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2017年12月に3列シート採用モデルとして誕生したマツダのCX-8と、2019年4月に再び5代目モデルとなって日本市場に投入されたトヨタのRAV4。
どちらの車種も同じクロスオーバーSUVですが、デザイン性や乗車定員、各性能などに違いはあるのでしょうか。
今回は、マツダが手掛けるCX-8とトヨタが手掛けるRAV4を様々な観点から徹底比較していきます。
グレード、車両価格
CX-8のグレードは、ガソリン車及びディーゼル車が「4グレード」ずつ、ガソリン特別仕様車が「4グレード」、ディーゼル特別仕様車が「3グレード」ラインアップされています。
RAV4のグレードは、ガソリン車が「4グレード」、ハイブリッド車が「2グレード」、ガソリン特別仕様車が「1グレード」ラインアップされています。
CX-8は全グレード「2WD」と「4WD」が設定されていますが、RAV4はエントリーモデルのみしか2WDは設定されておらず、その他のグレードは全て4WDとなっています。
では、CX-8とRAV4の車両価格をグレード別に比較していきます。
ガソリン車比較
CX-8 | RAV4 | ||
---|---|---|---|
グレード | 価格 | グレード | 価格 |
25S(2WD) | 2,994,200円 | X(2WD) | 2,743,000円 |
25S(4WD) | 3,230,700円 | X(4WD) | 2,974,000円 |
25S PROACTIVE (2WD) | 3,445,200円 | – | – |
25S PROACTIVE (4WD) | 3,681,700円 | G(4WD) | 3,391,000円 |
25S L Package (2WD) | 3,999,600円 | – | – |
25S L Package (4WD) | 4,236,100円 | G”Z package”(4WD) | 3,539,000円 |
25T Exclusive Mode(2WD) | 4,598,000円 | – | – |
25T Exclusive Mode(4WD) | 4,834,500円 | Adventure(4WD) | 3,310,000円 |
ディーゼル車とハイブリッド車比較
CX-8 | RAV4 | ||
---|---|---|---|
グレード | 価格 | グレード | 価格 |
XD(2WD) | 3,377,000円 | HYBRID X(2WD) | 3,343,000円 |
XD(4WD) | 3,613,500円 | HYBRID X(4WD) | 3,596,000円 |
XD PROACTIVE (2WD) | 3,828,000円 | – | – |
XD PROACTIVE (4WD) | 4,064,500円 | HYBRID G(4WD)) | 4,029,000円 |
XD L Package (2WD) | 4,382,400円 | – | – |
XD L Package (4WD) | 4,618,900円 | – | – |
XD Exclusive Mode(2WD) | 4,598,000円 | – | – |
XD Exclusive Mode(4WD) | 4,834,500円 | – | – |
車両価格は、全てのグレードにおいてCX-8の方が高くなっています。
エクステリア
CX-8とRAV4のエクステリアデザインは大きく異なります。
落ち着いた大人の雰囲気が漂い、街乗りが似合うデザイン性のCX-8と、力強く大胆なSUVらしい迫力があり、アウトドアに似合うデザイン性のRAV4は同じクロスオーバーSUVでも、対照的な見た目となっています。
ボディカラーは、CX-8はモノトーンのみの「全8色」ですが、RAV4はモノトーンとツートンがあり「全11色」と豊富なバリエーションが用意されています。
ボディサイズの比較は下記の表の通りです。
CX-8 | RAV4 | |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4,900×1,840×1,730 | 4,600×1,855×1,685 |
ホイールベース(mm) | 2,930 | 2,690 |
最低地上高(mm) | 200 | 190〜200 |
ボディサイズはCX-8の方が一回り大きくなっています。
内装、インテリア
インテリアの大きな違いとしては、CX-8は3列シートを採用していますが、RAV4は2列シートとなっています。
CX-8のインテリアはエクステリア同様に、とにかく洗練された落ち着いたデザインになっており大人の雰囲気が漂います。
一方、RAV4のインテリアはグレードによっても異なりますが、落ち着いたデザインのものから遊び心のある明るいデザインのものまで選択可能となっています。
シート生地に関しては、CX-8の上位グレードには上質な質感を味わえる「ナッパレザー」が用意されていますが、RAV4は上位グレードでも「合成皮革」までとなっています。
収納、定員人数
CX-8の乗車定員は「6名」または「7名」となっており、RAV4は「5名」です。
CX-8のラゲッジルームは、定員乗車時でも9.5インチのゴルフバッグを2個積載できる程度の広さがあり、さらにサードシートを倒すことでゴルフバッグ4個収納できる広大な荷室を確保できます。
一方のRAV4も、ラゲッジルームはクラストップレベルの容量を確保しており、CX-8のサードシートを倒した荷室と同等程度で、9.5インチのゴルフバッグを4個収納できる広さを誇っています。
走行性能
CX-8の搭載エンジンは「2.2リッターのクリーンディーゼルエンジン」と「2.5リッターのガソリンターボエンジン」、「2.5リッターのガソリンエンジン」の3つです。
RAV4の搭載エンジンは「2.5リッターのダイナミックフォースエンジン×ハイブリッドシステム」と「2.0リッターのダイナミックフォースエンジン」の2つです。
CX-8の2.5リッターガソリンエンジンと、RAV4の2.0リッターダイナミックフォースエンジンのスペック比較は下記の表の通りです。
CX-8 | RAV4 | |
---|---|---|
最高出力(ネット) | 140kW(190PS)/6,000rpm | 126kW(171PS)/6,600rpm |
最大トルク(ネット) | 252N・m(25.7kgf・m)/4,000rpm | 207N・m(21.1kgf・m)/4,800rpm |
ガソリン車の走行性能では、CX-8の方が優れていることがわかります。
燃費
CX-8とRAV4の燃費性能の比較は下記の表の通りです。
ガソリン車比較(WLTCモード)
CX-8 | RAV4 | |
---|---|---|
2WD | 12.0〜12.4km/L | 15.8km/L |
4WD | 11.6〜12.2km/L | 15.2km/L |
ディーゼル車とハイブリッド車比較(WLTCモード)
CX-8 | RAV4 | |
---|---|---|
2WD | 15.8km/L | 21.4km/L |
4WD | 15.4km/L | 20.6km/L |
燃費性能は、ガソリン車では「3.0km/L程度」、ディーゼル車とハイブリッド車では「5.0km/L程度」RAV4の方が優れています。
総排気量の違いも関係していますが、やはりハイブリッド車の方が低燃費を実現しやすいことが燃費性能の差に表れています。
安全性能
CX-8には予防安全性能パッケージとして「アドバンストSCBS」が、RAV4には「Toyota Safety Sense」が全車に標準装備されています。
安全パッケージの違いとしては、RAV4は自転車運転者も検知することができますが、CX-8は先行車と歩行者のみ検知可能で、自転車は検知できません。
しかし、どちらの車種にも十分な予防安全機能が搭載されており、共に安全性能は優れていると判断できます。
リセールバリュー
CX-8とRAV4のリセールバリューの比較は下記の表の通りです。
CX-8 | RAV4 | |
---|---|---|
3年後 | 70〜80% | 60%程度 |
5年後 | 50〜65% | 50%程度 |
リセールバリューはCX-8の方が高い数値となっております。
RAV4も通常のリセールと比較すると高い数値になっていますが、3列シートなど使い勝手がよく都会派SUVのCX-8よりかはやや劣るといったところです。
※リセールの箇所は車の状態やグレード別、時期などによって大きく変動するため、あくまで目安としてください。
まとめ
今回は、マツダが手掛けるCX-8とトヨタが手掛けるRAV4を様々な観点から徹底比較してきました。
CX-8は都会派デザインで大人の感性を刺激するデザイン、RAV4はアクティブ感満載でSUVならではの迫力あるデザインと対照的になっています。
落ち着いた雰囲気でのんびりとドライブを楽しみたい方はCX-8、アウトドア好きで明るく楽しいドライブをしたい方はRAV4がおすすめです。
この記事の執筆者
小嶋 啓意
クルカ事業部 統括マネージャーを務める小嶋です。新卒から自動車業界一筋15年のキャリアがあります! 大学卒業後、某大手国内ディーラーの営業職を経て、クルカに入社しました。 自動車業界のキャリアの長さは社内屈指。「車といえば、小嶋さん」と社内で言われるレベルの車好き。車は三度の飯より大好きです! ディーラーや現職の営業経験を生かした車選びのご提案が得意です。長年の経験から、お客様にとって最適な1台をご用意いたします。 営業時代は商品のスペックを理解し、お客様に提案することをモットーにしましたので、自動車のスペックに精通しています。 弊社Youtubeチャンネルでは、車選びの知識やクルカで取り扱っている車種の解説もしています。 ぜひ車選びの参考にしてみてください! →YouTubeクルカ公式チャンネル
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