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更新日 2022.01.06(公開日 2021.12.29)
新車のオプションとは
新車を購入の際、多くの方が一緒に何らかのオプション装備を追加するはずです。なんといっても新車には魅力的なオプション装備が多数用意されています。
ところでオプション装備はやはり装着しておくべきものなのでしょうか。例えばカーナビです。後から市販品を装着するというのではだめなのでしょうか?
そんな新車のオプションに関して、装着することのメリットやデメリット、さらに費用や、選び方などに関してご紹介していきます。
自動車のオプションとは?
自動車のオプションとは標準となる自動車に付け加える付属品のことを指します。今どきの新車にはエアコンやABS、先進安全装備など必要なものはほぼ標準搭載となっています。ならばオプションは必要ない?
しかし、カーナビやアルミホイール、ETCやエアロパーツなどはオプション設定がほとんど。そして、こういったクルマの走行に直接関係ない装備は、購入者が予算や好みに合わせて装着を“選択”できるようにオプション装備として別途用意されているものなのです。
メーカーオプションとは
メーカーオプションは自動車メーカーが製造ライン上で装着するオプションのことです。インパネと一体化したカーナビやLEDヘッドランプシステム、特別色など完成したクルマに後から追加装着が難しいものが設定されています。
これらはメーカーがそのクルマ専用に開発した特別装備なので、見た目にも車との一体感が高く、また機能性や性能的に優れているのが特徴です。
ディーラーオプションとは
ディーラーで後から取り付けるオプションのことです。ドアバイザーやフロアマットなど手軽なものに加えてカーナビ、エアロパーツなども用意されています。
ディーラーオプションのカーナビなどは、その車専用品ではなく、他の車種にも取り付け可能な市販品と同等のものがほとんど。そのため、納車後でも、また、中古車でも後から取り付けが可能です。
オプションを付けるメリット
メーカーオプションはそのクルマ専用品なので車との一体感が得られます。さらに、カーナビのGPS情報と連動してスムーズなシフトチェンジを行うなどといった、高度な機能を持つのもメーカーオプションならではの特徴です。
そして、自動車メーカーが自ら開発したものなので性能や信頼性も高く、車の一部という扱いのため、保証も車そのものと同等の長期間受けられる。さらに手放す際に査定のプラスになる可能性があるというのもメリットでしょう。
ディーラーオプションのメリットは、メーカーオプションより比較的手ごろなアイテムが選べるということ。特にカーナビなどはその傾向があります。さらに、新車購入の際の値引き交渉の材料に使えるというのも良い点ではないでしょうか。
オプションを付けるデメリット
市販品と比べると高価なのがデメリットと言えるでしょう。また、メーカーオプションは選択肢も決して多くありません。
さらに「このアイテムだけを装着したい」となっても、セット装着となっていて、いらないものまで一緒に選ばなくてはならないこともあります。そのため、思いのほか費用がかさんでしまうのはデメリットといえるでしょう。
オプションの相場
フロアマットやドアバイザーなど、手ごろなオプションは数千円~と比較的手ごろ。しかし、カーナビやアルミホイールはメーカーオプションなら15~50万円くらい。エアロパーツセットなどは30万円以上となるのも珍しくありません。市販品を購入するよりも高価な傾向があります。
おおよそですが、車両の新車価格とオプションの価格は比例し高級車ほど高額です。例えばランドクルーザー300のT-Connectナビゲーションシステムのオプション価格は45万7,600円(メーカーオプション)です。
対してコンパクトカー、ヤリスのT-Connectナビキットは11万円(ディーラーオプション)。機能やスピーカーの数、メーカーオプションかディーラーオプションかの違いはありますがその差は33万円もあります。
オプションの注意点
環境性能割は2019年10月に導入された税制度ですが、購入した車の取得価額と、燃費基準の達成割合に応じて課税される税金です。この車両取得価額にはオプションの金額も含まれるのでオプションの金額に注意が必要です。
少しでも節約したいなら、あえてオプションを装着せず車両取得価格を抑えるというのも一つの選択でしょう。例えば、カーナビは、クルマを購入後にカー用品店などで別途購入、取り付けを行えば環境性能割の課税対象とはなりません。
人気のあるオプション
フロアマット
車に欠かせないものですがオプションとして設定されていることがほとんどです。安い市販品もありますがインテリアとのマッチングを考えるとオプションでの購入がおすすめ。
ドアバイザー
雨の侵入を防ぎながら換気ができるドア用のひさしです。たばこを吸わない方には不要かもしれません。
カーナビ
高価なオプションの代表。メーカーオプションナビならインテリアに溶け込み美しい装着感が得られます。またクルマの走行機能や安全装備とも連動するなど機能性も高いのが特徴です。できるだけ負担を抑えたいならディーラーオプションや市販品を選んでもいいでしょう。
バックガイドモニター
カーナビとセットオプションとなっていることが多いオプションです。カメラで後方の視界を確保できるので見通しの悪い駐車場などに車を停める際に重宝します。
パーキングブレーキサポート
駐車時に障害物や人などを検知した際、警報や衝突被害軽減ブレーキ制御で危険を軽減してくれる装備。安全を重視するなら是非装備しておきたいオプションです。
ドライブレコーダー
人気のオプションです。オプションのカーナビと連動する高機能タイプもありますが、ドライブレコーダーは進化のサイクルが早く、また市販品のほうが価格も手ごろなのでオプションでの装着は検討の余地があるでしょう。
ETC
ETC車載器は、標準装備の車もありますが、多くはオプションです。最新のETC2.0も選べますが、恩恵はあまりないので装着するなら従来タイプのETC車載器がおすすめです。
まとめ
新車の見積りを取ってみたら想像していたよりも高かった! というときは、多くの場合原因はオプションです。フロアマットや安全装備など欠かせないものもありますが、市販品などで代用できるものも少なくありません。
カタログを見ると魅力的ですが、ここは冷静になって自分にとって本当に必要なものだけを賢く選ぶのが正解です。無暗にオプションを追加すると、環境性能割の課税額が増えてしまうこともあるので注意してください。
この記事の執筆者
小嶋 啓意
クルカ事業部 統括マネージャーを務める小嶋です。新卒から自動車業界一筋15年のキャリアがあります! 大学卒業後、某大手国内ディーラーの営業職を経て、クルカに入社しました。 自動車業界のキャリアの長さは社内屈指。「車といえば、小嶋さん」と社内で言われるレベルの車好き。車は三度の飯より大好きです! ディーラーや現職の営業経験を生かした車選びのご提案が得意です。長年の経験から、お客様にとって最適な1台をご用意いたします。 営業時代は商品のスペックを理解し、お客様に提案することをモットーにしましたので、自動車のスペックに精通しています。 弊社Youtubeチャンネルでは、車選びの知識やクルカで取り扱っている車種の解説もしています。 ぜひ車選びの参考にしてみてください! →YouTubeクルカ公式チャンネル
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