徹底比較！RAV4vsハリアー

2019年4月に日本仕様がフルモデルチェンジされ、約2年8ヶ月ぶりに販売が開始された5代目RAV4と、2020年6月に4代目となる現行モデルがリリースされたハリアー。

どちらも同じトヨタ社が手掛ける人気のSUVであり、RAV4とハリアーは「兄弟車」とも呼ばれています。RAV4は販売から1ヶ月で目標を大きく上回る24,000台、ハリアーは45,000台と予想以上に大ブームを巻き起こしている今注目のSUV車です。

今回は、トヨタが手掛ける兄弟車のRAV4とハリアーを様々な観点から徹底比較していきます。

グレード、車両価格

RAV4のグレードは、ガソリン車が「4グレード」、ハイブリッド車が「2グレード」、特別仕様車が「1グレード」ラインアップされています。2WD車の設定はエントリーモデルのみとなっており、その他のグレードは全て4WD車となっています。

ハリアーのグレードは、ガソリン車とハイブリッド車が各「5グレード」ずつラインアップされており、全てのグレードに2WD車と4WD車が設定されています。

では、RAV4とハリアーの車両価格を見ていきましょう。

RAV4（ガソリン車）

グレード	価格	総排気量
X（2WD）	2,743,000円	1.986L
X（4WD）	2,974,000円
G（4WD）	3,391,000円	1.986LL
G”Z package”（4WD）	3,539,000円	1.986LL
Adventure（4WD）	3,310,000円	1.986L

RAV4（ハイブリッド車）

グレード	価格	総排気量
HYBRID X（2WD）	3,343,000円	2.487L
HYBRID X（4WD）	3,596,000円
HYBRID G（4WD）	4,029,000円	2.487L

RAV4（ガソリン特別仕様車）

グレード	価格	総排気量
Adventure”OFFROAD package”（4WD）	3,460,000円	1.986L

ハリアー（ガソリン車）

グレード	価格	総排気量
S（2WD）	2,990,000円	1.986L
S（4WD）	3,190,000円
G（2WD）	3,410,000円	1.986L
G（4WD）	3,610,000円
G”Leather Package”（2WD））	3,710,000円	1.986L
G”Leather Package”（4WD）	3,910,000円
Z（2WD）	3,930,000円	1.986L
Z（4WD）	4,130,000円
Z”Leather Package”（2WD）	4,230,000円	1.986L
Z”Leather Package”（4WD）	4,430,000円

ハリアー（ハイブリッド車）

グレード	価格	総排気量
S（2WD）	3,580,000円	2.487L
S（4WD）	3,800,000円
G（2WD）	4,000,000円	2.487L
G（4WD）	4,220,000円
G”Leather Package”（2WD））	4,300,000円	2.487L
G”Leather Package”（4WD）	4,520,000円
Z（2WD）	4,520,000円	2.487LL
Z（4WD）	4,740,000円
Z”Leather Package”（2WD）	4,820,000円	2.487L
Z”Leather Package”（4WD）	5,040,000円

エントリーモデルを比較すると「約25万円」、最上位モデルでは「約100万円」ハリアーの方が高めの車体価格設定となっています。

エクステリア

兄弟車と呼ばれているRAV4とハリアーですが、エクステリアデザインは大きく異なります。

RAV4はオフロードを連想させる力強いSUVらしいデザインに仕上がっていますが、ハリアーは流麗なクーペフォルムが生み出すSUVの枠を超えた都会的で非常に洗練されたデザインとなっています。

アウトドア仕様のRAV4と、街乗り仕様のハリアーといった感じです。

ボディサイズの比較は下記の表の通りです。

RAV4

全長×全幅×全高（mm）	4,600×1,855×1,685
ホイールベース（mm）	2,690
最低地上高（mm）	190〜200

ハリアー

全長×全幅×全高（mm）	4,740×1,855×1,660
ホイールベース（mm）	2,690
最低地上高（mm）	190〜195

ボディサイズの大きな違いとしては、ハリアーの方が全長が「140mm」大きいという点です。その他はほとんど同じサイズ感となっています。

内装、インテリア

RAV4とハリアーは、エクステリア同様にインテリアの印象も大きく異なります。

RAV4は、質感の高い空間でありながらもアクティブ感のあるデザインに仕上がっています。一方のハリアーは、とにかく上品であり上質な大人の雰囲気が漂っており、アクティブ感は全くありません。

内装色に関しては、ブラック系しかないハリアーに対して、RAV4はオレンジ系など明るめのカラーが設定されています。

RAV4はスポーティな格好が似合うインテリアで、ハリアーはスーツが似合うインテリアといった感じです。

収納、定員人数

乗車定員はどちらの車種も「5名」となっています。

RAV4とハリアーのラゲージスペースには大きな違いがあり、RAV4は9.5インチゴルフバッグを4個収納できるのに対して、ハリアーは3個までしか収納できません。

容量で説明すると、RAV4の最大ラゲージ容量は「580L」に対して、ハリアーは「409L」となっており、その差はなんと「171L」もあるのです。

走行性能

RAV4とハリアーに搭載されているエンジンは、ガソリン車が「2.0Lダイナミックフォースエンジン」、ハイブリッド車が「2.5Lダイナミックフォースエンジン＋ハイブリッドシステム」と、全く同じです。

そのため、ガソリン車及びハイブリッド車共に、最高出力と最大トルクも下記の通り同じとなっています。

ガソリン車

最高出力（ネット）：126kW（171PS）/6,600rpm
最大トルク（ネット）：207N・m（21.1kgf・m）/4,800rpm

ハイブリッド車

システム最高出力：【2WD】160kW（218PS）、【4WD】163kW（222PS）

燃費

RAV4 とハリアーの燃費性能は下記の表の通りです。

ガソリン車（WLTCモード）

ハイブリッド車（WLTCモード）

ガソリン車は「約0.5km/L」RAV4の方が優れており、ハイブリッド車は「約1.0km/L」ハリアーの方が優れています。

安全性能

RAV4とハリアーはどちらにもトヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が全車に標準装備されています。

トヨタセーフティセンスは5つの先進機能の搭載により、「ぶつからない」や「夜間の見やすさ」、「標識の見逃し防止」などをサポートしてくれます。

安全性能に関しては、RAV4とハリアーともに優れており、性能に違いはありません。

リセールバリュー

RAV4とハリアーのリセールバリューは下記の表の通りです。

リセールバリューはハリアーの方が勝ります。

しかし、グレードや時期、車の状態によってリセールバリューは大きく変動するため、あくまで目安としてお考えください。

トヨタ　RAV４のカーリース情報はこちら

トヨタ　ハリアーのカーリース情報はこちら

まとめ

今回は、トヨタが手掛ける兄弟車のRAV4とハリアーを様々な観点から徹底比較してきました。RAV4とハリアーは兄弟車と呼ばれていますが、エクステリアやインテリアのデザインは大きく異なるということを理解していただけたでしょうか。

近年は「SUVブーム」と呼ばれるほど、日本国内においてSUV車が幅広い年層の方々に絶大な支持を受けています。その中でも中心的な地位を確立しているのがトヨタのRAV4とハリアーなのです。

アウトドア仕様に乗りたい方はRAV4に、街乗り仕様に乗りたい方はハリアーに乗ることをおすすめします。