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  4. 車はいつまで乗れる?平均寿命と損をしないための「13年・10万km」の分岐点

更新日 2026.06.01(公開日 2026.6.1)

カーライフ

車はいつまで乗れる?平均寿命と損をしないための「13年・10万km」の分岐点

この記事の監修者

早川 由紀夫

早川 由紀夫

株式会社クルカCEO

新車販売、カーリース業界の第一人者。2005年に設立したジョイカルジャパンでは、創業以来Founder 兼 COOとして「0」から店舗開発、店舗支援を現場で一から推進し続けた。2021年10月1日よりジョイカルジャパン代表取締役社長 CEOに就任。新車ECサイトでの販売にもいち早く取り組み、オンライン完結のカーリースサービスを普及させた。2019年には、月額2万円台〜の業界最安値を実現した短期カーリース専門会社「クルカ」を設立。常に顧客ニーズを捉えたサービスを展開し、カーライフの進化を牽引している。

「所有から利用へ。カーリースは、車との関係を再定義する、時代の潮流です。月々定額で新車に乗れる手軽さだけでなく、車との付き合い方をもっと自由に、もっとスマートな新しいカタチに。このメディアが、皆様のカーリース選びの羅針盤となるように、最新情報や役立つ知識を発信していきます。」

今の車にあと何年乗れるのか、買い替えのタイミングに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。「故障するまで乗るのが一番お得」と思われがちですが、車には物理的な寿命とは別に、家計に影響する「経済的な寿命」があります。

この記事では、日本の平均的な車の寿命や、維持費が増えやすいタイミングを解説します。税金や修理費、安全性能の進化という視点から、損をしない乗り換え時期をみていきましょう。

この記事でわかること

  • 車の平均使用年数は約13年ですが、税金が上がる「13年」と「10万km」が見直しを検討したいタイミングです。
  • 故障リスクや重課税、リセールバリューの低下を考慮すると、早めに乗り換えたほうが安い場合があります。
  • ライフスタイルや安全性を重視する場合は、3年程度の短期スパンで最新車両を乗り継ぐ方法がおすすめです。

車は何年乗れる?平均寿命と「物理的な限界」の差

この章のまとめ!日本の乗用車の平均使用年数は約13年です。適切なメンテナンスにより20万km以上の走行も可能ですが、部品の安定供給や維持コストなどの観点から13年前後が一つの目安となります。

日本の乗用車が新車登録されてから廃車されるまでの「平均使用年数」は、13年〜16年となっています。この年数は長期的に延びる傾向にあり、日本車の耐久性が向上していることを示しています。

物理的な観点では、消耗品の管理や定期点検を徹底することで、走行距離が20万kmを超えても走り続けることは十分可能です。とはいえ、エンジンが動くかどうかだけでなく、ゴムパッキンの硬化によるオイル漏れなど、経年劣化によるトラブルは避けられません。

物理的な限界まで乗り続けるには、高額なメンテナンス費用や、故障による不便さを受け入れる必要があります。また、年数の経過とともに「安心して走れるか」という信頼性は低下します。特に13年を超えると、大規模な整備を検討するタイミングに入る車が多くなります。

出典:平均使用年数|一般財団法人 自動車検査登録情報協会

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

物理的には20万kmも可能ですが、信頼性や整備コストとのバランスで考えると、13年・10万kmが事実上の目安といえます。主要部品のゴムや樹脂の劣化は避けられず、一ヶ所を修理しても他の部分が壊れる連鎖が始まりやすいためです。
また、最新の安全装備を搭載していない車両は、万が一の際の事故時に被害が大きくなる可能性もあるため、このようなコストまで考慮する必要があります。
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「13年・10万km」が経済的な寿命と言われる理由

車が物理的に走れる期間と、税金や修理費が増大して維持が困難になる「経済的寿命」の差を比較した概念図。

この章のまとめ!新車登録から13年で自動車税と重量税が重課(増税)されます。また10万kmを超えると、足回りやエンジン関連の重要部品の交換費用が発生しやすくなります。修理にかかる支出が車両の資産価値を上回りやすいため、この時期は自室的な維持の分岐点となります。

車を維持し続けるコストと、新しい車に乗り換えるコストが近づく目安とされるのが「13年」と「10万km」です。主な理由は「税金の増額」と「整備費用の増大」にあります。

日本の税制では、新車登録から13年が経過したガソリン車には、自動車税が約15%増税されます。車検時の重量税も同様に増額の対象となります。

また、走行距離が10万kmに達する頃は、交換に多額の費用がかかる重要部品の寿命と重なることが多いタイミングです。13年を境にした違いをまとめると、次の表のようになります。

項目 12年目まで(目安) 13年目以降(増税後)
自動車税 通常税率 約15%増額
自動車重量税 本則税率など 段階的に増額
主な整備内容 エンジンオイルなどの消耗品が中心 主要部品の交換・整備が増える
リセールバリュー 査定額がつきやすい 大きく下がる傾向がある

出典:自動車税・軽自動車税|総務省自動車重量税額について|国土交通省
※上記の内容はあくまでも目安です。実際の維持費や税額は、車種や車両の状態によって異なります。

13年を超えると毎年の固定費が増えやすく、あわせて高額な修理が発生する可能性も高まります。一方で、車の売却価値も低下しやすくなるため、乗り換えのタイミングとして検討しやすい時期といえます。

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「月額1万円台から!」と宣伝しているカーリースも、実際は7年〜11年の長期契約が前提。その結果、支払総額は数百万円に膨らむケースもあります。クルカは最短3年契約で、支払総額を抑えながら常に最新の新車へ乗り換え可能。総合的に見て他社よりおトクです。

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10万kmを超えた車で増える「高額修理」とは?

この章のまとめ!走行10万kmを超えると、エンジン周りの重整備や足回り部品の交換により、一度に10〜20万円以上の修理費がかかるケースが増えます。一度直しても別の箇所が連鎖的に故障するリスクがあり、中長期的な維持コストの検討が必要です。

走行距離が10万kmを超えると、数千円程度の消耗品交換では済まない「重整備(大規模な整備)」が発生しやすくなります。 具体的にどのような箇所にリスクがあるのか、あらかじめ把握しておくことが大切です。

特に注意が必要なのは、エンジンの稼働を支える部品や乗り心地に直結する部品です。これらは10万kmを目安に交換が必要になるよう設計されているものが多く、メンテナンスを怠ると重大な故障に直結します。

以下の表に、10万kmを超えた車で生じやすい修理や故障時の主なリスクをまとめました。

修理・交換箇所 費用の目安 故障時の主なリスク
エンジン駆動・冷却系
(タイミングベルト、ウォーターポンプなど)
10万円〜 路上での停止、エンジン本体の破損
足回り部品
(ブッシュ、ショックアブソーバーなど)
10〜20万円 乗り心地の悪化、走行安定性の低下
電装・制御系
(オルタネーター、各種センサーなど)
数万円〜 バッテリー上がり、エンジン不調など

※上記の内容や金額はあくまでも一例です。

高額な費用をかけて一部を修理しても、他の部品の劣化が止まるわけではありません。修理が重なると、常に故障の不安を抱えながら乗り続けることになってしまいます。

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

新車から10万km程度までは大きな故障が起こりにくいよう設計されていますが、それを超えると「予防整備」としての部品交換が必要になります。
一ヶ所に10万円かけて修理しても、そのあとに別の箇所が壊れることもあり、結果的に買い替えたほうが安くなるケースもあります。

最新安全装備の違いが「見えない寿命」を左右する

この章のまとめ!予防安全機能は数年単位で進化を続けており、古い車に乗ることは安全リスクを高めることにつながります。特に家族を乗せる場合、この安全性能の差を物理的な寿命以上に重視すべきといえます。

最近の車選びでは、年数や走行距離に加えて「安全装備の世代」も重要な判断軸になっています。たとえ物理的に走行できる状態であっても、最新の安全機能が備わっていない車は、事故を防ぐ性能不足を否定できません。

予防安全技術は進化のスピードが速く、数年の違いでも検知精度や対応できる事故シーンが大きく変わります。具体的には、次のような違いがあります。

機能 10年前の車 最新の車
自動ブレーキ 前方の車両中心 夜間の歩行者・自転車、交差点での対向車・横断歩行者にも対応
踏み間違い防止 限定的な検知範囲 後方や障害物の検知、ペダル踏み間違い時の加速抑制
運転支援 一定速度での走行のみ 全車速追従機能、渋滞時のハンドル操作支援

運転に慣れている場合でも、不測の事態を完全に防ぐことは難しいものです。最新機能があれば防げたかもしれない事故のリスクを考えると、古い車に乗り続けることは修理費の損得以上の重みがあります。

最新の安全性能を備えた車両への乗り換えは、将来の事故リスクを最小化するための「先行投資」とも考えられるでしょう。

飯野 貢司

自動車マーケティング戦略研究員 飯野 貢司からのコメント

近年の予防安全機能は、数年前のものとは別次元といえるほど進化しています。センサーの解像度や処理能力が向上したことで、以前は防げなかった事故も回避できる可能性が高まりました。
自動ブレーキの精度向上だけでなく、誤発進抑制や駐車支援機能などの有無が、高齢者や子供を乗せる際の安心感に直結します。このようなシステムは後付けができないものが多いため、最新の安全性能を求めるなら「乗り換え」が唯一の手段となります。

「乗り潰し」vs「短期乗り換え」損得の見極め方

年数、走行距離、修理リスク、リセールバリューの4つの項目から、今の車を乗り換えるべきか判定するフローチャート。

この章のまとめ!査定額があるうちに次の車へ乗り換えることで、トータルコストを抑えられるケースも多いです。乗り続けた場合に発生しやすい修理費や増税、下取り価格の下落といった負担を踏まえると、早めの乗り換えも有力な選択肢といえます。

「1台の車に10年以上乗るのが最も経済的」という考え方は、今や唯一の正解ではなくなりつつあります。車の価値が残っているうちに売却し、次の車の費用に充てる「短期乗り換え」の方が、中長期的な持ち出しを少なく抑えられる場合があるからです。

特にリセールバリューが高い人気車種であれば、3年ごとの乗り換えは合理的な選択肢となります。乗り方による違いを整理すると、次のようになります。

比較項目 10年以上乗り続ける 3年ごとに乗り換える
税金・維持費 13年超で重課税、修理費が増えやすい 比較的抑えやすい
(車検前に乗り換えも可能)
故障リスク 高まりやすい(全額自己負担) 低い傾向(メーカー保証内)
3年後の価値 大きく下がる傾向 比較的価値を保ちやすい

※上記の内容は一般的な傾向をもとにしたものであり、車種や使用状況、契約条件などによって異なります。

長く乗り続けた場合、車の価値は下がりやすく、将来的な修理の負担も考える必要があります。一方で、3年程度のスパンで乗り換える方法であれば、突発的な修理費のリスクを抑えながら、毎月のコストを一定に保てるようになります。

早川 由紀夫

株式会社クルカCEO 早川 由紀夫からのコメント

車を所有することが家計の重荷に変わる前に、維持コストを一定に固定するのがリスク管理の鉄則です。将来の車の価値(残価)は予測が難しいため、手元の資金を大きく削ってまで古い車を維持し続けるのは、必ずしも合理的とはいえません。
数年後の売却価格まで含めたリスクを個人で背負いすぎず、コストの見通しが立てやすい仕組みを活用することが、損失を最小限に抑えることにつながります。
仕組みを選ぶのが賢明です。

ライフステージの変化に合わせた「3年スパン」での乗り換え

結婚や出産などのライフステージの変化に合わせて、3年ごとに最適な車種へ乗り換えられる柔軟性のメリットを示した図解。

この章のまとめ!結婚・出産・進学などの変化に合わせて、3年単位で最適な車を選び直すのが賢い選択です。短期契約を活用すれば、その時々のライフスタイルに最適な車種を選びやすく、車検や大きな故障の前に乗り換えることも可能になります。

車を「一生モノ」ではなく「一定期間で見直すもの」として捉えることで、ライフスタイルに合わせやすくなります。逆に、長期ローンや7年以上の長期リースでは、途中で生活環境が変わった際に、違約金や車種のミスマッチといったリスクに対応しにくくなるためです。

たとえば、子育て世代では子どもの成長に合わせて必要な車が変わっていきます。

  • 誕生時:ベビーカーを積みやすく、乗り降りしやすいスライドドア車
  • 小学生:習い事の送迎やレジャーに使いやすいSUV
  • 独立後:夫婦二人で使いやすいコンパクトカー

3年という期間は、初回車検を迎える前のタイミングでもあります。たとえば「クルカ」が提供するような3年短期リースであれば、車検費用を負担する前に新車へ乗り換えられます。家計のキャッシュフローを安定させながら、常に家族にとって最適な一台を確保できるのが大きなメリットです。

早川 由紀夫

株式会社クルカCEO 早川 由紀夫からのコメント

出産や転勤といったライフステージの変化に対応できるのが、短期スパンでの乗り換えの強みです。10年以上乗り続けるつもりで契約しても、数年で事情が変わった際に対応が難しくなるリスクは無視できません。
家計管理において「柔軟性」を維持することは、不足の事態に備えるための基本といえます。車種や支払額を長期間固定せず、環境変化に合わせて見直せる状態を作っておくことが重要なポイントです。
なお、短期の乗り換えを前提とする場合は、頭金などの初期費用で現金を減らさない工夫もあわせて検討しましょう。

FAQ 車の寿命に関するよくある質問

ここでは、車の寿命や買い替えに関して多くの方が疑問に感じやすいポイントについて解説します。判断に迷いやすい点を整理しながら、順番に確認していきましょう。

Q. 走行距離10万kmを超えた車はすぐに壊れますか?

A.すぐに走行不能になるわけではありませんが、高額な部品交換が重なる時期に入ります。

最近の車は、適切に整備すれば20万km程度まで走れる耐久性を持っています。ただし、10万kmはタイミングベルトなどの主要部品の交換時期にあたります。

その修理費用は10〜20万円単位になることが多く、その後も別の部分で不具合が生じる可能性が高まるため、経済的な意味での寿命と捉えることが増えています。

Q. 13年超の増税額は具体的にいくらですか?

A.自動車税(種別割)が約15%増額されます。例えば排気量1.5L超〜2.0L以下の一般的な乗用車なら、年間約5,000〜6,000円の負担増となります。

さらに、車検時に支払う自動車重量税も段階的に増額され、18年経過後にはさらに負担が重くなります。古い車は燃費性能が劣る傾向にあるため、ガソリン代の差額も含めて考えると、維持費全体の負担が増えやすくなります。

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まとめ

車は物理的には20万km以上走ることも可能ですが、家計の負担や安全性を踏まえると「13年・10万km」が買い替えを検討する一つの目安となります。重課税や高額な修理費、安全性能の差というリスクを負いながら乗り続けるメリットは、以前ほど多くありません。

資産価値が残っているうちに売却し、3年程度の短期スパンで最新の車へ乗り換えていく。こうした柔軟な考え方をもち、ご自身の状況に応じて柔軟に見直していきましょう。

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この記事の執筆者

ちか

ちか

ライター

「日常使いは軽だけどクラシックカー好き。 近隣県までドライブ&ご当地グルメを堪能するのが休日の楽しみです!」

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