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- 「N-BOXを買ってはいけない」は本当?5つの理由と後悔しないための選び方
この記事の監修者

飯野 貢司
自動車マーケティング戦略研究員
中古車販売業に、7年携わる。その後、株式会社ガリバーインターナショナル(現:株式会社IDOM)に入社。店長勤務を経て、本社新車事業・法人営業・採用・車両仕入など様々な分野に携わり合計19年間勤務。現在、株式会社ジョイカルジャパンにて、新車業販・直営店業務・オークション売買など、主にクルマのリセールバリューに関わる部分に配属。2024年より沖縄レンタカー事業の兼務を始めた。
軽自動車から、コンパクトカー・ミニバン・SUVに至るまで、最新の『納期』『値引き』情報を基にグレード間の装備差などに注目して、購入しても3年後や5年後に損をしないオススメの購入方法や、車種・グレード・装備といったものを徹底紹介します!lab研究員として、長年の経験から自動車に関する知識やアドバイスも行います。
軽自動車の中でもトップクラスの人気を誇るホンダ「N-BOX」。街中でもよく見かける人気モデルですが、ネット上では「N-BOXは買ってはいけない」という意見も見られます。
なぜ、そのような声があるのでしょうか。
その理由は、N-BOXは誰にでも合う万能な車ではなく、「使い方や価値観によって評価が分かれる車」だからです。今回の記事では、N-BOXが「買ってはいけない」と言われる5つの理由を詳しく解説します。
N-BOXがおすすめな人と、他の車を検討したほうが良い人についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- N-BOXが「買ってはいけない」と言われる5つの理由
- N-BOXの本当の魅力と多くの人に選ばれる理由
- N-BOXがおすすめな人と他の車を検討したほうが良い人
N-BOXは「買ってはいけない」のではなく「使い方を選ぶ」一台

軽自動車の新車販売数No.1を独走するN-BOXですが、なかには購入後に「思っていた感じと違う」と感じる方もいます。しかし、その原因はN-BOX自体にあるのではなく、車が持つ特性とライフスタイルの相性が合っていないことがほとんどです。
ここでは、N-BOXが「使い方を選ぶ」といわれる理由を、5つの視点からみていきましょう。
① 購入費用を最優先に考える方:N-BOXは軽自動車の中でも価格が高めに設定されているため、安さを重視する人には不向きです。
② 高速道路や山道を頻繁に利用する方:N-BOXのNAエンジンは日常使いに最適ですが、高速合流や登坂では力不足を感じることがあります。長距離移動が多い場合はターボ車がおすすめです。
③ しなやかな乗り心地を求める方:安定性を重視した硬めの足回りが特徴で、柔らかい乗り心地を好む方には少し固く感じられることがあります。
④ カタログ燃費の数値を期待する方:実燃費は走行環境に左右され、市街地ではカタログ値を下回ることも少なくありません。燃費を重視するなら事前の確認が必須です。
⑤ 個性や希少性を求める方:軽自動車の販売台数1位ゆえに、「人と被りやすい」と感じる人もいるかもしれません。個性を重視するなら、他の軽自動車を検討してもよいでしょう。
参考:2025年4月~9月軽四輪車 通称名別 新車販売確報|一般社団法人 全国軽自動車協会連合会
N-BOXを買ってはいけないと言われる5つの理由

ここからは、「N-BOXを買ってはいけない」と言われる5つの理由について詳しく掘り下げていきます。乗り始めてから後悔しないためにも、どのような注意点があるのか見ていきましょう。
理由1:軽自動車として見た場合、価格設定は高め
N-BOXは軽自動車の中でも高価格帯に位置しており、ターボモデルでは200万円を超えます。また、ノンターボモデルでも、内外装にこだわったファッションスタイルモデルにオプションをつけると、200万円を超えることもあります。
ホンダの先進安全装備や内外装の質感を考えれば妥当な価格といえますが、「軽=安い」というイメージを持っている方にとってはギャップを感じやすいポイントとなります。
価格によってはコンパクトカーの上級モデルと同程度になる可能性もあるため、見積りで総額を確認しておくことが大切です。
理由2:室内は広大だが、シートアレンジに注意点も
N-BOXの室内空間は軽自動車トップクラスで、後席の足元も広く快適です。ただし、後席を倒しても完全なフルフラットにはならず、段差が残る点には注意が必要です。
車中泊を予定している方や荷室をフラットに使いたい方は、実車で段差を確認するのがおすすめです。室内の広さは魅力ですが、用途によっては使い勝手に差が出る部分となります。
理由3:標準とカスタムでデザインやコンセプトが異なり、価格差も大きい
N-BOXには、シンプルな「標準モデル」と個性が強めの「カスタムモデル」の2タイプがあります。カスタムはメッキパーツやLEDライトを多用し、内装も黒を基調とした高級感ある仕上がり。一方、標準モデルは明るく親しみやすいデザインです。
この2つのモデルの違いを知らずに、「カスタムモデルのイメージ」で標準モデルの実車を見ると、雰囲気や質感の違いに驚くかもしれません。価格差も20万円程度あるため、必ず両方を比較してから決めることをおすすめします。
理由4:街中での快適性は高いが、スポーティーな走りに向かない
N-BOXのNAモデルは街乗り向けにチューニングされており、低速域での静粛性や乗り心地の良さに優れています。しかし、高速道路や坂道ではパワー不足を感じやすく、加速に物足りなさを覚える方もいるでしょう。
また、背の高いスーパーハイトワゴン特有の横揺れがあり、カーブではやや不安定に感じる場面もあります。そのため、加速力や高速走行時の余裕を求める方には、ターボモデルを選ぶのがおすすめです。
理由5:先進的だが、万人向けではないインターフェース
新型N-BOXには大型液晶メーターやディスプレイオーディオが搭載され、スマホ連携にも対応しています。一方で、物理ボタンが少なくタッチ操作中心の設計になっており、従来型の車に慣れた人にとっては「操作しづらい」と感じるかもしれません。
メニュー構成の使い勝手や感覚などは個人差があるため、実際に操作して確かめておくと安心です。
それでもN-BOXが売れ続ける魅力とは?

ここまでN-BOXを買ってはいけないと言われる理由を見てきましたが、それでも圧倒的な人気の高さには違いありません。ここからは、N-BOXが多くの人に選ばれる4つの魅力を紹介します。
魅力1:軽最大級の室内空間と多彩なシートアレンジ
N-BOXの大きな魅力の一つは、軽自動車とは思えないほどの広い室内空間です。特に、後部座席の足元はコンパクトカーを上回るほどのゆとりがあり、大人でも足を組めるほどの広さが確保されています。
また、後席を跳ね上げたりフラットに倒したりと、荷物の形状に合わせて自在にアレンジ可能な「チップアップ&ダイブダウン機構」を採用。

スライドドアの開口幅はミニバン並みに広く、お子様を抱きかかえての乗り降りや、大きな荷物の出し入れもスムーズです。まさに、子育て世代の強い味方といえる設計です。
魅力2:先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」
N-BOXには、ホンダ独自の先進安全技術「Honda SENSING」が全タイプに標準装備されています。
たとえば、前方の車両や歩行者を検知して自動的にブレーキを作動させる「衝突軽減ブレーキ」や、ペダルの踏み間違いによる事故を防ぐ「誤発進抑制機能」など。他にも、「車線維持支援システム」や「アダプティブクルーズコントロール」など、運転の安心感を高める機能が備わっています。
実際に、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が実施する「自動車アセスメント(JNCAP)」においても、N-BOXは高い安全評価を獲得しています。
魅力3:運転のしやすさと良好な視界
N-BOXはコンパクトで四角いボディデザインのため、車幅や前後の感覚がつかみやすく、運転しやすい点も魅力です。また、フロントピラー(前方の柱)が細く設計されていることで左右の視界が広く、交差点や合流時も周囲の安全を確認しやすくなっています。
さらに、運転席からボンネットの先端が見えやすく、車両感覚をつかみやすい点も安心材料と言えます。最小回転半径は4.5mと軽自動車の中でも小さめで、狭い住宅街や立体駐車場などでもスムーズに取り回せます。(最小回転半径はモデルにより異なります)
魅力4:質感の高い内外装と豊富なカラーバリエーション
N-BOXのインテリアは、シンプルでありながら高級感があり、インパネやシートの質感にもこだわりが感じられます。
外観デザインは親しみやすい「標準モデル」と、メッキ加飾や専用グリルで洗練された印象の「カスタムモデル」の2種類を展開。どちらも完成度が高く、用途や好みに合わせて選べます。
さらにカラーバリエーションも豊富で、人気のモノトーンカラーに加え、ツートーン仕様も選べます。家族みんなで乗る車としてはもちろん、自分らしい一台を選びたい方にもおすすめです。
N-BOXがおすすめな人、他の車を検討した方が良い人

魅力の多いN-BOXですが、すべての人に最適な車というわけではありません。以下に、N-BOXが向いている人と、他の車を検討した方が良い人の特徴をまとめました。
【N-BOXがおすすめな人】
- 子育て中のファミリー
- 安全性と運転のしやすさを重視する方
- 日常の買い物や通勤など、近距離移動がメインの方
- リセールバリューの高い軽自動車を選びたい方
【他の車を検討した方が良い人】
- 高速道路や山道を走る機会が多い方
- 購入費用をできるだけ抑えたい方
- スポーティーな走りを求める方
- 人と違うデザインや個性を重視する方
なお、N-BOXとの比較検討におすすめの車種は、次のとおりです。
- 走りを重視するなら:スズキ スペーシア ギア、ダイハツ タント ファンクロス
- 価格を重視するなら:スズキ ワゴンRスマイル、日産 ルークス
- より余裕のある走りを求めるなら:トヨタ ヤリス、ホンダ フィット
車の使い方や重視するポイントによっては、N-BOXがややオーバースペックに感じるかもしれません。軽自動車の中では価格帯が高めのモデルでもあるため、他車種と比較しながら納得して選ぶことが大切です。

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント
N-BOXに関するよくある質問
ここからは、N-BOXに関するよくある質問と回答を紹介します。購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
Q1. 結局、ターボはつけた方がいいですか?
A. 高速道路や坂道を走る機会がある方は、パワーのあるターボ付きが良いでしょう。街乗り中心や大人4人で乗車する機会が少ない場合は、NAモデルでも十分快適に走行できます。どちらもお店で試乗し、走りの違いを体感してみるのがおすすめです。
Q2. スズキのスペーシアとはどう違いますか?
A. N-BOXは質感の高い内外装と、充実した安全装備が魅力です。一方で、スペーシアはマイルドハイブリッドによる燃費の良さ、N-BOXよりも手の届きやすい価格設定が特徴です。
どちらも室内は広いですが、乗り心地やハンドリングの感覚は異なるため、気になる方は乗り比べてみましょう。
Q3. 新型になって何が変わりましたか?
A. N-BOXの現行モデルは、旧型のスクエアボディを継承しながら、デザインや装備の質感をブラッシュアップ。素材や仕上げを見直すことで、より上質な印象に仕上がっています。
また、メーター位置をインパネ上部へ移動させて視線移動を減らし、さらに安全運転支援システム「Honda SENSING」も進化。走行時の安心感が高まっています。
Q4. 黒色を選ぶと後悔しますか?
A. ブラック系は高級感があり、リセールバリューも高い人気色です。ただし、汚れや小傷が目立ちやすいため、こまめな洗車が苦にならない方や、コーティング施工を考えている方におすすめです。
お手入れを簡単に済ませたい方には、シルバーやホワイト系のカラーがおすすめです。
Q5. N-BOXで車中泊はできますか?
A. 後席を倒せば広いスペースが確保でき、大人1〜2名での車中泊は可能です。ただし、完全なフルフラットにはならないため、段差を解消するマットやクッションを使うと快適に過ごせます。
N-BOXは魅力的。でも「買い方」で満足度は変わる

今回紹介したように、N-BOXは「買ってはいけない車」ではなく、使い方に合わせて選ぶべき一台です。しかし、人気のカスタムモデルやターボモデルは、車両本体価格が200万円を超えるため、金銭的な負担が大きく購入を悩む方も多いと思います。
そこでおすすめなのが、月々定額で新車のN-BOXに乗れる「新車リース クルカ」です。「新車リース クルカ」は、初期費用0円でボーナス払いなし。月額料金には税金や諸費用なども含まれているため、一時的に大きな出費がかさむ心配もいりません。
さらに、クルカは3年の短期契約のため、ライフスタイルの変化やモデルチェンジにも柔軟に対応可能。契約期間が短いことから、新型モデルの登場時に乗り換えやすい点も魅力です。
一般的なカーリースと同じ月額払いはもちろん、現金一括払いやクレジットカード払いも選べるため、ご家庭の支払いスタイルに合わせられます。購入以外の選択肢も視野に入れたい方は、ぜひクルカの公式サイトで、月々いくらでN-BOXに乗れるのかチェックしてみてください。
クルカのサイトはこちら
この記事の執筆者

ちか
ライター
「日常使いは軽だけどクラシックカー好き。 近隣県までドライブ&ご当地グルメを堪能するのが休日の楽しみです!」
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