Founder 兼 COOとして「0」から店舗開発、店舗支援を現場で一から推進し続けた。2021年10月1日よりジョイカルジャパン代表取締役社長 CEOに就任。新車ECサイトでの販売にもいち早く取り組み、オンライン完結のカーリースサービスを普及させた。2019年には、月額2万円台〜の業界最安値を実現した短期カーリース専門会社「クルカ」を設立。常に顧客ニーズを捉えたサービスを展開し、カーライフの進化を牽引している。
「所有から利用へ。カーリースは、車との関係を再定義する、時代の潮流です。月々定額で新車に乗れる手軽さだけでなく、車との付き合い方をもっと自由に、もっとスマートな新しいカタチに。このメディアが、皆様のカーリース選びの羅針盤となるように、最新情報や役立つ知識を発信していきます。」
300万円の車を無理なく買う場合、年収は500万円〜600万円が目安となります。一般に車の購入費用は「年収の半分以下」が理想とされており、さらに維持費の支払いが継続的に発生するためです。
今回の記事では、300万円の車を購入できる年収の目安と、その理由を詳しく解説します。また、おすすめの車種や予算が足りない場合の方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 300万円の車を安心して購入できる年収の目安
- 300万円の車が購入できる年収目安が決まる2つの理由
- 年収300万円で無理なく選べるおすすめの車種
- 予算が足りない場合に選択肢を広げるための方法
300万円の車購入の年収目安は500万〜600万円

車の購入予算を決める際、一般的な基準として「年収の半分以下に収める」という考え方が用いられます。
例えば年収600万円の場合、その半分である300万円までが車両購入の理想的な金額となります。残りの300万円は生活費や貯蓄、さらに車の維持費に充てることで、無理なく安定した生活を送れます。
反対に、収入に対して車にかける金額が大きすぎると、日常生活に負担がかかりやすくなるため注意が必要です。単純計算ではありますが、年収と車の購入予算の大まかなイメージとしてはこの考え方を持っておくと良いでしょう。
年収400万円台で300万円の車を買うリスク
年収400万円台であっても300万円の車を購入することは不可能ではありません。しかし、毎月のローン返済に加えて年間数十万円かかる維持費が大きな負担となり、生活費や貯蓄を圧迫しやすくなります。
例えば、年収400万円で車両価格300万円のローンを組むと、家計の3割近くが車関連の支出に消える可能性もあります。そうなると、食費や娯楽費を削ったり、貯金を全くできなくなったりする「車貧乏」に陥るかもしれません。
このようなリスクを避けるためにも、少なくとも年収500万円以上が現実的なラインと考えておきましょう。年収500万円なら生活費と車の維持費をある程度バランス良く配分でき、年収600万円であれば余裕を持って300万円の車を購入・維持できるといえます。
チェックポイント①【購入費用】:ローン返済は月々いくらかかる?

金融機関は、車のローン審査で「返済負担率」を最も重視します。これは年収に対する年間返済額の割合を示すもので、家計を圧迫しないかを判断するうえで重要な基準です。
ここでは、返済負担率の計算方法と年収別のシミュレーションを紹介します。
返済負担率の計算方法と金融機関が見る目安
自動車ローンを組む際に金融機関が最も重視するのが「返済負担率」です。これは年収に対して年間返済額がどの程度の割合を占めているかを示す指標で、次の計算式で求められます。
返済負担率=年間返済額÷額面年収×100
一般的に、無理のない返済負担率の目安は「手取り年収の20〜25%程度」とされています。そのため年収400万円であれば、年間返済額は100万円以内に収めるのが理想的です。
ここで気をつけたいのが、返済負担率の対象となるのは自動車ローンだけではないという点です。実際には、以下のようなすべての借入の合計額が計算に含まれます。
- 住宅ローン
- カードローン
- スマートフォン本体の分割払い
すでに住宅ローンや複数の割賦払い(分割払い)の契約がある方は、全ての借入金額を把握した上で審査に臨むようにしましょう。なお、審査に通るか不安な方は、「指定信用情報機関(CIC)」などの信用情報機関であらかじめ状態を確認しておくと安心です。
月々の支払額は?年収別に返済負担率をシミュレーション
では、実際に300万円の車をローンで購入した場合、どの程度の負担になるのでしょうか。ここでは、以下の条件でシミュレーションしてみます。
- 借入額:300万円
- 金利:5%
- 返済期間:5年
この条件の場合、月々の返済額は約57,000円、年間返済額は約68万円となります。(JAバンク 各種ローン返済シミュレーションにて計算)
以下の表に、年間返済額約68万円を年収別に試算した返済負担率をまとめました。
| 年収 | 年間返済額 | 返済負担率 | 審査・生活への影響 |
|---|---|---|---|
| 400万円 | 約68万円 | 約17% | 審査には通るものの、 生活費や維持費の負担が重くなる |
| 500万円 | 約68万円 | 約14% | ・返済と生活のバランスが取れる ・現実的な水準 |
| 600万円 | 約68万円 | 約11% | ・余裕を持って返済可能 ・貯蓄や他の支出にも回しやすい |
このように、同じ金額の車でも年収によって返済負担率は大きく変わります。年収400万円ではやや負担が大きくなる一方、年収500万円であれば現実的に返済可能、600万円なら安心感を持って購入できる計算となります。
チェックポイント②【維持費用】:年間の支払いはどのくらい?

車の購入後は毎年必ず発生する維持費があり、これを考慮しなければ「想定以上にお金がかかって生活が苦しい」という事態に陥ることもあります。
ここでは、300万円クラスの車を例に、年間の維持費を具体的に見ていきましょう。

【自動車税】
自動車税は排気量に応じて課税される税金です。2.0L前後のSUVやミニバンでは年間約36,000円〜43,500円が目安で、排気量が大きくなるほど負担額も高くなります。
【任意保険料】
任意保険料は、運転者の年齢・等級・補償内容・地域などで大きく変動します。一般的な30代で標準的な補償を付けた場合の目安は、年間50,000〜70,000円台です。
ただし、車両保険を手厚くしたり条件を厳しくしたりすると、年間80,000〜120,000円程度になることもあります。購入前に見積もりを複数社で取って確認しておくことをおすすめします。
【燃料費】
車に乗るためには、燃料費(ガソリン代)が必須となります。ハイブリッド車なら燃料代を抑えられますが、逆に走行距離が増えると燃料費も比例して高くなります。
例として、年間1万km走行・燃費15km/L・ガソリン単価170円で計算すると年間の燃料費は約11万3,000円です。2万km走ると約22万円となり、走行距離が長い人ほど負担が大きくなります。
【駐車場代】
自宅に車を止める場所がない場合、月極駐車場を契約する必要があります。居住地域によって金額の差は大きいですが、月額1万円なら年間12万円、東京の都心部だと2万円を超える場所もあります。
【メンテナンス費】
オイル交換やタイヤ交換、車検時の整備・消耗部品交換などを含めて、年間5万円前後を目安に見積もっておくと安心です。ただし、車種や年式、使用頻度によってはさらに上回ることもあります。
上記の費用を合計すると、年間で約369,000円〜516,000円となります。ただし、駐車場代や保険の条件次第で5万円以上変動することもあります。
いずれにしても、維持費はローン返済とは別に毎年かかる支出であり、車を所有する限り避けられません。このように、300万円の車を購入するのに年収500万円以上が必要とされるのは、ローンと維持費を無理なく払い続けられる余裕が必要だからです。
予算300万円で無理なく乗れる!おすすめの車種選び
では、具体的に300万円を予算とすると、どのような車種が選べるのでしょうか。ここでは「新車」「中古車」それぞれのメリットやおすすめ車種を紹介します。
選択肢①:【新車】維持費を抑えたい堅実派におすすめ
新車を購入するとなれば本体価格は高くなりますが、最新の安全装備や快適装備が搭載されており、さらにメーカー保証が付いているため安心して乗り始められます。
予算が300万円であれば、軽自動車やコンパクトカーを新車で購入することも可能です。ここでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
軽自動車(車両価格:120万円~180万円)

軽自動車は自動車税や自動車重量税などの税金が安く、燃費性能にも優れているため、維持費を最小限に抑えたい人にぴったりです。
さらに車体がコンパクトなので駐車や狭い道路での取り回しがしやすく、都市部に住む方や運転に不慣れな方でも安心して扱える点も大きなメリットです。
近年のモデルでは「自動ブレーキ」や「車線逸脱防止支援」などの先進安全装備が標準装備化されつつあり、日常使いだけでなく長距離ドライブでも安心感が高まっています。
軽自動車のおすすめの車種:ホンダ N-BOX、スズキ スペーシア、ダイハツ タント
コンパクトカー(車両価格:150万円~200万円)

コンパクトカーは軽自動車よりも車体サイズやエンジンに余裕があるため、ゆとりのある走りと快適な乗り心地が魅力です。室内空間や荷室の広さも軽自動車より充実しているため、家族での移動や買い物、旅行など幅広いシーンで活躍します。
さらに走行性能に優れていることから、日常の街乗りから遠出まで快適にこなせるのが魅力です。近年販売されているコンパクトカーは燃費性能も大きく向上しており、ハイブリッドモデルを選べばガソリン代をさらに抑えることも可能です。
コンパクトカーのおすすめの車種:トヨタ ヤリス、日産 ノート、ホンダ フィット
選択肢②:【中古車】価格以上の満足感を得たいコスパ重視派に
同じ300万円という予算でも、中古車を選べば新車では手が届かないSUVやミニバンといったワンランク上の車種を狙うことができます。例えば、コンパクトSUVの「トヨタ ライズ」や「ホンダ ヴェゼル」、ミニバンであれば「トヨタ シエンタ」などは人気が高いモデルです。
ただし、年式や走行距離によって状態が大きく変わるため、購入時は信頼できる販売店を選び、保証やアフターサービスが充実しているかを確認することが大切です。
予算が足りない…車を持つ選択肢を広げる3つの方法

万が一、希望する車の購入価格が予算オーバーしていても、購入の仕方や支払い方法を工夫すれば、無理なく車を手に入れることは可能です。
ここでは、予算が足りない場合に選択肢を広げられる3つの方法を解説します。
方法①:頭金を増やして借入額を減らす
1つ目の方法は、頭金を増やして借入額を減らすことです。頭金を多めに用意すれば、その分だけローンの借入額が少なくなるため、毎月の返済額を軽減できるようになります。
さらに、借入額が減ることで、支払総額も抑えられます。以下で、300万円をフルローンで借り入れる場合と、頭金100万円を用意して200万円のローンを組む場合を比べてみます。
(どちらも条件は金利5%、返済期間5年で統一)
- 借入額300万円:月々の返済額:約57,000円
- 借入額200万円:月々の返済額:約38,000円
このように、頭金を増やすと月々の負担が数万円軽くなることも珍しくありません。さらに返済総額でも数十万円単位の差が生まれるため、後々の支払いが楽になります。
方法②:返済期間の長いローンを組む
2つ目の方法は、ローンの返済期間を長く設定することです。たとえば5年ローンでは毎月の返済額が高く感じられる場合でも、7年や8年に延ばすことで月々の負担を下げられます。
ここでも例として、300万円を金利5%で借り入れる場合を比べてみます。
- 返済期間5年:月々の返済額 約57,000円
- 返済期間7年:月々の返済額 約42,000円
このように、返済期間を延ばすと月々の負担は大きく軽減されます。ただし、返済期間は長いほど利息の支払額が増えるため、最終的な総支払額が高くなってしまう点に注意が必要です。
さらに、ローン完済までの期間が長いと、ローンを払い終える頃に車の価値が大きく下がっている可能性もあります。月々の負担を減らす効果は大きいですが、デメリットも理解したうえで慎重に検討することが大切です。
方法③:購入にこだわらない選択肢「カーリース」
3つ目の方法は、車を「所有」せずに月額料金で「利用」するカーリースです。この方法には、以下のような特徴があります。
| メリット(利点) | 注意点(確認すべきこと) |
|---|---|
| 頭金0円で新車に乗れる | 走行距離に上限が 設定されている場合がある |
| 税金・車検代コミの月額定額で 家計管理が楽 |
契約満了時には原状回復 (元の状態に戻す)が必要 |
| 初期費用を抑えたい人に最適 | 契約内容を事前にしっかり 確認することが大切 |
例えば『新車カーリース クルカ』のように頭金・ボーナス払いなしのプランなら、「頭金を用意するのは難しいけど新車に乗りたい」「毎月の出費を一定にしたい」という方に最適な選択肢となります。
SUV・ミニバン・軽自動車など、クルカでは国内主要メーカーの人気車種を豊富にラインナップ。月々2万円台から選べる車種もあり、予算やライフスタイルに合わせて選びやすい構成になっています。
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クルカは最低価格保証取扱車種をみる
車の購入と年収に関するよくある質問
ここからは、車の購入と年収に関して、多くの方が感じる疑問をピックアップして紹介します。安心して車を購入するためにも、ぜひ最後までご覧ください。
Q. 年収500万円の場合、いくらくらいの車までなら無理なく買えますか?
A. 一般的な目安である「年収の半分」を基準とすれば、約250万円前後が適切なラインとなります。この範囲であればローン返済と維持費のバランスが取りやすく、貯蓄や趣味などにも余裕を持たせながら安定したカーライフを送れるでしょう。
もちろん300万円の車も購入自体は可能ですが、その場合は頭金を多めに用意したり、生活費や他の支出を意識的にコントロールしたりと、より計画的に検討する必要があります。
Q. 夫婦の収入を合算してローンを組むことはできますか?
A. 夫婦の収入を合算してローンを組むことも可能です。多くの金融機関では「収入合算」という制度を利用し、夫婦や家族の収入を合わせてローン審査を受けられます。
契約の形態は金融機関によって異なるため、事前に金融機関へ確認しておくことをおすすめします。
Q. 車購入とリース、どちらがお得?
A. 車購入とリースのどちらがお得かは一概には言えず、利用目的やライフスタイルによって最適な選択が異なります。
たとえば、車を資産として所有したい方や、走行距離を気にせず自由に使いたい方、カスタマイズを楽しみたい方には「購入」が向いています。
一方、初期費用をできるだけ抑えたい方や、税金や車検費用などの維持費込みで毎月の出費を一定にしたい方、数年ごとに新車へ乗り換えたい方には「リース」がおすすめです。
『新車カーリース クルカ』では、頭金0円・ボーナス払いなしの月額定額プランに加え、リース会社では珍しい一括払いにも対応しています。購入のようにまとまった支払いを済ませておきたい方でも、リースのメリットを活かせるのが大きな魅力です。
Q. 300万円の車を買うなら、頭金はいくらくらい用意すべきですか?
A. 一般的な頭金の目安は車両価格の2〜3割と言われているため、300万円の車であれば頭金は60万円〜90万円程度です。この金額が用意できれば月々の返済額が軽くなり、審査の上でも有利になります。
ここで気をつけたいのが「貯金をすべて頭金に充てない」ことです。車の購入後には税金や任意保険料、想定外の修理費用なども発生します。万が一の故障や事故に備えて、ある程度の現金は必ず手元に残しておくようにしましょう。
クルカのカーリースなら、計画的に賢く新車に乗れる

今回は、300万円の車を購入する年収とローン返済、維持費などの負担について解説しました。年収によっては、希望する新車を手に入れたい気持ちと、無理のない資金計画を両立させるのは簡単ではありません。
しかし「購入」という方法だけにこだわらなければ、もっと柔軟で賢い選択肢もあります。その一つが、新しい車の乗り方として注目されている「カーリース」です。
新車カーリース クルカでは、月々定額で安心して新車に乗れるプランに加えて、現金一括払いやクレジットカード払いなど幅広い支払い方法をご用意しています。
さらに、車の価値が大きく下がる前に乗り換えられる3年契約を基本としているため、長期契約が中心の他社に比べて総支払額を抑えられる点も大きな魅力です。
憧れの車に「月々いくらで乗れるのか」を、ぜひ公式Webサイトで確認してみてください。専門知識豊富なスタッフが、お客様の不安や疑問にも丁寧に対応いたします。
クルカの公式サイト:https://newcar.shop/
SUV・ミニバン・軽自動車など、クルカでは国内主要メーカーの人気車種を豊富にラインナップ。月々2万円台から選べる車種もあり、予算やライフスタイルに合わせて選びやすい構成になっています。
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この記事の執筆者

ちか
ライター
「日常使いは軽だけどクラシックカー好き。 近隣県までドライブ&ご当地グルメを堪能するのが休日の楽しみです!」
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自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント