更新日 2021.11.18(公開日 2021.11.17)

カーライフ

リレーアタックとは?

リレーアタックとは?

最近、車両盗難の手口として上げられているリレーアタック。この言葉だけを聞くとどのような手口で盗難に遭うのか予測できません。リレーアタックは、最新の技術を駆使した車だからこそ使える手法で被害は年々増加傾向にあります。しかし、その手口を知っておくことで、愛車を盗難から回避させることが可能です。

今回は、リレーアタックとは何か?リレーアタックの仕組みや盗難手口からその防止策について解説していきます。

スマートキーの仕組み

以前は、鍵穴へ鍵を差し込んで回すと開閉できる道具でした。しかし、時代の進化とともに便利さや性能に特化した鍵が開発されたのです。そのなかの1つにスマートキーがあります。

スマートキーは、各メーカーで呼び名が違います。

  • トヨタ:スマートキー
  • 日産自動車:インテリジェントキーシステム・インテリジェントキー
  • 本田技研工業:Hondaスマートキー・スマートカードキーシステム

本来は、トヨタが使っていたスマートキーという名称が、同じ機能を持つ鍵の総称として使われています。

スマートキーは、キーレスエントリーを進化させたものです。キーレスエントリーは、鍵に付いているボタンを押して解錠や施錠ができる鍵です。一方、スマートキーは、微弱な電磁波を発信することでドアの解錠や施錠をします。この電磁波は、ドアに近づかないと届きません。そのため、カバンやポケットにキーを入れた状態のままで車に近づく、もしくはドアノブに触れるとドアが開く仕組みとなっているのです。

従来の解錠方法であれば、鍵を差し込むときうまく入らず、鍵穴の周辺を傷つけたり、鞄から鍵を探す手間などのデメリットがありました。しかし、スマートキーであれば、これらの問題が全て解決されます。

リレーアタックとは?(手口など)

リレーアタックとは?(手口など)

スマートキーがあれば、鍵穴に差し込むことはなく鍵を探す手間もないため一気に浸透したアイテムです。しかし、スマートキーの便利さを悪用した犯罪であるリレーアタックが年々増加しているのです。

それでは、リレーアタックの手法を見ていきます。

  1. 犯行グループ(2〜3人)の1人がスマートキーを持った人(ドライバー)に接近する
  2. 特殊な装置を使い、スマートキーの微弱電波を受信する
  3. 受信した電波を増幅させて仲間に送信する
  4. 増幅させた電波を受けた受信機を持って車に近づく
  5. 自動車のロックを解除
  6. エンジン始動

このような手法で、最終的には盗難へ繋がるのです。リレーアタックの手口は巧妙ですが、ある程度の知識や特殊な装置があれば実行できます。又、短時間で行える犯罪なので誰でも狙われる恐れがあるのです。

スマートキーと車の距離が1km圏内にあれば解錠することが可能です。スマートキーは、通常セキュリティシステムのイモビライザーはセットとなっています。しかし、電波を増幅させることで車に誤情報を送り込み容易に盗難ができる環境を作ってしまうのです。

2000年代にスマートキーの車が世界中で人気となり、それとともに海外で広がったリレーアタック。日本でも2017年頃から各地でリレーアタックでの盗難被害が発生しています。その後、盗難車両はスマートキーを交換して乗られていたり、解体をして海外へ輸出されているのです。

リレーアタックの防止策

リレーアタックの防止策

鍵を壊したり車を引っ張るなどの荒い手口ではなく盗難が行えるリレーアタックは、車の進歩を逆手に取った手法です。しかし、その方法はスマートキーから発信される電磁波を増幅させるという至ってシンプルといえる方法なので、それさえ防止できれば盗難被害に遭うこともありません。

それでは、リレーアタックの防止策について見ていきます。

遮断ケースに入れておく

リレーアタックは、電磁波を増幅させることで第三者が簡単に車を動かせます。そのため、電磁波を遮断しておけば盗難に遭うことはありません。電磁波を遮断するには、専用のケースや入れ物に入れておくもの有効的です。

電磁波を遮断できる専用のキーケースを販売しているメーカーもあります。カー用品店やインターネットからでも様々な遮断ケースが販売されているので購入することをオススメします。

玄関先や車に近い場所にスマートキーを置かない

スマートキーから出る電磁波が届くのは範囲は車から1m程度です。

「家のなかにスマートキーを置いているから大丈夫」

しかし、玄関先や車に近い場所へスマートキーを置くと、電磁波を拾われてしまう可能性もあるのです。家のなかでも、車の近くにスマートキーを置く場合は収納ケースに入れるか車から離れた場所で保管しましょう。

電磁波を出さないように設定をする

メーカーによっては、電磁波を一時的に出さないようにする節約モードがスマートキーについています。車から離れるとき、節約モードに設定しておけば電磁波を出すことがないので、リレーアタックでの盗難の恐れはありません。

2021年最新の盗難手口

スマートキーは、車に触れることなく鍵を解錠、施錠できる便利なアイテムです。しかし、技術の進化とともにそれらを逆手にとった盗難も増加しているのです。

リレーアタックの他にも、最新の盗難手口には下記のようなものがあります。

CANインベーダー

最近、リレーアタック以上に横行している盗難手口としてCANインベーダーがあります。CANインベーダーは、スマートキーの性能を逆手に取る方法ではありません。2021年には、この手法で200台近くの車を盗んだ窃盗グループが検挙されています。

CANインベーダーとは、車のCPUにあるCAN信号に不正にアクセスをして制御システムを解除、ドアの開閉をやエンジン始動を自由に行う手法です。CPUは、コンピュータの頭脳ともいわれます。車のCPUに不正アクセスされれば、盗難が可能です。

CANインベーダーを防止するためには、車を動かないようにハンドルロックやタイヤロックといった方法で車を動かない状態にします。ロックをするための装置は、カー用品店で販売されていますので防止策として購入しておきましょう。

コードグラバー

コードグラバーは、リレーアタックと類似した手法です。しかし、リレーアタックより精密でスマートキーの電磁波からキーの情報をコピーして、さらにイモビライザーの暗号キーを複製します。そのため、1人でも早ければ数秒で盗難が行うことができるのです。

コードクラバーもCANインベーダー同様、タイヤロックやハンドルロックといった物理的な方法が有効的な防止策となります。

まとめ

まとめ

今回は、リレーアタックとは?最新の盗難手口からみる防止策を解説してきました。

スマートキーは、電磁波を利用して鍵を差し込まなくてもドアの解錠、施錠ができるアイテムです。最新のコンピューター技術が取り込まれた車が発表されています。しかし、逆手にとった犯罪も横行しています。

車を傷つけることもなく、大人数での窃盗でもない手法なので、周囲からすれば窃盗していることすら気が付かないこともあるのです。

車から離れるときは、スマートキーを車から離したり専用ケースに入れるなどの防止が効果的です。また、タイヤやハンドルにロックをかけるなどの防止策を上手く利用して、愛車をさまざまな盗難の手口に対応していきましょう。

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この記事の執筆者

小嶋 啓意

クルカ営業部のGMを務める小嶋です。新卒から自動車業界一筋15年のキャリアがあります! 大学卒業後、某大手国内ディーラーの営業職を経て、クルカに入社しました。 自動車業界のキャリアの長さは社内屈指。「車といえば、小嶋さん」と社内で言われるレベルの車好き。車は三度の飯より大好きです! ディーラーや現職の営業経験を生かした車選びのご提案が得意です。長年の経験から、お客様にとって最適な1台をご用意いたします。 営業時代は商品のスペックを理解し、お客様に提案することをモットーにしましたので、自動車のスペックに精通しています。 弊社Youtubeチャンネルでは、車選びの知識やクルカで取り扱っている車種の解説もしています。 ぜひ車選びの参考にしてみてください! →YouTubeクルカ公式チャンネル

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