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更新日 2024.08.29(公開日 2024.8.13)

カーリース

カーリースの審査とは?通らない理由と落ちた時の対処法を解説

カーリースの審査とは?通らない理由と落ちた時の対処法を解説

カーリースの利用を検討する際、「審査に通らないのでは?」と不安に感じる方もいると思います。多くの人は問題なく審査に通りますが、何らかの理由によって審査に落ちる人がいるのも事実です。

では、カーリースの審査に通る人と通らない人の違いは、いったいどこにあるのでしょうか?本記事では、カーリースの審査基準と審査に通らない理由、審査に落ちた時の対処法を紹介します。

カーリースの審査に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

カーリースの審査基準

カーリースの審査基準

車を購入するときのカーローンと同じく、カーリースにも一定の基準を設けて審査がおこなわれます。具体的な審査基準は公表されていませんが、おおよそどのカーリースでも同程度の基準で審査していると考えられます。

その審査基準としてみられるのが、以下の5つの要素です。

  • 年収
  • 勤務先・勤務年数
  • 雇用形態
  • 借入金の現状
  • 資産

これらの基準について、詳しくみていきましょう。

年収

一般的なカーリースでは3年・5年・7年など、数年間の契約を結んで月額料金を支払いながら車に乗ることになります。

そのため、利用者にどの程度の年収があるかは、審査では欠かせないポイントとなります。

というのも、カーリースは「リース会社が所有する車を借りている状態」であり、カーリース側は月々の支払いが滞るリスクを回避しなければなりません。

明確に「〇〇万円以上であれば審査に通過する」と決まっているわけではありませんが、一般的には200万円以上が審査に通る基準といわれています。

ただし、年収が審査基準を上回っていてもほかの要素で落とされることもあるため、あくまでも総合的に判断されると考えておきましょう。

勤務先・勤務年数

収入の安定さをみるために、勤務先や勤続年数も判断基準の1つとなります。一般的には大企業や公務員は審査に通りやすいとされていますが、そのほかの企業でも問題なく審査に通ります。

また、勤務年数が長い人ほど安定的な収入があるとみなされるため、審査に有利になります。逆に勤務年数が短い人は、収入が不安定と判断されて不利になることも。

勤務年数は3年以上であれば有利になりやすく、1年未満では審査に通りづらい傾向にあります。

たとえ有名な企業であっても、転職などで勤務年数が1年未満の場合は審査で不利になるため、最低でも1年以上経過してから申し込むことをおすすめします。

雇用形態

カーリースの契約者がどのような雇用形態で働いているかも、審査で確認されるポイントとなります。

正社員であれば収入が安定しているとみられる一方で、パートやアルバイト、派遣社員のような非正規雇用は審査で不利になることがあります。

とはいえ、「非正規雇用=カーリースの審査に通らない」というわけではなく、200万円以上の収入が安定的にあれば審査に通る可能性は十分あります。

また、収入が不安定な個人事業主も審査で不利になりやすく、事業が赤字の場合は審査に落ちる可能性が高いです。

借入金の現状

カーリースでは、現在の借入金についても審査対象となります。複数の金融機関から借入がある方や借入額が多額になっている方はカーリースの審査に通りづらく、落ちてしまうこともあります。

たとえば、

  • 住宅ローン
  • クレジットカード会社のキャッシング
  • 携帯料金

などの支払いが滞っている・過去に長期滞納したことがある、などの状況が確認されれば、審査に通らない可能性が高まります。

また、カーリースでは他のローン審査と同じように、「返済負担率」という収入に対する借入額の割合が重視されます。

この返済負担率は、収入の30〜35%までに収まるかどうかが審査に通る基準になるといわれており、カーリースの利用を含めると35%を超える場合は審査に通りづらくなります。

資産

所有している家や自動車を保有している場合、審査に通りやすいといわれています。

住宅ローンがまだ残っている場合でも家そのものが資産と認められるため、ローンの有無は問われません。(もちろん滞りなく支払っていることが条件となります)

ただ、資産がないからといって審査が不利になるわけでなく、資産があっても年収が低過ぎれば落ちますし、資産がなくても支払い能力に問題がないと認められれば審査に通るはずです。

あくまでも要素の1つですが、審査に有利になる資産があれば積極的に提示しておきましょう。

カーリースの審査に通りにくい理由

カーリースの審査に通りにくい理由

カーリースの審査に通らない方には、いくつかの共通点があります。審査基準は公表されていなくても、その共通点を知っておくことで対策を取りやすくなります。

カーリースの審査に通らない代表的な理由には以下の3つがあり、内容によっては事前に対策できるものもあります。

  • 収入が不安定
  • ブラックリストに掲載されている
  • 申告に嘘がある

これらの理由について、1つずつ詳しくみていきましょう。

収入が不安定

カーリースの審査でもっとも重視されるのが「支払い能力」です。カーリースやローンなどの毎月支払いが発生するものは、安定した収入がなければ支払い続けることができません。

収入が不安定な場合、「本当に月々滞りなく支払えるのか?」という疑問を感じさせることになり、審査に通りにくくなります。

たとえば、

  • 収入が200万円未満
  • 勤務形態が非正規など不安定
  • 勤続年数が1年未満

などの状態では審査に通りづらく、落ちてしまうこともあります。ただ、カーリースでは他の要素も含めた内容も含めて判断されるため、非正規でも勤続年数が長かったり年収が基準を超えていれば、審査に通ることもあります。

ブラックリストに掲載されている

住宅ローンの滞納や携帯電話料金の払い忘れなどはすべて『信用情報機関』に登録されます。

この事故情報が登録されている状態は「ブラックリスト掲載者」となり、過去数年間で任意整理や自己破産した情報などもすべて載っています。

ブラックリストに掲載されると、カーリースだけでなく各種ローン、携帯本体の割賦契約、クレジットカードの新規申し込みなどの審査に通らなくなります。

ただし、借入を完済するなどすべての負債をなくし、5〜10年以上経過すると事故情報は抹消されるため、永久にブラックリストに載るわけではありません。

ブラックリストとカーリースの関連については、以下の記事で詳しく解説しています。

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申告に嘘がある

ご自身の状況が不利だからといって、虚偽の申告をすると100%審査で落とされます。

カーリースの審査での虚偽申告は必ず発覚し、最悪の場合は訴えられる可能性もあり、絶対にしてはなりません。

また、一度でも虚偽申告をおこなうと、今後ほかのカーリースやローン審査で不利になることもあります。

審査に通るか不安な方は、のちほど紹介する対策をとることで通りやすくすることも可能なので、申告に嘘をつくことは絶対にしないようにしてくださいね。

支払いが滞る可能性がある

過去に延滞や滞納を繰り返した経験がある方は、支払いが滞る可能性があると判断されて審査に通りづらくなります。

カーリースの審査では複数の信用情報機関で情報を照会します。このとき、過去に滞納を繰り返していたり、収入に対して借入額が多すぎることが判明したりすると、支払い能力がないと判断されやすくなります。

過去の延滞・滞納などの事故情報は一定期間消すことはできませんが、これからは支払うべきものは期限内に支払うなどを意識して、信用される状況を作っていく意識が大切です。

カーリースの審査に落ちた人の実体験5つ

実体験①

クレジットカードの支払いで口座に残高が足りないことに気づかず、複数回延滞をしてしまった。

実体験②

カードローンの利用があり、返済額が大きい。

実体験③

過去に債務整理した経験があり、現在は正常な状態になっている。

実体験④

転職歴が多く勤続年数が短い。安定した収入がない。

実体験⑤

家族の車を複数台ローン等で購入しており、債務超過になっている。

ちなみに審査なしのカーリースはある?

ちなみに審査なしのカーリースはある?

一部では「審査なし」としているカーリースもあります。しかし、このようなカーリースでも社内で定めた基準での審査をおこなっているケースが多く、まったく審査されていないと思わないほうがよいでしょう。

ただ、通常のカーリースの審査では2〜3つの信用情報機関の情報を確認するのに対して、審査なしと謳っているカーリースでは、1つしか確認しないなどのケースもあるようです。

審査なしのカーリースは一見よさそうに感じるかもしれませんが、手数料が割高になっていたりサービス内容が不十分だったりと、結果的にデメリットの方が上回る可能性もあります。

どのようなカーリースを選ぶかは自由ですが、少しでも不安を感じるようであれば、審査ありの一般的なカーリースを選ぶほうが安心といえるでしょう。

審査なしのカーリースに関する情報を以下の記事に詳しくまとめていますので、あわせてご覧ください。

関連記事

カーリースは審査なしで利用可?審査項目や通りやすくなる方法などを解説

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カーリースの審査前に確認すること

カーリースの審査前に確認すること

次に、カーリースの審査前に確認しておきたいことについて紹介します。

審査に通るか不安な方は、以下の2つのポイントを確認しておきましょう。

  • 個人信用情報の記録をチェックする
  • 繰上返済が可能な借入金をチェックする

個人信用情報の記録をチェックする

カーリースの審査を受ける際、ブラックリストに掲載されている恐れがある方は、信用情報機関で情報開示をおこない状況を確認しておくとよいでしょう。

もしブラックリストに載っていることが判明した場合、情報が消えるまで待ってからカーリースの審査を受けることをおすすめします。

信用情報機関は3つあり、それぞれ登録・管理されている情報は以下のように異なります。

信用情報機関加盟企業の種類登録情報の内容
CIC消費者金融
信販会社
クレジットカード
消費者金融の利用履歴
など
JICC消費者金融
金融機関
クレジットカード
消費者金融の利用履歴
カードローンの利用履歴
など
KSC銀行などの金融機関銀行のローン商品

これらの信用情報機関に情報開示を請求することで、ご自身のローンやキャッシング、割賦販売などの利用状況・支払い状況などについて、事前に確認することができます。

また、携帯電話などの支払いで振り込み用紙を使っている場合、「気づかないうちに支払いそびれていた」というケースもあります。延滞・滞納の発生を未然に防ぐ対策としても、信用情報の開示請求は有効です。

繰上返済が可能な借入金をチェックする

もし返済できるローンやリボ払いがあれば、できるだけ返済しておきましょう。

繰上返済は月々の返済以外に元本の返済に充てられるもので、一時的に負担は増えますが返却期間を短縮することができます。

カーリースの審査では、借入額や返済負担率が少ないほど通りやすくなります。そのため、完済できるものがあれば早めに支払っておきましょう。

カーリースの審査に落ちた時の対処法

万が一、カーリースの審査に落ちた場合、どうしたら良いのかわからなくなる方もいるかもしれません。

審査に落ちた理由や原因は教えてもらえませんが、これから紹介する対処法をとることで、審査に通る可能性を高められます。

カーリースの審査に落ちた方は、次の4つの対処法を試してみてください。

  • 保証人を立てる
  • 頭金を払う
  • 長期契約を選ぶ
  • 安価なカーリース会社を選ぶ

以下で1つずつ詳しく紹介していきます。

保証人を立てる

1つ目の方法は、保証人を立てることです。保証人は契約者本人と同じ責任を負う人のことで、契約者の支払いが滞った場合、代わりに支払い義務が発生します。

保証人に適している人は、

  • 一定以上の収入がある
  • 安定した収入がある
  • 安定した職業・雇用形態
  • 過去に債務履歴のトラブルがない

など、返済能力に問題がないと客観的に判断できる人です。親や親戚などの近しい人を保証人に立てるのが一般的ですが、後々トラブルにならないよう、事前にしっかり話し合って計画的におこなうようにしましょう!

頭金を払う

2つ目の方法は、頭金を払うことです。カーリースの魅力の1つに、頭金がいらないことが挙げられますが、最初にまとまったお金を支払っておけば、審査対象となる総額を減らせるようになります。

基本的には審査対象となる金額が高いほど審査は厳しく、安いほど甘くなる傾向にあります。そのため、審査対象となる金額が少なければその分審査に通りやすくなり、カーリースを利用できる確率がグッと高まります。

ただ、頭金としてまとまったお金が必要になることと、カーリースによっては頭金の支払い不可としていることもあるので、事前に確認しておくことが大切です。

長期契約を選ぶ

3つ目の方法は、長期契約を結ぶことです。一般的なカーリースでは、契約期間が長いほど月額料金が下がる傾向にあります。

たとえば、100万円の支払いを3年(36ヶ月)で割るのと5年(60ヶ月)で割るのでは、月々の支払額は大きく異なり、5年の方が1ヶ月の利用料金が安くなります。

例)100万円の支払い額を3年と5年で比較した場合

  • 36ヶ月÷100万円=27,777円
  • 60ヶ月÷100万円=16,666円

このように、長期間で分割した方が毎月の返済額は安く、「返済負担率」も少なく抑えられることがわかると思います。

ただし、原則カーリースは中途解約ができず、何らかの理由で解約する場合は違約金の支払いが発生します。

なかには3年などの短期契約でも月々の利用料金をおさえられるカーリースもあるため、「月額費用が安いから」という理由だけで契約期間を長くするのは避けましょう。

安価なカーリース会社を選ぶ

4つ目は、安価なカーリースを選ぶ方法です。万が一、カーリースの審査に落ちたとしても、ほかのカーリースで再度審査を受けることは可能です。

その際に、月額料金の安いカーリースを選ぶことで、審査に通りやすくなります。

もしくは同じカーリースでも、

  • 安い車種を選ぶ
  • 車のグレードを下げる
  • オプションを減らす
  • 安いオプションを選ぶ

などに変更することで、審査対象となる金額が減り審査に通ることもあるため、一度審査に落ちたからといって諦める必要はまったくありません。

今一度、ご自身の収入に見合うカーリースや車を選ぶように意識してみましょう!

短期リースで賢く新車に乗ろう!おすすめプラン「新車カーリースクルカ」

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今回はカーリースで審査される要素や基準、審査前に確認することなどを紹介しました。

万が一、審査に落ちたからといって絶対にカーリースを利用できないわけではなく、保証人をつけたり安いカーリース・車種を選んだりすることで、審査に通る可能性は高められます。

「新車カーリースクルカ」では、3年以内の短期リースで新車に乗り続けることができます。

頭金やボーナス払いはなく、手数料や税金、諸費用などはすべてコミコミ!最低価格保証を設けているため業界最安値で人気の車種をリースできて、他社よりも高い場合はご相談も可能です。

カーリースの審査に不安を感じている方も、まずはお気軽に新車カーリースクルカまでお問い合わせください!

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この記事の執筆者

関 秀紀

関 秀紀

クルカ営業部 マネージャーの関 秀紀です。大学卒業後に某大手自動車メーカー系のリース会社を経て、クルカに入社。 リースキャリアは前職から合わせて5年。普段は営業職としてお客様に最適な車選びをご提案しています。 前職時代には保険人募集の資格を取得。自動車保険の提案も経験しており、安心・安全なカーライフのサポート。車選びと保険の相談は、是非、関までご連絡ください! 一人ひとりのお客様に良いご提案ができるようがんばります。

ちか

ちか

日常使いは軽だけどクラシックカー好き。 近隣県までドライブ&ご当地グルメを堪能するのが休日の楽しみです!

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