ランドクルーザープラドの燃費はどのくらい？

車選びをするときに見た目や走行性能、安全性能の他には燃費も気になるポイントです。ダイナミックなスタイリングやオフロード・オンロードで発揮する走行性能などが魅力的なトヨタ ランドクルーザープラドですが、燃費性能はどのようになっているのでしょうか？

今回は、トヨタ ランドクルーザープラドの燃費について、カタログ燃費や実燃費、他のSUV車種との比較、走行性能などを詳しくご紹介します。

ランドクルーザープラドの燃料は？

ランドクルーザープラドには、ディーゼル車とガソリン車の2タイプをラインナップしています。ディーゼル車では軽油、ガソリン車ではガソリンを燃料に使用し、それぞれ違う燃料で動力を得ています。ディーゼル車とガソリン車によって燃費性能が異なるので、それぞれの燃費性能と違いを理解していきましょう。

ランドクルーザープラドの燃費はどのくらい？

ランドクルーザープラドの燃費性能として、まずトヨタで公開されている主要諸元表を参考に、カタログスペックをチェックしていきましょう。

グレード	燃料消費率
TZ-G（2.8Lディーゼル）	WLTCモード：11.2km/L
TX（2.8Lディーゼル）	WLTCモード：11.2km/L
TX Lパッケージ（2.8Lディーゼル）	WLTCモード：11.2km/L
TX（2.7Lガソリン））	WLTCモード：8.3km/L
TX Lパッケージ（2.7Lガソリン）	WLTCモード：8.3km/L

参考：「トヨタ ランドクルーザープラド 主要諸元表」

ランドクルーザープラドの燃料消費率はディーゼル車で11.2km/L、ガソリン車で8.3km/Lとなっています。e燃費では燃費ランキングを公開していますが、クロカン・SUVランキングではランドクルーザープラドはランキング外です。

カタログ燃費は燃料消費率の参考になりますが、運転の仕方やコンディションなどによって実際の燃費は変わってきます。ランドクルーザープラドの実燃費はどのくらいになるのでしょうか？

グレード	燃料消費率
TZ-G（2.8Lディーゼル）	WLTCモード：9.74m/L
TX（2.8Lディーゼル）	WLTCモード：9.74m/L
TX Lパッケージ（2.8Lディーゼル）	WLTCモード：9.74m/L
TX（2.7Lガソリン））	WLTCモード：7.78km/L
TX Lパッケージ（2.7Lガソリン）	WLTCモード：7.78km/L

参考：「e燃費　トヨタ　ランドクルーザープラド」

　　　 「e燃費　トヨタ　ランドクルーザープラド（ディーゼル）」

ディーゼル車とガソリン車どちらも、カタログ燃費よりも落ちています。実燃費のクロカン・SUVランキングでは、第60位となっており、燃費性能に優れているとは言えないでしょう。

他のSUV車との比較

新車リース クルカでは、ランドクルーザープラド以外にも多彩なSUV車を取り扱っています。他のSUV車と比べると、ランドクルーザープラドの燃費は良いのでしょうか？

車種	燃料消費率
トヨタ ランドクルーザープラド	8.3～11.2km/L
トヨタ ランドクルーザー	6.7～6.9km/L
トヨタ ハリアー	15.4km/L
トヨタ RAV4	15.2～20.8km/L
トヨタ RAIZE	18.6km/L
ホンダ ヴェゼル	16.4～21.0km/L
マツダ CX-5	17.4km/L
マツダ CX-8	12.0km/L

クルカで取り扱っているSUV車とランドクルーザープラドの猿臂を比べてみると、ランドクルーザーよりは優れているものの、他のSUV車よりも低くなっています。マツダ CX-3との差はわずかですが、その他の車種には大きく差を付けられているので、燃費を重視する場合には選択肢に入れにくいでしょう。

1ヶ月にかかるガソリン代の目安

ランドクルーザープラドの燃費と合わせて、実際にどのくらいのガソリン代がかかるかも気になるポイントです。ガソリン代は、「走行距離÷燃費×ガソリン単価」で求めることができます。1ヶ月の走行距離を1,000kmとして、2023年9月現在のガソリンの平均単価である軽油156円、レギュラー178円で計算してみましょう。

ディーゼル車：1,000（km）÷11.2（km/L）×156（円）＝13,928円

ガソリン車：1,000（km）÷8.3（km/L）×178（円）＝21,445円

参考：「ガソリン代計算」

ディーゼル車では約14,000円、ガソリン車は約21,000円のガソリン代が1ヶ月にかかる計算になります。ガソリン単価や走行距離によって1ヶ月のガソリン代は上下するので、どのくらいランドクルーザープラドに乗るかを予測して計算してみましょう。

燃費を良くするためのポイント

ランドクルーザープラドは同じSUV車と比べてみても、燃費性能はあまり優れているとは言えません。燃費以外の部分に魅力はあるものの、できるだけ燃費の良い走りをしたいという方が多いでしょう。

燃費を良くするためのポイントのひとつが運転方法です。急加速や急停車を繰り返すと、無駄なエネルギーを使うことになるので、アクセル・ブレーキをゆっくり踏み込み、丁寧に運転することが燃料の節約につながります。ブレーキをするときは、アクセルブレーキよりもエンジンブレーキを使用するのがポイントです。

運転方法だけでなく、長時間のアイドリング状態になる渋滞を避けたり、タイヤの空気圧を適正値に保ったり、荷物を詰め込みすぎなかったりすることでも、燃費性能を向上することができます。

ランドクルーザープラドの走行性能は？

ランドクルーザープラドは、オフロード・オンロードに関わらずにスムーズな走りを実現する走行性能を持っています。ガソリン車の2.7Lエンジンはパワー・操作性・静粛性を兼ね備え、ディーゼル車はパワフルな動力性能を持ち、それぞれバランスの良い走り、パワフルな走りを叶えてくれます。

他にも、様々な最先端テクノロジーを搭載し、状況に合わせた走行性能を発揮します。

• マルチテレインセレクト：オフロード走行時に路面状況に適した5つのモードを選択
• クロールコントロール：オフロード走行時にステアリング操作のみで極低速走行が可能
• アクティブトラクションコントロール：スリップ時に空転した車輪にブレーキをかけ、残りの車輪に駆動力を配分し、安定した走行を実現
• KDSS：スタビライザーの調節によってシーンを問わず快適な乗り心地・操縦安定性を両立
• ドライブモードセレクト：5つのドライブモードを状況や気分に合わせて選択

ランドクルーザープラドがおすすめのユーザー

ランドクルーザープラドは、燃費性能にはあまり期待できないものの、走行性能については他車よりも優れているポイントが多く、走行性能を求める方に向いています。

SUVはパワフルな走りが特徴的ですが、ランドクルーザープラドはオンロードの走行性能も兼ね備えているので、アウトドアでも街乗りでも乗れる車が欲しいという方にもぴったりです。

オフロード走行時に最適なモードを選択するマルチテレインセレクトや気分・状況に合わせてモードを選べるドライブモードセレクトも搭載されており、コンディションに合わせた走行、自分好みのドライブも楽しむことができます。

トヨタ ランドクルーザープラドのカーリース情報はこちら

まとめ

今回は、ランドクルーザープラドの燃費について詳しく解説しました。

ランドクルーザープラドは、ディーゼル車で11.2km/L、ガソリン車は8.3km/Lです。他のSUV車種と比べると燃費性能はあまり高いとは言えません。できるだけ燃費性能を上げるためには、丁寧な運転やエンジンブレーキの使用などの工夫が必要です。燃費性能は物足りない一方で、走行性能ではオフロードもオンロードでも充実な走りを実現しているので、ドライブの質にこだわる方に向いています。ランドクルーザープラドの燃費性能や走行性能を理解して、ぜひ購入・利用を検討してみてくださいね。