トノカバーの役割や種類とは|新車のカーリースはクルカ
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更新日 2021.11.04(公開日 2021.11.2)

オプション

トノカバーの役割や種類とは

トノカバーの役割や種類とは

昔の自動車にはトノカバーはどの車にも付いておりましたが、最近ではほとんど見かけることがなくなりました。トノカバーを装備した車を見なくなった理由としては、標準装備からオプションの扱いになったためと言われています。
今回はそんなトノカバーの役割や種類、メリット・デメリットついて解説していきます。

日本でいうところのトノカバーとは?

1769年、日本は江戸時代にヨーロッパでは自動車が誕生しました。それから約250年を経て自動車は人類にとって今では欠かせないアイテムとなったのです。

トノーとは、フランス語で「酒類を入れる大樽、容器、カバー」という意味です。フランスでは、1903年にトノーという名前の自動車が登場しています。ヨーロッパでは自動車の名前として使われているトノーですが、日本では、オープンカーのフロントシート後部エリアやピックアップトラックの荷台部分を指す言葉として用いられるようになりました。

トノカバーの役割

トノカバーは、一般的にステーションワゴンやハッチバックなどの荷室を目隠しをするカバーのことをいいます。トノカバーを設置することで、荷物を隠しておけるので防犯や耐候性の向上、空力抵抗の低減の役割を担っています。さらに、車外へ荷物が見えないため乗員のプライバシーを守る目的にも使われているのです。

トノカバーの種類

トノカバーの種類

トノカバーの種類には大きく分けて2つあります。

  • ソフトタイプトノカバー
    トノカバーを自分で取り外したい方向け
  • シャッター式トノカバー
    防水機能も優れていて、荷台の高さよりも高い荷物を載せる方向け

ソフトタイプのトノカバーは、女性でも取り外しが簡単でコンパクトカーやミニバンなどに多く用いられるタイプです。一方、シャッター式は、SUVやオフロードタイプの自動車に主に使われ、巻き取り式でかさばらないような構造となっています。素材は、車種により布やビニール、プラスチックや革を使用しています。

トノカバーを設置するメリット・デメリットとは?

昔はトノカバーはどのメーカーでも標準装備として付けられていましたが、最近は標準装備であったトノカバーはオプションの扱いになっている車種が大半です。

そのため、トノカバーを設置するためには追加でオプションの費用がかかってしまいます。設置するかは自己判断となりますので、ここで設置をするメリット・デメリットについて理解を深めておきましょう。

トノカバーを設置するメリット

それでは、はじめにトノカバーを設置するメリットを挙げていきます。

荷室の荷物が隠し防犯性を高める

SUVやステーションワゴンはセダンとは異なり、トランクが独立していませんので、外から荷室に置かれた荷物が見えてしまいます。荷室に置かれた荷物を隠すことで防犯対策に繋がるのです。

日焼けを防止する

独立型のトランクルームがない自動車は、荷台に荷物を置くと直射日光が当たる恐れがあります。荷物にダメージを与えないように、トノカバーで直射日光を避けることが可能です。

トノカバーを設置するデメリット

防犯や荷物の劣化を防止するというメリットがあるトノカバーですが、使い方よってデメリットになってしまう場合があります。
それでは、トノカバーを設置するデメリットについて挙げていきます。

後部座席を調整しづらい

トノカバーを取り付けると後部座席をフラットにしたり調整することが困難となります。最近の自動車はシートアレンジがしやすくなっています。リラックスした空間を作れますが、トノカバーがあることで制限される恐れもあるのです。

荷物のサイズが制限される

トノカバーを設置することで荷室の容量が小さくなります。アウトドアや旅行などは荷物がおおくなりがちですが、トノカバーがあることで荷物の大きさや荷物量が限られてしまうのです。
また、自転車や背の高い荷物をなどを乗せる際にはトノカバーが不要で外したトノカバー自体が場所を取ってしまう恐れがあります。

トノカバーがつけられる車種

トノカバーは、車種により素材や違いがあります。しかし、ほとんどの車種オプションとして付けることが可能です。

それでは、トノカバーがつけられる車種をご紹介していきます。

トヨタハリアー

トヨタハリアー
出典:https://toyota.jp/harrier/gallery/?padid=from_harrier_top_gallary_exterior#des-ext

ハリアーは、トヨタを代表するクロスオーバーのSUVです。その人気は高く、高級車ゆえに盗難や車上荒らしも少なくありません。トノカバーを付けておくことで、荷室に置かれたものを隠すこともできます。

マツダCX-5

マツダCX-5
出典:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/

マツダのCXシリーズのなかでも、需要の高いCX-5はトノカバーが標準装備されています。リアゲートの開閉と同時にトノカバーが開閉するカラクリトノカバーが採用されているので、トノカバーを巻き取る手間がありません。

ホンダシャトル

ホンダシャトル
出典:https://www.honda.co.jp/SHUTTLE/

ホンダシャトルのトノカバーは、不要な時はひねってコンパクトに収納ができるものとなっています。オプションとして販売されているので、外部から荷物が見える心配もなく、プライバシーを守ることが可能です。

まとめ

まとめ

今回は、トノカバーの役割や種類、設置の必要性をメリット、デメリットを解説してきました。

トノカバーは、SUVやステーションワゴンのようにトランクがボディと一体化した荷室に取り付けられるパーツです。外部から車内に置かれた荷物を見えにくくすることで防犯にも役立ち、荷室に置かれた状態の荷物の色褪せ防止や劣化を防ぐためにも有効です。

最近ではオプションの取り扱いとなっておりますので、トノカバーの役割については十分に理解をし、自分のカーライフに必要かどうかをよく検討した上で購入をするようにしましょう。

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この記事の執筆者

小嶋 啓意

小嶋 啓意

クルカ事業部 統括マネージャーを務める小嶋です。新卒から自動車業界一筋15年のキャリアがあります! 大学卒業後、某大手国内ディーラーの営業職を経て、クルカに入社しました。 自動車業界のキャリアの長さは社内屈指。「車といえば、小嶋さん」と社内で言われるレベルの車好き。車は三度の飯より大好きです! ディーラーや現職の営業経験を生かした車選びのご提案が得意です。長年の経験から、お客様にとって最適な1台をご用意いたします。 営業時代は商品のスペックを理解し、お客様に提案することをモットーにしましたので、自動車のスペックに精通しています。 弊社Youtubeチャンネルでは、車選びの知識やクルカで取り扱っている車種の解説もしています。 ぜひ車選びの参考にしてみてください! →YouTubeクルカ公式チャンネル

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