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更新日 2021.09.14(公開日 2021.9.10)

カーライフ

自動車のエアコンが効かない時、どうすればいい?

自動車のエアコンが効かない時、どうすればいい?

車に乗る時にエアコンを付けていたら、最近効かなくなったという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

特に夏場の暑い時期にエアコンの存在はとても重要なので、万が一壊れていたらすぐにでも修理したいところです。

今回は、エアコンの仕組みや自動車のエアコンが効かない時の対応などについて解説していきます。

自動車のエアコンのしくみ

自動車のエアコンのしくみ

エアコンに欠かせないものが冷媒ガスです。自動車の場合、「R134a」と「R12」の2種類がありますが、平成6年以降の自動車にはR134aが使われます。

エアコンの内部は、冷媒ガスを気化したり液化したりなどを繰り返すことで、冷たい空気を出すしくみとなっています。この過程には、大きく分けて5つの装置が使われています。

それでは、各装置の名称と役割を見ていきます。

エアーコンプレッサー

コンプレッサーとは、気体を圧縮して圧力を高くし、連続して送り出す装置です。エアコンの場合、冷媒ガス(エアコンガス)を圧縮させて、高温高圧の半液体する装置のことで、エアーコンプレッサーと呼ばれています。

コンデンサー

コンデンサーとは、熱を排出する装置のことです。自動車におけるコンデンサーは、エアーコンプレッサーで気体を圧縮した時にエンジン内で高温状態が起きます。その熱を車外へ排出するための装置です。

レシーバー

液化しきれなかったエアコンガスを分離させる装置をレシーバーです。エアコンガスから乾燥材やストレーナを使って、水分や不純物などを取り除く役割をしています。

エキスパンションバルブ(エキパン)

エキスパンションバルブはエキパンと略して呼ばれ、液状化した冷媒を噴霧させる装置です。噴霧口には弁がついていて、この弁で噴霧する量を調整しています。

エバポレーター

エバポレーターとは、噴霧された冷媒を気化させて車内へ冷風を送り込む装置です。ダッシュボード内に取り付けられています。

上記の装置が、それぞれの役割を果たし、繰り返し作動することで、車内を快適な温度にしてくれるのです。

エアコンが故障する原因とは?

自動車のエアコンは、前述にある各部品がそれぞれの役割を果たすことで車内温度が保たれますが、部品は消耗品でもありますので経過年数が多ければ摩耗してしまいます。

それでは、エアコンが故障する原因について見ていきます。

ガス漏れやガス不足

自動車のエアコンが効かない理由で1番多いのは、ガス漏れやガスの不足です。エアコンにとって欠かすことのできない冷媒ガス。冷媒ガスは、常温では気体となり圧力を加えると液化する特性を持った物質が含まれております。

冷媒ガスの特性を活かしてエアコンから冷たい空気を出しますが、各部品の劣化や摩耗などでガス漏れが発生するのです。ガス漏れが発生すると、ガスが不足し効きが悪くなりますが、ガスを充填すれば改善されます。

しかし、ガスを充塡しても改善されない場合は、部品交換や修理が必要です。

各装置の故障

エアコンを構成する装置のなかで、エアーコンプレッサーの故障が最も多くなっています。他の装置の故障もないわけではありませんが、エアーコンプレッサーは、エンジンの動力で圧力を上げる装置なので常に強い力がかけられています。

他の装置は、目詰まりやゴミが溜まるなどの故障が大半です。それに対して、エアーコンプレッサーは、圧力をかけることで出る熱の焼き付きが故障の原因となります。

エアコンはどこで修理できる?

季節によっては、エアコンが故障すると自動車に乗れない事態が発生します。修理を依頼したくても自動車のエンジンやボディなどの故障ではないので、どこに持って行けば良いのが悩みます。

エアコンの修理は、ディーラーや最寄りの整備工場、自動車電装業者の他にもガソリンスタンド、カー用品店などでして貰えます。ガスの充塡だけであれば待っている間に完了しますが、他の箇所に故障が見つかった場合は自動車を預かっての修理が必要です。

エアコンの上手な使い方

エアコンの上手な使い方

自動車の部品や装置は、年数が経過すれば劣化も進み故障の原因となるのは否めません。しかし、エアコンを上手く使えば、部品や装置の劣化を抑えエアコンの故障を防ぐことができます。

エアコンの上手な使い方は下記の通りです。

冬場はA/Cスイッチをオフにしておく

自動車の暖房は、エアコンではなくエンジンの熱風を利用して作られています。A/Cスイッチを切っても温風は出てくるので車内は暖められられ、エアーコンプレッサーを稼働させる必要もないので劣化のスピードを遅くすることが可能です。

設定温度は23度〜25度にしておく

自動車に乗ると暑さのあまり、18度でフル回転させて冷風を出そうとする人がいます。しかし、この行為を繰り返すとエアコンの装置に負荷がかかります。18度でフル回転させてもエンジンをかけてすぐの自動車には、生温い風が吹き込むだけでメリットはありません。設定温度は23度〜25度あたりで負荷をかけないようにしましょう。

窓を開けて室内の熱を取り除く

夏場に自動車を停めておくと、室内温度は50度以上になることもあります。この状態でいきなりエアコンをかけても車内が冷えるまでには時間がかかります。その間、エアコンはフル稼働しているため、装置の劣化に繋がります。

自動車の窓を開け室内の熱気を外に出してから、エアコンをつければフル稼働させることもありません。

古い車種は乗り換えを検討も!

古い車種は乗り換えを検討も!

エアコンの部品や装置が故障した場合、交換の可能性が大きくなります。交換部品や修理箇所にもよりますが、エアーコンプレッサーの交換となれば、数万円〜十万円以上かかってしまうこともあるのです。

比較的新しい自動車であれば、リビルド品(再利用した部品)で安く抑えることも可能ですが、古い車種はリビルド品がない場合もあります。

さらに修理代が高くなることも想定されるので、古い車種に乗っている人はこの機会に新車の乗り換えを検討してみましょう。

  • 購入するための頭金の準備ができない
  • 新車に乗りたいけど手続きが面倒
  • 維持費まで考えると購入は躊躇う

上記のような理由から、新車への乗り換えを悩んでいるという人にはカーリースの利用がおすすめです。

クルカは頭金不要で車検や税金などの維持費も月額料金に含まれておりますので、リース料以外の急な出費の心配がありません。

まとめ

まとめ

今回は、自動車のエアコンが効かない時、どうすればいいのか?その対策とエアコンを長持ちさせる方法を解説してきました。

もしエアコンが壊れてしまった場合には、具体的にどこが原因なのか念入りにチェックして修理箇所を特定しなければならないため、ガソリンスタンドやカー用品店などの業者での修正が必要になってしまいます。

古い車種のエアコンの場合、修理代が10万円を超える恐れもありますので、見積もりの結果があまりにも高額になってしまうようであれば、カーリースを含めた新車への乗り換えも検討をしてみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者

小嶋 啓意

小嶋 啓意

クルカ事業部 統括マネージャーを務める小嶋です。新卒から自動車業界一筋15年のキャリアがあります! 大学卒業後、某大手国内ディーラーの営業職を経て、クルカに入社しました。 自動車業界のキャリアの長さは社内屈指。「車といえば、小嶋さん」と社内で言われるレベルの車好き。車は三度の飯より大好きです! ディーラーや現職の営業経験を生かした車選びのご提案が得意です。長年の経験から、お客様にとって最適な1台をご用意いたします。 営業時代は商品のスペックを理解し、お客様に提案することをモットーにしましたので、自動車のスペックに精通しています。 弊社Youtubeチャンネルでは、車選びの知識やクルカで取り扱っている車種の解説もしています。 ぜひ車選びの参考にしてみてください! →YouTubeクルカ公式チャンネル

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