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更新日 2024.08.30(公開日 2021.10.21)
カーリースに駐車場は必要!種類や選び方から車庫証明の取り方まで解説
車を所有している人にとって必須となるのが駐車場。
これから車を購入しようという人は、駐車場も検討しなければなりません。
マイカーと同様、カーリースの場合も駐車場を契約し、車庫証明を取得する必要があります。
本記事では、カーリースにおける駐車場の選び方やポイント、カーリース契約で重要となる車庫証明の取り方について解説します。
カーリースでも駐車場は必要!
最初に結論をいえば、カーリースにも駐車場は必要です。
マイカーのように乗れるカーリースでは、契約者が使用者として登録されます。それに対してレンタカーやカーシェアリングでは、事業者が車を保管します。
つまりカーリースの場合、契約者に登録されている以上、ご自身で車の保管や管理を行わなければならず、駐車場も自ら確保する必要があります。
また、駐車場の納車前に車庫証明(自動車保管場所証明書)を準備することも重要です。これによって、カーリースの契約時にリース車の保管場所が確保されていることが証明されるからです。
カーリース契約が決まった段階で、ぜひ駐車場を準備しておきましょう。
カーリースの車庫証明とは?
前述したように、カーリースを契約する上で、駐車場の契約が欠かせません。車を置く場所の確保、というだけでなく、車庫証明とも大きく関わるからです。では、そもそも車庫証明とは何でしょうか。
車庫証明とは何?
車の購入経験があれば、車庫証明はある程度馴染みのある用語でしょう。
ここで改めて解説すると、車庫証明とは車を購入する際に必要となる書類のことです。「自動車の保管場所の確保等に関する法律」という法律によって届出が定められています。
法律名の通り、自動車の保管場所が確保されていることを証明するものであり、自動車の所有者が変わったり、所有者の住所や事業所が変更したりした場合にも届け出なければなりません。
車庫証明を届け出ることで、車を保管できる駐車場の確保を証明し、「公道における違反駐車などの防止」につながります。
カーリースで車庫証明を取る方法
マイカーと同様、カーリースにおいても駐車場の契約と、車庫証明の届け出が必要であることをお伝えしました。
ここでは、カーリースで車庫証明を取得するに必要な書類と、申請の手順を解説します。
車庫証明に必要な書類
車庫証明の取得には、以下の書類が必要です。
①保管場所証明書
普通自動車と軽自動車で名称が変わり、前者は「自動車保管場所証明申請書」、後者は「自動車保管場所届出書」です。車名や型式、車台番号など、申請する自動車の基本情報を記載します。
②保管場所標章交付申請書
保管場所証明書と同様、自動車の基本情報が記載されています。
③保管場所の所在図・配置図
駐車場の位置を地図で示したり、ご自身の自動車の配置を図にしたりして提出します。駐車場の管理会社によっては、これらを用意してくれる場合もあります。
④駐車場利用者の本人確認書類
運転免許証など、使用者の住所が確認できる書類が必要です。
⑤保管場所に関する書類
保管場所が自己保有地であれば「保管場所使用権原疎明書面」、保管場所として駐車場などを借りる場合は「保管場所使用承諾証明書」になります。
車庫証明の申請手順
前述の5つの書類が揃ったら、警察署で申請を行います。
その際、申請手数料(2200円前後)と標章交付手数料(500円前後)が発生するので、忘れずに用意してください。
また、書類に記載ミスがある可能性も考慮して、訂正印を持参すると良いでしょう。
書類が受理されると、「納入通知書兼領収書」が交付されます。車庫証明を受け取る際に必要になるので、大切に保管してください。
申請から3〜7日後、警察署の窓口に「納入通知書兼領収書」を提出すると、「車庫証明書」「保管場所標章番号通知書」「保管場所標章」が受け取れます。「保管場所標章」は自動車の後部座席に貼り、カーリースの納車の際に持参してください。
駐車場の種類について
カーリースは返却時、基本的に原状回復しなければなりません。そのため保管場所となる駐車場選びが大切です。初めに「屋外駐車場」と「屋内駐車場」のメリット・デメリットをお伝えした上で、各種駐車場について詳しく説明します。
屋外駐車場のメリット
車高制限がなく見晴らしも良いため、車庫入れに自信のない人でもスムーズに駐車することができます。
機械式などとは違い、入出庫自体もスムーズに行うことができるため利便性が高いです。
また、土地さえあれば簡単に建設できる屋外駐車場は数が多く、自宅近くなどの好立地に見つけやすいのもメリットだと言えるでしょう。
屋外駐車場のデメリット
一方、雨風を避けることができないため、屋内に比べると車が汚れやすいです。
砂利道など場内の舗装状況によっては、駐車場を走行するだけで車が汚れてしまったり、飛び石によりキズが付いたりするリスクも大いに考えられます。
また容易に人が侵入しやすいため、車へのいたずらや車上荒らし、盗難などのリスクも高まります。
人目につきやすい立地か、防犯カメラの設置はされているかなどのセキュリティ面も重視することでデメリットをカバーできるでしょう。
屋内駐車場のメリット
雨風を防げるため、屋外に比べて車へのダメージが軽減されます。
また天気の悪い日であっても車の乗り降りがしやすく、小さなお子さんのいる家庭や車いすの方なども安心して利用することができます。
場所によっては管理人が常駐しているなど、セキュリティ面の心配が少ない点もメリットと言えるでしょう。
屋内駐車場のデメリット
屋外に比べると環境が良いことが多く、それに伴い賃料も割高となる傾向にあります。
車高制限が発生してしまうため、大きな車に乗る場合には注意が必要です。
また、駐車場の作りによっては入出庫に時間がかかってしまいます。
「屋外駐車場」と「屋内駐車場」のメリット・デメリットをご説明しました。次に、駐車場の種類別に特徴を解説していきます。
平面駐車場(屋外/屋内)
もっとも一般的であるのが「平面駐車場」です。
いわゆる「青空駐車場」と呼ばれるような屋外の駐車場以外にも、建物の1階部分などの屋根がついたタイプの駐車場などがあります。
使い勝手の良いタイプの駐車場ですが、検討の際には「屋外か屋内か」「舗装状況はどうか」「セキュリティ面はどうか」「通りは見通しが良いか」などをチェックして選ぶと良いでしょう。
機械式駐車場(屋外/屋内)
車を載せる「パレット」という台を稼働させることで車の出し入れを行う機械式駐車場。
マンションなどに設置されている「地上二段式」「昇降横行式」や、駅チカなどの狭い土地でよく見られる「エレベーター方式」「垂直循環方式」のいわゆるタワー駐車場など、機械式にもさまざまな作りがあり、作りによって屋外か屋内かの違いも出てきます。
機械式駐車場のメリットは、平面駐車場に比べて賃料が割安であること。
また車自体は機械の中に入るため、場内での接触事故や盗難・いたずらなどのリスクが低くなるといったメリットもあります。
しかしながらシステム上、入出庫に時間がかかってしまうため、頻繁に車に乗り降りする人にとっては少々厄介かもしれません。
また、停電時や故障時、メンテナンス時など一時的に駐車場を利用できなくなるケースも考えられます。
入庫可能な車のサイズには制限があるため、サイズオーバーしないかどうか事前に確認する必要があります。
自走式立体駐車場(屋内/屋外)
自立式の立体駐車場は、商業施設などの駐車場の一画を月極駐車場として貸し出されているケースが多いです。
基本的には屋根付きですが、駐車する場所によっては雨風が避けられず、屋上の場合は屋外と変わりなく天候などの影響を受けます。
商業施設や駅などと直結している所が多いため、買い物がしやすいなど利便性が高く、「防犯カメラがある」「警備員がいる」など防犯性にも優れています。
デメリットとして、その特徴ゆえに賃料が高くなる傾向があります。また、場内が混雑していたり、事故が起きていたりすると、入出庫に時間がかかることも考えられるため、時間に余裕を持って行動する必要があるでしょう。
駐車場の選び方
上記で解説した駐車場の探し方は、主に3つあります。
- 自宅近くの駐車場を見つける
- ネットで検索
- 不動産会社に行く
自宅近くで気になる駐車場があれば、管理会社に連絡して空き状況の確認をしてみましょう。
ネットにも情報が掲載されていることがあるので、検索してみるのもおすすめです。
また近所の不動産会社に直接行って相談してみると、ネットには載っていない情報も紹介してもらえるかもしれません。
駐車場を決めるときのポイントと注意点
先述した種類別のメリット・デメリットなども踏まえ、駐車場を決める際のポイントや注意すべきことについて説明します。駐車場を決める際の参考にしてみてください。
ポイント
- 車の大きさと駐車場の広さが合っているか(狭すぎないか)
- 自宅からの距離が遠すぎないか
- 通りの見通しは良いか(事故のリスクが少ないか)
- 路面は舗装されているか
- 場内のセキュリティ対策はされているか
特に「車室の広さが自分の車のサイズに合っているか」「切り返しスペースは十分にあるか」「通りの見通しは良いか」といった点は、可能であれば現地へ行き自分の目で見て確かめましょう。
注意点
- 自宅から駐車場までの距離は2km以内
- 契約には時間がかかる可能性もある
法律上、駐車場は自宅から2km以内の場所でないと車庫証明が取れませんので、自宅から離れすぎてしまう場合には注意してください。
また契約から利用可能になるまでには平均して1週間程度かかるため、カーリースを契約すると決めた時点で早めに準備しましょう。
気になる駐車場を見つけたら空き状況を問い合わせて、契約以降の流れなども事前に確認しておくと、その後の日程調整もスムーズに進みます。
まとめ
カーリースでもマイカーと同様に駐車場が必要であることや、車庫証明の申請方法に加えて、駐車場の種類や選び方のポイントについて解説しました。
駐車場の契約にしても、車庫証明の申請にしても、早めに準備を進めておくとカーリース契約後の流れがスムーズになります。
ここでご紹介したポイントなどを参考に、自分に合ったカーリースの駐車場をじっくり探してみてください。
この記事の執筆者
関 秀紀
クルカ営業部 マネージャーの関 秀紀です。大学卒業後に某大手自動車メーカー系のリース会社を経て、クルカに入社。 リースキャリアは前職から合わせて5年。普段は営業職としてお客様に最適な車選びをご提案しています。 前職時代には保険人募集の資格を取得。自動車保険の提案も経験しており、安心・安全なカーライフのサポート。車選びと保険の相談は、是非、関までご連絡ください! 一人ひとりのお客様に良いご提案ができるようがんばります。
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